鋼橋関連の基礎用語

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  ここに紹介する用語は,「鉄道構造物等設計標準・同解説(鋼・合成構造物)」,国道交通省鉄道局監修,丸善,平成21年(以下では“設計標準”と略す),及び「新版図説土木用語辞典」土木出版企画委員会編集,実教出版,2006年(以下では“図説土木”と略す)の中から抜粋した用語を紹介します。

用語 対応英訳 解説 出典
設計関連      
設計 design 要求される性能を念頭において計画された構造物の形を創造し,性能を照査し,設計図を作成するまでの一連の作業。 設計標準
設計示方書“せっけいしほうしょ” design specifications 構造物の設計に際して,基本となるいろいろな事柄についての基準を示したもの。 図説土木
構造設計 construction design, structural design 構造物の具体的な形状・寸法を設定すること。 設計標準
設計耐用期間 design lifetime 構造物または部材がその使用にあたり,目的とする機能を十分に果たさなければならない設計上与えられた耐用期間。 設計標準
限界状態 limit state 構造物が要求性能を満足しなくなる限界の状態。 設計標準
材料係数 material factor 材料強度の特性値からの望ましくない方向への変動,供試体と構造物中との材料特性の差異,材料特性が限界状態に及ぼす影響,材料特性の経時変化等を考慮するための安全係数。 設計標準
設計材料強度 design material strength 材料強度の特性値を材料係数で除した値。 設計標準
部材係数 member factor 部材強度の限界値算定上の不確実性,部材寸法のばらつきの影響,部材の重要度(対象とする部材が限界状態に達したときに構造物全体に及ぼす影響)等を考慮するための安全係数。 設計標準
設計限界値 design critical value 設計材料強度等の材料に関する設計値を用いて算定した部材性能の限界値を部材係数で除した値。 設計標準
断面耐力 capacity of member cross section 材料の設計強度から求められる断面の耐力。 設計標準
設計断面耐力 design capacity of member, design capacity of member cross section 設計材料強度を用いて算定した部材の断面耐力を部材係数で除した値。 設計標準
構造物係数 structure factor 構造物の重要度,限界状態に達した時の社会的影響等を考慮するための安全係数。 設計標準
作用関連      
作用 action, work 構造物または部材に応力や変形を増減させ,もしくは材料特性に経時変化を起こさせるすべての働き。 設計標準
永久作用 permanent action 変動がほとんどないか,変動が持続的成分に比べて無視できるほど小さい作用。 設計標準
変動作用 variable action 変動が頻繁または連続的に起こり,かつ変動が持続的成分に比べて無視できないほど大きい作用。 設計標準
偶発作用 accidental action 設計耐用期間中に発生する頻度はまれであるが,発生すると構造物または部材に重大な影響を及ぼす作用。 設計標準
荷重 load 各種作用のうち,設計に考慮するために力や重量にモデル化したもの。 設計標準
活荷重 live load 移動する荷重の一種。 図説土木
死荷重 dead load 構造物自体の重さや付属設備による荷重。 図説土木
性能関連      
要求性能 performance requirement, required performance 目的および機能に応じて,構造物に求められる性能。 設計標準
安全性 safety 構造物が仕様者や周辺の人々の生命を脅かさないために保有するべき性能。 設計標準
使用性 employment 構造物の使用者が快適に構造物を使用するための性能,および周辺の人々が快適に生活するための性能。 設計標準
復旧性 restoration 構造物の機能を使用可能な状態に保つ,あるいは短期間で回復可能な状態にとどめるための性能。 設計標準
公衆安全性 public safety 構造物に起因した第三者への公衆災害を防止するための性能。 設計標準
安定性 stability 設計耐用期間中に生じるすべての作用に対して,構造物の安定を保持することができる性能。 設計標準
外観 appearance 構造物が周囲の環境を阻害せず,かつ周辺の人々に不安感や不快感を与えずに快適に構造物を使用するための性能。 設計標準
耐荷性 load-carrying capacity 設計耐用期間中に生じるすべての作用に対して,構造物が耐荷能力を保持することができる性能。 設計標準
耐疲労性 fatigue resistance 設計耐用期間中に生じるすべての作用の繰り返しに対して,構造物が耐荷能力を保持することができる性能。 設計標準
耐久性 durability, endurance 時間の経過に伴う構造物の性能の低下を一定レベルに留めるための性能。 設計標準
照査 check, checking 構造物が要求性能を満たしているか否かを,理論的あるいは経験的に確証のある解析や適切な供試体による実験等により判定する行為。 設計標準
検討 analysis, discussion 定性的,経験的に要求性能を満たしているか否かを判断する行為。 設計標準
構造部位関連      
主要部材 main member  この部材の一部が破壊すると鉄道の運行に直接支障をきたしたり,構造物全体の崩壊に結びつく部材。 設計標準
二次部材 sub member  主要部材以外の二次的な機能を持つ部材で,それらの一部が破壊しても列車の運行に直接支障しない部材。 設計標準
基礎構造物 foundation  橋台,橋脚その他構造物の下部にあたって上部構造物からの荷重を地盤に伝える構造物の総称。 設計標準
フーチング footing  柱・壁・橋脚などの基礎で,地盤に安全に維持されるように底面を拡大した基礎。 設計標準
橋脚 pier  橋の下部構造で,橋桁を支持し,橋桁からの荷重を下方地盤に伝える構造物。 図説土木
橋台 abutment  橋の下部構造で,橋の長短に設けられ,上部構造からの荷重を下方の地盤に伝えると同時に,背面に作用する土圧を受け止める構造物。 図説土木
橋座 bridge seat  橋台・橋脚において,上部構造の支承が置かれるところ。
 橋座の支承部は,大きな荷重を受け,き裂が起こりやすいところであるから,鉄筋で十分に補強する。
図説土木
橋長 bridge length  上部構造の全長で,橋端にある伸縮目地の外端間の距離。 図説土木
アンカーボルト anchor bolt)  造物と基礎部分とを連結するために用いるボルト。 図説土木
支点 support  橋脚・橋台や地盤などに設置されたはりや構造物を支持する点。
はりの支点は,可動支点,回転支点,固定支点の三つに分けられ,荷重が作用すると支点には反力が生じる。
図説土木
ヒンジ支点 hinged support  支点を中心として回転する支承構造。位置の移動は拘束されているが,回転は自由で,モーメントに抵抗しない。 図説土木
上部構造物 superstructure  一般にフーチング天端より上方の構造物で,橋台く体,橋脚く体,桁等の構造物の総称。 設計標準
床組 floor system  床を支持し,その受ける荷重を主構造(主桁。主構など)に伝達するように組まれた構造。
 縦桁と横桁からなる。主構造の間隔が広い時に用いられ,狭いものでは床を主桁が直接支える。
図説土木
主構 main trust  トラス橋を構成する主体となるトラスで,はりの主桁に相当するもの。
 主構は弦材と端柱および腹材とを格点で結合し,床組みや横構などで主構相互を連結する。
図説土木
弦材 chord member  トラスの上側および下側を形成する部材。上側を上弦材,下側を下弦材という。 図説土木
重ね継手 lap joint  部材(鋼板・鉄筋など)を継ぐ場合,リベット・ボルト・溶接などで接合するが,その際,部材を重ねて継ぐ継手。 図説土木
移動制限装置 stopper  桁からの水平力を橋台く体,橋脚く体等に伝達するとともに,桁の移動を制限する装置。 設計標準
落橋防止装置 anti-bridge-collapse device  偶発作用による桁の橋台く体,橋脚く体等から逸脱を防止する装置。 設計標準
高欄 handrail  橋の両側の地覆上に,通行する車両や人間の危険防止用に取り付けられたもの。
 アルミニウム,鋳鉄,鋳鋼,鉄筋コンクリートなどの材料が用いられる。
図説土木
床版 floor slab  橋の床を構成しているもの。 図説土木
フーチング footing  柱,壁,橋脚などの基礎で,地盤に安全に支持されるように底面を拡大した基礎。 図説土木
ブラッケト bracket  床組みの一種で,主桁の外側に張り出した桁。
 橋床を支え,路幅を広げる。
図説土木