防食概論:塗料・塗装

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         箱げた構造等・内面用塗装系

 【適用範囲】便覧 Ⅱ-33ページ)
 箱げた鋼製橋脚などの内面は,塗替え塗装が困難なので耐久性に優れた塗装系を適用することがよい。
 箱げたや鋼製橋脚などの閉断面部材の内面は外部環境の腐食作用を受けることは少ないが,結露や漏水等により部材内に滞水した水により鋼材が腐食しやすい。
 また,部材内面は塗膜の点検機会が少なく塗替えも容易でないので,耐水性に優れた内面用変性エポキシ樹脂塗料を厚く塗付して塗膜の防食効果を長期間維持できる塗装系を適用することがよい。内面の色相は点検時の照明効果を良くするため明色仕上げすることがよい。
 
 【塗装仕様】
 
 原板(製鋼工場)
 【素地調整】
 ブラスト処理
 除錆度:ISO Sa2 1/2,表面粗さ:10 点平均粗さ 80μmRzJIS 以下
 【プライマー】
 ブラスト処理後 4 時間以内
 D-5 塗装系
 無機ジンクリッチプライマー:使用量 160g/m2(膜厚 15μm)
 D-6塗装系
 長ばく形エッチングプライマー:使用量 130g/m2(膜厚 15μm)
 プライマーの膜厚は総合膜厚に加えない。
 
 橋梁製作工場
 【 2 次素地調整】
 動力工具処理
 除錆度:ISO St3,表面粗さ:規定なし
 
 【下塗り】
 D-5 塗装系,D-6 塗装系
  ブラスト処理後 4 時間以内
 変性エポキシ樹脂塗料内面用:使用量 410g/m2(膜厚 120μm)
  ①塗装後 1 日以上,10 日以内
 変性エポキシ樹脂塗料内面用:使用量 410g/m2(膜厚 120μm)
 【中塗り】
 なし
 【上塗り】
 なし
 
 【備考】
 塗料使用量は,スプレー塗りの場合を示す。一般外面に A-5 塗装系を用いた場合は D-6 塗装系を,C-5 塗装系を用いた場合は D-5 塗装系を用いる。

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