防食概論:塗料・塗装

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         構造物用さび止めペイント

 JIS K 5551 「構造物用さび止めペイント」の適用範囲は,橋りょう(梁),タンク,プラントなどの鋼構造物,及び鉄,鋼,ステンレス鋼,アルミニウム,アルミニウム合金の建築などの金属部分の塗装に用いる構造物用さび止めペイントについて規定する。
 種類
 厚みと材料種の違いで,A種,B種,及びC種の 3種に分けられる。
 A 種
 反応硬化形エポキシ樹脂系塗料で,膜厚が約 30μmの標準形塗料である。主に鋼構造物及び建築金属部の防せい(錆)に用いられる。
 B 種
 反応硬化形エポキシ樹脂系塗料で,膜厚が約 60μmの厚膜形塗料である。主に鋼構造物の長期防せい(錆)に用いられる。
 C 種
 反応硬化形変性エポキシ樹脂系,又は反応硬化形変性ウレタン樹脂系塗料で,標準の膜厚が約 60μmの厚膜形塗料である。主に鋼構造物の長期防せい(錆)に用いられる。
 なお,C 種は,常温環境下で施工する C種 1号,及び低温環境下で施工する C種 2号に分けられる。
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 JIS K 5551 では,塗料の成分として,鉛化合物,及びクロム化合物を含まないことを明確にするため,鉛とクロムの含有量を規定している。
 塗料の性状については,容器の中での状態を規定している。
 塗装作業に関連しては,塗装作業性,半硬化乾燥性(乾燥時間),ポットライフ,たるみ性が規定されている。
 塗膜形成機能として,塗膜の外観,上塗り適合性,耐衝撃性が規定されている。
 塗膜の性能や耐久性については,付着性,耐アルカリ性,耐揮発油性,耐熱性,サイクル付着性,屋外暴露耐候性が規定されている。


JIS K 5551構造物用さび止めペイント
  項  目   A 種  B 種  C1 種  C2 種
  容器の中での状態    かき混ぜたとき,堅い塊がなくて一様になる。 
  半硬化乾燥性    半硬化乾燥している。(常温 16時間)    低温 24時間 
  塗装作業性    支障がない。 
  塗膜の外観    正常である。 
  ポットライフ    23℃ 5時間    5℃ 5時間 
  たるみ性    ―    たるみがない。(すき間200μmで流れがない) 
  上塗り適合性    支障がない。(中塗り塗料を塗り付けて,作業性,外観などを評価) 
  耐衝撃性    割れ及びはがれがない。(デュポン式300g,500mm) 
  付着性    分類 0    分類 ,1又は分類 0(JIS K 5600-5-6) 
  耐アルカリ性    異常がない。    ― 
  耐揮発油    異常がない。    ― 
  耐熱性    ―    外観が正常である。試験後の付着性試験で分類 2,分類 1,又は分類 0 
  サイクル腐食性    さび,膨れ,割れ及びはがれがない。(120サイクル) 
  塗膜中の鉛の定量
(質量分率%) 
  0.06以下 
  塗膜中のクロムの定量
(質量分率%) 
  0.03以下 
  屋外暴露耐候性    さび,膨れ,割れ及びはがれがない。(24か月) 

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