防食概論:塗料・塗装

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         JIS K 5600-8-1 一般的な原則と等級

 塗膜劣化評価で採用される塗膜欠陥の分類,塗膜欠陥の等級分類の考え方と等級について,原則を規定する JIS 規格を紹介する。
 【 JIS 規格概要】
 JIS K 5600-8-1 :1999 「塗料一般試験方法−第 8 部:塗膜劣化の評価−第 1 節:一般的な原則と等級」Testing methods for paints−Part 8 : Evaluation of degradation of paint coatings−Section 1 : General principles and rating schemes
 【適用範囲】
 この規格は,塗膜の一般的な種類の欠陥の程度,量及び大きさを表示するための全般的なシステムを確立するとともに,欠陥の程度,量及び大きさの表示に関するシステムの基本的な原則の概説を示したものである。
 【序文(抜粋)】
 この規格は,1982 年に第 2 版として発行された ISO 4628-1 , Paints and varnishes−Evaluation of degradation of paint coatings −Designation of intensity, quantity and size of common types of defect−Part 1 : General principles and rating schemes を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。
 この規格は,塗料,及び関連製品の試料採取,及び試験に関する一連の規格の中の一つである。
 JIS K 5600-8-2 ~ JIS K 5600-8-6 は,特定の種類の欠陥の等級付けのための補助的な基準図版,又はその他の参照尺度を規定している。
 この規格は,塗膜の一般的な種類の欠陥を規定するとともに,特に老化,及び風化に起因する欠陥における欠陥の表示に関するシステムを概説している。
 【項目一覧】
 1. 適用範囲
 2. 引用規格
 3. 欠陥の程度及び量の表示
 4. 欠陥の大きさの評価
 5. 等級付け
 6. 試験報告
 
 【抜粋した情報:欠陥の種類と等級について】
塗膜欠陥の種類と評価(5種)
  膨れ:欠陥の大きさで評価
  さび:欠陥の大きさで評価
  割れ:欠陥ので評価
  はがれ:欠陥の面積大きさで評価
  白亜化変化の程度で評価
等級付けの原則
 欠陥の量(1~2dm2の試験表面に関して,局部的,不連続の欠陥)
  0 : なし,すなわち,判別できるような欠陥がない。
  1 : 極めてわずか,すなわち,やっと判別できる程度の変化。
  2 : わずか,すなわち,小さいか判別できる量の欠陥。
  3 : 中程度,すなわち,中程度の量の欠陥。
  4 : 重大,すなわち,著しい量の欠陥。
  5 : 甚大,すなわち,濃密なパターンの欠陥。
 欠陥の大きさ局部的,不連続の欠陥に対し,大きさの序列で評価)
  0 : 10倍に拡大しても視認できない。
  1 : 10倍に拡大してやっと視認できる。
  2 : 正常に補正された視力でやっと視認できる。
  3 : 正常に補正された視力ではっきり視認できる(径などが0.5mm以下)。
  4 : 径などが0.5~5mm
  5 : 径などが5mm以上
 欠陥の面積はがれで露出した個々の面積の平均の大きさで評価)
  0 : 10倍に拡大しても視認できない。
  1 : 1mmまで
  2 : 3mmまで
  3 : 10mmまで
  4 : 30mmまで。
  5 : 30mm以上。
  変化の程度一様な劣化に対し,認識できる程度で評価)
  0 : 無変化,すなわち,認められるような変化がない。
  1 : 極めてわずか,すなわち,やっと認められる程度の変化。
  2 : わずか,すなわち,明らかに認められる変化。
  3 : 中程度,すなわち,非常にはっきりと認められる変化。
  4 : 重大,すなわち,著しい変化。
  5 : 甚大,すなわち,激烈な変化。

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