防食概論:塗料・塗装

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         手工具

 現場の塗替え塗装前の素地調整(ケレンともいう)では,古くから手工具を用いた作業が行われていた。手工具を用いた作業は,動力工具を用いた作業に比較し,効率は低いが,動力工具では処理できない狭あい部や凹凸の激しい腐食個所の処理ができるため,現在でも動力工具と手工具の併用が作業の基本となっている。

主な手工具の例

主な手工具の例

 次に,実作業で用いられる主な手工具の特徴を紹介する。実施工では,工具の特性を理解し,対象物の状態に応じ適切に工具を選択しなければならない。
 
力棒(スクレーパー)
 平面部の劣化旧塗膜や凹凸の大きくない浅いさびの除去に用いられる。
 スクレーパーは,旧塗膜の活膜判定(塗膜の環境遮断性,及び付着性が保持された容易に剥離しない旧塗膜)なのか,劣化塗膜なのかの定性的な判定(容易に剥離するか否)にも用いられる。
 これは,後述のディスクサンダーやカップワイヤーなどの動力工具では,塗膜に大きなせん断力が加わらいため,付着の弱い旧塗膜も除去されずに残るが,スクレーパーの作業では,塗膜にせん断力が加わり,付着性の低下した塗膜が比較的容易に剥離できるためである。
細のみ
 狭あい部,細部及びアングル等の曲面部の劣化旧塗膜や凹凸の大きくない浅いさびの除去に用いられる。
鋲かき
 リベット頭,ボルト・ナット部の劣化旧塗膜や凹凸の大きくない浅いさびの除去に用いられる。
ケレンハンマー
 先端を鋭角に仕上げたハンマーで,凹凸の大きい,深いさびの除去に用いられる。
ワイヤブラシ
 素地調整の仕上げ,粉化物の除去に用いる。
ダスタばけ
 素地調整面の清掃に用いる腰の強い毛の刷毛(棕櫚刷毛)である。

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