防食概論:塗料・塗装

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JIS K 5600-7-2 耐湿性

 耐湿性とは,塗膜の高湿度環境での塗膜の抵抗性で,高湿度環境での付着性,耐ふくれ性,腐食性などで評価する。
 耐湿性の試験方法は,塗膜への水の供給方法として,塗膜表面に結露が生じない程度の高湿度下で試験する方法,塗膜表面を結露させて試験する方法に分けられるが,結露させる方法が一般的に用いられている。
 塗膜のような有機高分子材料は,酸素や水を透過する。高湿度下に曝された塗膜は,吸湿による体積膨張膨潤)による内部応力の変化,透過した水蒸気が塗膜下界面に移動・蓄積することで界面付着性の変化,浸透圧差による塗膜膨れの発生などの現象に至る。
 この程度を比較評価するため,JIS試験法には,塗膜表面を常に濡れた状態にする「連続結露法」と結露と乾燥を繰り返す「不連続結露法」が規定されている。
 日本では,回転式の湿潤試験機を用いた連続結露法が一般的に用いられている。

 

【 JIS 試験規格概要:連続結露法

 JIS K 5600-7-2 :1999 「塗料一般試験方法−第 7 部:塗膜の長期耐久性−第 2 節:耐湿性(連続結露法)(Testing methods for paints−Part 7 : Long-period performance of film−Section 2 : Resistance to humidity (Continuous condensation))」
 なお,規格の詳細は,【塗料・塗装関連のJIS試験規格一覧】の JIS K 5600-7-2 で紹介する。
 【適用範囲】
 この規格は,塗膜,塗装系,及び類似の製品の,高湿度条件に対する耐久性を測定するための方法について規定する。
 この方法は木材,石こう及び石こうボードのような多孔性素地,又は金属のような非多孔性素材に塗装された塗膜に適用できる。
 この方法は,表面に連続結露が生じるような過酷な条件で得られる,もっともらしい性能の指標を与えるものである。
 この手順によって,塗装の劣化(膨れ,汚れ,軟化,しわ,ぜい化などを含む)及び素地の劣化を明らかにすることができるかもしれない。
 【序文】
 この規格は,1980 年に第 1 版として発行されたISO 6270 , Paints and varnishes−Determination of resistance to humidity (Continuous condensation)を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格に規定されていない規定項目を追加している。
 
 【項目一覧】
 1. 適用範囲
 2. 引用規格
 3. 種類
 4. 温度差固定式
 5. 回転式

 

【 JIS 試験規格概要:不連続結露法

 JIS K 5600-7-3 :1999 「塗料一般試験方法−第 7 部:塗膜の長期耐久性−第 3 節:耐湿性(不連続結露法)(Testing methods for paints−Part 7 : Long-period performance of film−Section 3 : Resistance to humidity (Intermittent condensation))」
 【適用範囲】
 この規格は,塗料,及び関連製品の単一塗膜,又は多層塗膜系の断続的な結露に対する抵抗を,標準状態のもとで測定する試験方法について規定する。
 この方法は多孔性及び非多孔性の素材上の塗膜の試験を含む。
 【序文】
 この規格は,1995 年に第 1 版として発行されたISO 11503 , Paints and varnishes−Determination of resistance to humidity (intermittent condensation)を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。
 【項目一覧】
 1. 適用範囲
 2. 引用規格
 3. 原理
 4. 必要な補族情報
 5. 装置
 6. 試料採取方法
 7. 試験板
 8. 手順
 9. 精度
 10. 試験報告
 附属書A(規定)必要な捕捉情報

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