防食概論:塗料・塗装

 技術用語関連のページ探しは
    “キーワード索引”

 関連機関へのリンク,防食関連書籍は
    “お役立ち情報”

  ☆ “ホーム” ⇒ “腐食・防食とは” ⇒ “塗料・塗装” ⇒

         試験準備

 塗料の品質試験・評価全般に共通する試料・試験場所の準備,試験片の作成について紹介する。
 
 【サンプリング】
 試験用試料のサンプリングは,JIS K 5600-1-2:2002「塗料一般試験方法−第1部:通則−第2節:サンプリング(Testing methods for paints−Part 1 : General rules−Section 2 : Sampling)」に従い,試料のJIS K 5600-1-3:1999「塗料一般試験方法−第1部:通則−第3節:試験用試料の検分及び調整(Testing methods for paints−Part 1 : General rule−Section 3 : Examination and preparation of samples for testing)」による。
 
 【試験の場所】
 養生及び試験
 JIS K 5600-1-6:1999「塗料一般試験方法−第1部:通則−第6節:養生並びに試験の温度及び湿度(Testing methods for paints−Part 1 : General rule−Section 6 : Temperatures and humidities for conditioning and testing)」の(標準条件)に規定する“温度23±2℃,相対湿度50±5%”で“直射日光を受けず,養生及び試験に影響を与えるガス,上記,ほこりなどがなく,通風の少ない室内”とする。ただし,試験項目により他の条件を使用する場合は,それぞれの試験項目の規定に従う。
 観察のときの光源
 JIS K 5600-4-3:1999「塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第3節:色の目視比較(Testing methods for paints−Part 4 : Visual characteristics of film−Section 3 : Visual comparison of the colour of paints)」の(自然昼光照明)の拡散昼光による。ただし,(色観察ブースの人工照明)に規定する観察ブースを用いても良い。

【試験片の作製】

 【試験板】
 JIS G 3141 「冷間圧延鋼板及び鋼帯」に規定する SPCC-SB の鋼板とし,JIS K 5600-1-4:2004「塗料一般試験方法−第1部:通則−第4節:試験用標準試験板(Testing methods for paints - Part 1:General rule - Section 4: Standard panel for testing)」の(研磨による調整)を行った鋼板を用いる。
 研磨による調整に用いる研磨紙は,JIS R 6253:2006「耐水研磨紙(Waterproof abrasive papers)」に規定する耐水研磨紙P280を用いる。
 
 【試料の調整】
 1 液形塗料の場合は,かくはんし均一の液体とする。
 多液形塗料の場合には,一般的には,各液をかくはんし均一液体とした後,製造業者が指定する混合比率で混合し,更にかくはんによって均一とする。
 必要があれば,製造業者の指定するシンナーを用いて薄めてもよい。
 試料の使用に際し,指定された養生時間と可使時間を厳守する。例えば,JIS K 5551 エポキシ樹脂系塗料では,“製造業者の指定する比率で混合し, 30分間置いた後,塗装直前によく攪拌し直ちに塗り,混合から 5時間を経過した物を試験に用いてはならない”としている。
 
 【試料の塗り方】
 試料の塗り方は,試験板の片面に吹付け塗り(エアスプレー塗り) 1 回とする。
 膜厚7日間乾燥後に測定し,規定する厚み範囲(JIS K 5551 : A 種で 25μm~35μm,B 種,及び C 種で 55μm~ 65μm,JIS K 5659 : 中塗り 25~35μm,上塗りで 20~30μm)になるようにする。
 膜厚の測定方法は,他に規定がないときは,JIS K 5600-1-7:1999「塗料一般試験方法−第1部:通則−第7節:膜厚(Testing methods for paints−Part 1 : General rule−Section 7 : Determination of film thickness)」に規定する方法No.6(磁気法)又はNo.7(渦電流法)による。
 
 【乾燥方法】
 乾燥方法は,他に規定がないときは,JIS K 5601-1-1:1999「塗料成分試験方法−第1部:通則−第1節:試験一般(条件及び方法) Testing methods for paint components Part 1 : General rule−Section 1 : Common test conditions for paint components」の(自然乾燥の場合)による。
 
 【試験片の周辺塗り包み】
 試験片の周辺塗り包みが必要なときは,表面に試料を塗り 24 時間置いた後同じ塗料裏面及び周辺を試験に影響を与えないように塗り包む。

 ページのトップへ