防食概論:塗料・塗装

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         塗膜品質の分類

 塗膜の品質は,一般的に次の特性で区分される。
 ① 塗膜の視覚特性
 塗膜の外観を特徴付ける“”,“艶(つや)”に関わる塗膜表面の特性,塗膜の色の安定性に影響する下地色の“隠ぺい性”などがある。
 
 ② 塗膜の機械的性質
 塗膜に求められる一般的な機械的性質には,塗膜の安定性に関わる“付着性”がある。塗膜用途別には,例えば,施工時,加工時の塗膜損傷に関わる“柔軟性”及び“耐衝撃性”,使用環境での“耐摩耗性”などがある。
 
 ③ 塗膜の化学的性質
 塗膜の使用環境として,一般的には,大気環境,水中環境,土壌環境,高温環境などに分けられる。液体との接触時間が長い環境で使用される塗膜には,“耐液体性”が求められる。また,一時的であっても高温にさらされる環境で使用する塗膜には,文字通り“耐加熱性”が求められる。
 
 ④ 塗膜の長期耐久性
 鋼橋などの社会資本で用いられる塗膜には,数十年以上の長期耐久が求められる。塗膜は,架設地の環境・気象条件,例えば,太陽光,風,温度,湿度,降雨,結露,大気汚染物質,飛来物質,吸着物質などの影響を受ける。
 
 一般的には,紫外線などによる有機高分子材料劣化を想定した“促進耐候性”や“促進耐光性”,濡れの影響を想定した“耐湿性”,濡れと環境汚染物質(飛来海塩,亜硫酸ガスなど)の相互作用を想定した“耐(複合)サイクル腐食性”,海塩の影響を強く受ける環境を想定した“耐中性塩水噴霧性”などがある。
 また,大気環境での使用を想定し,実環境で行う“屋外暴露耐候性”もある。

 

【塗膜劣化の評価】

 塗装試験片の状態を,客観的,的確に評価できるように,JIS 規格には,目視による試験結果の相互比較のための観察方法を規定している。
 
 JIS 規格で対象とする塗膜変状は,“塗膜膨れ(ふくれ)”,“塗膜表面,及び塗膜下のさび”,“塗膜表面の割れ”,“塗膜のはがれ”,及び“白亜化(はくあか)”である。
 塗膜変状の大きさと程度により“等級”の付け方が規定されている。

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