防食概論:塗料・塗装

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         一般外面・塗装系 G,T

 【適用範囲】
 塗装系 G,T は,一般環境で旧塗装系 B の塗り替え周期延伸を目的に適用される長期防錆型塗装系として,多くの実績がある。
 塗装系 G と Tは,上塗り塗料のみが異なり,防食性能は同等である。上塗り塗料は,塗装系 G が厚膜型変性エポキシ樹脂塗料,塗装系 T で厚膜型ポリウレタン樹脂塗料である。従って,耐光性は塗装系 G より塗装系 T が優れている。
 エポキシ樹脂塗膜は,フタル酸樹脂塗膜やポリウレタン樹脂塗膜に比較して,耐紫外線性が低いため,早期の色変化や白亜化が生じる。そこで,塗装系 G は,紫外線の影響が少なく,景観性を期待しない場合に,塗装系 T は,ある程度の景観性能を期待する場合に用いられる。
 屋外で使用した場合に,塗膜は太陽光の影響で減耗する。その減耗量は,厚膜型変性エポキシ樹脂系塗膜では,直射日光の当たる南面 30°(暴露試験片)で年間 6~ 8μm,南面垂直面で 3~ 4μmほど,日射を受けない部材面で年間 数μm程度の塗膜減耗に至る。ポリウレタン樹脂塗膜では,日射を受ける南面で年間 1~ 2μm,日射を受けない部材面で年間 ~ 1μm程度の減耗量と想定される。

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【塗装系 G 】

 塗装系 G は,厚膜型変性エポキシ樹脂系塗料仕上げである。エポキシ樹脂は紫外線で劣化し塗膜が減耗する。減耗量は,20年程度で塗膜約 1~ 2層分となる。このため,塗替え塗装時に,活膜部の厚み増加量を抑えられ,複数回の塗り替え塗装で過大膜厚になるまでの期間を長くできるメリットがある。
 【塗装仕様】
 【素地調整】
 替ケレン-1,2,3 (一般環境: 動力・手工具で除錆度-3 以上,腐食性環境: 腐食部の部分ブラストを推奨)
 替ケレン-4 (研磨紙等での面粗し)
 【下塗り】
  素地調整後その日のうち(替ケレン-1 全面塗装,替ケレン-2,3,4 鋼露出部のみの補修塗装)
 厚膜型変性エポキシ樹脂系塗料: 使用量 200g/m2(刷毛・ローラ塗り)
  ①塗装後 1日以上,7日以内(替ケレン-1,2,3 全面塗装,替ケレン-4 鋼露出部のみの補修塗装)
 厚膜型変性エポキシ樹脂系塗料: 使用量 200g/m2(刷毛・ローラ塗り)
  ②塗装後 1日以上,7日以内(替ケレン-1,2,3,4 全面塗装)
 厚膜型変性エポキシ樹脂系塗料: 使用量 200g/m2(刷毛・ローラ塗り)
 【中塗り】
 なし
 【上塗り】
 下塗り塗装後 1日以上,7日以内(替ケレン-1,2,3,4,全面塗装)
 厚膜型変性エポキシ樹脂系塗料上塗:使用量 200g/m2(刷毛・ローラ塗り)

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【塗装系 T 】

 塗装系 Tは,塗装系 Gと同様の適用範囲で,ある程度の景観性を期待する場合に適用できる。
 【塗装仕様】
 【素地調整】
 替ケレン-1,2,3 (一般環境: 動力・手工具で除錆度- 3 以上,腐食性環境: 腐食部の部分ブラストを推奨)
 替ケレン-4 (研磨紙等での面粗し)
 【下塗り】
  素地調整後その日のうち(替ケレン-1 全面塗装,替ケレン-2,3,4 鋼露出部のみの補修塗装)
 厚膜型変性エポキシ樹脂系塗料: 使用量 200g/m2(刷毛・ローラ塗り)
  ①塗装後 1日以上,7日以内(替ケレン-1,2,3 全面塗装,替ケレン-4 鋼露出部のみの補修塗装)
 厚膜型変性エポキシ樹脂系塗料: 使用量 200g/m2(刷毛・ローラ塗り)
  ②塗装後 1日以上,7日以内(替ケレン-1,2,3,4全面塗装)
 厚膜型変性エポキシ樹脂系塗料: 使用量 200g/m2(刷毛・ローラ塗り)
 【中塗り】
 なし
 【上塗り】
 下塗り塗装後 1日以上,7日以内(替ケレン-1,2,3,4,全面塗装)
 厚膜型ポリウレタン樹脂塗料上塗: 使用量 150g/m2(刷毛・ローラ塗り)

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