ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
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カ行 ケ の用語を紹介する。
用語一覧 カ行 ケ
【 系(熱力学) 】 ,
【 軽金属 】 ,
【 蛍光 】 ,
【 蛍光X線 】 ,
【 蛍光スペクトル 】 ,
【 蛍光増白剤 】 ,
【 けい酸塩ガラス 】 ,
【 けい酸カルシウム水和物 】 ,
【 軽質洗剤 】 ,
【 軽質ナフサ 】 ,
【 系統誤差 】 ,
【 軽油 】 ,
【 ゲイ=リュサックの法則 】 ,
【 軽量コンクリート 】 ,
【 化粧石けん 】 ,
【 化粧品 】
【 ケチミン 】 ,
【 血圧上昇ホルモン 】 ,
【 結合性分子軌道 】 ,
【 結合エネルギー 】 ,
【 結合解離エネルギー 】 ,
【 結合次数 】 ,
【 結合性軌道 】 ,
【 結晶系 】 ,
【 結晶構造 】 ,
【 結晶性樹脂 】 ,
【 結晶面 】
【 β‐ケトアシル CoA 】 ,
【 ケトース 】 ,
【 ケト基 】 ,
【 α-ケトグルタル酸 】 ,
【 ケト原生 】 ,
【 ケト酸 】 ,
【 ケトン基 】 ,
【 ゲノム 】 ,
【 ケブラー 】 ,
【 ケラチン 】 ,
【 ゲル 】 ,
【 ゲル化 】 ,
【 ゲル化剤 】 ,
【 ゲル化時間 】 ,
【 ゲル化点 】 ,
【 ゲル浸透クロマトグラフィー 】 ,
【 ゲルマニウム 】 ,
【 ゲルろ過クロマトグラフィー 】 ,
【 ケロシン 】
【 減圧バッグ成形 】 ,
【 鹸化(けんか) 】 ,
【 嫌気性接着剤 】 ,
【 建材 】 ,
【 原子間力顕微鏡( AFM ) 】 ,
【 原子吸光(分光)分析 】 ,
【 絹糸腺 】 ,
【 けん縮繊維 】 ,
【 検出限界 】 ,
【 減水剤 】
【 元素組成 】 ,
【 元素分析 】 ,
【 ゲンチアノース 】 ,
【 建築材料 】 ,
【 建築物 】 ,
【 Kuenenの吸収係数 】 ,
【 顕微赤外分光法 】 ,
【 原料ゴム 】 ,
【 検量線 】 ,
【 検量線法 】
用語の概要と関連ページ
【系(熱力学)】( system )
考察の対象として,注目する部分を系という。系には,物質とエネルギーの出入りが許される開放系( open system ),エネルギーの出入りは許されるが,物質の出入りが許されない閉鎖系( closed system ),及び物質とエネルギーの出入りが許されず,外界から完全に独立した孤立系( isolated system )に分けられる。
関連ページ : 内部エネルギーとエンタルピー
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【軽金属】( light metals )
金属を比重で分類する場合は,一般的には比重 4 ~ 5 を下回るものを軽金属,上回るものを重金属とするのが一般的である。
関連ページ : 分類:その他
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【蛍光】( fluorescence )
励起後約 10-8 s 以内しか持続しないルミネセンス。
関連ページ : 無機化学(光の評価)
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【蛍光X線】( X-ray fluorescence )
原子を励起状態にするための外部エネルギー源としてX線を用いた場合に,放出される特性X線を蛍光X線という。 蛍光X線を測定し,,一般的にはナトリウム( Na )原子番号 11 以上の元素組成分析・定量分析を行う方法には,エネルギー分散方式,波長分散方式などがある。データの化学シフトを解析することで,注目原子の周辺原子に関する情報が得られる。
関連ページ : 蛍光X線:特性X線 蛍光X線分析 X線回折 有機化合物の分析
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【蛍光スペクトル】( fluorescence spectrum )
励起光を固定し,発生した蛍光の波長分布を測定したもの。なお,励起光の波長を変化させて全蛍光の強度変化を測定したものは励起スペクトル(excitation spectrum)という。
関連ページ : 無機化学(吸光・発光の原理)
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【蛍光増白剤】( fluorescent brightener )
近紫外部の光を吸収し,紫青又は青の蛍光を発し,繊維を白く感じさせる染料。繊維製品のほか,紙,パルプの増白にも用いられ,洗剤にも配合される。( JIS K 3211「界面活性剤用語」)
関連ページ : 界面活性剤関連用語
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【けい酸塩ガラス】( silicate glass )
古代から用いられるけい酸塩を主成分とする硬く透明な物質である。
関連ページ : ガラス
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【けい酸カルシウム水和物】( calcium silicate hydrate )
セメントの主成分で,酸化カルシウム(CaO)と二酸化珪素(SiO2)の化合物の総称。セメントクリンカー中ではエーライト,ビーライトなどがある。
関連ページ : セメントの化学
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【軽質洗剤】( light duty detergent )
軽い汚れの繊維,又は洗濯機などの機械的な力をかけない方がよい絹,毛などを手洗いするときに用いられる合成洗剤。主として中性洗剤である。( JIS K 3211「界面活性剤用語」)
関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは
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【軽質ナフサ】( light naphtha )
原油を常圧蒸留装置によって蒸留分離して得られる製品のうち沸点範囲 30 ~ 180℃程度のものをナフサ(naphtha)といい,そのうち沸点範囲 35 ~ 80℃程度のものを軽質ナフサ(light naphtha ),80 ~ 180℃程度のものを重質ナフサ(heavy naphtha )という。
関連ページ : アルケンの特徴
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【系統誤差】( systematic error )
測定結果にかたよりを与える原因によって生じる誤差。( JIS Z 8103「計測用語」)。
測定器の許容誤差,機器の調整不良,測定条件のずれ,計器読み取りなどでの観察者のくせ,間接測定による換算時の誤差,近似による解析の誤差など,偶然誤差と異なり,原因を突き止めることが可能な誤差である。
関連ページ : 検量線を用いた定量
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【軽油】( diesel fuel )
沸点範囲が 240 ~ 350 ℃ 程度で,炭素数14 ~ 18程度の化合物を主成分とする石油製品である
関連ページ : 石油製品とは 石油製品と燃焼
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【ゲイ=リュサックの法則】( Gay-Lussac's law )
次の 2 つの法則であるが,一般的にゲイ=リュサックの法則という場合は,第 1 の法則を指す。
第 1 の法則
「反応物と生成物の気体の体積の間の比は,簡単な整数の比で表される」である。気体反応の法則とも呼ばれる。
第 2 の法則
「一定の質量と一定の体積の気体の圧力は,気体の絶対温度に比例する」である。
圧力 P と温度 T( K )との関係は,
P / T = C(一定)
気体の質量一定の時,圧力と温度の間の関係を発見したギヨーム・アモントンに因んで,アモントンの法則とも呼ばれる。
関連ページ : 気体の状態方程式:気体の基本法則
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【軽量コンクリート】( light-weight concrete )
軽量骨材を用いた,気乾嵩比重 2.0以下のコンクリート(日本建築学会,建築標準仕様 JASS5 :鉄筋コンクリート)。一般的には,普通コンクリートより単位容積重量の小さいコンクリートの総称で,軽量骨材コンクリートと発泡コンクリートがある。
関連ページ : コンクリートの種類と劣化
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【化粧石けん】( toilet soap )
洗顔,手洗い,身体洗浄などに使用する石けん。石けん素地を乾燥し,香料などを混練し,押出機で成形する機械練石けんと,枠に流し入れて固化させる枠練石けんとがある。( JIS K 3211「界面活性剤用語」)
関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは
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【化粧品】( cosmetics , toilet articles )
ソルビタンと脂肪酸のエステル型の脂肪酸系界面活性で,ホイップクリームやマーガリンなどの食品用乳化剤,化粧品,工業用の界面活性剤として用いられる。
関連ページ : 生活の中の有機材料 非イオン(ノニオン)界面活性剤
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【ケチミン】( ketimine )
脂肪族ポリアミンをケトンと反応させて得られる。
関連ページ : エポキシ樹脂
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【血圧上昇ホルモン】( vasopressor hormone )
下垂体後葉から分泌されるペプチド系ホルモン。⇒バソプレッシン
関連ページ : 視床下部・下垂体
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【結合性分子軌道】( bonding molecular orbital )
原子 A の波動関数をψA,原子 B の波動関数をψBとすると,分子ABの波動関数は,和分のψMOⅠ,差分のψMOⅡになる。
すなわち,
ψMOⅠ= a ψA+ b ψB
ψMOⅡ= c ψA- d ψB
ここで a ,b ,c ,d は,原子の組み合わせなどで決まる因子( weighting factor )である。
MOⅠは2つの原子間の電子密度が高く,結合性分子軌道( bonding molecular orbital )という。
MOⅡは電荷の密度が極めて低く,反結合性分子軌道( antibonding molecular orbital )と呼ばれ,結合性分子軌道よりエネルギー順位が高い。
いずれの分子軌道もσ結合,π結合のいずれにもなれる。
関連ページ : 分子軌道について
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【結合エネルギー】( binding energy )
結合エネルギーとは,分子や結晶を構成する原子がばらばらに存在する状態との間でのポテンシャルエネルギーの差をいう。
結合エネルギーは,分子の持つ全結合を切断するためのエネルギーの総和となる。なお,分子中の結合を一つ一つ切断するのためのエネルギーは,結合解離エネルギーという。
関連ページ : 反応熱とは 結合エネルギー
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【結合解離エネルギー】( bond dissociation energy )
分子中の結合を一つ一つ切断するのためのエネルギーを結合解離エネルギーという。
関連ページ : 結合エネルギー
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【結合次数】( bond order )
分子軌道論における正味の結合性を簡単に決めるために,結合次数が用いられる。
結合次数は,結合性分子軌道にある電子数(酸素分子の場合 はσ2px ,π2py ,π2pz の 8 個)と反結合性分子軌道の電子数(酸素分子の場合はσ*2px ,π*2py ,π*2pz に含まれる 4 個)の差(酸素の場合は,8 - 4 = 4 個)の半分である。従って,酸素分子の場合は,結合次数 2 ( = 4 / 2 )となる( 2 重結合)。
関連ページ : 水素・酸素の分子軌道
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【結合性軌道】( bonding orbital )
関連ページ : ジエンの特徴
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【結晶系】( system of crystallization )
関連ページ : 固体の形と結晶構造
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【結晶構造】( crystal structure , crystalline structure )
結晶中の原子の配置構造。例えば,配位数 12 の結晶構造では,球が密に積み重なる。これを最密充填構造(又は最密構造)という。第 3 段目の重なり方の違いで,六方最密充填( hexagonal close - packing ,ちょう密六方格子)と立方最密充填( cubic close - packing ,面心立方格子)に分けられる。
配位数 8 では,体心立方格子( body – centered cubic lattice )の構造に,配位数 6 では正八面体に,配位数 4 では正四面体になる。
関連ページ : イオン結晶構造 金属結晶構造 結晶構造 X線回折
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【結晶性樹脂】( crystalline resin )
分子の一部が規則的に集まった熱可塑性樹脂。すなわち,分子が部分的に結晶化し,結晶化した領域と無定形の領域が存在(部分結晶性)する。
関連ページ : プラスチックとは
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【結晶面】( crystal plane , crystalline plane , crystal face )
結晶の外形をつくる面。結晶格子の規則性により,一定の幾何学的法則をもっている。
関連ページ : X線回折
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【β‐ケトアシル CoA 】( β-ketoacyl-CoA )
関連ページ : 脂質の異化
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【ケトース】( Ketose )
炭素鎖の内部に酸素原子と二重結合(ケトン基)を持つ糖,HO‐CH2 (‐CHOH‐)n CO(‐CHOH‐)m CH2‐OH CHO
関連ページ : 糖質と炭水化物 直鎖構造の単糖
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【ケト基】( ketone group )
ケトンのカルボニル基をケト基と呼ぶこともある⇒カルボニル基
関連ページ : 置換基・特性基・官能基
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【α-ケトグルタル酸】( α-ketoglutaric acid )
2-オキソグルタル酸( 2-oxoglutaric acid ):アミノ基転移反応で,アミノ基を受け取りα-グルタミン酸に変わる。
関連ページ : アミノ酸の代謝 クエン酸回路(TCA回路)
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【ケト原生】( Ketogenic )
アミノ酸異化の炭素骨格代謝で,最終生成物は,脂質の原料となるアセチル CoA である。
関連ページ : アミノ酸の代謝
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【ケト酸】( Keto acid )
ケトン基とカルボキシル基を含む有機酸。α炭素にケトン基( >C=O )があるものをα-ケト酸( 2-オキソ酸)という。
関連ページ : アミノ酸の代謝
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【ケトン基】( ketone group )
2価の官能基 C=O であるが,2個の炭化水素基が結合している場合はケトン基,水素が1個結合している場合はアルデヒド基という。
関連ページ : 直鎖構造の単糖
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【ゲノム】( genom )
遺伝子( gene )と染色体( chromosome )の合成造語で,生物が生きていくために必要な DNA や RNA などの遺伝情報を含む 1 組の染色体をいう。
関連ページ : たんぱく質の代謝
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【ケブラー】( Kevlar )
パラ系アラミド繊維の商標
関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど
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【ケラチン】( keratin )
⇒動物繊維
関連ページ : 繊維とは
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【ゲル】( gel )
樹脂の形成の間に生ずる最初のゼリー状の固相。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
関連ページ : プラスチックの記号と関連用語 熱硬化性プラスチックとは
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【ゲル化】( gelation ,gelling )
材料のゲル状態への転化。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
関連ページ : 熱硬化性プラスチックとは
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【ゲル化剤】( gelling agent )
ゾルの状態からゲルの状態にするのに役立つ薬剤( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
関連ページ : 界面活性剤関連用語
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【ゲル化時間】( gel time )
特定の温度条件のもとで,液状材料がゲルを形成するために必要な時間。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
関連ページ : プラスチックの記号と関連用語 熱硬化性プラスチックとは
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【ゲル化点】( gel point )
液体が擬弾性特性を示し始める段階。(注) この段階は便宜上粘度−時間線図の屈曲点から観測してもよい。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
関連ページ : プラスチックの記号と関連用語
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【ゲル浸透クロマトグラフィー】( Gel Permeation Chromatography )
高分子物質の分子量分布,平均分子量測定を目的に用いられる分析方法。
関連ページ : 有機化合物の分析
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【ゲルマニウム】( germanium )
ゲルマニウム( Ge ),周期表第14族,原子番号32の元素
関連ページ : 周期表第 14 , 15 族
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【ゲルろ過クロマトグラフィー】( gel filtration chromatography )
溶離液に水溶液を用い,試料成分の分子の大きさ,イオン相互作用などによって分離を行う分析方法。
関連ページ : 有機化合物の分析
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【ケロシン】( kerosene )
沸点範囲 170 ~ 250 ℃程度のもで,炭素数 10 ~ 14 程度の化合物を主成分とし,灯油,ジェット燃料,ケロシン系ロケット燃料などの石油製品の原料として用いられる。
関連ページ : 石油製品とは 石油製品と燃焼
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【減圧バッグ成形】( vacuum bag moulding )
雌型の代わりに,ゴムのような弾性体を用い,雄型と弾性体との間の空気を抜き,大気圧で加圧する方法( JIS K7010 「繊維強化プラスチック用語」)。⇒真空バック成形法
関連ページ : FRP 成形法 FRP 関連用語
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【鹸化(けんか)】( saponification )
油脂又はエステルがアルカリによって加水分解し,石けんを生成する反応。脂肪酸のアルカリによる中和反応も含まれる。( JIS K 3211「界面活性剤用語」) なお,試料の油脂 1g を完全にけん化するのに必要な水酸化カリウムのミリグラム数をけん化価( saponification value )という。
関連ページ : 陰イオン(アニオン)界面活性剤 界面活性剤関連用語 脂質とは
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【嫌気性接着剤】( anaerobic adhesive )
酸素の存在によって硬化が抑制され,酸素が遮断されると硬化する接着剤( JIS K6800 「接着剤・接着用語」)。
関連ページ : その他高分子材料
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【建材】( building material(s) )
→ 建築材料
関連ページ : 建築・土木材料について
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【原子間力顕微鏡( AFM )】( atomic force microscope )
探針を走査しながら試料と探針との間に働く原子間力の変化を検出して,表面の構造を解析する顕微鏡。
関連ページ : 表面・局所分析 有機化合物の分析
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【原子吸光(分光)分析】( atomic absorption spectrometry )
試料中に含まれる分析対象元素を,フレーム(炎),電気加熱又は化学反応によって基底状態の原子とし,その原子蒸気層の吸光度を測定することによって,分析対象元素の濃度を求める方法
関連ページ : 原子吸光法
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【絹糸腺】( silk gland )
チョウ・ガなどの幼虫がもつ分泌器官。分泌物が空気に触れると絹糸になる。
関連ページ : 繊維とは
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【けん縮繊維】( crimped staple )
特に巻き縮みを与えたステープルファイバ( JIS L 0204 「繊維用語」)。
関連ページ : 繊維関連用語
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【検出限界】( detection limit )
関連ページ : 化学分析の流れ
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【減水剤】( water reducing agent )
コンクリートなどの単位水量を増やすことなく,流動性をよくするか,流動性を変えることなく単位水量を減らすために用いられる混和剤( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
関連ページ : コンクリートとは 界面活性剤関連用語
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【元素組成】( elemental composition )
関連ページ : 有機化合物の分析
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【元素分析】( elemental analysis )
試料物質の含有成分元素の検出,又は定量を目的とした化学分析。
関連ページ : 分析化学とは 元素分析 原子吸光法 発光分光分析 蛍光X線分析
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【ゲンチアノース】( gentianose )
天然産出の三糖類,ゲンチアナなどのリンドウ科植物の根茎などに含まれる。D-グルコピラノシル( 1 , 6‐グリコシド結合),D-グルコピラノシル( 1 , 2‐グリコシド結合),D-フラクトフラノシドの構造を持つ非還元性の三糖である。
関連ページ : オリゴ糖とは
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【建築材料】( building materials )
建築物としての基本を構成する材料をいい,多種多様の材料が含まれる。材料の一般的な分類には,機能による分類,部位による分類,素材による分類がある。
関連ページ : 生活と無機化学 建築材料
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【建築物】( building )
一般的には,ビルなどの建築された物体,構造物をいうが,法律用語(建築基準法)では,建築物は土地に定着する工作物のうち,① 屋根及び柱若しくは壁を有するもの,② ①に附属する門若しくは塀,③ 観覧のための工作物,④ 地下若しくは高架の工作物内に設ける事務所,店舗,興行場,倉庫その他これらに類する施設(鉄道及び軌道の線路敷地内の運転保安に関する施設並びに跨線橋,プラットホームの上家,貯蔵槽その他これらに類する施設を除く。)をいう。
関連ページ : 建築・土木材料について
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【Kuenenの吸収係数】( Kuenen's absorption coefficient )
対象とする気体の分圧が 1 気圧のとき,温度( t ℃)の溶媒 1 g に溶解する気体の体積( mL )を,を標準状態( 0℃,1 気圧)の体積に換算した値をいう。
関連ページ : 液体への溶解現象:気体の溶解
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【顕微赤外分光法】( infrared microspectrometry )
顕微 FT–IR ともいわれ,試料が微量の場合,試料の加工が困難な場合,固体表面上の異物など,顕微鏡下で確認しながら赤外分光分析することができる。
関連ページ : 有機化合物の分析 有機化合物の分析 赤外吸収スペクトル測定
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【原料ゴム】( raw rubber )
ゴム製品を製造するための天然ゴム又は合成ゴム。 注記 1 :生ゴムともいう。( JIS K 6200「ゴム‐用語」)
関連ページ : ゴム(エラストマー)とは ゴム関連用語
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【検量線】( calibration curve , working curve )
物質の特定の性質,量,濃度などとそれらの測定値との関係を表した線。校正曲線ともいう
関連ページ : 検量線を用いた定量
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【検量線法】( calibration curve quantitation method )
絶対検量線法,強度法ともいう。分析目的の物質(分析種)の標準物質を用意し,試料の濃度を挟む(内挿値)ように,段階的に濃度を変えた標準物質の溶液(標準溶液)を測定し,横軸に分析種の濃度(又は含有率),質量などを目盛り,縦軸に検出器の出力信号などの測定強度を目盛ることによって検量線(校正曲線,校正関数)を作成する。
関連ページ : 検量線を用いた定量 ガスクロによる分析
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