防食概論:塗料・塗装

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         金属溶射+塗装

 【適用範囲】便覧 Ⅱ-40ページ)
 金属溶射された部材についても,溶融亜鉛めっき部材と同様に様々な目的で塗装を施工する場合がある。
 例えば,景観上の対策が求められる場合や,腐食性環境で塗装を併用することによって金属溶射皮膜の長寿分化を図ることができる。
 金属溶射面は,多孔質なため。そのまま塗装すると塗膜にピンホールが生じやすい。従って,塗装に際して封孔処理を確実に施すことが必須である。また,表面の凹凸が多いので,高い景観性能(平滑性)は期待できない。
 
 【塗装仕様】
 
 原板(製鋼工場)
 【素地調整】
 ブラスト処理
 除錆度:ISO Sa2 1/2,表面粗さ:10 点平均粗さ 80μmRzJIS 以下
 【プライマー】
 ブラスト処理後 4 時間以内
 無機ジンクリッチプライマー:使用量 160g/m2(膜厚 15μm)
 プライマーの膜厚は総合膜厚に加えない。
 
 橋梁製作工場
 【2 次素地調整】
 目的:溶射被膜の密着性確保のため,表面の粗面化を図る。
 ブラスト処理
 除錆度: ISO Sa2 1/2,表面粗さ:10 点平均粗さ 50μmRzJIS 以下
 又は,
 粗面化処理
 表面粗さ: 10 点平均粗さ 80μmRzJIS 以下
 
 【金属溶射】
 最小皮膜厚さ:100μm以上
 【下塗り】
 ① ミストコート(エポキシ樹脂塗料下塗の50%希釈):十分な量を使用(膜厚-μm)
 ② ミストコート塗装後 1 日以上 10 日以内
 エポキシ樹脂塗料下塗:使用量 540g/m2(膜厚 120μm)
 【中塗り】
 下塗り塗装後 1 日以上 10 日以内
 ふっ素樹脂塗料用中塗:使用量 170g/m2(膜厚 30μm)
 【上塗り】
 塗装後 1 日以上 10 日以内
 ふっ素樹脂塗料上塗:使用量 140g/m2(膜厚 25μm)
 
 【備考】
 構造上,施工上の制約で溶射ができない部位,素地が露出する溶射欠陥部などは, 無機ジンクリッチペイントで補修する。

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