防食概論:塗料・塗装

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         加熱残分

 JIS K 5500では,加熱残分(solid content, nonvolatile content, non-volatile matter content)とは,“塗料を一定条件で加熱したときに,塗料成分の一部が揮発,又は蒸発した後に残ったものの質量の,元の質量に対する百分率”と定義されている。
 一般的には,残分は,ビヒクル(展色材)中の不揮発物,又はこれと顔料と考えられる。
 乾燥前の塗膜の厚み(ウェット膜厚という)を計測し,乾燥後の塗膜厚みを推定する際に必要な情報である。また,塗装単位面積当たりの大気に放出される VOC (揮発性有機化合物)の量を推定する際の参考になる情報でもある。
 
 試験条件
 混合塗料中の加熱残分の試験は,JIS K 5601-1-2:2008「塗料成分試験方法−第1部:通則−第2節:加熱残分(Testing methods for paint components-Part 1: General rule-Section 2: Determination of non-volatile matter content)」による。JIS製品規格で特に定めがない場合は,JIS K 5601-1-2 で塗料種別ごとに定める加熱温度,加熱時間,及び試料量の条件を用いる。
 例えば,自然乾燥塗料は,試料量 1±0.1g,105℃で 60分加熱,合成樹脂焼付塗料では,試料量 1±0.1g,125℃で 60分加熱などである。
 製品規格に定めのある例として,JIS K 5553 「厚膜形ジンクリッチペイント」,2 種(厚膜形有機ジンクリッチペイント)では,試験条件を加熱温度 105± 2℃,加熱時間 3 時間と定めている。
 
 試験概要
 規定された皿に,規定量の試料を取りいれ,塗料別に規定する温度,時間で乾燥させる。乾燥操作前後の質量変化から塗料の加熱残分を計算する。

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