化学関連用語解説 (索引)

 ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 
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 ラ行  で始まる用語を紹介する。

 用語一覧  ラ行  リ

リアーゼ 】  , 【 リアクタンス 】  , 【 リエイトイオン 】  , 【 リオ宣言 】  , 【 リオニウムイオン 】  , 【 リガーゼ 】  , 【 リシン 】  , 【 リシンチロシルキノン 】  , 【 理想気体 】  , 【 理想溶液 】  , 【 リチウム 】  , 【 リチウム電池 】  , 【 立方晶系 】  , 【 律速段階

立体異性体 】  , 【 立体化学 】  , 【 立体規則性 】  , 【 立体配座 】  , 【 立体配置 】  , 【 リテンションタイム 】  , 【 リノール酸 】  , 【 α-リノレン酸 】  , 【 リパーゼ 】  , 【 リビング重合 】  , 【 リボース 】  , 【 D-リボース-5-リン酸

リボ核酸 】  , 【 リボゾーム 】  , 【 リボソームRNA 】  , 【 リポタンパク質 】  , 【 リボヌクレオチド 】  , 【 リボフラビン 】  , 【 硫化亜鉛型構造(閃亜鉛鉱型) 】  , 【 硫化物 】  , 【 硫酸アルミニウムカリウム 】  , 【 硫酸エステル 】  , 【 硫酸化油

粒子状物質( PM ) 】  , 【 量,単位の表し方 】  , 【 量子数 】  , 【 両性界面活性剤 】  , 【 両性酸化物 】  , 【 両性物質 】  , 【 菱面体晶系 】  , 【 両面粘着テープ 】  , 【 りん光 】  , 【 リンゴ酸 】  , 【 リン酸無水結合 】  , 【 リン脂質 】  , 【 リンパ系

 用語の概要と関連ページ


 【リアーゼ】( lyase )
 脱離反応による二重結合生成,逆反応の付加反応で二重結合部位に置換基を導入する反応を触媒する。EC 第 4 群に分類され,リアーゼ,除去付加酵素とも呼ばれる。
 関連ページ : 酵素(はじめに)   酵素の EC 番号とは   
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 【リアクタンス】( reactance )
 交流回路のコイルやコンデンサの電圧と電流の比で,電気抵抗と同じ次元(単位Ω)を持つが,エネルギーを消費しない擬似的な抵抗である。
 関連ページ : 電気伝導率の測定   
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 【リエイトイオン】( lyate ion )
 ライエートイオンともいい,溶媒分子がプロトンを放出した陰イオン。
 関連ページ : pH とは   
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 【リオ宣言】( Rio Declaration on Environment and Development )
 1992 年のブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された国際連合主催の国連環境開発会議(地球サミット)における新たな国際的な関係の構築に向けた「環境と開発に関するリオ・デ・ジャネイロ宣言」
 関連ページ : 環境問題の国際的取り組み   
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 【リオニウムイオン】( lyonium ion )
 オニウムイオン(onium ion)の一種で,溶媒分子がプロトンを得た陽イオン。
 関連ページ : pH とは   
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 【リガーゼ】( ligase )
 EC 第 6 群に分類され,高エネルギー化合物( ATP など)の加水分解と共に触媒作用を示す。
 シンテターゼ( synthetase ),合成酵素とも呼ばれる。厳密には,合成酵素という場合は EC6 群の他に EC4 群(リアーゼ)を含む。
 関連ページ : 酵素(はじめに)   酵素の EC 番号とは   
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 【リシン】( lysine )
 2 つ以上のアミノ基を持つ塩基性アミノ酸,必須アミノ酸。
 食品添加物のL-リジンは,糖類を原料とした発酵により得られたものを分離して得たものを指す。栄養強化剤としても用いられるアミノ酸系調味料。
 関連ページ : ヒドロキシ酸・アミノ酸   調味料   アミノ酸の構造   
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 【リシンチロシルキノン】( lysine tyrosylquinone )
 ⇒LTQ
 関連ページ : 酵素(はじめに)   
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 【理想気体】( ideal gas )
 完全気体( perfect gas )ともいい,現実には存在しない理想的な気体である。圧力が温度と体積の逆数(密度)に比例し,内部エネルギーが温度に比例する気体の理論モデルである。
 統計力学では,気体の構成粒子(分子や原子など)の体積,粒子間の相互作用とも無視できる系として扱われる。理想気体には,気体分子の概念が存在せず,内部エネルギーは,分子の並進と回転の運動エネルギーのみを考え,振動を考えない。
 すなわち,ボイル=シャルルの法則を状態方程式とし,内部エネルギーは体積によらず温度だけの関数となり,断熱変化に対してポアソンの法則に従う。
 関連ページ : 気体の圧力:気体圧力理解のため   気体の量と体積:理想気体と実在気体   
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 【理想溶液】( ideal solution )
 溶液の中で,溶媒の分子と溶質の分子との間の相互作用が等価で,それぞれを区別できない混合状態の溶液をいう。
 理想溶液は,熱力学的概念で,ラウールの法則が導かれる。言い換えると,いずれの溶液濃度でもラウールの法則が成立する溶液を理想溶液という。
 経験的には,構成分子の分子の大きさがほぼ等しく,混合熱がゼロで,混合による容積変化もゼロの溶液である。
 関連ページ : 液体への溶解現象:溶解現象とは   希薄溶液の性質:はじめに   
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 【リチウム】( lithium )
 リチウム( Li ),周期表第 族,原子番号の元素
 関連ページ : 周期表第 1 族   
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 【リチウム電池】( lithium battery )
 一般的なコイン電池やボタン電池では,有機溶媒にリチウム塩を溶解させたものを電解液として用い,二酸化マンガン( MnO2 )を正極(+極),金属リチウムを負極(-極)とする起電力約 3 V で,充電のできない一次電池である。
 関連ページ : 電池   
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 【立方晶系】( cubic system )
 結晶構造の一つ。
 関連ページ : 固体の形と結晶構造   
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 【律速段階】( rate-determining step )
 複合反応全体の反応速度は,多くの場合に特定の素反応の影響を大きく受ける。最も遅い素反応を律速段階( rate-determining step )や律速過程という。
 関連ページ : 化学反応の形態   
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 【立体異性体】( stereoisomer )
 同じ示性式でも立体配置(三次元的な構造)が異なる化合物。立体異性体の説明において,高等学校の化学教育や参考書・専門書で光学異性体,幾何異性体の用語を用いている。
 しかし,厳密性に欠けるため,IUPAC 命名法ではこれらの用語の使用を推奨せず,エナンチオマー,ジアステレオマー,シス‐トランス異性体,配座異性体(回転異性体)の使用を推奨している。
 関連ページ : 立体化学(立体異性体)   直鎖構造の単糖   
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 【立体化学】( stereochemistry )
 3 次元的な分子構造,構造を調べる方法論,構造由来の物性論などに関する学問領域。
 関連ページ : 立体化学(立体異性体)   
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 【立体規則性】( tacticity )
 重合法によっては不斉炭素の絶対配置に規則性が現れる。これを立体規則性(タクティシティー,タクチシチー)という。
 すべての不斉炭素が同じ絶対配置を持つような構造をアイソタクチック(イソタクチックともいう)といい,絶対配置が交互に並ぶものをシンジオタクチックという。また,ランダムになった構造をアタクチックという。
 関連ページ : 高分子合成反応   
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 【立体配座】( conformation )
 原子団の相対的な配置は,単結合周りで回転し自由に変化できる。室温で容易に変換できる空間配置をいう。
 関連ページ : 立体化学(立体異性体)   ジオステレオマー(幾何異性体)   
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 【立体配置】( configuration )
 立体異性体の原因となりえる分子に固有な原子の空間的な配置
 関連ページ : 立体化学(立体異性体)   
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 【リテンションタイム】( retention time )
 ⇒保持時間
 関連ページ : イオンクロマトグラフィー   クロマトグラフィーの原理   
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 【リノール酸】( linoleic acid )
 不飽和のモノカルボン酸
 関連ページ : カルボン酸とは   
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 【α-リノレン酸】( Alpha-linolenic acid )
 不飽和のモノカルボン酸
 関連ページ : カルボン酸とは   
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 【リパーゼ】( lipase )
 中性脂肪を加水分解して脂肪酸とグリセリンとにする酵素。⇒ステアプシン
 関連ページ : 脂質の代謝とは   脂質の異化   
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 【リビング重合】( living polymerization )
 連鎖重合において移動反応・停止反応などの副反応を伴わない重合である。生成するポリマーの末端の重合活性( living )が維持され,重合度は一定のペースで増大する。このため,鎖の長さのそろったポリマーが得られる。
 関連ページ : 高分子合成反応   
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 【リボース】( ribose )
 五員環構造の単糖で,核酸塩基と結合してヌクレオシドを形成し,リボ核酸の構成糖として知られている。
 関連ページ : 環状構造の単糖   核酸とは   ヌクレオチドとは   
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 【D-リボース-5-リン酸】( ribose 5-phosphate )
 ペントースリン酸経路で作られる中間体の一つ。
 関連ページ : 糖の代謝   
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 【リボ核酸】( ribonucleic acid )
 核酸の分子中の糖がリボース( ribose :5 個の炭素を持つ五炭糖,単糖)のものをいう。
 関連ページ : 調味料   環状構造の単糖   核酸とは   DNA , RNAとは   ヌクレオチドとは   
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 【リボゾーム】( ribosome )
 たんぱく質同化(合成)において,細胞内の微粒子であるリボゾームが,mRNAのコドンに対応するアンチコドンを持つアミノアシル tRNA を引きよせ,α-アミノ酸を伸長中のポリペプチド鎖に結合させる役割をもつ。
 関連ページ : たんぱく質の代謝   核酸とは   
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 【リボソームRNA】( ribosome RNA )
 ⇒rRNA
 関連ページ : DNA , RNAとは   
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 【リポタンパク質】( lipoprotein )
 脂質と結合した複合たんぱく質。
 関連ページ : 脂質の代謝とは   
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 【リボヌクレオチド】( ribonucleotide )
 D-リボース(五炭糖)を含むヌクレオチドで,核酸の前駆体と考えられている。
 関連ページ : 調味料   
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 【リボフラビン】( riboflavin )
 ⇒ビタミンB2
 関連ページ : 水溶性ビタミン    
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 【硫化亜鉛型構造(閃亜鉛鉱型)】( zincblende structure )
 配位数 4 の正四面体型構造のイオン結晶。
 関連ページ : イオン結晶構造   
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 【硫化物】( sulfide )
 硫黄とそれよりも陽性(電気陰性度の低い)の元素との化合物の総称。
 関連ページ : 硫化物   
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 【硫酸アルミニウムカリウム】( aluminum potassium sulfate )
 ⇒ミョウバン
 関連ページ : 増粘安定剤,乳化剤,膨張剤   
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 【硫酸エステル】( sulphuric esters , sulfate )
 硫酸とアルコールのエステル化合物: R−OS(=O)2O−R )
 関連ページ : 不飽和ポリエステル樹脂   
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 【硫酸化油】( sulfated oil )
 脂肪油を硫酸化し中和したもので,アニオン界面活性剤の一種( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
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 【粒子状物質( PM )】( particulate matte )
 a) 気体中に含まれる固体・液体の粒子。 b) 排気物質に含まれる鉛酸化物などの重金属化合物,すす,黒鉛などの粉じん,タール状物質などの総称( JIS K 0216「分析化学用語(環境部門)」)。
 大気汚染で問題とされる粒子状物質は,浮遊粒子状物質(suspended particulate matter ,SPM)と呼ばれ,大気中に浮遊する粒子状物質。注記:大気汚染防止法では,空気動力学的粒子径が 10 μm 以下の浮遊粒子状物質として定められている( JIS K 0216「分析化学用語(環境部門)」)。
 関連ページ : 環境問題の国際的取り組み   
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 【量,単位の表し方】( )
 量及び単位の表し方は,JIS Z 8202 「量及び単位」シリーズ,JIS Z 8203 「国際単位系 (SI) 及びその使い方」,JIS K 0050 「化学分析方法通則」に規定がある。
 関連ページ : 結果の表し方   
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 【量子数】( mass number )
 陽子の数と中性子の数の和を量子数という。これは,エネルギー固有状態を区別する量子数,主量子数 n(principal quantum number),方位量子数 l (軌道角運動量量子数、azimuthal quantum number),磁気量子数 ml (軌道磁気量子数、magnetic quantum number),スピン磁気量子数 ms (spin quantum number)とは異なる概念である。
 関連ページ : 原子核の構造   
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 【両性界面活性剤】( ampholytic surface active agent , amphoteric surface active agent )
 同一分子内に陽イオン活性基と陰イオン活性基をもち,水中で条件によってアニオン又はカチオン界面活性剤のいずれかの性質を示す界面活性剤( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
 水に溶けたとき,塩基性(アルカリ性)環境では陰イオン界面活性剤の性質を,酸性環境では陽イオン界面活性剤の性質を示す界面活性剤で,洗浄性や起泡性を高める補助剤として広く使用されている(家庭用品品質表示法)。
 関連ページ : 生活の中の有機材料   洗剤(界面活性剤)とは    陽イオン(カチオン),両性界面活性剤   界面活性剤関連用語   
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 【両性酸化物】( amphoteric oxide )
 酸とも塩基とも反応し塩と水になる酸化物である。
 関連ページ : 酸・塩基の分類   酸化物   
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 【両性物質】( amphoteric substance )
 酸とも塩基とも反応する物質のことである。一般には,この性質を持つ金属単体(亜鉛,スズ,鉛,アルミニウム,ベリリウムなど)を両性金属,金属や半金属(一般的にはホウ素、ケイ素、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモン、テルルの6元素)の酸化物で酸・塩基と反応する両性酸化物を合わせて両性物質と称している。両性酸化物を形成する物には,Zn, Sn, Pb, Al, Be, Si, Ti, V, Fe, Co, Ge, Zr, Ag, Sn, Au などが知られている。
 関連ページ : 金属のイオン化傾向   
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 【菱面体晶系】( rhombohedral system )
 読み:りょうめんたいしょうけい
 関連ページ : 固体の形と結晶構造   
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 【両面粘着テープ】( pressure sensitive adhesive double coated tape )
 支持体の両面に粘着剤を均一に塗工したもの,又は粘着剤を均一なフィルムにしたもの。( JIS Z0109「粘着テープ・粘着シート用語」)
 関連ページ : その他高分子材料   
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 【りん光】( phosphorescene )
 励起後約 10-8 s 以上持続するルミネセンス。
 関連ページ : 無機化学(光の評価)   無機化学(吸光・発光の原理)   
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 【リンゴ酸】( malic acid )
 ヒドロキシ酸。リンゴを初めとする果実類,動植物に広く存在する有機酸の一つがリンゴ酸である。食品添加物のリンゴ酸は,マレイン酸を原料に合成されたもので,リンゴ加工食品の他に,清涼飲料,あめ菓子,マーガリン,マヨネーズ等の酸味・酸度の調整目的で用いられる。
 関連ページ : ヒドロキシ酸・アミノ酸   カルボン酸の製法   甘味料,酸味料,苦味料,香料   クエン酸回路(TCA回路)    
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 【リン酸無水結合】( phosphoanhydride bond )
 連続したリン酸基同士の結合をいい,エネルギー的に不安定なため,リン酸基の加水分解による切断反応,他の分子にリン酸基を転移する反応でエネルギーを放出する。
 関連ページ : ATP 生成とクエン酸回路    
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 【リン脂質】( phospholipid , phosphatide )
 構造中にリン酸エステル部位をもつ脂質の総称で,二重膜構造の細胞膜の構成成分であり,生体内でのシグナル伝達に関与する物質である。
 一般的なリン脂質は,グリセリンやスフィンゴシンを中心骨格とし,脂肪酸とリン酸が結合するとともに,リン酸にアルコールがエステル結合した構造をもつグリセロリン脂質,スフィンゴリン脂質である。
 関連ページ : 脂質とは   
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 【リンパ系】( lymphatic system )
 リンパ液と呼ばれる清明な液を運搬する導管ネットワーク(リンパ節,リンパ管)。
 関連ページ : 脂質の代謝とは   
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