防食概論:塗料・塗装

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         性能評価の考え方

 塗膜の特性評価に用いる試験規格は,JIS 製品規格の品質試験など一般的な塗膜の特性評価に用いる試験,及び塗膜の用途別で,要求される特殊な塗膜特性評価に用いる試験に分けられる。
 
 一般的な特性評価の試験は,塗膜形成後の初期状態を評価することで,定められた塗装方法,塗装条件で形成した塗膜が,所期の塗膜性状を有するかを確認するために用いられる。
 このため,JIS 製品規格では,必要最小限の性能確認を目的とした試験条件が採用されている。
 
 塗装の用途によって,塗膜に対する要求性能がそれぞれ異なる。それらを評価しようとした場合には,塗料の JIS 製品規格に規定する試験項目や試験条件では不十分な場合が多い。
 そこで,それぞれの用途に応じた試験項目,及び試験条件が採用される。この中で,適用事例が多く,比較的広い分野で活用できるものは,JIS 試験規格として規定されている。
 
 しかし,性能の限界を評価しようとした場合など,JIS 製品規格で規定する試験条件では不十分なため,一般的には,事業者間の取り決めなど,団体規格などで対応される。
 さらに,JIS 試験規格化が困難な「酸化剤を用いた複合サイクル腐食試験」,「温度勾配膨れ試験」,「熱衝撃試験」など特殊な目的の試験に関しても団体規格などで対応される。

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