社会資本・腐食防食関連の技術用語 (索引)

 ここでは,“社会資本“,及び“腐食防食“に関連する記事を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。

 用語一覧 

マイカー元年 】  , 【 マグネシウム族元素 】  , 【 マグネシウム-アルミニウム合金溶射 】  , 【 マグネタイト 】  , 【 マグヘマイト 】  , 【 まくらぎ(枕木) 】  , 【 まくらを切る(はけ塗り) 】  , 【 マクロ電池腐食 】  , 【 マクロ腐食電池 】  ,
 
曲げ試験 】  , 【 曲げ接着強さ 】  , 【 曲げ強さ 】  , 【 摩擦 】  , 【 摩擦係数 】  , 【 摩擦接合 】  , 【 増し塗り 】  , 【 斑銑 】  , 【 町田辰五郎 】  , 【 マドクラック(塗膜の) 】  ,
 
摩耗 】  , 【 摩耗腐食 】  , 【 摩耗輪法(耐摩耗性) 】  , 【 マルチパック製品 】  , 【 マルテンサイト 】  , 【 マンガン鋼 】  , 【 マンガン族元素 】  , 【 満潮位(H.W.L) 】  , 【 マンドレル(円筒形マンドレル)

 用語の概要と関連ページ


 【マイカー元年】( )
 ファミリーカーと称されるユーザーの購買力に見合った価格,使いやすい性能の乗用車-の生産が本格的に始まった 1966年をいう。この年は,3C(カー,カラーテレビ,クーラー)が三種の神器といわれた年である。
 三種の神器(さんしゅのじんぎ)とは,日本の歴代天皇が皇位のしるしとして継承してきた三種の宝物(鏡・剣・玉)のこと。これが転じて,三種の代表的な必需品を指すようになった。
 関連ページ : 社会資本:自動車の発展 ,  
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 【マグネシウム族元素】( magnesium group element )
 周期表第2族第2,3周期のベリリウム(Be),マグネシウム(Mg),第12族(旧分類の第2B族)の亜鉛(Zn),カドミウム(Cd),水銀(Hg)の 5元素nの総称。ベリリウム(Be),マグネシウム(Mg)は第2族の元素であるが,アルカリ土類と異なり,共有結合性が強く,水酸化物のアルカリ性が弱いなど化学的性質が異なる。
 関連ページ : 金属概論:金属の化学的分類 ,  
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 【マグネシウム-アルミニウム合金溶射】( )
 ⇒ アルミニウム-マグネシウム合金溶射
 関連ページ : 防食基礎:溶射材料と手順 ,  
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 【マグネタイト】( magnetite )
 磁鉄鉱(じてっこう)の鉱物名で知られる。鉄(Ⅱ,Ⅲ)の等軸晶系の酸化鉱物で化学組成 Fe3O4 (四酸化三鉄),金属光沢を持つ黒色の鉱物で,強い磁性を持つ。粉末状の砂鉄はたたら製鉄の主要な原料として用いられていた。
 関連ページ : 腐食基礎:腐食反応と溶存酸素 ,  腐食基礎:腐食反応 ,  鋼の腐食:鋼の腐食生成物 ,  鋼の腐食:腐食した鋼の腐食 ,  
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 【マグヘマイト】( maghemite )
 磁赤鉄鉱(γ- Fe2O3 )ともいわれる鉄の酸化鉱物の一つ,赤鉄鉱(ヘマイト,hematite ;α- Fe2O3 )と同質異像関係の鉱物であるが,原子の配置が磁鉄鉱(マグネタイト,magunetite ; Fe3O4)に似ており,磁鉄鉱より磁力が強い。
 関連ページ : 鋼の腐食:腐食した鋼の腐食 ,  
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 【まくらぎ(枕木)】( sleeper, tie )
 鉄道の軌道レール 2本の間隔を保ち,列車荷重を路盤へ伝達する役割のレールに結合された台状の構造体をいう。まくらぎは,使用場所により,並まくらぎ,橋梁用の橋まくらぎ,ポイントなどに用いる分岐まくらぎに分けられる。並まくらぎの多くはプレストレストコンクリート製が,橋まくらぎと分岐まくらぎの多くは弾力性に優れる木製や合成樹脂製の物が用いられる。
 関連ページ : 防食塗装系:鉄道:まくらぎ下用 ,  防食塗装系:鉄道:塗替えまくらぎ下用 ,  
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 【まくらを切る(はけ塗り)】( )
 刷毛の出だしと最後をしっかり揃えて塗ること。
 関連ページ : 塗装概論:塗り付け技術(刷毛塗り) ,  
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 【マクロ電池腐食】( macro-galvanic cell corrosion )
 マクロセル腐食,マクロ腐食,局部腐食ともいわれ,アノードとカソードがはっきりと区別できる程度の大きさをもち,その位置が固定されているマクロ腐食電池(macro-galvanic cell)の作用による腐食をいう。局部的な損傷の激しい腐食となるため,工学的に重要な腐食現象の一つである。
 関連ページ : 腐食基礎:環境による分類 ,  腐食基礎:腐食形態による分類 ,  腐食基礎:局部腐食とは ,  腐食基礎:異種金属接触腐食の程度 ,  腐食基礎:腐食現象の分類 ,  鋼の腐食:全面腐食と局部腐食 ,  鋼の腐食:海洋環境(環境別腐食) ,  鋼の腐食:土壌腐食(ミクロ腐食) ,  鋼の腐食:土壌腐食(マクロ腐食) ,  防食基礎:腐食試験・形態観察 ,  
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 【マクロ腐食電池】( macro-galvanic cell )
 アノードとカソードがはっきりと区別できる程度の大きさをもち,その位置が固定されている腐食電池をいい,異種金属接触電池,通気差電池などがこれに属する。【JIS Z 0103「防せい防食用語」】
 関連ページ : 腐食基礎:腐食の開始について ,  腐食基礎:局部腐食とは ,  腐食基礎:酸素濃淡電池 ,  腐食基礎:異種金属接触腐食の程度 ,  鋼の腐食:土壌腐食(マクロ腐食) ,  
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 【曲げ試験】( bend test )
 材料の変形能を調べるための試験。通常,試験片を規定の内側半径で規定の角度になるまで曲げ,湾曲部の外側の裂けきず「,その他の欠点の有無を調べることをいう。【JIS G 0202「鉄鋼用語(試験)」】
 関連ページ : 防食基礎:腐食試験・表面物性 ,  防食基礎:腐食試験・機械特性 ,  
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 【曲げ接着強さ】( flexural strength )
 接着面に曲げ応力を加え,接着接合部が破断したときの強さ。【JIS K 6800「接着剤・接着用語」】
 関連ページ : 防食基礎:ライニング皮膜の品質 ,  塗料評価:付着性 ,  
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 【曲げ強さ】( flexural strength, bending strength )
 平滑材料を引張り,あるいは曲げ変形した場合の破壊強さを,それぞれ引張強さ,曲げ強さと呼び,破壊を取り扱うもっとも基本的な値となる。
 曲げ強さは,曲げ強度,抗折力(こうせつりょく)ともいわれる。
 関連ページ : 防食基礎:腐食試験・表面物性 ,  
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 【摩擦】( friction )
 物体が他の物体の表面に接しながら運動しようとするとき,接触面に沿って相対運動を妨げる力(摩擦力)がはたらく現象をいう。物体が相対的に静止している場合の静止摩擦,運動を行っている場合の動摩擦に分けられる。
 関連ページ : 鋼の腐食:エロージョン・コロージョン ,  塗料各論:ふっ素樹脂とは ,  塗料各論:ふっ素樹脂塗膜性能 ,  塗膜の評価:耐摩耗性 ,  
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 【摩擦係数】( coefficient of friction )
 摩擦係数は,二つの物体の接触面に働く摩擦力と接触面に作用する垂直抗力との比をいい,記号 μ で表記される無次元量である。摩擦係数は,接触面の材質や表面状態(凹凸など)で定まる。
 静止摩擦力が接触面の見かけ上の面積に依存しないのは,接触面表面の微細な凹凸により,原子レベルでの相互作用(クーロン力)の生じる面積(真実接触面積)が限られ,見かけ上の接触面積が意味をもたないためといわれている。
 動き出すことで原子間のクーロン力を切断することが動摩擦力の原因と考えられている。物体の移動速度によらず動摩擦力が一定なのは,クーロン力の切断箇所の数が移動速度とは無関係なためと説明されている。
 関連ページ : 塗料各論:ふっ素樹脂とは ,  
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 【摩擦接合】( friction joint, friction welding )
 高力ボルトによる接合方法で,接合部の鋼材片を強い軸力で締め付け,鋼材間の摩擦面に生じる摩擦抵抗で高力ボルトの軸と直角方向の応力を伝達する方式。
 関連ページ : 鋼橋製作:ボルト継手 ,  
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 【増し塗り】( )
 仕上りや耐久性の観点から,塗膜厚が薄くなり易いエッジ部等を他の部分よりも 1回多く塗ること。
 関連ページ : 塗装概論:塗り付け技術(刷毛塗り) ,  塗装概論:新設時塗装管理(膜厚管理) ,  
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 【斑銑】( mottled pig iron )
 読み「まだらせん」,遊離炭素の多いねずみ銑とセメンタイトの多い白銑(はくせん)の混合型。
 関連ページ : 金属概論:鉄鋼の分類 ,  
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 【町田辰五郎】( )
 ⇒ 塗装発祥の記念碑
 関連ページ : 塗料概論:歴史(日本の油性塗料) ,  
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 【マドクラック(塗膜の)】( mud cracking, mudcracking )
 泥状割れともいわれる塗膜の深い割れである。
 乾燥中に生じる深い割れ。主に顔料成分の非常に多い塗料を多孔質の素地に厚く塗装したときに起こる。【JIS K5500「塗料用語」】
 関連ページ : 塗膜の試験規格:割れの等級 ,  
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 【摩耗】( wear )
 読み「まもう」,磨耗とも記される。摩耗とは,摩擦に伴って生じる固体表面部分の逐次減量のこと。
 材料の実用寿命をそこなう傾向がある使用中に出会うすべての有害な機械的影響の累積作用。 【 JIS K6900「プラスチック用語」】
 一般的には,摩擦に伴って生じる固体表面部分の逐次減量を指す。
 関連ページ : 鋼の腐食:エロージョン・コロージョン ,  塗膜の評価:耐摩耗性 ,  
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 【摩耗腐食】( erosion-corrosion )
 読み「まもうふしょく」 ⇒ エロージョン・コロージョン
 関連ページ : 腐食基礎:腐食形態による分類 ,  腐食基礎:腐食現象の分類 ,  鋼の腐食:エロージョン・コロージョン ,  
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 【摩耗輪法(耐摩耗性)】( rotating abrasive rubber wheel method (abrasion resistance) )
 JIS K 5600-5-9「塗料一般試験方法−第 5 部:塗膜の機械的性質−第 9 節:耐摩耗性(摩耗輪法)」
 適用範囲 この規格は,塗料の試験方法に関する一連の規格の一つである。 この規格は,テーバー形摩耗試験機を用い,回転する摩耗輪によって乾燥塗膜を摩耗させて,その耐摩耗性を測定するための方法について規定する。
 原理 乾燥塗膜は,テーバー形摩耗試験機の回転する摩耗輪によって摩耗する。試験中は,摩耗輪には規定の荷重がかけられる。耐摩耗性は規定回転数の摩耗を受けたときの摩耗減量,又は塗膜がはがれて下塗り塗膜,若しくは素材表面に達するのに必要な回転数として求められる。⇒ 耐摩耗性
 関連ページ : 塗膜の評価:機械的性質とは ,  塗膜の評価:耐摩耗性 ,  
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 【マルチパック製品】( multi-pack product )
 多体形製品ともいい,製造業者が指定した混合比で混合して使用するように別々の容器に入れて供給される製品。
 関連ページ : 塗料各論:塗料分類(形態別分類) ,  
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 【マルテンサイト】( martensite )
 元のオーステナイトと同じ化学組成をもつ体心立方晶又は体心立方晶の準安定固溶体(α又はαMと略記)。
 備考:オーステナイトを急冷した場合に,Ms点以下の温度で拡散を伴わずに変態して生じる。オーステナイトの塑性変形によって生じることもある。【JIS G 0201「鉄鋼用語(熱処理)」】
 関連ページ : 金属概論:ステンレス鋼 ,  
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 【マンガン鋼】( manganese steel )
 マンガンを含む合金鋼をいう。マンガンの含有量が少ない低マンガン鋼と含有量の多い高マンガン鋼に分けられ,低マンガン鋼は張力に優れ,高マンガン鋼は耐磨耗性に優れる。軌道ポイント用レール,防弾甲板,土木機械の摩耗部品(などに用いられる。
 JIS G 0203「鉄鋼用語(製品及び品質)」では,高マンガン鋼(austenitic high manganese steels)を,“一般にマンガン 11%以上を主合金成分とし,オーステナイト組織を示す非磁性の合金鋼。冷間加工による硬化が大きいので耐摩耗性部品に用いる。また,非磁性という特性をもつことから電磁気部材にも用いる。”と定義している。
 関連ページ : 金属概論:鉄鋼の分類 ,  
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 【マンガン族元素】( manganese group element )
 周期表第7族のマンガン(Mn),テクネチウム(Tc),レニウム(Re) 3元素の総称。クロム族より冶金が容易。高原子価ほど強酸性,Mn2+,3+は塩基性。
 マンガンは反応性の高い元素で,多くの非金属と化合物を形成する。また,鋼などの鉄合金に含まれ,鉄鋼の重要な添加元素である。
 関連ページ : 金属概論:金属の化学的分類 ,  
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 【満潮位(H.W.L)】( high water level )
 満潮とは,主として月と太陽の起潮力によって潮位が極大となった状態。多くの海岸で1日2回ずつ現れる。
 関連ページ : 鋼の腐食:海洋環境(環境区分) ,  
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 【マンドレル(円筒形マンドレル)】( cylindrical mandrel )
 マンドレル(mandrel)とは,機械加工するものを支えるための貫通する棒をいい,塗膜の耐屈曲性を評価する曲げ試験では円筒形の物が用いられる。
 関連ページ : 塗料評価:耐屈曲性 ,  塗膜の評価:機械的性質とは ,  塗膜の評価:柔軟性(可とう性) ,  
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