化学関連用語解説 (索引)

 ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 
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 用語一覧  マ行  メ

明度 】  , 【 明反応 】  , 【 メシル酸 】  , 【 メタクリル酸メチル 】  , 【 メタ系アラミド 】  , 【 メタニド 】  , 【 メタ配向性不活性化基 】  , 【 メタロセン触媒 】  , 【 メタンの燃焼 】  , 【 メチオニン

めっき 】  , 【 メッセンジャーRNA 】  , 【 メラニン細胞刺激ホルモン 】  , 【 メラミン樹脂 】  , 【 メルトフローレイト 】  , 【 メレジトース 】  , 【 綿 】  , 【 面指数 】  , 【 メンデレーエフ 】  , 【 メンデレビウム

 用語の概要と関連ページ


 【明度】( lightness )
 同様に照明されている白又は透過率が高い面の明るさと比較して,相対的に判断される対象面の明るさ。
 関連ページ : 無機化学(物体色の評価)   
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 【明反応】( light reaction )
 光化学反応とも呼ばれ,光エネルギーを利用し,水を酸化する酸素発生型,硫化水素や水素などを酸化する酸素非発生型に分けられる。何れでも,最終的には NADPH(還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸)と ATP(アデノシン三リン酸)を生成する反応。
 関連ページ : 糖の光合成   
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 【メシル酸】( mesylic acid )
 =メタンスルホン酸
 関連ページ : カルボン酸の酸性度   
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 【メタクリル酸メチル】( methyl methacrylate )
 不飽和結合をもつビニルモノマー
 関連ページ : 不飽和ポリエステル樹脂   カルボン酸とは   
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 【メタ系アラミド】( poly-m-phenyleneisophthalamide )
 商標ノーメックスで知られる m –フェニレンジアミンとイソフタル酸クロリドから共重縮合して得られるポリアミド。
 関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど   
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 【メタニド】( methanide )
 → イオン性炭化物
 関連ページ : 炭化物・窒化物   
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 【メタ配向性不活性化基】( meta–directing deactivator )
 ベンゼン環上の親電子置換反応において,すでにある置換基の影響で,メタ位に反応が起きやすい場合をメタ配向性という。メタ位への反応が促進される置換基をメタ配向性活性化基という。パラ位への反応が抑制され,結果としてメタ位への反応が進められる置換基をメタ配向性不活性化基という。
 同様に,オルト-パラ配向性もある。⇒置換基効果
 関連ページ : フェノール   
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 【メタロセン触媒】( metallocene catalyst )
 シクロペンタジエニルアニオン (C5H5) 2個をη5-配位子として有する有機金属化合物のメタロセン (metallocene) による遷移金属触媒をいう。ポリエチレン合成の触媒に用いられるものをカミンスキー触媒 (Kaminsky catalyst) と呼ぶ。
 関連ページ : 高分子合成反応   ビニル樹脂(ポリエチレンなど)   
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 【メタンの燃焼】( )
 メタン( CH4 )の燃焼反応
CH4(g) + 2O2(g) → CO2(g) + 2H2O (l)
 関連ページ : 熱化学方程式の活用   天然・石油ガスと燃焼   
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 【メチオニン】( methionine )
 硫黄を含む疎水性の中性アミノ酸,必須アミノ酸。血液中のコレステロール値を下げ,活性酸素を取り除く作用がある。
 関連ページ : ヒドロキシ酸・アミノ酸   アミノ酸の構造   
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 【めっき】( plating )
 鍍金(ときん)とも言われ,金属を中心とする材料に対し,材料の装飾,耐食性向上,耐摩耗性向上,表面硬さなどの表面機能付与を目的に,異種金属の薄膜被覆による表面処理やその方法を指す。なお,めっきは,日本語なのでひらがな表記とする 。
 関連ページ : めっき   
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 【メッセンジャーRNA】( messenger RNA )
 ⇒mRNA
 関連ページ : DNA , RNAとは   
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 【メラニン細胞刺激ホルモン】( melanocyte-stimulating hormone )
 下垂体中葉で分泌される略号 MSH のペプチド系ホルモンで,黒色素胞刺激ホルモンともいわれ,紫外線による体細胞の損傷を防ぐため,メラニン細胞のチロシナーゼを活性化させ,メラニン合成を促進する。動物では,α,βおよびγの 3 種類の MSH が知られている。
 関連ページ : 視床下部・下垂体   
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 【メラミン樹脂】( melamine resin )
 略号 Mf ,メラミンのホルムアルデヒド又はメチレン架橋を供与できる化合物との重縮合によって製造されるアミノ樹脂( JIS K 6900「プラスチック用語」)。
 メラミン–ホルムアルデヒド樹脂( melamine formaldehyde )ともいい,メラミン( C3H6N6 ,1,3,5-トリアジン-2,4,6-トリアミン)とホルムアルデヒドとの共重縮合により製造される熱硬化性樹脂。
 無色透明で着色性が良い,耐熱性が高い,表面硬度が高い,機械的特性,電気的特性,耐アーク性,耐薬品性,耐溶剤性,耐水性に優れる。欠点としては,耐酸性に劣ることが挙げられる。
 関連ページ : プラスチックとは   ユリア,メラミン樹脂   
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 【メルトフローレイト】( melt flow rate )
 融流れ速度ともいわれ,特定の試験条件( 190 ℃,規定される荷重)のもとで,一定の時間内に押し出される熱可塑性材料の量をいう。ポリエチレン製品品質分類時の特性値として用いられる。
 押し出される熱可塑性材料の容量で表すメルトボリュームフローレイト,質量で表すメルトマスフローレイトがある。
 関連ページ : ビニル樹脂(ポリエチレンなど)   
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 【メレジトース】( melezitose )
 天然産出の三糖類,樹液を食する多くの昆虫類によって作られる。D‐グルコースと D‐フラクトースの( 1 , 2‐グリコシド結合),これと D‐グルコースとの( 1 , 3‐グリコシド結合)により連なる糖である。
 関連ページ : オリゴ糖とは   
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 【綿】( COTTON, coton )
 綿 (Gossypium) の種子から得られる植物繊維。
 関連ページ : 繊維とは   
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 【面指数】( Miller indices )
 結晶の格子面を表す指数。ミラー指数ともいう。
 関連ページ : X線回折   
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 【メンデレーエフ】( Dmitrij Ivanovich Mendelejev )
 ロシアの化学者 ( 1834~ 1907 ),現代の周期表の提唱者,当時発見されていた 63種の元素を単体や化合物の性質で分類し,原子量順に整理することで,未発見の元素性質を予言している。
 関連ページ : 周期表   
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 【メンデレビウム】( mendelevium )
 メンデレビウム( Md ),アクチノイド系,原子番号101の元素
 関連ページ : 周期表第 3 族 その 3   
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