防食概論:塗料・塗装

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         塗膜副要素(添加剤)

 塗膜副要素(additives)は,添加剤ともよばれ,塗料,塗膜の特性制御,塗装作業性改善のための薬剤などをいう。
 添加剤には,その目的により,硬化剤(硬化触媒や乾燥剤ともよばれ,塗膜形成要素の硬化剤とは区別される),可塑剤,レベリング剤,たれ防止剤,皮張り防止剤,沈降防止剤,増粘剤,顔料分散剤,防腐剤,艶消し剤など多くの化合物が用いられる。
 次に代表的な添加剤を紹介する。
 
 硬化剤
 焼付形塗料の硬化促進作用や低温焼付硬化を可能にする硬化触媒,酸化重合反応の促進触媒として働く金属ドライヤーに大別される。
 硬化触媒には,ジ・ノニル・ナフタレン・ジスルホン酸(DNNDSA),りん酸系などがあり,焼付形の産業機械用塗料,自動車用塗料,食缶用塗料などで用いられている。
 金属ドライヤーは,金属石鹸の形態を持ち,有機部分が展色剤中への溶解作用を示し,金属部分が乾性油の酸化や重合促進触媒として働く。
 アルキド樹脂(フタル酸樹脂)には,ナフテン酸鉛やナフテン酸ジルコニウムなどが用いられている。過去には鉛系材料が主流であったが,近年の鉛フリー塗料ではジルコニウム系の採用が一般的になっている。
 
 可塑剤
 塗膜の柔軟性付与を目的に,フタル酸ジメチルなどフタル酸エステル化合物などが用いられる。
 可塑剤は,塗料のみならず,塩化ビニル(シート,電線被覆,はき物),合成ゴム,印刷インキや接着剤など多くの有機材料を対象に,数多くの材料が知られている。
 
 消泡剤
 塗料攪拌時や塗装時の泡立ち防止や塗膜硬化時に泡の残存,ピンホール発生を防止する目的で活用される。
 消泡剤としては,ビニルエーテル(共)重合物,アクリル重合物,ポリオレフィン重合物,ポリブタジエン重合物,(変性)シリコーン,表面処理シリカ,ふっ素ポリマーなどが知られている。
 
 レベリング剤
 塗料を塗付けた後,硬化するまでの間に,塗膜の流動と塗膜表面の平滑化を促す目的で添加される。
 レベリング剤としては,(変性)シリコーン,界面活性剤などが用いられる。

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