ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
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ハ行 ホで始まる用語を ( ホア - ホラ ) , ( ホリ - ホン ) に分けて紹介する。
用語一覧 ハ行 ホア - ホラ
【 ポアソンの法則 】 ,
【 ポアソン比 】 ,
【 ホイーストンブリッジ 】 ,
【 ボイラ 】 ,
【 ボイル・シャルルの法則 】 ,
【 ボイルの法則 】 ,
【 補因子 】 ,
【 硼珪酸(ほうけいさん)ガラス 】 ,
【 芳香環 】 ,
【 芳香族アミノ酸 】 ,
【 芳香族アルコール 】 ,
【 芳香族化合物 】 ,
【 芳香族求核置換 】 ,
【 芳香族求電子置換 】 ,
【 芳香族性 】 ,
【 芳香族炭化水素 】 ,
【 芳香族ナイロン繊維 】 ,
【 芳香族ポリアミン 】
【 放射 】 ,
【 放射化分析法 】 ,
【 放射性壊変 】 ,
【 放射性系列 】 ,
【 放射性同位体 】 ,
【 放射性崩壊 】 ,
【 放射線 】 ,
【 放射量 】 ,
【 膨潤 】 ,
【 紡績 】 ,
【 包接化合物 】 ,
【 防弾ガラス 】 ,
【 膨脹剤(食品添加剤) 】 ,
【 傍分泌 】 ,
【 ボーズ粒子 】 ,
【 ホーナー・ワズワース・エモンズ反応 】 ,
【 ポーラ巻き 】 ,
【 ボーリウム 】 ,
【 ポーリング 】 ,
【 補強材 】
【 補欠分子団 】 ,
【 補酵素 】 ,
【 補酵素 F 】 ,
【 補酵素 A 】 ,
【 補酵素 B12 】 ,
【 補酵素 R 】 ,
【 保持時間 】 ,
【 保持容量 】 ,
【 ホスゲン 】 ,
【 ホスファチジルコリン 】 ,
【 ホスホグルコムターゼ 】 ,
【 ホスホグルコン酸回路 】 ,
【 ホスホジエステル結合 】 ,
【 4'-ホスホパンテテイン 】 ,
【 ポゾラン 】 ,
【 保存料 】 ,
【 ホットメルト系粘着剤 】 ,
【 ホットメルト接着剤 】 ,
【 ポットライフ 】 ,
【 ホモオリゴ糖 】 ,
【 ホモポリマー 】 ,
【 ボラン 】
用語の概要と関連ページ
【ポアソンの法則】( Poisson's law )
理想気体を断熱準静的(熱の出入りが無く,熱平衡、力学的平衡、化学的平衡が保たれていることが)に変化させた時,圧力 P ,体積 V ,及び比熱比γの関係
PVγ= 一定
なお,断熱過程( adiabatic process )とは,外部との熱接触のない過程。準静的過程( quasistatic process )とは,熱平衡,力学的平衡,化学的平衡が保たれている状態変化。比熱比( heat capacity ratio )とは,定圧熱容量(圧力一定の条件下で単位量あたりの物質を単位温度変化させるのに必要な熱量)と定積熱容量(体積一定の条件下で単位量あたりの物質を単位温度変化させるのに必要な熱量)の比。
関連ページ : 気体の量と体積:理想気体と実在気体
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【ポアソン比】( Poisson's ratio )
材料の比例限界内において,均一に分布された軸方向の応力の結果として生ずるそれに一致する軸方向のひずみに対する横方向のひずみとの比の絶対値。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
関連ページ : プラスチックの記号と関連用語
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【ホイーストンブリッジ】( Wheatstone bridge )
古くから電気抵抗測定に用いられる電気回路。
関連ページ : 電気伝導率の測定 電解液の電気伝導率
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【ボイラ】( boiler )
火炎,燃焼ガス,その他の高温ガスなどのエネルギーを用いて,蒸気又は温水を発生させる装置をいい,工場,建築物等で利用される熱や水蒸気の供給源として,蒸気機関車等の動力源として古くから利用されてきた。また,火力発電所などの発電設備,大型船舶では,蒸気タービンと共に主要な設備になっている。
関連ページ : ボイラの化学 ボイラ事故と排煙処理
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【ボイル・シャルルの法則】( combined gas law )
「気体の圧力は体積に反比例し,熱力学的温度に比例する」である。
圧力 P ,体積 V と温度 T( K )との関係は,
PV / T = C(一定)
ボイル・シャルルの法則は,ボイルの法則: PV = 一定,シャルルの法則: V / T = 一定,ゲイ=リュサックの第 2 法則(アモントンの法則): P / T = 一定,から導かれる気体に関する一般則である。
関連ページ : 気体の状態方程式:気体の基本法則
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【ボイルの法則】( Boyle's law )
「一定温度で,一定量の気体の体積は圧力に反比例する」
圧力 P と体積 V との関係は,
PV = C(一定)
C は,温度が変わらなければ一定の比例定数である。
アイルランド人化学者 ( 1627 ~1691 ),1662年に気体の圧力と体積に関する“ボイルの法則”を発見した。
関連ページ : 元素とは 気体の状態方程式:気体の基本法則
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【補因子】( cofactor )
酵素の触媒活性に必要なたんぱく質以外の化学物質(分子,イオン)で,酵素とゆるく結合し,酵素反応の通常の段階では解離される補酵素と酵素のたんぱく質との結合が強く,常時結合し酵素の一部である補欠分子団がある。
関連ページ : 酵素(はじめに)
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【硼珪酸(ほうけいさん)ガラス】( borosilicate glass )
酸化ほう素( B2O3 )として 5 %以上含むけい酸塩ガラス。
関連ページ : ガラス
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【芳香環】( aromatic ring )
⇒芳香族化合物
関連ページ : 分子構造による分類
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【芳香族アミノ酸】( aromatic amino acid )
略号 AAA ,芳香族基(ベンゼン環など)を有するアミノ酸。
関連ページ : アミノ酸の構造
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【芳香族アルコール】( alomatic alcohol )
芳香環以外の炭素にヒドロキシ基を持つ芳香族炭化水素。
芳香環の炭素にヒドロキシ基を持つ場合は,アルコールではなくフェノール類という。
関連ページ : フェノール
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【芳香族化合物】( aromatic compounds )
有機化合物の分子構造による分類の一つで,脂肪族化合物に対し,ベンゼン環に代表される環状不飽和構造(芳香族性)を持つ化合物。なお,環状不飽和構造は,芳香環( aromatic ring )ともいわれる。
なお,過去には芳香(良いにおい,香り)性を有する化合物を称していたが,現在は「芳香族性」を有する化合物を呼ぶようになった。
関連ページ : 分子構造による分類 芳香族化合物とは
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【芳香族求核置換】( nucleophilic aromatic substitution )
ベンゼン環などの芳香環上にある置換基が求核剤の攻撃を受けて置き換えられる反応。
関連ページ : ベンゼン
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【芳香族求電子置換】( electrophilic aromatic substitution )
ベンゼンなどの芳香環に求電子剤が攻撃し,主に水素と置き換わる形式で進む化学反応。
関連ページ : ベンゼン フェノールの反応
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【芳香族性】( aromatic )
環状不飽和化合物の中で,分子が平面の環状共役系で,全部で 4n+2 ( n = 0, 1, 2, 3, ...) 個のπ電子を持つ(ヒュッケルの 4n+2 則という)場合のみをいう。
関連ページ : 芳香族化合物とは
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【芳香族炭化水素】( aromatic hydrocarbon )
炭化水素のみで構成された芳香族化合物,アレーン( arene )ともいわれる。
ベンゼン環に置換基が一つの一置換化合物,置換基が二つの二置換化合物,複数のベンゼン環が結合している芳香族多環化合物,ベンゼン環の1辺を共有した構造を持つ縮合環化合物(ヘテロ原子や置換基を含まないものを多環芳香族炭化水素という)に分けられる。
関連ページ : 分子構造による分類 芳香族化合物とは
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【芳香族ナイロン繊維】( aromatic polyamide fiber )
単量体が主に芳香族化合物で,その結合部分がアミド結合による長鎖状合成高分子から成る繊維( JIS L 0204 「繊維用語」)。
関連ページ : FRP とは 繊維とは
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【芳香族ポリアミン】( aromatic polyamine )
芳香族アミン(aromatic amine)とは,芳香族化合物の芳香環の水素とアミン(-NH2,-NH-,その他窒素基)が置換した化合物である。
アミンが複数置換した芳香族ポリアミン(メタフェニレンジアミン,ジアミノジフェニルメタン,ジアミノジフェニルスルホンなど)は,エポキシ樹脂の高温での硬化反応(いわゆる焼付け)を進める硬化剤として用いられる。
関連ページ : エポキシ樹脂
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【放射】( radiation )
JIS K 0212「分析化学用語(光学部門)」では,a) 電磁波(又は光子)によるエネルギーの放出又はそれが伝搬する現象。 b) 放出又は伝搬する電磁波(又は光子)。
関連ページ : 無機化学(光の評価)
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【放射化分析法】( activation analysis )
試料に中性子,荷電粒子(陽子,重陽子など),光子などを照射して試料に含まれている原子(安定な核種)と原子核反応を起こさせ,生成した放射性核種の放射能を測定して元素分析する方法。
JIS K 0214「分析化学用語(環境部門)」では,機器放射化分析(instrumental activation analysis)を“分析試料に主として中性子などを照射して核反応を起こさせ,生成する放射性核種からの放射能を計測,解析することによって,試料元素の定量を行う放射化学的分離操作を行わない放射化分析。”と定義している。
関連ページ : 元素分析
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【放射性壊変】( radioactive disintegration )
壊変(decay , disintegration)とは,JIS K 0214「分析化学用語(環境部門)」で“不安定な原子核が粒子放出,光子放出,軌道電子捕獲又は自発核分裂によって他の原子核に変化する現象。放射性壊変,又は放射性崩壊ともいう。”と定義している。
関連ページ : 放射性壊変とは
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【放射性系列】( radioactive series )
親核種が,α 壊変及び β 壊変を繰り返しながら安定な最終生成物に至る 4 種の壊変系列(トリウム系列,ネプツニウム系列,ウラン系列,アクチニウム系列)。
関連ページ : 放射性壊変とは
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【放射性同位体】( radioactive isotope )
同位体のうち,不安定で放射性壊変をする核種。ラジオアイソトープ,又は放射性核種ともいう(JIS K 0214「分析化学用語(環境部門)」)。
同位体(isotope)とは,原子番号が同一の元素で互いに質量数の異なる一連の原子(JIS K 0215「分析化学用語(分析機器部門)」)。
関連ページ : 放射性壊変とは
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【放射性崩壊】( radioactive decay )
→ 放射性壊変
関連ページ : 放射性壊変とは
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【放射線】( radiation )
放射性同位元素の壊変に伴って放出される粒子又は電磁波 (JIS K 0214「分析化学用語(環境部門)」)。
注記 これらと同程度のエネルギーをもつ粒子線又は宇宙線を含めることもある。電磁放射線(X 線,γ 線),荷電粒子線(α 線,β 線,重イオン),電荷をもたない粒子線(中性子線)に分類される。(JIS K 0214「分析化学用語(環境部門)」)
α線(アルファ線)とは,陽子 2 個,中性子 2 個のヘリウムの原子核である。α線を出す核反応を,α崩壊といい,原子量が約 4 減り,原子番号が 2 つ小さい元素に変わる。
β線(ベータ線)とは,中性子が陽子に変わる際に放出された電子である。この核反応をβ崩壊といい,中性子が一つ減り,陽子が1つ増える。原子量はほとんど変わらない(電子 1 個分ほど減少)が,陽子の数が増えるので,原子番号が 1 つ多い元素に変わる。
γ線(ガンマ線)とは,エネルギー的に不安定な状態から安定な状態に変化するとき,放出された余分なエネルギー(電磁波)である。この過程では,原子量,原子番号とも変わらない。
関連ページ : 原子核の構造
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【放射量】( radiant quantities )
放射のエネルギー及びその単位時間当たりの割合,並びにそれらの面積密度,立体角密度,面積密度の立体角密度などの総称。
関連ページ : 無機化学(光の評価)
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【膨潤】( swelling )
試験片を液体に浸したり,蒸気にさらしたりしたときに生じる,試験片の体積の増加( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
関連ページ : ゴム関連用語
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【紡績】( spinning )
短い繊維からなる糸を作ること( JIS L0209「紡績用語」)。
関連ページ : 繊維関連用語
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【包接化合物】( inclusion compound )
⇒クラスレート化合物
関連ページ : 有機化合物の分類
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【防弾ガラス】( bulletproof glass )
弾丸を貫通させないことを目的とした強化ガラスで,ガラス,ポリカーボネートやビニル類との合わせガラスである。
関連ページ : ガラス
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【膨脹剤(食品添加剤)】( leavening agent )
ふくらし粉とかベーキングパウダーとも呼ばれるもので,炭酸ガスやアンモニアガスを発生させて蒸し菓子や焼き菓子をふっくらと膨脹させるために使用される。主なものに重曹(炭酸水素ナトリウム),グルコノデルタラクトン,ミョウバンなどがある。
関連ページ : 増粘安定剤,乳化剤,膨張剤
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【傍分泌】( paracrine signalling )
読み:ぼうぶんぴ(つ)⇒パラクリン(パラクリンシグナリング)
細胞間の情報伝達のひとつ。細胞から分泌された物質が周辺の細胞に作用する。
関連ページ : ホルモンとは
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【ボーズ粒子】( boson )
ボソンやボゾンとも呼ばれる。粒子固有の角運動量(スピン角運動量)が半整数の値を採る粒子をフェルミ粒子,整数の値をとる粒子をボーズ粒子という。⇒スピン量子数
関連ページ : 核磁気共鳴とは
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【ホーナー・ワズワース・エモンズ反応】( Horner-Wadsworth-Emmons reaction )
アルケンを合成する反応。ウィッティヒ・ホーナー反応(Wittig-Horner reaction)と呼ばれることも多い。
関連ページ : 求核付加反応
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【ポーラ巻き】( polar winding )
FRP の FW 成形法で用いる繊維の巻き方の一種で,極巻きともいい,球形マンドレルの子午線方向に巻き付けること。
関連ページ : FRP 成形法
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【ボーリウム】( bohrium )
ボーリウム( Bh ),周期表第7族,原子番号107の元素
関連ページ : 周期表第 7 族
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【ポーリング】( Linus Carl Pauling )
アメリカの物理化学者ライナス・カール・ポーリング( 1901 ~ 1994 ),結晶構造,分子構造の研究,量子力学的共鳴理論を確立。共有結合半径やイオン半径を決定。1954年ノーベル化学賞,1962年ノーベル平和賞受賞。
関連ページ : 電気陰性度 イオンサイズ
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【補強材】( )
FRP (繊維強化プラスチック)の補強材には,ガラス繊維,炭素繊維,アラミド繊維,芳香族ナイロン繊維などが使われる。
関連ページ : FRP とは
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【補欠分子団】( Prosthetic group )
酵素のたんぱく質との結合が強く,常時結合し酵素の一部となっている分子団をいう。補欠分子団には,有機物(ビタミン,糖,脂質など)の他に無機物(金属イオンなど)がある。
関連ページ : 酵素(はじめに)
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【補酵素】( coenzyme )
コエンザイム,助酵素,コエンチームなどともいわれる。酵素の触媒反応で,補助的な役割を果たすある特定の物質の中で,たんぱく質部分(アポ酵素)と可逆的に結合(結合が弱く解離しやすい)する補因子をいう。補酵素は,キノン補酵素,ビタミン補酵素,ATP などに分けられる。
関連ページ : 有機化合物の分類 酵素(はじめに)
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【補酵素 F】( coenzyme F )
⇒THF
関連ページ : 酵素(はじめに)
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【補酵素 A】( coenzyme A )
コエンザイムA,コエンザイムエーともいわれ,糖の代謝や脂肪酸の代謝などの重要な反応に関わる補酵素で,パントテン酸( pantothenic acid )と呼ばれるビタミン B5 ,アデノシン二リン酸,2-チオキシエタンアミンから構成(化学式:C21H36P3N7O16S )される。アセチル基が結合したアセチル CoA など多くの補酵素 A の誘導体がある。
関連ページ : 糖の代謝 脂質の異化 酵素(はじめに) 水溶性ビタミン
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【補酵素 B12】( coenzyme B12 )
シアノコバラミン,ヒドロキソコバラミンなどと呼ばれるビタミン B12 は,細胞に入り補酵素として働く活性型(メチルコバラミン,アデノシルコバラミン)に変換し,水素移動,メチオニンの生成でアミノ酸や脂肪酸の代謝および葉酸の生合成に用いられる。
関連ページ : 酵素(はじめに)
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【補酵素 R】( coenzyme R )
⇒ビオチン酵素
関連ページ : 酵素(はじめに)
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【保持時間】( retention time )
保持時間は,カラムに試料を導入後,対象成分のピークの頂点が現れるまでの時間(JIS K 0214「分析化学用語(クロマトグラフィー部門)」)。
クロマトグラフィーにおいて,一定時間経過後に,試料を導入した箇所からの距離の違いが,固定相からの溶出する時間の違いとして観察される。
なお,ガスクロマトグラフィーでは,物質が液相に溶解していた時間(空間補正保持時間)とキャリアガスによりカラム内を移動していた時間(ホールドアップタイム)の合計をいう。
関連ページ : イオンクロマトグラフィー クロマトグラフィーの原理 ガスクロによる分析
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【保持容量】( retention volume )
ある条件の下で特定の物質をカラムから溶出させるのに必要な移動相の体積(JIS K 0214「分析化学用語(クロマトグラフィー部門)」)。
関連ページ : ガスクロによる分析
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【ホスゲン】( phosgene )
炭素と酸素と塩素の化合物。⇒二塩化カルボニル
関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど
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【ホスファチジルコリン】( phosphatidylcholine )
グリセロリン脂質の親水部にコリンがリン酸エステル結合したリン脂質の総称。かつてはレシチンと同一のものとして扱われていたが,現在はレシチンの定義が広くなり,ホスファチジルコリンは,レシチンの一種として扱われる。⇒レシチン
関連ページ : 界面活性剤関連用語
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【ホスホグルコムターゼ】( phosphoglucomutase )
解糖系の中でグルコース1-リン酸とグルコース6-リン酸を転換する酵素。
関連ページ : 糖の代謝 糖の代謝
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【ホスホグルコン酸回路】( phosphogluconic acid pathway )
⇒ペントースリン酸経路
関連ページ : 糖の代謝
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【ホスホジエステル結合】( phosphodiester bond )
炭素原子の間がリン酸を介した 2 つのエステル結合によって共有結合していることをいう。
関連ページ : 調味料 核酸とは ヌクレオチドとは ヌクレオチドの代謝
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【4'-ホスホパンテテイン】( 4'-phosphopantetheine )
ビタミンB5 を構成成分とするアシルキャリヤープロテイン(ACP)の補酵素,糖の代謝や脂肪酸の代謝の重要な反応に関わる。
関連ページ : 水溶性ビタミン
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【ポゾラン】( pozzolan )
それ自体は水硬性をほとんどもたないが,水の存在のもとで水酸化カルシウムと反応し,不溶性の化合物を作って硬化する鉱物質の微粉末の材料
関連ページ : コンクリートとは
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【保存料】( preservative )
食品の保存性を良くする食品添加物。
関連ページ : 食品添加物とは
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【ホットメルト系粘着剤】( hot melt pressure sensitive adhesive )
無溶剤形の粘着剤。熱によって溶融して塗工可能となり,塗工後常温になると粘着剤の性質を示す( JIS Z0109「粘着テープ・粘着シート用語」)。
関連ページ : その他高分子材料
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【ホットメルト接着剤】( hot melt adhesive )
溶融状態で塗付し,冷えると固まって接着する接着剤( JIS K6800 「接着剤・接着用語」)。
関連ページ : その他高分子材料
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【ポットライフ】( pot life )
塗布のため調製された接着剤又は樹脂が依然として使用できる状態にある間の時間(JIS K 6900「プラスチック―用語」)。二液混合形塗料においてもこの概念が使われる。
関連ページ : プラスチックの記号と関連用語 熱硬化性プラスチックとは
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【ホモオリゴ糖】( )
⇒オリゴ糖
関連ページ : オリゴ糖とは
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【ホモポリマー】( homopolymer )
1 種類の単量体から誘導される重合体 (JIS K 6900「プラスチック―用語」)。
関連ページ : 高分子材料 プラスチックの記号と関連用語
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【ボラン】( borane )
水素化ホウ素 BH3
関連ページ : 求核付加反応 共有結合型水素化物
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