社会資本・腐食防食関連の技術用語 (索引)
“社会資本“,及び“腐食防食“に関連する記事を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
ここでは,サ行 “し”の用語を しあ~しけ, しこ~しち, しつ~しほ, しま~しゆ, しよ, しら~しん に分けて紹介する。
用語一覧 しあ~しけ
【 支圧接合 】 ,
【 シアナミド鉛 】 ,
【 シアナミド鉛さび止めペイント 】 ,
【 シアン化物浴 】 ,
【 CED 】 ,
【 ジイソシアネート 】 ,
【 CPVC 】 ,
【 シーム 】 ,
【 シームレス鋼管 】 ,
【 シーラー 】 ,
【 ジェットたがね 】 ,
【 紫外線蛍光ランプ 】 ,
【 紫外線硬化 】 ,
【 紫外線放射(紫外線) 】 ,
【 視覚 】 ,
【 視覚特性(塗膜の) 】 ,
【 死荷重 】 ,
【 地金(アルミニウム地金) 】 ,
【 地金(アルミニウム二次地金) 】 ,
【 地金(ダイカスト用アルミニウム合金地金) 】 ,
【 地金(鋳物用アルミニウム合金地金) 】 ,
【 地金(電気用アルミニウム地金) 】 ,
【 色差 】 ,
【 色彩(色) 】 ,
【 色彩計 】 ,
【 色相 】 ,
【 色度座標 】 ,
【 色票 】 ,
【 磁気プルオフ膜厚計 】 ,
【 磁気誘導膜厚計 】 ,
【 示強状態量 】 ,
【 磁力式膜厚計測定法 】 ,
【 軸受け 】 ,
【 軸荷重疲れ試験 】 ,
【 試験規格 】 ,
【 試験片 】 ,
【 試験片往復法(耐摩耗性) 】
用語の概要と関連ページ
【支圧接合】( bearing joint )
高力ボルトによる接合方法で,ボルト幹とボルト穴壁との間の支圧とボルト幹のせん断抵抗により,ボルト軸直角方向の力を伝達する方法。過去のリベット接合と同様の機構。
関連ページ : 鋼橋製作:ボルト継手 , 防食塗装系:鉄道:摩擦接合部用 ,
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【シアナミド鉛】( lead cyanamide )
PbCN2 を主成分とするさび止め顔料。【JIS K5500「塗料用語」】
関連ページ : 塗料概論:塗料の近代化 , 塗料概論:長期防錆用塗料の登場 , 塗料概論:防せい:体質顔料 , 塗料各論:塩基性防せい顔料 ,
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【シアナミド鉛さび止めペイント】( lead cyanamide anticorosive paint )
さび止め顔料として,シアナミド鉛を用いて作った,鉄鋼のさび止め地肌塗り用の塗料。JIS K 5625 「シアナミド鉛さび止めペイント」は,平成26年4月に廃止された。
関連ページ : 塗料概論:塗料の分類(材料) , 塗料各論:鉛系さび止めペイント ,
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【シアン化物浴】( cyanide bath )
めっき浴として広く用いられてきたもので,シアン化亜鉛(ZnCN2+),シアン化ナトリウム,水酸化ナトリウムを加えた水溶液,青化浴ともいう。毒性の高いシアン化物を含むため,近年は敬遠される傾向が高い。
関連ページ : 金属概論:電気亜鉛めっき ,
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【CED】( Coatings Encyclopedic Dictionary )
Coatings Encyclopedic Dictionary : Stanley LeSota, Federation of Societies for Coatings Technology, Blue Bell,PA, 1995
関連ページ : 塗料各論:塗料分類(形態別分類) ,
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【ジイソシアネート】( di-isocyanate )
2つのイソシアネート基( isocyanate :−N=C=O )を持つ化合物,ポリウレタンに用いられる主なジイソシアネートには,ジフェニルメタンジイソシアネー,トリレンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネート,イソホロンジイソシアネート,キシリレンジイソシアネート,水添キシリレンジイソシアネート,ナフタレンジイソシアネート,ノルボルネンジイソシアネートなどがある。
関連ページ : 塗料各論:ポリウレタン樹脂塗料(ポリオール硬化形) ,
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【CPVC 】( critical pigment volume concentration )
⇒ 臨界顔料体積濃度
関連ページ : 塗料各論:ジンクリッチ塗料の特徴 ,
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【シーム】( seam )
一般的には,縫い目,継目,合わせ目を意味する。
JIS H8641「溶融亜鉛めっき」では,めっきの不具合の一つとして,「シーム」を“素材にきずがあると,めっきしたときに,めっき表面に特徴ある線状の凹凸になるめっき。”と定義している。
参考:シームは,通常めっき被膜が形成されているのでそのまま使用しても問題はない。しかし,その面を平滑にしようとすると素材表面を露出することがある。
関連ページ : 防食基礎:溶融めっきの不具合 ,
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【シームレス鋼管】( seamless steel pipe )
例えば,断面を丸形に加工したビレットを高温に熱し,その中心にプラグという金具を押しつけて穴を開ける方法(マンネスマン法)で管に継ぎ目が無い鋼管が得られる。⇒ 継目無鋼管
関連ページ : 社会資本:水道 ,
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【シーラー】( sealer, sealing coat, size )
素地の多孔性による塗料の過度の吸収や素地からの浸出物による塗膜の劣化などの悪影響が,上層の塗膜に及ぶのを防ぐために用いる素地塗り用の塗料。【JIS K5500「塗料用語」】
関連ページ : 塗料各論:ジンクリッチ塗料の特徴 ,
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【ジェットたがね】( needlegun scaler, needle scaler, needle-gun )
さび落とし,塗膜剥離に用いられる工具で,鋼製のニードル束が高速で往復運動(毎分 3000~6000回)し対象面の凹凸に追従しながら表面を打撃する。
関連ページ : 塗装概論:動力工具 , 塗装概論:塗替え塗装管理(除せい) , 塗装概論:塗替え塗装管理(塗膜除去) ,
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【紫外線蛍光ランプ】( fluorescent UV lamp )
一般蛍光灯と同じ原理で点灯するもので,蛍光体とガラスの種類を変えることで,種々の分光分布が得られる。JIS K 5600-7-8 「促進耐候性(紫外線蛍光ランプ法)」 では,タイプ1,タイプ2,タイプ3 の 3種類のランプが規定されている。
タイプ 1は,一般に UVB(313)と呼ばれ,波長 313nm のピーク放射をもち,太陽光線には存在しない 300nm 未満の波長で相当量の放射線を放射する。タイプ 2 は,一般に UVA(340)と呼ばれ 340nm のピーク放射をもつ。タイプ 3 は,一般に UVA(351)と呼ばれ 351nm のピーク放射をもつ。タイプ 2 とタイプ 3 は,何れも 300nm 未満の放射がないランプである。
関連ページ : 塗膜の試験規格:促進耐候性 ,
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【紫外線硬化】( ultraviolet curing )
UV硬化ともいい,紫外線硬化樹脂などへ紫外線を照射することで,重合開始剤の分解で重合反応が起こり,液体から固体となる。紫外線硬化樹脂は,UV硬化樹脂やUVレジンとも略され,印刷や塗装,歯科治療などで利用されている。
紫外線硬化樹脂には, アクリレート(アクリル酸エステル)系(エポキシ変性アクリレート,ウレタン変性アクリレート,シリコン変性アクリレート)などの不飽和二重結合のラジカル重合を用いるタイプ,エポキシなどのカチオン重合を用いるタイプがある。
関連ページ : 塗料概論:塗料の分類(工程) ,
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【紫外線放射(紫外線)】( ultraviolet radiation )
光の分類で単に紫外線ともいう。単色光成分の波長が可視放射の波長より短く,およそ 1 nm より長い放射。JIS 誤植?(→ およそ 10nm より長い放射。) 【 JIS Z8120 「光学用語」】
関連ページ : 塗膜の試験規格:促進耐候性 ,
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【視覚】( vision )
眼に放射が入ることによって生じる外界の明るさ,色,形状,動きなどを認める感覚及び知覚。【 JIS Z8113 「照明用語」】
関連ページ : 塗膜の評価:視覚特性とは ,
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【視覚特性(塗膜の)】( visual characteristics of film )
人の目に入った光が刺激となり生じる感覚(視覚)の中で,数値化できる色情報や明度情報で関連付けられる塗膜の特性。
関連ページ : 塗膜の評価:塗膜品質の分類 , 塗膜の評価:視覚特性とは , 塗膜の評価:隠ぺい力 , 塗膜の評価:鏡面光沢度 , 塗膜の評価:色の目視比較 , 塗膜の評価:測色(色差) ,
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【死荷重】( dead load )
構造物自体の重さや付属設備による荷重。【新版図説土木用語辞典】
関連ページ : 橋梁関連の基礎用語 ,
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【地金(アルミニウム地金)】( Aluminium ingots for remelting )
溶解用として使用するアルミニウム地金について,JIS H 2102「アルミニウム地金:Aluminium ingots for remelting」に規定されている。
関連ページ : 金属概論:アルミ関連JIS規格 ,
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【地金(アルミニウム二次地金)】( Secondary Aluminium Ingots )
展伸材および脱酸に用いるアルミニウム二次地金について,JIS H 2103「アルミニウム二次地金:Secondary Aluminium Ingots」に規定されている。
関連ページ : 金属概論:アルミ関連JIS規格 ,
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【地金(ダイカスト用アルミニウム合金地金)】( Aluminium alloy ingots for die castings )
アルミニウム合金ダイカスト製造に用いるアルミニウム合金地金について,JIS H 2118「ダイカスト用アルミニウム合金地金:Aluminium alloy ingots for die castings」に規定されている。
関連ページ : 金属概論:アルミ関連JIS規格 ,
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【地金(鋳物用アルミニウム合金地金)】( Aluminium alloy ingots for castings )
金型鋳物,砂型鋳物などのアルミニウム合金鋳物に使用するアルミニウム合金地金について,JIS H 2211「鋳物用アルミニウム合金地金:Aluminium alloy ingots for castings」に規定されている。
関連ページ : 金属概論:アルミ関連JIS規格 ,
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【地金(電気用アルミニウム地金)】( Virgin Aluminium Ingots for Electrical Purposes )
電気用アルミニウム地金について,JIS H 2110「電気用アルミニウム地金:Virgin Aluminium Ingots for Electrical Purposes」に規定されている。
関連ページ : 金属概論:アルミ関連JIS規格 ,
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【色差】( color difference )
色の知覚的な相違を定量的に表したもの。【JIS K5500「塗料用語」】
二つの色の間に知覚される色の隔たり,又はそれを数量化した値。【JIS Z8105「色に関する用語」】
色の相違を数量的に表したもの。【JIS H 0201「アルミニウム表面処理用語」】
色の距離ともいわれ,2 つの色の知覚的な相違を定量的に表したもの。一般的には,国際照明委員会 (CIE) の CIE Lab色空間におけるユークリッド距離として計算(CIELAB色差式)される色差が用いられる。
測色については,JIS K 5600-4-4「塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第4節:測色(原理)」(Testing methods for paints−Part 4 : Visual characteristics of film−Section 4 : Colorimetry (Principles)),及び JIS K 5600-4-5「塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第5節:測色(測定)」(Testing methods for paints−Part 4 : Visual characteristics of film−Section 5 : Colorimetry (Measurement))に規定され,色差の計算については,JIS K 5600-4-6「塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第6節:測色(色差の計算)」(Testing methods for paints −Part 4 : Visual characteristics of film−Section 6 : Colorimetry (Calculation of colour differences))に規定されている。
関連ページ : 塗料概論:着色顔料 , 塗料評価:塗膜の外観 , 塗膜の評価:目次 , 塗膜の評価:視覚特性とは , 塗膜の評価:測色(色差) ,
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【色彩(色)】( color )
色,色彩は,知覚色と心理物理色に分けられる。
1.知覚色(perceived colour):色感覚ともいい,有彩色成分と無彩色成分との組合せからなる視知覚の属性。
この属性は,黄,オレンジ,赤,ピンク,緑,青,紫などの有彩色名,若しくは白,灰,黒などの無彩色名を,明るい,暗いなどで修飾したもの,又はこれらの色名の組合せで記述される。
備考 1:知覚色は,色刺激の分光分布,刺激面の寸法,形,構成,及び周囲条件,観測者の視覚系の順応状態,並びに観測者がなじんでいる類似の状況での経験に依存する。
備考 2:知覚色は,幾つかの色の見えのモードで見える。種々の色の見えのモードの名称は,色知覚の質的及び形状,観察条件などの幾何的な差を区別するためにある。
2.心理物理色(psychophysical color):色刺激値(いろしげきち)ともいい,三刺激値のように,算出手法が規定された 3個の数値による色刺激の表示。
備考 3:知覚色,心理物理色とも,文脈から意味が明確な場合に限って,用語 色 又は色彩だけを用いてよい。【JIS Z8105「色に関する用語」】
関連ページ : 塗膜の評価:視覚特性とは , 塗膜の評価:色の目視比較 ,
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【色彩計】( colorimeter )
三刺激値のような測色に関する量(色刺激値)を測定する計測器。【JIS Z8105「色に関する用語」】
刺激値直読方式の光電色彩計(photo-electric colorimeter)とは,光電変換素子で構成される受光器を用いて,総合分光特性(1)を適正に調整した色彩計。注(1)物体色用の光電色彩計の場合は,受光器系の分光応答度と照明系の相対分光分布との積,発光色用の光電色彩計の場合は,受光器系全体の分光応答度。【JIS Z8105「色に関する用語」】
刺激値直読方法( photoelectric tristimulus colorimetry )とは,等色関数に近似した分光応答度をもつ受光器・フィルタの複数の組合せを用いて,三刺激値又はその一次結合の値を直読する測色の方法。【JIS Z8105「色に関する用語」】
関連ページ : 塗膜の評価:測色(色差) ,
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【色相】( hue )
赤・黄・緑・青・紫のように特徴づける色の属性。【JIS K5500「塗料用語」】
JIS Z 8105「色に関する用語」参照
関連ページ : 塗料概論:着色顔料 , 塗膜の評価:測色(色差) ,
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【色度座標】( chromaticity coordinates )
読み「しきどざひょう」,三刺激値の各々の,それらの和に対する比。備考1. 三つの色度座標の和は1になるので,それらの内の二つだけで色度が定められる。2. CIE標準表色系では,色度座標は記号 x,y,z 及び記号 x10,y10,z10で表される。【JIS Z8105「色に関する用語」】
関連ページ : 塗膜の評価:測色(色差) ,
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【色票】( color chip )
読み「しきひょう」,色の表示などを目的とする色紙又は類似の材料による表面色の標準試料。特定の基準,例えば,JIS Z8721「色の表示方法−三属性による表示」に基づいて作成した色票を標準色票という。備考 特定の色の属性が一定である色票を平面上に配列 した ものを カラ ーチ ャート(colourchart)といい,色票集は,カラーチャートを編集して作られる。【JIS Z8105「色に関する用語」】
関連ページ : 塗料概論:着色顔料 ,
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【磁気プルオフ膜厚計】( magnetic pull-off gauge )
JIS K5600-1-7 「塗料一般試験方法−第1部:通則−第7節:膜厚」 に規定する測定法 7Aで,永久磁石と強磁性の素地との間の磁気吸引力を測定し,膜厚に換算する方法である。⇒ 乾燥膜厚(塗膜)
関連ページ : 防食基礎:腐食試験・厚み測定 ,
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【磁気誘導膜厚計】( magnetic-induction gauge )
JIS K5600-1-7 「塗料一般試験方法−第1部:通則−第7節:膜厚」 に規定する測定法 7Cで,強磁性の素地に電磁石が接近するときに磁場中で起こる電磁誘導による電流変化を測定し,探触子と素地との距離,すなわち膜厚を計測する。これは,一般的な電磁膜厚計(electromagnetic thickness tester)と同じ原理である。⇒ 乾燥膜厚(塗膜),電磁膜厚計
関連ページ : 防食基礎:腐食試験・厚み測定 , 塗装概論:新設時塗装管理(膜厚管理) ,
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【示強状態量】( intensive property )
読み「しきょうじょうたいりょう」,示強変数(intensive variable)ともいわれ,物質の量に依存しない状態量をいう。例えば,圧力,温度,密度,濃度,エントロピー,化学ポテンシャルが挙げられる。
関連ページ : 腐食基礎:反応速度定数とは ,
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【磁力式膜厚計測定法】( measuring method of coating thickness by electromagnetic thickness tester or magnetic thickness tester )
磁力式膜厚計を用いて皮膜厚さを測定する方法。電磁膜厚計測定法及び磁気膜厚計測定法がある。基材が磁性材料で皮膜が非磁性材料である場合に適用する(JIS H 8401溶射皮膜の厚さ試験方法 参照)。【JIS H8200「溶射用語」】
関連ページ : 防食基礎:腐食試験・厚み測定 ,
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【軸受け】( bearing )
ベアリングともいい,軸の回軸,往復運動を容易にするための軸を支持する部品をいう。構造により,転がり軸受(玉軸受,ころ軸受),すべり軸受,磁気軸受,流体軸受に分けられる。
関連ページ : 鋼の腐食:フレティング・コロージョン ,
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【軸荷重疲れ試験】( axial load fatigue test )
⇒ 疲れ試験
関連ページ : 防食基礎:腐食試験・機械特性 ,
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【試験規格】( test standard )
方法規格ともいい,試験,分析,検査及び測定方法,作業方法などを規定した規格。⇒ 規格
関連ページ : 塗膜の評価:性能評価の考え方 ,
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【試験片】( test piece, specimen )
一般には,同じ材料で作った試験に供するために調整した小片。塗料・塗装分野では,塗膜の試験に用いる目的で,試験板に塗料を規定の方法で塗って処理したもの。【JIS K5500「塗料用語」】
関連ページ : 塗料評価:試験準備 ,
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【試験片往復法(耐摩耗性)】( reciprocating test panel method (abrasion resistance) )
JIS K 5600-5-10 「塗料一般試験方法−第 5 部:塗膜の機械的性質−第 10 節:耐摩耗性(試験片往復法)」
適用範囲 この規格は,塗料の試験方法に関する一連の規格の一つである。 この規格は,スガ式摩耗試験機を用い,静止状態にある回転輪に取り付けた研磨紙に対して,乾燥塗膜を摩擦させることによって,その耐摩耗性を測定するための方法について規定する。
原理 試験片上の乾燥塗膜は,静止した回転輪の外周に取り付けられた研磨紙に対して,規定の条件で試験片を摩擦することによって摩耗される。試験中は,静止した回転輪には荷重がかけられるので研磨紙は試験片に規定の力で押し付けられる。試験片が往復運動するごとに,回転輪が少しの角度だけ回ることによって,研磨紙の未使用部分が次々に送り出されて試験片に接触する。規定回数の往復運動 (DS : Double Stroke) の後,試験片の摩耗減量が測定される。1往復当たりの摩耗減量 (mg/DS) 及び耐摩耗性 (DS/mg) が計算される。⇒ 耐摩耗性
関連ページ : 塗膜の評価:機械的性質とは , 塗膜の評価:耐摩耗性