防食概論:塗料・塗装

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         隠ぺい率

 JIS K 5500 「塗料用語」では,隠ぺい率(contrast ratio)とは,“塗料が下地の色の差を覆い隠す度合”と定義されている。すなわち,下塗り塗膜を覆う中塗り塗料,及び中塗り塗膜を覆う上塗り塗料に求められる品質である。
 黒と白とに塗り分けて作った下地の上に,同じ厚さに塗ったときの,塗膜の 45 度,0 度拡散反射率,又は三刺激値 Y の比で表わす。
 
 次には,JIS K 5659 「鋼構造物用耐候性塗料」に規定される隠ぺい率測定試験(三刺激値測定)の概要を紹介する。
 
 試験概要
 a) 試験片の作製
 JIS K 5600-4-1 :1999 「塗料一般試験方法−第 4 部:塗膜の視覚特性−第 1 節:隠ぺい力(淡彩色塗料用)Testing methods for paints−Part 4 : Visual claracteristics of film−Section 1 : Hiding power (for light-coloured paints)」に規定する,隠ぺい率試験紙を平らなガラス板の上に水平に固定し,すき間 150μmのフィルムアプリケータによって塗り付け,72 時間塗面を水平に置いたものを試験片とする。
 試験片は 2 枚作製する。フィルムアプリケータの形状は,JIS K 5960:2003 「家庭用屋内壁塗料(Household paint for interior wall)」の附属書 2(アプリケータ塗装)による。
 
 b) 試験方法
 隠ぺい率の試験方法は,JIS K 5600-4-1の方法 B(隠ぺい率試験紙)による。試験片の白地部分黒地部分の塗膜の各 4 か所について,JIS Z 8722:2009 「色の測定方法−反射及び透過物体色(Methods of colour measurement-Reflecting and transmitting objects)」による三刺激値 Y を測定し,それぞれの平均値 YW (白地上)及び YB (黒地上)を求める。
 
 c) 評価,及び判定
 評価は,4 か所の平均値 YW ,及び YB から,2 枚の試験片の隠ぺい率 YB/YW を百分率で計算後,2 枚の平均値を算出し,JIS Z 8401:1999 「数値の丸め方(Guide to the rounding of numbers)」によって整数 2 けたに丸めた数字を隠ぺい率とする。

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