社会資本・腐食防食関連の技術用語 (索引)
“社会資本“,及び“腐食防食“に関連する記事を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
ここでは,ハ行 “ふ”の用語を ふあ~ふさ, ふし, ふす~ふつ, ふて~ふら, ふり~ふん に分けて紹介する。
用語一覧 ふて~ふら
【 不導体 】 ,
【 不動態化 】 ,
【 不動態被膜 】 ,
【 不粘着性 】 ,
【 部分ふっ素化樹脂 】 ,
【 不飽和脂肪酸 】 ,
【 不飽和ポリエステル樹脂(UP) 】 ,
【 不飽和ポリエステル樹脂塗料 】 ,
【 不めっき 】 ,
【 浮遊粒子状物質(SPM) 】 ,
【 プライマー 】 ,
【 プライマーサーフェーサー 】 ,
【 プラグ溶接 】 ,
【 ブラッケト 】 ,
【 プラスチック 】 ,
【 プラスチック溶射 】 ,
【 ブラスト処理 】 ,
【 プラズマ発光分析 】 ,
【 プラズマ溶射 】 ,
【 フラックス処理 】 ,
【 ブラックスタンダード温度(BST) 】 ,
【 ブラックパネル温度(BPT) 】 ,
【 ブラックボックス暴露試験 】 ,
【 フラッシュさび 】 ,
【 プラットトラス 】 ,
【 プランクの法則 】 ,
【 フランジ 】 ,
【 フラン樹脂(FF) 】
用語の概要と関連ページ
【不導体】( nonconductor )
電気や熱の伝導率の低い物質は不良導体(poor conductor)といい,特に電気の伝導率が十分に小さいものは不導体(nonconductor)や絶縁体(insulator)という。
関連ページ : 金属概論:金属とは ,
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【不動態化】( passive state )
⇒ 不動態
関連ページ : 腐食基礎:流速の影響 , 鋼の腐食:エロージョン・コロージョン , 鋼の腐食:キャビテーション・コロージョン , 鋼の腐食:淡水中の金属腐食 , 鋼の腐食:溶存酸素濃度の影響 , 鋼の腐食:湿食 , 鋼の腐食:水質(陰イオン)の影響 , 鋼の腐食:海洋環境(環境別腐食) , 鋼の腐食:海洋腐食の影響要因 , 塗料各論:塩基性防せい顔料 ,
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【不動態被膜】( passive film )
不動態化で生じた金属表面に腐食作用に抵抗する酸化被膜。⇒ 不動態化
関連ページ : 金属概論:55%アルミ亜鉛合金めっき , 鋼の腐食:エロージョン・コロージョン , 鋼の腐食:キャビテーション・コロージョン , 鋼の腐食:淡水中の金属腐食 , 鋼の腐食:淡水腐食(溶存酸素濃度の影響) , 鋼の腐食:流速の影響 , 鋼の腐食:腐食度比較(海洋環境) , 塗料各論:塩基性防せい顔料 , 塗料各論:不動態化,還元系防せい顔料 ,
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【不粘着性】( print resistance )
塗膜の表面の粘着しにくい性質。多くの塗料の塗膜は,湿度が高いときや,温度が高いときに粘着性を生じる。塗料一般試験方法は,塗面にガーゼを置き,おもりを載せて一定時間おき,ガーゼをはがして,粘着の程度と塗面にできた布目の程度とを調べて不粘着の大小を評価する。JIS K 5600-3-6 参照。【JIS K5500「塗料用語」】
関連ページ : 塗料評価:はじめに , 塗料評価:付着性 ,
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【部分ふっ素化樹脂】( partially fluorinated resin )
ポリエチレンの水素の一部がふっ素に置換された構造のものを部分ふっ化樹脂という。一つの水素を置換したポリふっ化ビニル(PVF:polyvinyl fluoride,ふっ化ビニル樹脂ともいう),二つの水素を置換したポリふっ化ビニリデン(PVDF:polyvinylidene difluoride)がある。
また,PTFEのふっ素原子1個を同じハロゲン族の塩素原子に置き換えたポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE:polychlorotrifluoroethylene,三ふっ化塩化エチレン樹脂ともいう)も部分ふっ化樹脂に分類される。
関連ページ : 塗料各論:ふっ素樹脂とは , 塗料各論:ふっ素樹脂塗膜性能 ,
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【不飽和脂肪酸】( unsaturated fatty acid )
1つ以上の不飽和の炭素結合(二重結合や三重結合)をもつ脂肪酸をいう。不飽和脂肪酸に二重結合が複数ある乾性油(dry oil)は,自動酸化されやすい。自動酸化(autoxidation)とは,酸素,紫外線の存在下で起こる酸化をいう。
関連ページ : 塗料概論:塗料のはじまり , 塗料各論:アルキド樹脂とは ,
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【不飽和ポリエステル樹脂(UP)】( unsaturated polyester )
不飽和ポリエステル樹脂とは,後で不飽和の単量体又はプリポリマーと架橋反応し得る重合体連鎖中の炭素−炭素不飽和結合をもつことを特徴とするポリエステル。ポリエステル( polyester )とは,連鎖中の繰返し構造単位がエステルの形のものである重合体。【JIS K 6900「プラスチック―用語」】
塗膜形成要素として不飽和ポリエステルとビニル単量体とを用いて作った塗料。【JIS K5500「塗料用語」】
不飽和ポリエステルとして,例えば無水マレイン酸と2価アルコールとの縮合物を用いる。この縮合物は可溶可融性で,スチレンのようなビニル単量体に溶けて液状になるが,加熱するか過酸化物の作用下で不飽和基とビニル基とが付加重合をおこして不溶不融の塗膜を作る。
この塗料の乾燥には溶剤の蒸発及び酸素の供給は必要がなく,副生物の放出がなくて硬化するので,厚く塗りつけても,短時間であっても,塗膜ができる。他の塗料と比べて,特に厚塗り用のワニスかパテが優れている。
関連ページ : 防食基礎:有機ライニングの要求性能 , 塗料概論:塗料の近代化 , 塗料概論:分類(形態,機能) , 塗料概論:塗料形成要素(展色材) ,
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【不飽和ポリエステル樹脂塗料】( unsaturated polyester coating )
塗膜形成要素として不飽和ポリエステルとビニル単量体とを用いて作った塗料。【JIS K5500「塗料用語」】
不飽和ポリエステルとして,例えば無水マレイン酸と2価アルコールとの縮合物を用いる。この縮合物は可溶可融性で,スチレンのようなビニル単量体に溶けて液状になるが,加熱するか過酸化物の作用下で不飽和基とビニル基とが付加重合をおこして不溶不融の塗膜を作る。
この塗料の乾燥には溶剤の蒸発及び酸素の供給は必要がなく,副生物の放出がなくて硬化するので,厚く塗りつけても,短時間であっても,塗膜ができる。他の塗料と比べて,特に厚塗り用のワニスかパテが優れている。
⇒ 不飽和ポリエステル樹脂
関連ページ : 塗料概論:塗料の分類(材料) , 塗料概論:塗料形成要素(展色材) ,
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【不めっき】( bare spot, void, uncovered )
めっきの不具合の一つとして,局部的にめっき被膜がなく,素材面の露出しているもの。
参考:不めっきが小さい場合は,周辺亜鉛の犠牲的保護作用によって耐食上あまり影響はない。保護作用の効果が及ぶ不めっき部の大きさは,実験的にはφ5.5mm又は5mm幅までである。【JIS H8641 「溶融亜鉛めっき」】
関連ページ : 金属概論:亜鉛について , 防食基礎:溶融めっき , 防食基礎:溶融めっきの不具合 ,
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【浮遊粒子状物質(SPM)】( suspended particulate matter )
大気中に浮遊する粒子状物質のうち,大気中に長期間滞留し,人の健康に影響を及ぼす粒径 10μm以下のものをいう。この中で,粒径 2.5μm以下のものの影響が大きいため,環境基準では微小粒子状物質(PM 2.5)として監視対象になっている。
発生源には,工場・自動車などからの人為的発生源,土壌の飛散などの自然発生源がある。この他に,ガス状物質として排出されたものが大気中で光化学反応などで生成する粒子も存在する。
関連ページ : 塗料概論:環境規制 , 塗料概論:塗料の環境影響 ,
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【プライマー】( primer )
塗料を塗り重ねて塗膜層を作るとき,耐食性と付着性とを増すために素地に直接塗る塗料。【JIS Z0103「防せい防食用語」】
金属素地に定着し,上塗り塗料との密着性を向上させるための下地塗料。【JIS H0201「アルミニウム表面処理用語」】
塗装系の中で素地に初めに用いる塗料。プライマーは,素地の種類や塗装系の種類に応じた各種のものがある。【JIS K5500「塗料用語」】
関連ページ : 塗装概論:新設塗装工程 , 塗料各論:塗料分類(工程別分類) , 塗料評価:プライマーとは , 塗料評価:プライマーの品質 , 塗膜の評価:プライマー , 防食塗装系:防食塗装に用いる塗料 ,
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【プライマーサーフェーサー】( primer surfacer )
中塗りの性質を兼ねた素地塗り用の塗料。塗膜は研磨しやすい。 【JIS K5500「塗料用語」】
関連ページ : 塗料評価:中塗り塗料 ,
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【プラグ溶接】( plug welding )
プラグ溶接は,重ね継手において,母材の一方に穴をあけて板の表面まで一杯に溶接し,もう一方の母材まで行う溶接で,せん(栓)溶接ともいう。
関連ページ : 鋼橋製作:溶接継手 ,
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【ブラッケト】( bracket )
床組みの一種で,主桁の外側に張り出した桁。 橋床を支え,路幅を広げる。【新版図説土木用語辞典】
関連ページ : 橋梁関連の基礎用語 ,
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【プラスチック】( plastics )
必須の構成成分として高重合体を含みかつ完成製品への加工のある段階で流れによって形を与え得る材料。【JIS K 6900「プラスチック―用語」】
(注) 1 同様に流れによって形を与え得る弾性材料はプラスチックとしては考えない。
(注)2 幾つかの国々,特に U.K.においては,公式の見解は現在,用語“プラスチックス”を複数形はもち論単数形として使用することの選択の自由も許されている。
本来は,熱や圧力などによって可塑性を示し,任意の形に加工・成型できる高分子物質を示す。一般的には,加熱で可塑性を示す熱可塑性の樹脂のみならず,硬化後に可塑性を示さない熱硬化性の樹脂を含めた合成樹脂とそれらの形成物の総称として用いられている。従って,一般的には,プラスチックは,天然樹脂を含まない有機高分子材料との認識が多い。
関連ページ : 防食基礎:有機高分子材料 ,
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【プラスチック溶射】( plastic spraying )
溶射材料にプラスチックを用いて行う溶射(JIS K 6766参照)。 【JIS H8200「溶射用語」】
関連ページ : 防食基礎:溶射方式 ,
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【ブラスト処理】( abrasive blast-cleaning, blasting )
金属製品に防せい防食を目的として塗料などを被覆する場合に,素地調整のために行われる。研削材に大きな運動エネルギーを与えて金属表面に衝突させ,金属表面を細かく切削及び打撃することによってさび,スケールなどの付着物を除去して金属表面を清浄化又は粗面化させる方法。【JIS Z0103「防せい防食用語」】
圧縮空気流,遠心力などを用いてブラスト材を基材の表面に吹き付けて黒皮,酸化物などを除去して清浄化すると同時に粗面化する操作(JIS Z 0310「素地調整用ブラスト処理方法通則」参照)。【JIS H8200「溶射用語」】
処理される表面に高運動量のブラスト研削材を衝突させる方法。金属製品の防せい防食を目的として塗料などを被覆する場合に,素地調整のために行われる。研削材に大きな運動エネルギーを与えて金属表面に衝突させ,金属表面を細かく切削及び打撃することによってさび,スケールなどを除去して金属表面を清浄化又は粗面化させる方法(JIS Z 0311「ブラスト処理用金属系研削材」参照)。【JIS K5500「塗料用語」】
アルミナ,ショット,グリッド,ガラスビーズなどを用いて,空気の流れによって吹き付ける表面処理。【JIS H 0201「アルミニウム表面処理用語」】
加工面に固体金属,鉱物性又は植物性の研磨材を高速度で吹き付け,表面を清浄化,磨耗若しくは硬化させる方法。参考:対応国際規格では,使用する研磨材などの種類によって,アブレシブブラスト(abrasive blasting),ビードブラスト(bead blasting),ガラスビードブラスト(glass bead blasting),カットワイヤブラスト(cut wire blasting),グリットブラスト(grit blasting),サンドブラスト(sand blasting),ショットブラスト(shot blasting),ウエットブラスト(wet blasting)の用語を規定している。【JIS H 0400「電気めっき及び関連処理用語」】
関連ページ : 鋼橋製作:工程 , 防食基礎:素地調整概論 , 防食基礎:ブラスト処理 , 塗装概論:新設塗装工程 , 塗装概論:素地調整技術 , 塗装概論:ブラスト処理 , 塗装概論:研削材 , 塗装概論:新設時塗装管理(素地調整) , 防食塗装系:新設時塗装方法 , 防食塗装系:塗替え塗装 ,
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【プラズマ発光分析】( plasma atomic emission spectrometry )
⇒ ICP/AES(誘導結合プラズマ発光分光分析法),発光分光分析法
関連ページ : 防食基礎:腐食試験・化学分析 ,
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【プラズマ溶射】( plasma spraying )
不活性ガスを通電し,発生させたプラズマジェットを用いて溶射材料を基材に吹き付けて被膜を形成する溶射。
溶射材料は,主として粉末状である。プラズマ溶射には,作動ガスにアルゴン,ヘリウム,窒素,水素などを用いる方式と,水の熱分解によって生じる酸素イオン及び水素イオンを用いる水プラズマ溶射とがある。【JIS H8200「溶射用語」】
電極の間に不活性ガスを流して放電すると,電離して高温・高速のプラズマができる。このプラズマを溶射の熱源として用いる溶射法をプラズマ溶射と呼ぶ。
一般には,アルゴンを作動ガスとして,水冷されたノズル状の銅製陽極とタングステン製陰極を用いる.電極の間にアークを発生させると作動ガスがアークによってプラズマ化され,ノズルから高温高速のプラズマジェットとなって噴出する。このプラズマジェットに溶射材料粉末を投入し加熱加速して基材に吹き付ける。燃焼炎を用いるフレーム溶射では溶射フレームの理論的最高温度は高々3000℃程度であるが,プラズマガス温度の上限は理論的には存在せず,通常は5000から10000℃程度の熱プラズマが用いられ,高融点材料の溶射に適している。
通常の大気中で行うプラズマ溶射を下記の減圧プラズマ溶射との対比において大気プラズマ溶射(APS: atmospheric plasma spraying, air plasma spraying)と呼ぶ。【日本溶射学会・溶射用語集より】
関連ページ : 防食基礎:金属溶射 , 防食基礎:溶射方式 ,
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【フラックス処理】( )
溶融亜鉛めっきにおいて,酸洗後の鋼のさび発生を抑え,鉄と亜鉛の合金反応を促進させるため,加熱した塩化亜鉛アンモニウム水溶液(フラックス)に漬けて素地表面にフラックス皮膜を形成させる処理をいう。
関連ページ : 金属概論:溶融亜鉛めっき ,
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【ブラックスタンダード温度(BST)】( black standard temperature )
促進耐候性試験において,試験片の環境を制御するために用いられる。ブラックスタンダード温度計には,厚さ約 0.5mmのステンレス鋼の平たん(平滑)な板の光源に向く表面は,波長 2500nmまでのすべての入射光を少なくとも 90%吸収する耐候性に優れた黒色層で塗装され,光源にさらされない平板の面の中央に良好な熱伝導を保つように白金抵抗センサを取り付けたものが用いられる。
関連ページ : 塗膜の試験規格:促進耐候性 ,
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【ブラックパネル温度(BPT)】( black panel temperature )
促進耐候性試験において,試験片の環境を制御するために用いられる。ブラックパネル温度計には,耐食性の平たん(平滑)な金属板の光源に向く表面に,波長 2500nmまでのすべての入射光を少なくとも 90%吸収する耐候性に優れた黒色層で塗装し,ダイヤル表示付き黒色塗装のバイメタル温度計,又は抵抗式温度計の感熱部は,暴露される面の中央にしっかりと取り付けられたものが用いられる。
関連ページ : 塗膜の試験規格:促進耐候性 ,
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【ブラックボックス暴露試験】( black box exposure test )
黒色処理した金属製試験箱の上面に試料を取り付けた状態で暴露する試験方法。【JIS Z 2381「大気暴露試験方法通則」】
関連ページ : 防食基礎:大気暴露試験 , 塗膜の評価:耐候性 , 塗膜の試験規格:屋外暴露耐候性 ,
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【フラッシュさび】( flash rust, flash rusting )
ブラスト処理後の鉄素地面に短時間に形成される非常に薄いさび,又は水性塗料を鉄面に直接塗装した後に急速に形成されるさび。【JIS K5500「塗料用語」】
関連ページ : 塗料評価:鉛・クロムフリーさび止めペイント ,
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【プラットトラス】( pratt truss )
斜材が中央に向かって下向きになっているトラスをいう。斜材の組み方がハウトラスと逆になっている。長い斜材は主として引張力を,短い垂直材は圧縮力を受ける。
関連ページ : 鋼橋構造:トラス橋 ,
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【プランクの法則】( Planck's law )
プランクの放射則,プランクの放射法則(Planck's law of radiation),プランクの公式などとも呼ばれ,1900 年にドイツの物理学者マックス・プランク(1858 ~1947 年)が導いた黒体から輻射(放射)される電磁波の分光放射輝度又はエネルギー密度の波長分布に関する公式である。
JIS Z 8120(光学用語)では,“黒体の分光放射輝度を波長及び温度の関数として与える法則。”と定義されている。
関連ページ : 鋼の腐食:物体の温度変化 ,
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【フランジ】( flange )
一般には,部材から張り出した形状の部分の総称である。H形鋼,I形鋼,プレートガーダーなどの断面の上下の頭部の出っ張り,管の継手部の出っ張りなどを示す。桁の場合,フランジは曲げモーメントに,ウェブはせん断力に抵抗する。
関連ページ : 鋼橋構造:鋼桁部材 ,
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【フラン樹脂(FF)】( furan resin )
芳香族アルデヒドの一種の示性式 C4H3O)CHO で表されるフルフラール(furfural),又はフランにヒドロキシメチル基が置換した示性式 C4H3O)CH2OH で表されるフルフリルアルコール(Furfuryl alcohol)を原料として得られる樹脂の総称で,フェノールフルフラール樹脂,フルフラールアセトン樹脂,フルフリルアルコール樹脂などがある。
耐薬品性,耐熱性に優れる熱硬化性樹脂で,おもに耐食用ライニング(樹脂セメントとしてガラス繊維で補強)などに用いられる。
関連ページ : 防食基礎:有機ライニングの要求性能