腐食概論:鋼の腐食

 技術用語関連のページ探しは
    “キーワード索引”

 関連機関へのリンク,腐食関連書籍は
    “お役立ち情報”

  ☆ “ホーム” ⇒ “腐食防食とは“ ⇒ “鋼の腐食とは” ⇒

       【土壌について】

 土壌腐食に影響する因子には,土壌組成,含水率,通気性,pH,溶解成分,バクテリア等の微生物,及び電気抵抗率(導電率)などである。これに関しては,次の【ミクロ腐食とは】で紹介する。
 ここでは,基本となる土壌の分類,土壌に含まれる水の分類など,土壌を扱う際の基礎情報を紹介する。

【土壌の分類】
 土壌の基本的な分類は,土粒子の大小によって行われる。
 粒子の大きい順に,(れき;gravel),粗砂(coarse sand),細砂(fine sand),シルト(silt),及び粘土(clay)に大別される。
 国際土壌化学連合(The Integrated Undersea Surveillance System (IUSS))の分類では,粒径 2mm以上を礫,200μm~2mmを粗砂,20μm~200μmを細砂,2μm~20μmをシルト,2μm未満を粘土としている。
 実際の土壌は,これらの混合物である。このため,砂,シルト,粘土の三角座標分類で土壌を分類するのが一般的である。例えば,砂20~50%,シルト30~50%,粘土0~20%の土壌は,ローム(loam)と称される。
 余談であるが,75mm~256mmまでを石(cobble),256mm以上を岩塊(boulder)といい土質材料とは区別され,岩石材料として扱われる。

【土壌中の水の分類】
 土壌中の水は,その存在状態によって次のように分類される。
 自由地下水(free ground water);地表に最も近い不透水層の上に存在する地下水をいう。その表面が地下水面となる。
 重力水(gravitational water);重力の作用を受けて,土中の間げき中を自由に流れる水をいう。
 毛管水(capillary water);水の表面張力の作用で土の毛管や間げきに保たれた水分をいう。毛管水は,表面張力と重力の作用を受けて移動する。このため,降雨によるがけ崩れや道路の路床あるいは路盤の強さにも影響を与える。
 吸湿水(hygroscopic water);水蒸気で飽和している空気中に土壌を置き,平衡状態に達したときの土壌粒子の表面に吸着されている水をいう。

【物性を示す用語】
 土壌の物性は.土粒子,水,空気の占める割合によって変わる。物性値の定義は次のとおりである。
 乾燥密度:土粒子のみを考慮した密度=土粒子の質量/土塊の体積
 湿潤密度:間隙水を含めた密度=土塊の質量/土塊の体積 含水比(%):=100×水の質量/土粒子の質量

  ページトップへ