社会資本・腐食防食関連の技術用語 (索引)

 “社会資本“,及び“腐食防食“に関連する記事を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 ここでは,ハ行 “は”の用語を  はあ~はそ,  はた~はん  に分けて紹介する。

 用語一覧 は~はそ

パーフルオロエチレンプロペンコポリマー 】  , 【 パーマネントレッド 】  , 【 パーライト 】  , 【 バイオサイド製品 】  , 【 配水管 】  ,
 
倍数比例の法則 】  , 【 灰銑 】  , 【 ハイソリッド塗料 】  , 【 配電設備 】  , 【 ハイビルド塗料 】  , 【 排流法(迷走電流腐食対策) 】  , 【 バインダー 】  ,
 
パウリの排他原理 】  , 【 】  , 【 はがれ(塗膜の) 】  , 【 はがれの等級 】  , 【 バキュームブラスト 】  , 【 箔(アルミニウム及びアルミニウム合金) 】  , 【 箔(はり合わせアルミニウムはく) 】  , 【 箔(高純度アルミニウム) 】  ,
 
白亜化(塗膜の) 】  , 【 白亜化の等級 】  , 【 白銑(はくせん) 】  , 【 泊地 】  , 【 白鋳鉄(はくちゅうてつ) 】  , 【 はく離(剥離)強さ 】  , 【 暴露試験 】  , 【 はけ(刷毛) 】  , 【 はけ(刷毛)塗り 】  , 【 はけ目(塗膜の) 】  ,
 
箱型桁 】  , 【 箱桁 】  , 【 箱桁内面用塗装系 】  , 【 はじき(塗膜の) 】  , 【 梯子(アルミニウム合金製脚立及びはしご) 】  , 【 梯子(船側はしご) 】  , 【 橋構造物(アルミニウムショアギャングウェイ) 】  , 【 刃状転位

 用語の概要と関連ページ


 【パーフルオロエチレンプロペンコポリマー】( fluorinated ethylene – propylene copolymer )
 FEP ⇒ ふっ素化樹脂共重合体
 関連ページ : 塗料各論:ふっ素樹脂塗料 ,  塗料各論:ふっ素樹脂塗膜性能 ,  
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 【パーマネントレッド】( permanent red )
 アゾ系顔料で,原色での耐候性が良好で安価な顔料。
 関連ページ : 塗料概論:着色顔料 ,  
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 【パーライト】( pearlite )
 炭素を含む鋼のオーステナイトがフェライトとセメンタイトの薄片層状に共析した組織をいう。
 この組織を持つ鋼をパーライト鋼(pearlitic steel)や共晶鋼(eutectoid steel)などと呼び,機械的にはねばり強く耐摩耗性に優れレールなどに用いられる。
 関連ページ : 金属概論:鉄鋼の基礎 ,  金属概論:鉄鋼の微細構造 ,  
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 【バイオサイド製品】( biocidal product )
 有害生物防除等の目的で使用される殺生物性製品(防腐剤,防かび剤,防藻剤,防虫剤,忌避剤,木材防かび剤など)をいう。欧州では,2013年から殺生物性製品の市場における利用,及び使用に関する規則,いわゆる殺生物性製品規則(Biocidal Product Regulation, BPR)が施行され,欧州に輸出される製品はこの規則に準じなければならない。
 関連ページ : 塗料各論:塗料分類(機能別分類) ,  
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 【配水管】( water service pipe, distributing water pipe )
 給水上から配水区域内(家庭,工場など)に水を配る施設。
 関連ページ : 社会資本:水道システム ,  
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 【倍数比例の法則】( law of multiple proportions )
 倍比例の法則とは,ドルトンの提唱した原子説に基ずく法則で,「 2種類の元素が化合して 2種以上の化合物をつくる場合,化合物の間では一方の元素の同一質量 (または重量) と結合する他の元素の質量 (または重量) は,常に簡単な整数比を示す。」という法則。
 えば,成分元素が炭素( C )と酸素( O )からなる化合物には,一酸化炭素( CO ),二酸化炭素( CO2 )がある。炭素を元素 A とすると元素 B である酸素の質量比は,一酸化炭素:二酸化炭素= 1: 2となる。すなわち,分子式における元素の数は,( CO2 )など整数で記述できることを示す。 ⇔ 定比例の法則
 関連ページ : 腐食基礎:化学反応式とは ,  腐食基礎:電荷保存則と腐食 ,  
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 【灰銑】( gray pig iron )
 ⇒ ねずみ銑
 関連ページ : 金属概論:鉄鋼の分類 ,  
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 【ハイソリッド塗料】( high-solids, high solids coating )
 適切な成分を選択することによって,揮発成分をできるだけ低く抑え,かつ,満足できる塗装作業性を維持している塗料の総称。【JIS K5500「塗料用語」】 
 (社)日本塗料工業会では,環境配慮塗料の種類として,大気汚染低減塗料の一種としてハイソリッド塗料(高固形分)を VOC 30%以下,又は塗装時 VOCが 420g/L 以下の塗料と紹介している。
 欧米では,「High-solids coating」を固形分(不揮発成分)65%以上の塗料を意味する場合が多い。例えば,“A high solids coating is a single- or two-component coating formulated to have higher concentrations (at least 65%) of solid components (binders, pigments and additives) than a conventional coating but still maintain satisfactory coating or application properties in spite of the lower percentage of volatile organic compounds (VOCs). A high solids coating can be solvent- or water-based.”と紹介されている。
 関連ページ : 塗料各論:塗料分類(形態別分類) ,  
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 【配電設備】( electricity distribution apparatus, power distribution apparatus )
 配電用変電所から消費場所まで電力を送る設備。
 関連ページ : 社会資本:電源設備 ,  
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 【ハイビルド塗料】( high-build, high-build coating )
 1回の塗装で,通常よりも厚い塗膜が得られる塗料の総称。ハイビルドは,チキソトロピー,低揮発分又は低粘度成分の化学反応による硬化によって達成される。【JIS K5500「塗料用語」】
 欧米では,「 High-build coating 」の用語は,コテ塗りする塗装材(塗覆材)より薄いが,一般的な塗料より厚く塗れる塗料,すなわち 1回塗りや 2回塗りで膜厚 5 mils から約 30 mils(1mil=25.4μm)得られる塗料を意味する場合が多い。例えば“ Typically, high-build film coating thickness, which ranges from 5 mils to about 30 mils, are thicker than those of common paints but thinner than coatings applied using trowels. ・・・ A high-build coatings’ formulation allows it to create 5 to 30 mil-thick films with just one or two coatings with superior surface protection properties compared to ordinary paints or coating materials that average from 3 mils to 5 mils thick. ”と紹介されている。
 関連ページ : 塗料各論:塗料分類(形態別分類) ,  
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 【排流法(迷走電流腐食対策)】( electric drainage )
 迷走電流が流入している金属構造物から瞑そう電流を排流して腐食を防止する防食法。【JIS Z0103「防せい防食用語」】
 関連ページ : 防食基礎:陽極防食(排流法) ,  
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 【バインダー】( binder )
 顔料を結合(bind)し,膜を形成するビヒクルの不揮発性部分。【JIS K5500「塗料用語」】
 関連ページ : 塗料概論:溶剤類 ,  
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 【パウリの排他原理】( Pauli principle )
 パウリにより提唱された原理で,排他律あるいは禁制原理などとも呼ばれる。「 2つ以上のフェルミ粒子は,同一の量子状態を占めることはできない。」と表現され,一つの原子内では,2 個以上の電子が同時にエネルギー・スピンなどの同じ状態をとることはないことを示す原理である。
 関連ページ : 金属概論:金属の化学的特徴 ,  
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 【鋼】( steel, ferrous metal )
 読み「はがね」,「こう」 :「はがね」の由来は刃物に用いる金属で,焼入れによって硬化する鉄合金を意味していた。
 JIS 用語では,鉄を主成分として,一般に約 2%以下の炭素と,その他の成分を含むもの。【JIS G 0203「鉄鋼用語(製品及び品質)」】
 鉄及び鉄合金については『鉄鋼:てっこう』参照。
 関連ページ : 金属概論:金属の工学的分類 ,  鋼の腐食:鋼材の変遷 ,  
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 【はがれ(塗膜の)】( peeling, flaking, scaling )
 付着性が失われてある広さの膜が自然に素地から分離する現象。一般に,割れ,膨れが生じた後に,付着性が失われた結果,塗装系の1層,又はそれ以上の塗膜が下層塗膜から,又は塗装系全体が素地からはがれる。はがれは,その形状,程度及び深さによって評価する。JIS K 5600-8-5「塗料一般試験方法-第8部:塗膜劣化の評価-第5節:はがれの等級」
 備考:“peeling”はリボン,又はシート状の大きなはがれ,”flaking”はりん片状の小さなはがれ,”scaling”はスケール状の大きなはがれをいうこともある。なお,”scaling”ははがれの他にさび落としの意味にも用いられる。【JIS K5500「塗料用語」】
 関連ページ : 塗装概論:新設時塗装管理(塗装作業) ,  塗装概論:塗替え塗装管理(塗膜調査) ,  塗装概論:塗膜劣化の評価 ,  塗装概論:塗膜劣化の等級 ,  塗装概論:塗替え塗装管理(素地調整) ,  塗装概論:塗替え塗装管理(塗膜除去) ,  塗装概論:塗替え塗装管理(塗装準備) ,  塗装概論:塗膜変状と措置(経年変化) ,  塗膜の評価:塗膜品質の分類 ,  塗膜の試験規格:塗膜劣化評価規格 ,  塗膜の試験規格:一般的な原則と等級 ,  塗膜の試験規格:はがれの等級 ,  
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 【はがれの等級】( designation of degree of flaking )
 塗膜のはがれ程度を,図版を参考に,はがれの量(面積),はがれで露出した個々の面積の平均の大きさ,はがれの深さ(はがれた部位)で等級付けする。【JIS K5600-8-5「塗料一般試験方法− 第 8部:塗膜劣化の評価− 第 5節:はがれの等級」】
 関連ページ : 塗装概論:塗膜劣化の評価 ,  塗装概論:塗膜劣化の等級 ,  塗膜の試験規格:塗膜劣化評価(規格) ,  塗膜の試験規格:一般的な原則と等級 ,  塗膜の試験規格:はがれの等級 ,  
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 【バキュームブラスト】( vacuum blasting equipment )
 加圧槽のブラスト材料を圧縮空気を用いて素地調整を行う装置に,飛散するブラスト材料を吸引回収する機能を備えた装置。【JIS H8200「溶射用語」】
 関連ページ : 防食基礎:ブラスト処理 ,  塗装概論:素地調整技術 ,  塗装概論:ブラスト処理 ,  塗装概論:塗替え塗装管理(除せい) ,  防食塗装系:塗替え塗装 ,  
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 【箔(アルミニウム及びアルミニウム合金)】( Aluminium and aluminium alloy foils )
 圧延したアルミニウム及びアルミニウム合金のはくについて,JIS H 4160「アルミニウム及びアルミニウム合金はく:Aluminium and aluminium alloy foils」に規定されている。
 関連ページ : 金属概論:アルミ関連JIS規格 ,  
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 【箔(はり合わせアルミニウムはく)】( Laminated aluminium foils )
 アルミニウムはくに紙又はセロハンを接着剤によってはり合わせた,はり合せアルミニウムはくについて,JIS Z 1520「はり合せアルミニウムはく:Laminated aluminium foils」に規定されている。
 関連ページ : 金属概論:アルミ関連JIS規格 ,  
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 【箔(高純度アルミニウム)】( High purity aluminium foils )
 圧延した高純度アルミニウムはくについて,JIS H 4170「高純度アルミニウムはく:High purity aluminium foils」に規定されている。
 関連ページ : 金属概論:アルミ関連JIS規格 ,  
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 【白亜化(塗膜の)】( chalking )
 塗膜の劣化の一種。塗膜表面が粉末状になる現象。【JIS Z0103「防せい防食用語」】
 膜の成分の一つ又はそれ以上が劣化して膜の表面に微粉がゆるく付着したような外観になる現象。白亜化の程度を調べるには,指先,フェルト,ビロードなどで塗膜の表面を軽くこすって,粉末状のものが塗面から離れて指先などに付着する程度を見るか,湿らせて表面を粘着性にした写真印画紙をいていの荷重で塗面に圧着したときの,塗面から離れて粘着した粉状物質による印画紙の面の汚れの濃さを比較して見る(従来法)か,又は指定の粘着テープを塗面において,指で強くこすり,付着した粉末状物質の量を標準写真と比較して調べる。【JIS K5500「塗料用語」】
 JIS K 5600-8-6「塗料一般試験方法−第8部:塗膜劣化の評価−欠陥の量,大きさ及び外観の変化に関する表示−第6節:白亜化の等級(テープ法)」参照。
 関連ページ : 塗装概論:塗替え塗装管理(塗膜調査) ,  塗装概論:塗膜劣化の評価 ,  塗装概論:塗膜劣化の等級 ,  塗装概論:塗膜変状と措置(経年変化) ,  塗膜の評価:塗膜品質の分類 ,  塗膜の評価:視覚特性とは ,  塗膜の試験規格:一般的な原則と等級 ,  塗膜の試験規格:白亜化の等級 ,  塗装概論:塗膜劣化の評価 ,  
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 【白亜化の等級】( assessment of degree of chalking )
 塗膜の白亜化の程度を,塗膜表面に貼り付けた粘着テープを剝がし,テープに付着した微粉を,微粉が目立つ背景色(白又は黒)の上で目視観察し,標準図版と比較して等級を付ける。【JIS K5600-8-6「塗料一般試験方法− 第 8部:塗膜劣化の評価− 第 6節:白亜化の等級(テープ法)」】
 関連ページ : 塗装概論:塗膜劣化の評価 ,  塗装概論:塗膜劣化の等級 ,  塗膜の評価:視覚特性とは ,  塗膜の試験規格:塗膜劣化評価(規格) ,  塗膜の試験規格:一般的な原則と等級 ,  塗膜の試験規格:白亜化の等級 ,  
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 【白銑(はくせん)】( white pig iron )
 銑鉄の破面が白く見えるので,白銑といわれる。銑鉄に含まれるケイ素(Si)は炭素(C)を黒鉛化して遊離させる作用を持つ。一方,マンガン(Mn)は炭素(C)をセメンタイト化(Fe3C)する作用がある。銑鉄中のマンガンに対するけい素の比率(Si/Mn)が低いものは,遊離炭素に比較してセメンタイトが多いなり,破面が白く見える。なお,製鋼用銑には白銑に近いものが多く用いられる。
 関連ページ : 金属概論:鉄鋼の分類 ,  
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 【泊地】( harbor, anchorage )
 読み「はくち」,日本語では港湾において船舶を停泊させる水域施設で,小型船舶用の停泊水域は船溜(ふなだまり)ともいう。
 関連ページ : 社会資本:港湾 ,  
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 【白鋳鉄(はくちゅうてつ)】( white iron )
 鋳鉄とは,鉄と炭素を主成分として,一般に約 2%を超える炭素と,その他の成分を含むもの。【JIS G 0203「鉄鋼用語(製品及び品質)」】
 関連ページ : 金属概論:鋳鉄 ,  
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 【はく離(剥離)強さ】( peel strength )
 ピール強さ(peel strength)やピール強度ともいわれる。はく離(剥離)強さの定義は,あるはく離様式で使用する応力によって接着剤接合を破壊点に導き及び又は特定の破壊速度を継続するために必要な単位幅当たりの力。【JIS K 6900[プラスチック用語」】
 JIS K 6800「接着剤・接着用語」では,はく離接着強さ(peel strength)として,“接着面の一端にはく離応力を加え,接着接合部が破壊したときの強さ。”と定義されている。
 はく離強さの試験法には,はく離方向の違いにより,90度はく離試験,180度はく離試験,T形はく離試験,浮動ローラ法などがある。これらの規定される規格例として,JIS K 6854-1「接着剤−はく離接着強さ試験方法−第 1 部:90 度はく離」,JIS K 6854-2「接着剤−はく離接着強さ試験方法−第 2 部:180 度はく離」,JIS K 6854-3「接着剤−はく離接着強さ試験方法−第 3 部:T 形はく離」,JIS K 6854-4「接着剤−はく離接着強さ試験方法−第 4 部:浮動ローラ法」が参考になる。
 関連ページ : 防食基礎:ライニング皮膜の品質 ,  塗料評価:付着性 ,  
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 【暴露試験】( weathering test )
 環境との相互作用などを検討するため実際の環境,又は人工的に作られた環境に物体などを曝す試験方法をいう。
 関連ページ : 鋼の腐食:暴露試験例(海洋環境) ,  鋼の腐食:大気腐食性評価 ,  鋼の腐食:大気腐食(腐食環境 ISO分類) ,  防食基礎:人工環境腐食試験 ,  防食基礎:大気暴露試験 ,  塗膜の評価:耐久性とは ,  塗膜の評価:促進耐候性 ,  塗膜の評価:耐候性 ,  塗膜の試験規格:屋外暴露耐候性 ,  
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 【はけ(刷毛)】( brush )
 塗料を塗り付ける器具の一種。獣毛又は合成樹脂製繊維を束ねて,柄に固定したもの。毛や繊維の束に塗料を含ませ,物体の表面に触れて移動し,塗料を物体の表面に薄層として塗り付ける。
 束の形や角度によって,ずんどうばけ(※1)・丸はけ・平はけ・すじかいばけ があり,用いる毛には,馬毛,やぎ毛,豚毛,うさぎ毛,たぬき毛,ナイロンなどがある。塗料の試験に用いるはけは,JIS K 5600-1-6「塗料-般試験方法-第1部:通則-第6節:養生並びに試験の温度及び湿度」【JIS K5500「塗料用語」】
 参考追記:(※1)ずんどうばけとは,塗料用のはけの一種で,二つに割った柄の先端に毛の束をはさんで,毛先が柄の延長に向くように取り付けたものです。毛の束の幅で大きさを表します。
 関連ページ : 防食基礎:塗装技術 ,  塗装概論:塗り付け技術(刷毛の特徴) ,  
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 【はけ(刷毛)塗り】( brush application, brushing, brush coating )
 はけで塗料を塗る方法。【JIS K5500「塗料用語」】
 関連ページ : 防食基礎:塗装技術 ,  塗装概論:塗り付け方法の変遷 ,  塗装概論:塗り付け方法 ,  塗装概論:塗り付け技術(刷毛塗り) ,  塗料評価:塗装作業性 ,  
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 【はけ目(塗膜の)】( brush marks, brush mark )
 流展性の悪い塗料をはけで塗ったとき,はけ目が消えずに残る現象。ロビネスの項参照。【JIS K5500「塗料用語」】
 関連ページ : 塗料評価:塗膜の外観 ,  塗装概論:塗替え塗装管理(竣工検査) ,  塗装概論:塗膜変状と措置(塗装作業時) ,  
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 【箱型桁】( box girder )
 ⇒ 箱桁
 関連ページ : 防食塗装系:鋼橋の構造例 ,  
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 【箱桁】( box girder )
 箱形の断面をもつ桁,これを並べて架設した橋を箱桁橋という。
 関連ページ : 防食基礎:構造対策とは ,  防食塗装系:鋼橋の構造例 ,  
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 【箱桁内面用塗装系】( )
 箱型内面は,塗替え塗装時の内面塗装が密閉空間に近い状態での施工となる。揮発溶剤による爆発事故防止を目的に,塗替え塗装では溶剤を含まない塗料が用いられる。
 関連ページ : 塗料各論:防食用変性エポキシ樹脂塗料 ,  防食塗装系:道路:塗装系内面用 ,  防食塗装系:道路:塗替え塗装系内面用 ,  防食塗装系:鉄道:箱桁内面用 ,  防食塗装系:鉄道:箱桁内面添接部用 ,  
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 【はじき(塗膜の)】( cissing, crawling )
 塗面の表面が不均一で,その分布とその程度が一様でない現象。下地面と塗料との間の表面張力の不均等などによって起こる。備考:crawling は cissing の極端な形である。【JIS K5500「塗料用語」】
 関連ページ : 塗装概論:塗替え塗装管理(竣工検査) ,  塗装概論:塗膜変状と措置(塗装作業時) ,  塗料評価:塗膜の外観 ,  
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 【梯子(アルミニウム合金製脚立及びはしご)】( Aluminium ladder and stepladder )
 主に一般用のアルミニウム合金製の脚立及び可搬形のはしごについて,JIS S 1121「アルミニウム合金製脚立及びはしご:Aluminium ladder and stepladder」に規定されている。
 関連ページ : 金属概論:アルミ関連JIS規格 ,  
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 【梯子(船側はしご)】( Accommodation ladders )
 船に用いる一体形及び分割形の,鋼製及びアルミニウム合金製の船側はしごについて,JIS F 2621「船側はしご:Accommodation ladders」に規定されている。
 関連ページ : 金属概論:アルミ関連JIS規格 ,  
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 【橋構造物(アルミニウムショアギャングウェイ)】( Shipbuilding−Aluminium shore gangways )
 ギャングウエイ (gangway) とは,船と岸壁との間の乗下船又は他の船との間の交通を安全に行うための橋構造物。
 アルミニウム製ショアギャングウエイ(以下,ギャングウエイという。)に対する要件について,JIS F 2613「アルミニウム製ショアギャングウエイ:Shipbuilding−Aluminium shore gangways」に規定されている。
 関連ページ : 金属概論:アルミ関連JIS規格 ,  
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 【刃状転位】( edge dislocation )
 最も基本的な転移の一種で,結晶面がすべる途中で一列の原子面が刃状に入り込んでいく格子欠陥。
 関連ページ : 腐食基礎:金属構造欠陥