ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
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ナ行 二 で始まる用語を紹介する。
用語一覧 ナ行 二
【 二液形接着剤 】 ,
【 二塩化カルボニル 】 ,
【 ニオブ 】 ,
【 苦味料 】 ,
【 ニガヨモギ抽出物 】 ,
【 ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド 】 ,
【 ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド 】 ,
【 ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸 】 ,
【 ニコチン酸 】
【 二酸化硫黄 】 ,
【 二酸化窒素 】 ,
【 二次イオン質量分析法( SIMS ) 】 ,
【 二次エネルギー 】 ,
【 二次構造(たんぱく質) 】 ,
【 二次電子 】 ,
【 二重結合 】 ,
【 二重鎖RNA 】 ,
【 二重螺旋構造 】 ,
【 二段燃焼 】 ,
【 ニッケル 】 ,
【 ニッケルめっき 】
【 二糖 】 ,
【 ニトリル 】 ,
【 ニトリルゴム 】 ,
【 ニトリル基 】 ,
【 ニトロ化 】 ,
【 ニトロソ基 】 ,
【 ニトロ基 】 ,
【 二分子脱離反応 】 ,
【 乳化 】 ,
【 乳化剤 】 ,
【 乳化重合 】 ,
【 乳化破壊剤 】 ,
【 乳酸 】 ,
【 乳濁液 】 ,
【 尿酸 】 ,
【 尿素 】 ,
【 尿素回路 】
用語の概要と関連ページ
【二液形接着剤】( two component adhesive , two-part adhesive )
二つの成分(主剤と硬化剤又は架橋剤など)に分かれていて,使用直前に混合され,硬化する接着剤( JIS K6800 「接着剤・接着用語」)。
関連ページ : その他高分子材料
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【二塩化カルボニル】( carbonyl dichloride )
別名ホスゲン
関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど
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【ニオブ】( niobium )
ニオブ( Nb ),周期表第5族,原子番号41の元素
関連ページ : 周期表第 5 族
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【苦味料】( bittering agent )
食品添加物の一つ。ビール,茶,コーヒーなど,苦味も重要な味の要素である。
関連ページ : 甘味料,酸味料,苦味料,香料
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【ニガヨモギ抽出物】( Absinth extract )
キク科ニガヨモギの全草から,水,又はエタノールで抽出して得られる苦味料で,主成分はセスキテルペンである。
関連ページ : 甘味料,酸味料,苦味料,香料
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【ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド】( nicotinamide adenine dinucleotide )
全ての真核生物で用いられる電子伝達体で,脱水素酵素の補酵素として,酸化型( NAD+ )と還元型( NADH )の状態を取り得る。なお,一般的には( NADH + H+ )の状態を( NADH3+ )と表記する例がおおい。
関連ページ : ATP 生成とクエン酸回路 酵素(はじめに)
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【ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド】( nicotinamide adenine dinucleotide )
⇒NAD+ ,NADH
関連ページ : 水溶性ビタミン
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【ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸】( nicotinamide adenine dinucleotide phosphate )
⇒NADP+ ,NADPH
関連ページ : 水溶性ビタミン 酵素(はじめに)
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【ニコチン酸】( nicotinic acid )
⇒ビタミンB3
関連ページ : 水溶性ビタミン
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【二酸化硫黄】( sulfur dioxide )
= 亜硫酸ガス( SO2 )
関連ページ : 酸化剤・還元剤 燃焼排ガスの浄化
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【二酸化窒素】( nitrogen dioxide )
= NO2
関連ページ : 燃焼排ガスの浄化 自動車用三元触媒 光化学オキシダント
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【二次イオン質量分析法( SIMS )】( secondary-ion mass spectrometry )
高エネルギー(数 keV ~ 20 keV )のイオン( Cs+ ,O2+ など)を固体に照射し,スパッタリングによって放出される二次イオンを質量分離・検出する最も高感度で不純物分析が可能な方法。
関連ページ : 質量分析 表面・局所分析
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【二次エネルギー】( secondary energy )
一次エネルギーを変換・加工したもの。
関連ページ : 生活と無機化学 エネルギーの現状と利用
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【二次構造(たんぱく質)】( secondary structure )
たんぱく質や核酸などの生体高分子の主鎖の部分的な立体構造を二次構造という。二次構造には,αフェリックス,βシートなどがある。一つのたんぱく質分子には,複数の二次構造が存在できる。
関連ページ : たんぱく質の構造
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【二次電子】( secondary electron )
入射した電子,光子,イオン又は中性粒子によって引き起こされた励起の結果,表面から放出される一般には低エネルギーの電子。
関連ページ : 電子顕微鏡・電子線回折 電子衝突と局所・表面分析
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【二重結合】( double bond )
関連ページ : 不飽和脂肪族の特徴
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【二重鎖RNA】( double‐stranded RNA )
⇒dsRNA
関連ページ : DNA , RNAとは
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【二重螺旋構造】( double helix structure )
関連ページ : 核酸とは
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【二段燃焼】( two staged combustion )
燃焼に必要な空気量より少ない空気で,還元燃焼を行うことによって,窒素酸化物( NOx )を低減させる燃焼。
関連ページ : ボイラ事故と排煙処理
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【ニッケル】( nikkel )
ニッケル( Ni ),周期表第10族,原子番号28の元素
関連ページ : 周期表第 10 族
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【ニッケルめっき】( nickel plating )
被めっき物に金属ニッケル皮膜を作成する表面処理の一種。電解ニッケルめっきと無電解ニッケルめっき(electroless nickel plating)がある。
関連ページ : めっき
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【二糖】( disaccharide )
単糖が二つ結合した糖質。
関連ページ : オリゴ糖とは 糖の代謝
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【ニトリル】( nitrile )
R−C≡N の構造を持つ有機化合物の総称。
関連ページ : カルボニル化合物の反応
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【ニトリルゴム】( nitrile rubber )
⇒アクリロニトリル・ブタジエンゴム
関連ページ : ゴム(エラストマー)とは
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【ニトリル基】( nitrile group )
シアノ基( cyano group )やシアン基とも言われ,一般式 −C≡N で表される 1 価の特性基
関連ページ : 置換基・特性基・官能基
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【ニトロ化】( nitration )
機化合物にニトロ基(-NO2 )を導入する反応の総称。
関連ページ : 置換基・特性基・官能基 ベンゼン フェノールの反応
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【ニトロソ基】( nitroso group )
⇒ニトロ基
関連ページ : 置換基・特性基・官能基
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【ニトロ基】( nitro group )
1 価の( –NO2 )で表せる基,ニトロ基を化合物に導入することをニトロ化という。1 価の( –N=O )はニトロソ基( nitroso group )という。
関連ページ : 置換基・特性基・官能基
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【二分子脱離反応】( bimolecular elimination )
求核離脱反応は,一分子的脱離反応( E1 反応)と二分子的脱離反応( E2 反応)の 2 種に分類される。
関連ページ : カルボニル化合物の反応
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【乳化】( emulsification )
互いに溶解しない二液体の一方が微粒子となって他方の液体中に分散し,エマルションを生成する現象( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
関連ページ : 界面活性剤関連用語
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【乳化剤】( emulsifying agent ,emulsifier )
二相間の界面張力を減ずることによって不完全混合の二液又は固体と液体の分散を促進しかつ持続する界面活性物質(JIS K 6900「プラスチック―用語」)。
安定なエマルションを生成するのに用いられる薬剤( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
食品用の乳化剤には,グリセリン脂肪酸エステル,サポニン,レシチンなどが乳化,起泡,消泡などの目的で使用される。
関連ページ : プラスチックの記号と関連用語 非イオン(ノニオン)界面活性剤 界面活性剤関連用語 増粘安定剤,乳化剤,膨張剤
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【乳化重合】( emulsion polymerization )
乳化剤を用いて単量体を水中に分散させ,重合させる方法( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
乳化剤を使用して単量体を極めて微細な小滴として分散安定化しラテックスを生成する懸濁重合。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
石けん及び/又は界面活性剤によって,1 種類以上の単量体を分散させ,安定なコロイド状水系分散体を形成させ,反応させ,ラテックスを得る工程( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
関連ページ : プラスチックの記号と関連用語 ゴム(エラストマー)とは ゴム関連用語 界面活性剤関連用語
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【乳化破壊剤】( demulsifier , emulsion breaker )
エマルションを破壊して二液相に分離するために用いられる薬剤( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
関連ページ : 界面活性剤関連用語
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【乳酸】( lactic acid )
2-ヒドロキシプロパン酸 (2-hydroxypropanoic acid : CH3CH(OH)COOH ),多くの動物や植物の組織,ヨーグルトや乳酸菌飲料などの乳の発酵物に含まれる有機酸(ヒドロキシ酸)として知られる。
食品添加物としての乳酸は,発酵法を経由して合成・精製する方法,アルデヒド類から化学的に合成する方法により得られる。
関連ページ : ヒドロキシ酸・アミノ酸 カルボン酸の製法 甘味料,酸味料,苦味料,香料
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【乳濁液】( emulsion )
体が他の液体の中に微細な滴となって分布している不均一系。(注) 工業的には,例えばポリ酢酸ビニル乳濁液のように実際には懸濁液であっても乳濁液と呼ばれる系がある。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
関連ページ : プラスチックの記号と関連用語
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【尿酸】( uric acid )
尿酸は,多くの動物の代謝生成物。分子式 C5H4N4O3 ,IUPAC 7,9-dihydro-1H-purine-2,6,8(3H)-trione。
関連ページ : ヌクレオチドの代謝
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【尿素】( urea )
( H2NCONH2 )
関連ページ : ユリア,メラミン樹脂 アミノ酸の代謝
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【尿素回路】( urea cycle )
オルニチン回路ともいい,肝臓において,二酸化炭素,アンモニア,アデノシン三リン酸( ATP )の縮合反応で生成するカルバモイルリン酸から始まり,尿素を合成する回路である。
関連ページ : アミノ酸の代謝
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