防食概論:塗料・塗装

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         新設・箱桁内面添接部用塗装系 WW

 【適用範囲】指針 Ⅰ-解-10 ページ)
 新設時の箱桁・箱型部材内の添接板表面に適用する塗装系 WW である。箱桁・箱型部材内の添接板の塗装は,現場で架設後に適用されるため,密封環境での塗装となる。
 密閉状態に近い条件で溶剤型塗料を用いる場合には,溶剤の防爆対策(体積容量で 1~ 10%程度が爆発限界になる)が必須となる。
 過去に様々な事故例から一般的な溶剤の添加がなく,はけ・ローラ塗り可能な塗料として,無溶剤型タールエポキシ樹脂塗料が開発され,その後に着色が可能な無溶剤型変性エポキシ樹脂塗料が開発された。
 
 【塗装仕様】
 
 原板(製鋼工場)
 【素地調整】
 ブラスト処理
 除錆度: ISO Sa2 1/2 以上,表面粗さ: 10点平均粗さ 80μmRzJIS 以下
 【プライマー】
 ブラスト処理後 3 時間以内
 無機ジンクリッチプライマー: 使用量 160g/m2(膜厚 15μm)
 
 橋梁製作工場
 【 2 次素地調整】
 ブラスト処理
 除錆度: ISO Sa2 1/2 以上,表面粗さ: 10点平均粗さ 70μmRzJIS 以下
 
 【添接板表面】
 ブラスト処理後 3 時間以内
 厚膜型無機ジンクリッチペイント: 使用量 700g/m2(膜厚 75μm)
 
 架設現場
 【素地調整】
 さび(鋼のさび)の発生している部分は,動力工具,手工具等で除去
 除錆度: ISO St3 以上
 【下塗り】
  素地調整後その日のうち
 無溶剤型変性エポキシ樹脂塗料: 使用量 300g/m2(はけ塗り)
  ①塗装後 2日以上,7日以内
 無溶剤型変性エポキシ樹脂塗料: 使用量 300g/m2(はけ塗り)
 【中塗り】
 なし
 【上塗り】
 なし
 
 【備考】
 無溶剤型塗料とはいえ,若干の揮発成分が含まれるので,防爆対策に留意するとともに,作業者の健康のためにも箱桁内の換気を行うこと。
 また,無溶剤型とするため,液状エポキシ樹脂を多く使用している。このため,作業者の体質によってはアレルギー反応を示す場合もあるので,塗装作業に当たっては,作業者の防護(防護服,マスクなど)に配慮しなければならない。

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