社会資本・腐食防食関連の技術用語 (索引)

 “社会資本“,及び“腐食防食“に関連する記事を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 ここでは,ワ行 “わ”の用語を紹介する。

 用語一覧 

ワーレントラス 】  , 【 ワイヤブラシ 】  , 【 輪形筋 】  , 【 ワグネル博士 】  , 【 わに皮割れ(塗膜の) 】  , 【 ワニス 】  , 【 割れ(塗膜の) 】  , 【 割れの等級

 用語の概要と関連ページ


 【ワーレントラス】( warren truss )
 斜材が上向き,下向きと交互になっているトラスをいう。他のトラス形式に比べて剛性が大きく,使用鋼材が少なく,構造上有利なため鋼トラス橋によく使われる。
 関連ページ : 鋼橋構造:トラス橋 ,  防食塗装系:鋼橋の構造例 ,  
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 【ワイヤブラシ】( wire brush )
 針金ブラシともいわれ,金属のサビ落とし,塗装はがしなどの研磨作業に用いられる金属で作られたブラシ。
 関連ページ : 塗装概論:手工具 ,  防食塗装系:鉄道:ボルトナット用 ,  
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 【輪形筋】( )
 合成桁のずれ止めの一種の馬蹄形ジベルに取り付けた輪形の丸鋼を輪形筋という。
 関連ページ : 鋼橋構造:合成桁 ,  
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 【ワグネル博士】( Gottfried Wagener )
 明治政府に雇われたドイツ出身の教師,京都府立医学校(現・京都府立医科大学),東京大学教師,東京職工学校(現・東京工業大学)教授を歴任し,陶磁器やガラスなどの製造を指導した。
 1874年(明治7年)頃の東京開成学校(現東京大学)で,ドイツ人ワグネル博士,助手の茂木春太,及び彼の弟茂木重次郎が塗料の研究を始めたといわれている。
 茂木春太は中途で他界したが,弟の茂木重次郎は研究を完成し,1881年(明治14年)に光明社(明治31年に日本ペイントと改称)を設立し,光明丹(鉛丹:四酸化三鉛,Pb3O4),亜鉛華(酸化亜鉛,ZnO),堅練りペイント(ボイル油と亜鉛華を練り混ぜたペイント)の製造・販売をはじめた。
 関連ページ : 塗料概論:歴史(日本の油性塗料) ,  
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 【わに皮割れ(塗膜の)】( alligatoring, crocodiling )
 わに皮のようなパターンの広い割れ。クレージングの激しいもの。ISO/DIS 4618の図4参照。【JIS K5500「塗料用語」】
 関連ページ : 塗膜の試験規格:割れの等級 ,  防食塗装系:鉄道:塗替え塗装の課題 ,  
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 【ワニス】( vernish )
 樹脂などを溶剤に溶かして作った塗料の総称。顔料は含まれていない。塗膜は概して透明である。
 備考:1.ISO用語規格では,“ワニスはクリヤー塗料の一種。主に酸化乾燥によって透明塗膜を形成するクリヤー塗料をワニスという。”と定義している。クリヤー塗料の項参照。
 2.BS用語規格では,“ワニスは,主に樹脂及び/又は乾性油から作られる透明塗料。”と定義している。
 3.ASTM用語規格では,“ワニスは,薄い層に塗ったとき透明な又は,半透明な固体膜を形成する液状組成物。”をいい,ビチューミナスワニス,油ワニス,スパーワニス,揮発性ワニスなどを含めている。【JIS K5500「塗料用語」】
 関連ページ : 塗装概論:塗り付け方法 ,  塗料概論:塗料工業の黎明期 ,  塗料各論:塗料分類(形態別分類) ,  塗料各論:鉛系さび止めペイント ,  塗料各論:長油性フタル酸樹脂塗料 ,  
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 【割れ(塗膜の)】( crack, cracking )
 老化の結果,塗膜に現れる部分的な裂け目。ISOでは,割れの方向性の有無,発生密度,割れの幅と深さによって評価する。また,割れの形態によっても区分する。
 備考:ヘアクラック,わに皮割れ及びからす足状割れは,割れの形状の自明な例。塗膜に現れる部分的な割れの状態によって,次のように分ける。程度の低いもの,浅いものから,ヘアクラック,チェッキング,クレージング,わに皮割れ,深割れ,からす足状割れ。【JIS K5500「塗料用語」】
 JIS K 5600-8-4「塗料一般試験方法−第8部:塗膜劣化の評価−第4節:割れの等級」参照。
 関連ページ : 塗装概論:新設時塗装管理(塗装作業) ,  塗装概論:塗替え塗装管理(塗膜調査) ,  塗装概論:塗膜劣化の評価 ,  塗装概論:塗膜劣化の等級 ,  塗装概論:塗替え塗装管理(塗膜除去) ,  塗装概論:塗膜変状と措置(塗装作業時) ,  塗装概論:塗膜変状と措置(経年変化) ,  塗膜の評価:はじめに ,  塗膜の評価:塗膜品質の分類 ,  塗膜の試験規格:塗膜劣化評価規格 ,  塗膜の試験規格:一般的な原則と等級 ,  塗膜の試験規格:割れの等級 ,  防食塗装系:鉄道:塗替え塗装の課題 ,  
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 【割れの等級】( designation of degree of cracking )
 塗膜の割れの程度を,割れの形式(割れの深さ)により,a) 上塗りを貫通していない表面割れ,b) 上塗りは貫通しているが,その下の塗膜は割れなし,c) 全塗膜層を貫通している割れに分類し,それぞれについて図版を参考に,割れの密度の等級付けをすると共に,割れの平均の大きさの等級をつける。【JIS K5600-8-4「塗料一般試験方法− 第 8部:塗膜劣化の評価− 第 4節:割れの等級」】
 関連ページ : 塗装概論:塗膜劣化の評価 ,  塗装概論:塗膜劣化の等級 ,  塗膜の試験規格:塗膜劣化評価(規格) ,  塗膜の試験規格:一般的な原則と等級 ,  塗膜の試験規格:割れの等級