腐食概論:鋼の腐食

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         【全面腐食と局部腐食】

 全面腐食(uniform corrosion)は,金属表面で均一に腐食する形態で,均一腐食ともいう。
 鋼表面の表面状態,化学組成などわずかな違いが原因で,微視的なアノード部とカソード部の組合せ(ミクロ腐食電池)が多数形成される。
 ミクロ腐食電池のアノード部とカソード部は,時間と共に,その位置を移動しながら腐食が進む。このため,金属全面が比較的均一に腐食する。

 局部腐食(localized corrosion)は,金属表面の局部に集中して起きる腐食である。
 この腐食は,特定の条件が整ったときに,金属表面に巨視的なアノード部とカソード部の組合せ(マクロ腐食電池)が形成される。
 マクロ腐食電池のアノード部とカソード部は,明確に分離され,位置が固定される。このため,固定されたアノード部のみが局部的に著しく腐食する。不動態化する金属で発生すると孔食になる。
 局部腐食の代表的なものには,濃淡電池腐食(通気差電池腐食)や異種金属接触腐食などがある。

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