防食概論:塗料・塗装

  ☆ “ホーム” ⇒ “腐食・防食とは” ⇒ “塗料・塗装” ⇒

         耐海水性

 ここでは, JIS K 5516 「合成樹脂調合ペイント」 2 種上塗り用(大型鉄鋼構造物用)の品質項目“耐海水性”を紹介する。
 
 【試験板】
 試験板は,鋼板(150mm×50mm×0.8mm)とする。
 
 【試験片】
 試験板 2 枚の両面に,JIS K 5622 「鉛丹さび止めペイント」の 2 種を塗付け量 100cm2当たり 0.3±0.05 mlで,はけ塗りで 1 回塗る。
 24 時間放置後,試験板の片面に中塗り用塗料をはけ塗りで 1 回塗り,24 時間後,更に上塗り用塗料をはけ塗りによって 1 回塗り重ねる。
 24 時間後,試験片の周辺約 5mmと裏面を下塗りに用いたさび止めペイントで塗り包み, 6 日間置いて試験片とする。
 なお,下塗りに用いるさび止めペイントは,JIS K 5622 「鉛丹さび止めペイント」の2種の代わりに,JIS K 5623 「亜酸化鉛さび止めペイント」の 2 種,JIS K 5624 「塩基性クロム酸鉛さび止めペイント」の 2 種,JIS K 5625 「シアナミド鉛さび止めペイント」の 2 種のいずれかを,製造業者の指定によって用いてもよい。この場合は,塗付け量は 100cm2当たり 0.4±0.05mlとする。
 
 【操作】
 操作は, JIS K 5600-6-1 「耐液体性(一般的方法)」の方法 1(浸せき法)手順 A (単一の液相を使用)によるほか,次による。
 a) 容器を用意し,約 150mm の深さまで塩化ナトリウム溶液 (30g/L)を入れて,温度を 23±2℃に保つ。
 b) 塩化ナトリウム溶液の中に試験片を糸でつるして約 120mmの深さまで浸し,48 時間保つ。
 c) 48 時間浸せきした後,試験片を取り出し,流水で洗い,立て掛けて一般状態で 2 時間放置した後,目視によって塗膜を調べる。ただし,試験片の周辺及び液面から幅約 10mm以内の塗膜は,観察の対象外とする。
 
 【判定】
 試験片 2 枚の塗膜に,膨れ,さび,割れ及びはがれを認めないときは,“塩化ナトリウム溶液に浸しても異常がない。”とする。

 このページの“トップ”