防食概論:塗料・塗装

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         鏡面光沢度

 光沢とは,一般的には“つや”の有り無しで表現されるように,光の反射で特徴付けられる表面の性質である。
 鏡面光沢度とは,入射光に対して,等しい角度で計測した反射光について,基準面となるガラス板での結果に対する百分率で表わしたものである。
 塗膜の鏡面光沢度は,塗膜表面の樹脂の光屈折率のみならず,表面の平滑性などの影響を受ける。すなわち,初期性能のみならず,経時での樹脂劣化や表面平滑性の変化の評価にも用いられる。
 
 塗膜に関しては,JIS K 5600-4-7 :1999 「塗料一般試験方法−第 4 部:塗膜の視覚特性−第 7 節:鏡面光沢度(Testing methods for paints−Part 4 : Visual characteristics of film−Section 7 : Specular gloss)」で光沢度の測定法や基準面が規定されている。
 光沢度の一般的な測定法については,JIS Z 8741 :1997 「鏡面光沢度-測定方法(Specular glossiness−Methods of measurement)」で規定されている。

【JIS製品規格での扱い例】

 ここでは,JIS K 5516 「合成樹脂調合ペイント」,及びJIS K 5659 「鋼構造物用耐候性塗料」の品質項目“鏡面光沢度”を紹介する。
 鏡面光沢度の試験は,原則として,JIS K 5600-4-7 「鏡面光沢度」による。ただし,試験片は JIS 製品規格の規定によって作製し,測定角度は 60 度とする。
 
 【試験板】
 試験板は,溶剤洗浄によって調整したガラス板を用いる。ガラス板は,JIS R 3202 「フロート板ガラス及び磨き板ガラス」に規定する板ガラスとする。
 
 【試験片の作製】
 JIS K 5516 「合成樹脂調合ペイント」
 試料をガラス板(200×150×5mm)の片面に,すき間 100μmのフィルムアプリケータを用いて塗り付け,水平において 48 時間乾燥させたものを試験片とする。
 JIS K 5659 「鋼構造物用耐候性塗料」
 試験板(200×100×2mm)にすき間 150μmのフィルムアプリケータによって塗り付け,標準状態で 72 時間塗面を水平に置いたものを試験片とする。
 フィルムアプリケータの形状は,JIS K 5960 :「家庭用屋内壁塗料」の附属書 2(アプリケータ塗装)による。
 
 【試験方法】
 鏡面光沢度の試験方法は,JIS K 5600-4-7 「鏡面光沢度」によって,幾何条件 60°の反射率計を用いて鏡面光沢度を測定する。
 
 【評価及び判定】
 評価は,JIS K 5600-4-7 「鏡面光沢度」による測定の平均値を評価する。

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