防食概論:塗料・塗装

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          JIS K 5600-7-7 促進耐候性

 促進耐候性は,環境因子繰り返し性の一種で,太陽光を模擬した紫外線灯と塗膜表面の濡れ・乾燥条件下で,主に上塗り塗膜の表面変化(色,光沢,白亜化)に対する抵抗性を評価する。
 評価試験法は,直接暴露による塗膜表面の変化を試験室内で模擬・促進することを狙って開発された。しかし,直接暴露の各種要因の相互作用を考慮していないため,直接暴露とは様相の異なる結果となるケースが多く,直接暴露の促進になっていないというのが統一見解である。
 この試験結果の解釈では,“塗膜の耐候性と相関がある”と結論するのは危険であることを認識しておかなければならない。
 
 促進耐候試験は,使用する光源別に分けられ,一般的には,カーボンアーク灯,キセノンアーク灯,紫外線蛍光灯,及びメタハライド灯が知られている。
 塗膜の促進耐候試験では,“キセノンランプ法”,及び“紫外線蛍光ランプ法”が JIS 試験規格で規定されている。

 

【キセノンランプ法】

 JIS K 5600-7-7 :2008 「塗料一般試験方法−第 7 部:塗膜の長期耐久性−第 7 節:促進耐候性及び促進耐光性キセノンランプ法(Testing methods for paints−Part 7 : Long-period performance of film−Section 7 : Accelerated weathering and exposure to artificial radiation (Exposure to filtered xenon-arc radiation))」,詳細は,【塗料・塗装関連の JIS 試験規格一覧】の JIS K 5600-7-7 で紹介する。
 【適用範囲】
 この規格は,光源としてキセノンアークランプを用いた促進試験装置内で,水及び水蒸気の作用を含めて,促進耐候性試験,又は促進耐光性試験によって,塗膜を暴露する方法について規定する。
 この試験方法では,試験前,試験中,及び試験後の選択した要因を比較測定することによって,個別に評価することができる。
 この規格は,試験の最も重要な要因,及び暴露装置の条件を規定する。
 【序文】
 この規格は,2004 年に第 2 版として発行された ISO 11341 を基に,技術的内容,及び対応国際規格の構成を変更することなく作成した日本工業規格である。
 【項目一覧】
 1. 適用範囲
 2. 引用規格
 3. 用語及び定義
 4. 原理
 5. 必要な補足事項
 6. 装置
 7. サンプリング
 8. 試験片の作製
 9. 手順
 10. 老化現象の評価
 11. 試験報告書
 附属書 A (規定)必要な捕捉情報
 附属書 B (参考)水平面全天分光放射照度及び窓ガラスの分光透過率の表
 
 【老化現象の評価(抜粋)】
 評価の方法は, JIS K 5600-8-1 ~ JIS K 5600-8-6 「塗料一般試験方法−第 8 部:塗膜劣化の評価」シリーズ による。
 受渡当事者間の協定がない限り,試験の中間段階で試験片を洗浄したり,磨いたりしてはならない
 試験の最終段階で,塗膜の特性を測定する表面を洗浄するか洗浄しないか,又は磨くか磨かないかは,受渡当事者間で協定する。

 

【紫外線蛍光ランプ法】

 JIS K 5600-7-8 :1999 「塗料一般試験方法−第 7 部:塗膜の長期耐久性−第 8 節:促進耐候性紫外線蛍光ランプ法(Testing methods for paints−Part 7 : Long-period performance of film−Section 4 : Humidity and cool-heat cycling test)」
 【適用範囲】
 この規格は,蛍光紫外線,及び水凝縮,又は水噴霧発生装置を用いて,塗膜の促進耐候性を測定するための試験方法を規定する。
 備考:蛍光ランプによって発生される紫外線は,自然の太陽光の紫外部だけを再現する結果,試験片は(太陽光)スペクトルのうち,狭いが破壊的な部分にさらされる。
 なお,太陽光に比べて可視部及び赤外部放射のエネルギーを欠いているため,試験片は,実用上起こるような雰囲気温度以上に加熱されない
 【序文(抜粋)】
 この規格は,1997 年に発行された ISO/FDIS 11507 , Paints and varnishes−Exposure of coatings to artificial weathering −Exposure to fluorescent UV and water を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。
 自然暴露中に生じる老化過程を再現するために,試験室において,塗料及び関連製品を促進暴露試験に供する。一般に,多くの要因が影響するために,促進耐候試験,及び自然暴露中に生じる老化間に確実な相関関係がある期待することはできない
 【項目一覧】
 1. 適用範囲
 2. 引用規格
 3. 定義
 4. 原理
 5. 必要な捕捉情報
 6. 装置
 7. 試料採取
 8. 試験片
 9. 手順
 10. 校正
 11. 試験板の検査
 12. 精度
 13. 試験報告
 附属書 A (規定)必要な捕捉情報

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