防食概論:塗料・塗装

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         付着性

 JIS K 5500 「塗料用語」では,付着性(adhesive property, adhesion)とは,“塗膜が下地面に付着して離れにくい性質”と定義されている。
 すなわち,防食塗装の場合には,素地に直接接触する下塗り塗料に求められる品質である。
 
 次には, JIS K 5551 「構造物用さび止めペイント」に規定される試験の概要を紹介する。
 試験概要
   a) 試験片
 塗膜の外観に適合した試験片をさらに 5 日間乾燥して用いる。
 
   b) 試験方法
 付着性の試験方法は,JIS K 5600-5-6:1999 「塗料一般試験方法−第 5 部:塗膜の機械的性質−第 6 節:付着性(クロスカット法)Testing methods for paints− Part 5 : Mechanical property of film−Section 6 : Adhesion test (Cross-cut test)」の(手順)によって,規定の工具を用い,格子状に切り込みを入れる。
 格子のパターンは,2mm 間隔で各方面にそれぞれ 6 本の切り込みを入れ,升目の数を 25 とする。切り込みを入れた面に粘着テープを圧着した後,引きはがし,目視で塗面を観察する。
 
   c) 評価及び判定
 評価は,目視によって行い,判定は JIS K 5600-5-6 の表 1(試験結果の分類)を適用する。
  JIS K 5551 「構造物用さび止めペイント」の合格判定は,A 種の場合には分類 0 とし,B 種,及び C 種の場合には分類 1,又は分類 0 とする。
 分類 0 : カットの縁が完全に滑らかで,どの格子の目にもはがれがない。
 分類 1 : カットの交差点における塗膜の小さなはがれ。クロスカット部分で影響を受けるのは,明確に 5 %を上回ることはない。
 
【参考】
 格子状に切り込みを入れ,テープ剥離により付着性を評価するJIS K 5600-5-6(クロスカット法)は,一般的には,碁盤目試験と呼ばれている。

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