社会資本・腐食防食関連の技術用語 (索引)

 “社会資本“,及び“腐食防食“に関連する記事を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 ここでは,ハ行 “ふ”の用語を  ふあ~ふさ,  ふし,  ふす~ふつ,  ふて~ふら,  ふり~ふん  に分けて紹介する。

 用語一覧 ふし

不銹鋼 】  , 【 腐食 】  , 【 腐食開始 】  , 【 腐食カテゴリー 】  , 【 腐食環境 】  , 【 腐食現象(環境) 】  , 【 腐食現象(材料) 】  , 【 腐食減量 】  ,

腐食コスト 】  , 【 腐食試験 】  , 【 腐食し易さ 】  , 【 腐食しろ 】  , 【 腐食生成物 】  , 【 腐食速度 】  , 【 腐食対策 】  , 【 腐食電位 】  , 【 腐食電位列 】  ,

腐食電池 】  , 【 腐食電流 】  , 【 腐食度 】  , 【 腐食反応 】  , 【 腐食疲労 】  , 【 腐食抑制剤 】  , 【 腐食予測式 】  , 【 腐食割れ

 用語の概要と関連ページ


 【不銹鋼】( corrosion-free alloy, stainless steel )
 読み「ふしゅうこう」,⇒ ステンレス鋼
 関連ページ : 金属概論:ステンレス鋼 ,  
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 【腐食】( corrosion )
 単に腐食といった場合は,金属腐食を指すのが通例であるが,腐食の一般的な解釈は,化学・生物学的作用により外見や機能が損なわれた物体やその状態をいい,金属以外の物体(木材,プラスチック,ガラスなど)についても用いられる。特に,微生物などの生物学的作用による場合は,日本語として「腐蝕;corrosion」を用いて区別することがある。
 金属腐食は,“金属がそれをとり囲む環境物質によって,化学的又は電気化学的に侵食されるか若しくは材質的に劣化する現象。”と定義される【JIS Z 0103「防せい防食用語」】
 関連ページ : 腐食基礎:腐食とは ,  腐食基礎:環境による分類 ,  腐食基礎:腐食反応 ,  腐食基礎:金属表面:はじめに ,  腐食基礎:腐食は化学 ,  腐食基礎:腐食の開始と継続 ,  腐食基礎:腐食は化学 ,  腐食概論:鋼の腐食とは ,  鋼の腐食:水質(陽イオン)の影響 ,  塗膜の試験規格:さびの等級 ,  
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 【腐食開始】( )
 
 関連ページ : 腐食基礎:腐食の開始について ,  
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 【腐食カテゴリー】( corrosivity categories )
 環境の腐食性(腐食カテゴリー)をいい,ISO 9223“Corrosion of metals and alloys -- Corrosivity of atmospheres -- Classification, determination and estimation”で採用される腐食性の評価法には,次の2種がある。
 ① 標準金属(ISO 9226)の暴露試験を行い, 1年目の腐食度(初年度腐食度)から決定する方法。
 ② 主要な環境因子を測定(ISO 9225)し,測定結果を用いて標準金属別の腐食度予測式で求めた初年度腐食度から推定する方法,又は典型的環境の因子強度との比較から推定する方法。
 関連ページ : 鋼の腐食:大気腐食(腐食環境 ISO分類) ,  
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 【腐食環境】( corrosive environment )
 用語「腐食環境」の明確な定義はないが,一般的には,金属やコンクリートなどの材料が,期待耐用期間より早い時期に,実用に耐えない状態になるほど腐食性の高い環境を意味して用いることが多い。
 JIS Z 2381「大気暴露試験方法通則:General requirements for atmospheric exposure test」では,暴露試験場の環境区分を明確にするため,地域的な気象の特徴による気候区分,大気の汚染状況による大気汚染区分,海塩粒子の飛来量による海塩区分の考え方を附属書(参考)として紹介している。
 大気環境の腐食性を評価する方法として,実用金属の腐食に影響する環境汚染因子の二酸化硫黄(硫黄酸化物),大気浮遊塩分(海塩粒子)の付着度を測定に関し JIS Z 2382「大気環境の腐食性を評価するための環境汚染因子の測定:Determination of pollution for evaluation of corrosivity of atmospheres」が,環境の腐食性を金属の腐食度から評価できるように JIS Z 2383「大気環境の腐食性を評価するための標準金属試験片及びその腐食度の測定方法:Standard specimens of metals and alloys, Determination of corrosion rate ofstandard specimens for the evaluation of corrosivity of atmospheres」が規定されている。
 関連ページ : 腐食基礎:腐食とは ,  腐食基礎:腐食開始と継続 ,  腐食概論:鋼の腐食とは ,  鋼の腐食:海洋環境(環境区分) ,  鋼の腐食:海洋環境(環境別腐食) ,  鋼の腐食:大気とは ,  鋼の腐食:大気汚染の影響 ,  鋼の腐食:鉄鋼の大気腐食(屋内) ,  鋼の腐食:酸性雨の現状 ,  鋼の腐食:大気腐食(腐食環境 ISO分類) ,  鋼の腐食:大気環境区分(ISO 9223) ,  鋼の腐食:簡便な大気環境区分 ,  鋼の腐食:土壌について ,  
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 【腐食現象(環境)】( corrosion )
 金属がそれをとり囲む環境物質によって,化学的又は電気化学的に侵食されるか若しくは材質的に劣化する現象。【JIS Z 0103「防せい防食用語」】
 関連ページ : 腐食基礎:酸素濃淡電池 ,  鋼の腐食:乾食 ,  鋼の腐食:湿食 ,  鋼の腐食:すき間腐食 ,  鋼の腐食:応力腐食割れ ,  鋼の腐食:腐食疲労 ,  鋼の腐食:エロージョン・コロージョン ,  鋼の腐食:キャビテーション・コロージョン ,  鋼の腐食:フレティング・コロージョン ,  鋼の腐食:淡水中の局部腐食 ,  鋼の腐食:土壌腐食(ミクロ腐食) ,  鋼の腐食:土壌腐食(マクロ腐食) ,  
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 【腐食現象(材料)】( corrosion )
 金属がそれをとり囲む環境物質によって,化学的又は電気化学的に侵食されるか若しくは材質的に劣化する現象。【JIS Z 0103「防せい防食用語」】
 関連ページ : 鋼の腐食:異種金属接触腐食 ,  鋼の腐食:孔食 ,  鋼の腐食:粒界腐食 ,  鋼の腐食:水素脆化 ,  鋼の腐食:腐食した鋼の腐食 ,  
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 【腐食減量】( mass loss )
 腐食試験後,表面に付着した腐食生成物を取り除いた試験片の質量減,又は単位表面積当たりの質量減。【JIS G 0202「鉄鋼用語(試験)」】
 関連ページ : 鋼の腐食:全面腐食と局部腐食 ,  鋼の腐食:大気環境区分(ISO 9223) ,  防食基礎:全面腐食の腐食度と腐食速度 ,  
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 【腐食コスト】( corrosion cost, cost of corrosion )
 腐食損失額と腐食対策費の合計をいう。
 関連ページ : 防食設計:防食設計とは ,  防食塗装系:鋼橋の防食設計 ,  
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 【腐食試験】( corrosion test )
 液体又は気体中での鉄鋼の腐食の起こりやすさ及び防食処理の効果を調べる試験。浸せき試験,電気化学的腐食試験,高温酸化試験,高温腐食試験,耐候性試験などがある。【JIS G 0202「鉄鋼用語(試験)」】
 関連ページ : 防食基礎:腐食試験・評価法 ,  防食基礎:腐食試験・試験片準備 ,  防食基礎:人工環境腐食試験 ,  防食基礎:複合サイクル腐食試験 ,  防食基礎:大気暴露試験 ,  
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 【腐食し易さ】( corrosion-susceptibleness )
 金属の腐食し易さは,一般的には,水中でイオンになり易いか,すなわち,イオン化傾向や標準酸化還元電位で評価されることが多い。
 実際の環境での腐食し易さは,環境条件により標準酸化還元電位では推定できない場合も多いため,実用前に腐食を予測する場合には,想定する環境での電極電位の実測が望ましい。
 関連ページ : 腐食基礎:腐食とは ,  腐食基礎:腐食し易さとは ,  腐食基礎:腐食開始と継続 ,  
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 【腐食しろ】( corrosion margin )
 金属製品が,使用中の腐食によって失われることをあらかじめ想定して,その分だけ増しておく厚さ。【JIS Z0103「防せい防食用語」】
 関連ページ : 防食設計:期待耐久性 ,  
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 【腐食生成物】( corrosion product )
 腐食によって生成した物質。通常は固体物質を指し,金属表面に付着するか又は環境中に分散して存在する。【JIS Z0103「防せい防食用語」】
 関連ページ : 腐食基礎:腐食とは ,  腐食基礎:腐食反応と溶存酸素 ,  腐食基礎:腐食反応 ,  腐食基礎:腐食は化学 ,  鋼の腐食:鋼の腐食生成物 ,  鋼の腐食:腐食した鋼の腐食 ,  防食基礎:腐食試験・化学分析 ,  塗膜の試験規格:さびの等級 ,  腐食基礎:腐食の速さとは ,  
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 【腐食速度】( corrosion velocity )
 腐食速度(corrosion velocity)とは,金属腐食に関わる化学反応の反応速度(reaction velocity)をいう。反応速度とは,化学反応において,反応物(又は生成物)の量の時間変化率を表す物理量と定義される。
 一般的に,金属の腐食過程では,腐食速度は時々刻々変化するので,暴露試験など比較的長い時間に計測した腐食反応物や生成物の変化量を示す場合は,腐食速度(corrosion velocity)ではなく,腐食度(corrosion rate)や侵食度(penetration rate)を用いるのが良い。
 日本語の腐食速度という用語は,反応速度と同様に,厳密に使い分けられているわけではない。例えば,JIS G 0202「鉄鋼用語(試験)」では,腐食速度(corrosion rate)として“腐食減量を単位時間,単位面積当たりで表わした値”,侵食速度(penetration rate)として“腐食減量から計算される単位時間当たりの平均腐食深さ。”と定義している。
 なお,同 JIS では,腐食減量(mass loss , corrosion loss)を“腐食試験後,表面に付着した腐食生成物を取り除いた試験片の質量減,又は単位表面積当たりの質量減。”と定義している。
 ⇒ 反応速度,腐食度,侵食度
 関連ページ : 腐食基礎:腐食の速さとは ,  腐食基礎:溶存酸素濃度の影響 ,  腐食基礎:流速の影響 ,  鋼の腐食:淡水中の金属腐食 ,  鋼の腐食:溶存酸素濃度の影響 ,  鋼の腐食:溶存酸素の拡散 ,  鋼の腐食:水質の影響 ,  鋼の腐食:水質(温度)の影響 ,  鋼の腐食:大気汚染の影響 ,  鋼の腐食:大気腐食性評価 ,  防食基礎:全面腐食の腐食度と腐食速度 ,  
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 【腐食対策】( corrosion protection )
 ⇒ 防食
 関連ページ : 防食設計:防食設計とは ,  防食設計:防食設計時の要点 ,  防食基礎:環境遮断 ,  
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 【腐食電位】( corrosion potential )
 腐食している金属の照合電極に対する電位。自然状態における腐食電位を自然電位ともいう。それを大きさの順に並べた物を腐食電位列という。【JIS Z0103「防せい防食用語」】
 関連ページ : 防食基礎:電気防食 ,  防食基礎:電気防食(陰極防食) ,  塗料各論:不動態化,還元系防せい顔料 ,  
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 【腐食電位列】( galvanic series )
 実用を想定した環境での合金を含む金属の自然電位を実測し,その大きさの順序に配列した列をいう。
 金属のイオン化傾向は,純金属に対する理論的に求めた標準電極電位を基準にしているが,腐食電位列は実用を想定した環境における実測値を基準にしている。
 従って,腐食電位列は,想定する環境が変わると順位も変化するが,合金材料の順位付けが可能であるとともに,異種金属の接触腐食の可能性を推測できる。
 関連ページ : 腐食基礎:腐食し易さとは ,  塗料各論:不動態化,還元系防せい顔料 ,  
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 【腐食電池】( corrosion cell )
 金属腐食の開始・継続に必要な金属表面の電位差を与える領域の状態をいう。
 なお,アノードとカソードがはっきりと区別できる程度の大きさをもち,その位置が固定されている腐食電池をマクロ腐食電池(macro-galvanic cell)といい,異種金属接触電池,通気差電池などがこれに属する。
 関連ページ : 腐食基礎:金属表面の特徴 ,  腐食基礎:腐食の開始について ,  腐食基礎:局部腐食とは ,  鋼の腐食:全面腐食と局部腐食 ,  防食基礎:電気防食(陰極防食) ,  防食基礎:陽極防食(排流法) ,  
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 【腐食電流】( corrosion current )
 腐食電位(自 然電極電位)のときのアノー ド電流(=カ ソー ド電流)を 腐食電流という。すなわち,腐食反応の速度 W (g/s)は,腐食電流 I (A),時間 t (s),金属の原子量 M (g/mol),金属イオンの価数 n ,ファラデー定数 F (9.6485×104 C/mol )を用い,W = (ItM)/(nF) と表現することができる。
 関連ページ : 防食基礎:電気防食(陰極防食) ,  
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 【腐食度】( corrosion rate )
 ある期間に生じた単位面積当たりの腐食量をその期間で除して求められる値。【JIS Z0103「防せい防食用語」】
 この値は,暴露期間中に時々刻々変化する腐食速度(金属の腐食反応速度)とは異なる。また,同じ条件の試験であっても,暴露期間が異なると腐食度も異なる。単位は,単位面積当たり,1年(平均太陽年)当たりのグラム数(g・m-2・a-1)で表わす。
 大気暴露試験で得られる腐食度は,暴露開始時期の違い(例えば春開始と秋開始など)の影響も受ける。このため,腐食度で腐食性評価を行う場合には,暴露環境条件に加えて,暴露開始時期,暴露期間(暴露1年目や暴露X-Y年など)などの情報を併記するのが望ましい。
 関連ページ : 腐食基礎:溶存酸素濃度の影響 ,  腐食基礎:異種金属接触腐食の程度 ,  鋼の腐食:淡水腐食(溶存酸素濃度の影響) ,  鋼の腐食:溶存酸素の拡散 ,  鋼の腐食:水質(温度)の影響 ,  鋼の腐食:腐食度比較(海洋環境) ,  鋼の腐食:大気の腐食性 ,  鋼の腐食:大気腐食性評価 ,  鋼の腐食:大気腐食(腐食環境 ISO分類) ,  防食基礎:全面腐食の腐食度と腐食速度 ,  
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 【腐食反応】( corrosion reaction )
 腐食現象に関わる化学反応,電気化学反応の総称としていう場合が多い。⇒ 腐食
 関連ページ : 腐食基礎:化学反応式とは ,  腐食基礎:腐食反応と溶存酸素 ,  腐食基礎:原子のイオン化 ,  腐食基礎:イオン化エネルギー ,  腐食基礎:仕事関数 ,  腐食基礎:酸化還元電位 ,  腐食基礎:反応速度定数とは ,  腐食基礎:腐食の継続について ,  腐食基礎:腐食反応 ,  腐食基礎:表面の揺らぎ ,  防食基礎:酸素除去 ,  
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 【腐食疲労】( corrosion fatigue )
 読み「ふしょくひろう」,腐食と繰り返し応力との相乗作用によって,金属材料に生じる強度低下。【JIS Z0103「防せい防食用語」】
 繰り返しの応力単独の場合より金属疲労が促進され,応力から計算される疲労寿命より著しく短命になり,損傷・事故の原因になり易い。
 関連ページ : 腐食基礎:腐食形態による分類 ,  腐食基礎:腐食現象の分類 ,  腐食概論:鋼の腐食とは ,  鋼の腐食:鋼腐食の基礎・目次 ,  鋼の腐食:腐食疲労 ,  
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 【腐食抑制剤】( corrosion inhibitor )
 金属のさび又は腐食を抑制する性質を持った薬剤の総称。インヒビター,防食剤ともいう。【JIS Z0103「防せい防食用語」】
 関連ページ : 塗装概論:ブラスト処理 ,  
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 【腐食予測式】( corrosion estimation formula )
 架設地などの環境因子から金属の腐食量を予測する式。
 関連ページ : 鋼の腐食:大気の腐食性 ,  鋼の腐食:大気腐食性評価 ,  鋼の腐食:大気環境区分(ISO 9223) ,  
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 【腐食割れ】( corrosion cracking )
 読み「ふしょくわれ」,腐食と応力の相乗効果で金属が応力単独の場合より早期に割れる現象。応力腐食割れ,腐食疲労などがある。
 目視では確認困難で,応力計測から予測される疲労寿命より著しく短い期間に疲労亀裂の発生や破断に至る場合がある。 ⇒ 応力腐食割れ(おうりょくふしょくわれ),腐食疲労
 関連ページ : 腐食基礎:腐食形態による分類 ,  腐食基礎:腐食現象の分類