化学関連用語解説 (索引)

 ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 
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 ハ行 ホで始まる用語を  ( ホア - ホラ ) ,  ( ホリ - ホン ) に分けて紹介する。

 用語一覧  ハ行  ホリ - ホン

ポリアクリロニトリル( PAN )系炭素繊維 】  , 【 ポリアセタール 】  , 【 ポリアミック酸 】  , 【 ポリアミド 】  , 【 ポリアミド系硬化剤 】  , 【 ポリアリレート 】  , 【 ポリイミド 】  , 【 ポリイン 】  , 【 ポリエーテルイミド 】  , 【 ポリエーテルエーテルケトン 】  , 【 ポリエーテルエステル系繊維 】  , 【 ポリエーテルサルフォン 】  , 【 ポリエーテルポリオール 】  , 【 ポリエステル 】  , 【 ポリエステルポリオール
 
ポリエチレン 】  , 【 ポリエチレングリコール 】  , 【 ポリエチレンテレフタラート 】  , 【 ポリエン 】  , 【 ポリ塩化ビニル 】  , 【 ポリオール 】  , 【 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 】  , 【 ポリ(オキシエチレン)アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム 】  , 【 ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル 】  , 【 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル 】  , 【 ポリ(オキシエチレン)=ドデシルエーテル硫酸エステルナトリウム 】  , 【 ポリオキシプロピレントリオール 】  , 【 ポリオレフィン系ポリオール
 
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ボルタ電池 】  , 【 ボルツマン因子 】  , 【 ポルトランドセメント 】  , 【 ホルミウム 】  , 【 ホルミル基 】  , 【 ホルムアルデヒド 】  , 【 ホルモン 】  , 【 ホロカソードランプ 】  , 【 ホロ酵素 】  , 【 ボロン繊維 】  , 【 本漆喰 】  , 【 ぼんてんか 】  , 【 ポンピング 】  , 【 翻訳(たんぱく質同化) 】  , 【 翻訳後修飾(たんぱく質同化)

 用語の概要と関連ページ


 【ポリアクリロニトリル( PAN )系炭素繊維】( polyacrylonitrile based carbon fibre )
 ポリアクリロニトリルを前駆体原料とする炭素繊維( JIS K7010 「繊維強化プラスチック用語」)。ポリアクリロニトリル樹脂( [–CH–C(C≡N)-]n )から得られる繊維( PAN 前駆体 )を熱処理(耐炎化)し得られた耐炎化繊維を炭素化することで得られる。これを表面処理することで高強度炭素繊維が得られ,黒鉛化処理することで高弾性率炭素繊維が得られる。
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 【ポリアセタール】( polyacetal )
 連鎖中の繰返し構造単位がアセタールの形のものである重合体 (JIS K 6900「プラスチック―用語」)。
 略号 POM ,FRTP 用マトリックス,家電,電気製品の外装・筐体,自動車内装部品,文具などに用いられる結晶性エンジニアリング・プラスチック。
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 【ポリアミック酸】( polyamic acid )
 無水ピロメリット酸とジアミン( 4,4’ - ジアミノジフェニルエーテル)を等モルで縮合重合(共重縮合)させて得られるポリアミド酸。
 関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど   
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 【ポリアミド】( polyamide )
 連鎖中の繰返し構造単位がアミドの形のものである重合体 (JIS K 6900「プラスチック―用語」)。
 略号 PA,カルボニル基と窒素の結合(アミド結合)で重合した結晶性の熱可塑性プラスチック(結晶性エンジニアリング・プラスチック,)である。
 脂肪族骨格を含むポリアミドはナイロン(Nylon)と総称し,芳香族骨格のみで構成されるポリアミドはアラミド(aramid)と総称される。
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 【ポリアミド系硬化剤】( )
 液状のポリアミド樹脂は,エポキシ樹脂塗料や接着剤に用いる硬化剤として用いられる。
 液状のポリアミド樹脂は,リノール酸やオレイン酸などを含む不飽和脂肪酸の加熱重合で得られる二量体化したダイマー酸と俗称される化合物に,アミン系硬化剤で用いるジエチレントリアミンやトリエチレンテトラミンなどを反応させて合成される。
 関連ページ : エポキシ樹脂   
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 【ポリアリレート】( polyallylate )
 非結晶性スーパーエンジニアリング・プラスチック
 単量体がすべて芳香族化合物で,その結合部分がエステル結合による長鎖状合成高分子から成る繊維( JIS L 0204 「繊維用語」)。
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 【ポリイミド】( polyimide )
 単量体単位(マー)にイミド結合( –N{–C(O)–}2 )を含む高分子の総称で,結晶性スーパーエンジニアリング・プラスチックに分類される。
 芳香族ポリイミドは,共役構造を持ち,イミド結合のため分子間力が強く,熱的,機械的,化学的に高い性質を持つ。例えば,機械的,電気的特性が 数 ケルビン( – 269 ℃)~673 ケルビン(約 400 ℃)の広範な温度領域で維持できる。
 ポリイミド繊維は,イミド基単量体の繰返しをもつ長鎖状合成高分子から成る繊維( JIS L 0204 「繊維用語」)。
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 【ポリイン】( polyyne )
 単に複数の三重結合を持つことを意味するのみならず,単結合と三重結合が交互( – C ≡ C の繰り返し)に現れる構造を持つ有機化合物をもいう。
 関連ページ : 不飽和脂肪族の特徴   
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 【ポリウレタン】( polyurethane )
 連鎖中の繰返し構造単位がウレタンの形のものである重合体 (JIS K 6900「プラスチック―用語」)。
 略号 PUR,複数のイソシアネート基を持つ単量体(通常はジイソシアネート)と複数の水酸基を持つ単量体(ポリオール,通常はジオール)の付加反応で形成したウレタン結合( –NH・CO・O– )を有する重合体の総称。
 ポリウレタン繊維は,ポリウレタンセグメントを質量比で 85 %以上含み,張力をかけないときの長さの 3 倍に伸長したとき,張力を除くとすぐ元の長さに戻る長鎖状合成高分子から成る繊維( JIS L 0204 「繊維用語」)。
 関連ページ : プラスチックとは   ポリウレタン樹脂   繊維とは   
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 【ポリエーテルイミド】( polyetherimide )
 略号 PEI ,耐熱性と強度を持つイミド結合,加工性が良好なエーテル結合の組み合わせを持つ非晶性熱可塑性樹脂で,射出成形可能な非結晶性スーパーエンジニアリング・プラスチックに分類される。
 関連ページ : プラスチックとは   熱可塑性・エンプラなど   
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 【ポリエーテルエーテルケトン】( polyether ether ketone )
 略号 PEEK ,結晶性スーパーエンジニアリング・プラスチックに分類され,溶融成形可能な結晶性樹脂として,最も高い耐熱性を有する。宇宙・航空分野などの厳しい環境下で高性能を要求されるような場所で利用されている。
 関連ページ : プラスチックとは   熱可塑性・エンプラなど   
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 【ポリエーテルエステル系繊維】( polyeterester fiber )
 単量体がポリテトラメチレングリコールとポリブチレンテレフタレートとのブロック共重合体から構成された長鎖状合成高分子から成る繊維( JIS L 0204 「繊維用語」)。
 関連ページ : 繊維とは   
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 【ポリエーテルサルフォン】( polyether sulphone )
 略号 PES ,結晶性スーパーエンジニアリング・プラスチックに分類され,•主鎖に脂肪族単位を含まずフェニレン基単位の比率が高いため,剛性,耐熱性にすぐれ食品容器衛生規格(厚生省告示 20号)に合致している。
 関連ページ : プラスチックとは   熱可塑性・エンプラなど   
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 【ポリエーテルポリオール】( polyetherpolyol )
 ポリウレタン合成に用いられるポリオールで,塩基性触媒(水酸化カリウムなど)の存在下,多価アルコールやアミンなどを開始剤に,エポキシ基を持つエチレンオキシド( 1,2-エポキシエタン,オキシランともいう)やプロピレンオキシド( 1,2-エポキシプロパン)を付加重合(アニオン開環重合)させた樹脂。
 関連ページ : ポリウレタン樹脂   
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 【ポリエステル】( polyester )
 略号 PEs ,多価カルボン酸(ジカルボン酸)とポリアルコール(ジオール)との重縮合体(脱水縮合)で,非結晶性汎用プラスチックに分類される。最も身近なポリエステルには,PET(ポリエチレンテレフタレート)がある。
 連鎖中の繰返し構造単位がエステルの形のものである重合体( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。
 ポリエステル繊維は,テレフタル酸と 2 価アルコールとのエステル単位を質量比で 85 %以上含む長鎖状合成高分子から成る繊維。( JIS L 0204 「繊維用語」)。
 関連ページ : プラスチックとは   熱可塑性・エンプラなど   不飽和ポリエステル樹脂   繊維とは   
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 【ポリエステルポリオール】( polyester polyol )
 ポリウレタン合成に用いられるポリオールで,カルボン酸と多価アルコールの脱水縮合で得られる。用いられるカルボン酸には,アジピン酸(HOOC–(CH2)4–COOH),フタル酸(C6H4(COOH)2)など,多価アルコールには,エチレングリコール(エタン-1,2-ジオール),1,4-ブタンジオール,1,6-ヘキサンジオールなどが用いられる。
 関連ページ : ポリウレタン樹脂   
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 【ポリエチレン】( polyethylene )
 略号 PE ,結晶性汎用プラスチック
 エチレン[エテン]の重合体( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。 ポリエチレン繊維は,置換基のない飽和脂肪族炭化水素で構成する高分子で,長鎖状合成高分子から成る繊維( JIS L 0204 「繊維用語」)。
 密度,分子量,分岐の種類や分布などで成形性や製品物性が変わり,圧力,触媒などの重合条件で高密度ポリエチレン(HDPE),高圧法低密度ポリエチレン(LDPE) ,直鎖状低密度ポリエチレン(L-LDPE)などに分かれる。
 関連ページ : プラスチックとは   ビニル樹脂(ポリエチレンなど)   熱可塑性・エンプラなど   繊維とは   
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 【ポリエチレングリコール】( polyethylene glycol )
 略号 PEG ,水,メタノール,ベンゼン,ジクロロメタンに可溶で,非イオン性界面活性剤として化粧品の乳化剤,下剤などの医薬品にも利用されている。
 エチレンオキシド( C2H4O :1,2 -エポキシエタン,オキシランともいう)の開環重合で得られ,一般式HO(CH2CH2O)nH で表される線状ポリエーテルの総称。ノニオン界面活性剤の原料としても用いられる。( JIS K 3211「界面活性剤用語」)
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
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 【ポリエチレンテレフタラート】( poly (ethylene terephthalate) )
 略号 PET ,熱可塑性ポリエステル(非結晶性汎用プラスチック)。
 エチレングリコール及びテレフタル酸又はテレフタル酸ジメチルの重縮合によって製造する重合体( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。
 強靭で疲労強さが大きく,融点が高く耐熱性があり,熱処理・延伸すると強度は著しく向上し,寸法の安定性,電気絶縁性(体積抵抗率,絶縁破壊強さ,耐アーク性など)に優れ,耐摩耗性も良好で,耐候性も比較的良い。 二軸延伸で強度,ガスバリア性が向上するので,繊維,フィルム,シート(ペットボトルなど)での用途が多い。
 関連ページ : プラスチックとは   熱可塑性・エンプラなど   
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 【ポリエン】( polyene )
 複数の二重結合(エチレン結合: -CH=CH- )をもつ炭化水素群の総称。エチレン結合が共役している共役ポリエン( -CH=CH-CH=CH- )を持つ化合物は,有機合成など各種有機反応に用いられる化合物として重宝されている。
 関連ページ : 不飽和脂肪族の特徴   ジエンの特徴   
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 【ポリ塩化ビニル】( poly(vinyl chloride) )
 略号 PVC ,塩化ビニル( CH2=CHCl)を原料とし,有機過酸化物触媒で懸濁重合・乳化重合した非結晶性汎用プラスチック。
 塩化ビニルを本質的に唯一の単量体として製造する重合体を主成分とする塩化ビニルプラスチック( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。
 樹脂に添加する可塑剤の量で硬質から軟質まで硬さを変えられる。
 硬質ポリ塩化ビニルは,低価格な割に,剛性が高く,耐衝撃性などの機械特性,電気的特性(絶縁性),化学特性(耐水性,耐酸性など)にも優れる。
 軟質ポリ塩化ビニルは,ソフトビニールとも呼ばれ,透明性,延伸性,自己粘着性に優れる。用途は,ラップフィルム,衣類,建材,電線被覆,水道管など多岐にわたる。
 関連ページ : プラスチックとは   熱可塑性・エンプラなど   ビニル樹脂(ポリエチレンなど)   
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 【ポリオール】( poriol )
 複数の水酸基を持つ単量体(ポリオール)には多種多様のものがある。ポリウレタンの製造に用いられるポリオールは,分子種により,ポリエーテルグルコール,ポリエステルポリオール,ポリマーポリオールの 3 種に大別される。
 関連ページ : ポリウレタン樹脂   
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 【ポリオキシエチレンアルキルエーテル】( polyoxyethylene alkyl ether )
 高級アルコール系の非イオン系界面活性剤(ノニオン界面活性剤)。
 略号 AE で,アルコールエトキシレートともよばれ,アルコールを酸化エチレン( C2H4O )でエトキシル化して得られるエーテル型の高級アルコール系界面活性剤の総称。
 洗濯用,台所用,住居用,シャンプーなどの洗浄用途では,陰イオン界面活性剤の LAS とともに中心的に用いられている。洗浄剤以外には,医薬品,化粧品,農薬などの乳化剤として利用されている。
 関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは    非イオン(ノニオン)界面活性剤   
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 【ポリ(オキシエチレン)アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム】( sodium poly(oxyethylene) alkyl ether sulfonate )
 ⇒アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
 関連ページ : 陰イオン(アニオン)界面活性剤    
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 【ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル】( polyoxyethylene alkyl phenyl ether )
 アルキルフェノール系の非イオン系界面活性剤(ノニオン界面活性剤)。⇒ポリオキシエチレンアルキルエーテル
 関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは    非イオン(ノニオン)界面活性剤   
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 【ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル】( polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester )
 脂肪酸系の非イオン系界面活性剤(ノニオン界面活性剤)。
 関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは    非イオン(ノニオン)界面活性剤   
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 【ポリ(オキシエチレン)=ドデシルエーテル硫酸エステルナトリウム】( sodium poly(oxyethylene) dodecyl ether sulfonate )
 ⇒ラウレス硫酸ナトリウム
 関連ページ : 陰イオン(アニオン)界面活性剤    
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 【ポリオキシプロピレントリオール】( polyoxypropylene triol )
 グリセリン( C3H5(OH)3 )にプロピレンオキサイド(エポキシ基を有する酸化プロピレン:分子式 C3H6O )を付加重合させたポリオール(ポリエーテルポリオール)で,ポリウレタン用ポリオールとして最も広く用いられる。
 関連ページ : ポリウレタン樹脂   
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 【ポリオレフィン系ポリオール】( )
 ポリウレタン合成に用いられる電気的特性に優れるポリマーポリオールで,ブタジエン(CH2=CH-CH=CH2)の重合体や,ブタジエンとアクリロニトリル(CH2=CH-C≡N)やスチレン(C6H5CH=CH4)との共重合体の末端に水酸基を有する樹脂。
 関連ページ : ポリウレタン樹脂   
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 【ポリカーボネート】( polycarbonate )
 略号 PC ,透明で耐衝撃性に優れる非結晶性エンジニアリング・プラスチック。
 連鎖中の繰返し構造単位が炭酸エステルの形のものである重合体( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。
 炭酸エステル(carbonate ester)とは,炭酸(H2CO3 : C(=O)(OH)2 )の2つの水素原子をアルキル基で置き換えたもの(RO−C(=O)−OR’)。( –O–(C=O)–O– ) は,カーボネート基 とも呼ばれる。
 可視光透過率 90%程度と無機ガラスと同程度の透明度を有し,耐熱性( 130 ℃~180 ℃まで使用可),難燃性,寸安定性に優れる。特に耐衝撃性については,一般的なガラスの 250 倍以上といわれほど強い。
 透明性,耐衝撃性を利用した用途として光学用途( CD,DVD など),航空機・自動車(風防,ライトなど),建材(窓材,屋根材など),医療機器,防弾ガラスの材料などに用いられている。
 関連ページ : プラスチックとは   熱可塑性・エンプラなど   FRP とは   
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 【ポリクラール】( polychlarl )
 塩化ビニル単位を質量比で 35 %以上,65 %未満含み,その他の単位として主にビニルアルコール単位を含む長鎖状合成高分子から成る繊維( JIS L 0204 「繊維用語」)。
 関連ページ : 繊維とは   
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 【ポリクロロトリフルオロエチレン】( polychlorotrifluoroethylene )
 略号 PCTFE ,部分ふっ素化樹脂
 クロロトリフルオロエチレンの重合体( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。
 クロロトリフルオロエチレン(chlorotrifluoroethylene)とは,テトラフルオロエチレン(Tetrafluoroethylene :TFE : F2C=CF2 のふっ素 1 つを塩素に置き換えた化合物( F2C=CF Cl )。
 関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど   
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 【ポリ酢酸ビニル】( poly(vinyl acetate) )
 略号 PVAC ,チューインガムベース,乳化剤などに用いられる熱可塑性樹脂。
 酢酸ビニルを本質的に唯一の単量体として製造される重合体を主成分とする酢酸ビニルプラスチック( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。
 ビニル化合物( CH2=CHX :Xは置換基)について,X=OCOCH3 :酢酸ビニル
 ポリ酢酸ビニルは,温水可溶の高分子材料として知られるポリビニルアルコール(PVA)の中間体原料,木工用接着剤,洗濯糊,乳化剤などに利用される。
 関連ページ : ビニル樹脂(ポリエチレンなど)   
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 【ポリサッカロイド】( polysaccharide )
 ⇒多糖類
 関連ページ : 多糖とは   
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 【ポリスルホン】( polysulfone )
 略号 PSF ,ポリサルファイトともいい,スルホニル基 (−SO2−) を含む繰り返し構造を持った高分子化合物。耐熱性,耐燃性,耐候性にすぐれる透明な非結晶性スーパーエンジニアリング・プラスチック。
  ダイアライザー(Dialyzer,半透膜などからなる透析装置)に利用されている。
 関連ページ : プラスチックとは   熱可塑性・エンプラなど   
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 【ポリスチレン】( polystyrene )
 略号 PS ,種々の特性をもつ製品が得られ,広い用途を持つ非結晶性汎用プラスチック。
 スチレンを本質的に唯一の単量体として製造される重合体を主成分とするスチレンプラスチック( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。
 ビニル化合物( CH2=CHX :Xは置換基)について, X=C6H5 :スチレン ⇒ ポリスチレン。
 非結晶性で透明性が高く硬いという特徴の汎用ポリスチレン(GPPS),ゴム成分を加えて衝撃性を改良した乳白色の耐衝撃性ポリスチレン( HIPS ),結晶性のシンジオタクチックポリスチレン(SPS)の 3 種類に分けられる。
 関連ページ : プラスチックとは   ビニル樹脂(ポリエチレンなど)   熱可塑性・エンプラなど   
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 【ポリテトラフルオロエチレン】( polytetrafluoroethylene )
 略号 PTFE ,完全ふっ素化樹脂,四ふっ化エチレン樹脂,商標テフロンとして知られる。
 テトラフルオロエチレンの重合体( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。
 テトラフルオロエチレン(Tetrafluoroethylene : TFE)は,炭素原子とふっ素原子のみのエチレン( C2F4 )。
 抜群の耐熱性(連続使用温度約 260℃),耐薬品性(殆どの薬品に侵されない),耐燃焼性,低い表面エネルギー(非粘着性,高撥水性:水接触角約 110°),低摩擦特性(物質中で最も摩擦が少ない),低誘電率,高い絶縁性を活かした分野で利用されている。
 関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど   
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 【ポリヌクレオチド】( polynucleotide )
 ヌクレオチドがホスホジエステル結合で枝分かれなしに連続した高分子。ヌクレオチド (nucleotide) とは,ヌクレオシドにリン酸基が結合した物質。ヌクレオシド (nucleoside) とは,核酸塩基と糖(五炭糖のリボース,デオキシリボース)が結合した化合物。
 関連ページ : 核酸とは   ヌクレオチドとは   
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 【ポリフェニレンスルフィド】( poly (phenylene sulfide) )
 略号 PPS ,ポリフェニレンサルファイドともいう。p-ジクロロベンゼンと硫化ナトリウムによって得られる結晶性の耐熱性高分子(結晶性スーパーエンジニアリング・プラスチック),脆いため,ガラス繊維や炭素繊維で補強して用いられることもある。
 構成繰返し単位がフェニレンスルフィドである重合体( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。
 ベンゼン環と硫黄の結合( - C6H4 - S - )をフェニレンスルフィド(フェニレンサルファイド)という。
 単量体が主にフェニレンサルファイドから構成された長鎖状合成高分子から成る繊維( JIS L 0204 「繊維用語」)。
 関連ページ : プラスチックとは   熱可塑性・エンプラなど   繊維とは   
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 【ポリフェノール】( polyphenol )
 複数のヒドロキシ基を有するフェノール類。
 関連ページ : フェノール   
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 【ポリブチレンテレフタレート】( poly (butylene terephthalate) )
 略号 PBT ,•ポリエチレンテレフタレート(PET)のエチレン (CH2)2 の代わりにブチレン (CH2)4 が入った結晶性エンジニアリング・プラスチック
 ブチレングリコール及びテレフタル酸又はテレフタル酸ジメチルの重縮合によって製造する重合体( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。
 テレフタル酸と 1,4 ブタンジオールとのエステル単位を質量比で 85 %以上含む長鎖状合成高分子から成る繊維( JIS L 0204 「繊維用語」)。
 関連ページ : プラスチックとは   熱可塑性・エンプラなど   FRP とは   
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 【ポリふっ化ビニリデン】( poly (vinylidene fluoride) )
 略号 PVDF ,部分ふっ素化樹脂
 関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど   
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 【ポリふっ化ビニル】( poly (vinyl fluoride) )
 略号 PVF ,部分ふっ素化樹脂
 関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど   
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 【ポリプロピレン】( polypropylene )
 略号 PP ,ポリプロペン(polypropene)ともいう結晶性汎用プラスチック
 プロピレン[プロペン]を本質的に唯一の単量体として製造する重合体を主成分とするプロピレン[プロペン]プラスチック( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。
 プロピレン (propylene) は,IUPAC名 プロペン (propene) ,ビニル化合物( CH2=CHX :Xは置換基)の X=CH3 ,すなわち構造式 CH2=CH-CH3 のアルケン 。
 ポリプロピレンは,合成法の立体規則性(タクティシティー)により,メチレン基が同じ絶対配置を持つアイソタクチック(イソタクチックともいう),交互に並ぶシンジオタクチック,ランダムな配置のアタクチックのものが得られる。
 高密度ポリエチレン(HDPE)に似た性質を持ち, 加工性,電気的特性,耐薬品に優れ,建材,容器類,スポーツ用品,ボトルキャップ,結束バンド,収納ボックスなど広範囲で利用されている。
 関連ページ : プラスチックとは   ビニル樹脂(ポリエチレンなど)   熱可塑性・エンプラなど   FRP とは   繊維とは   
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 【ポリペプチド】( polypeptide )
 多数のアミノ酸がペプチド結合により重合したもの。
 関連ページ : たんぱく質の構造   
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 【ポリマー】( polymer )
 一種又はそれ以上の種類の原子又は原子団(構成単位)の多数の繰返しを,一つ又は少数の構成単位の付加又は切除では著しくは変化しない一連の性質を与えるのに十分な量を互いに連結したことを特徴とする分子からなる物質。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
 すなわち,複数のモノマー(単量体)が重合し,単量体構造が繰り返し連結した化合物をいう。重合体ともいい,一般的には,高分子(ハイポリマー)と同義で用いられることも多いが,オリゴマーを意識する場合は,高分子とは区別した意味で用いられる。
 関連ページ : 高分子材料   高分子合成反応   プラスチックの記号と関連用語   
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 【ポリマーポリオール】( polymer polyol )
 ポリウレタン合成に用いられるポリオールで,アクリルポリオール,エポキシポリオール,ポリオレフィン系ポリオール,ふっ素含有ポリオールなどがある。
 関連ページ : ポリウレタン樹脂   
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 【ポリメタクリル酸メチル】( poly methyl methacrylate )
 略号 PMMA ,アクリルガラス,有機ガラスともいわれる非結晶性汎用プラスチック。
 メタクリル酸メチルを本質的に唯一の単量体として製造する重合体を主成分とするアクリルプラスチック( JIS K 6900 「プラスチック―用語」)。
 アクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルの重合体で,アクリル樹脂,メタクリル樹脂ともいわれる。
 屈折率 1.49 で光沢があり,一般的な条件での可視光透過率 94%と一般的な無機ガラス( 90%程度)より透明度が高く,プラスチック材料の中では最高レベルの透明性を示す。 高い透明性,耐衝撃性,加工性に優れ,着色が容易なため,無機ガラスの代用品(アクリルガラス)としての用途に用いられる。
 関連ページ : プラスチックとは   熱可塑性・エンプラなど   
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 【ポリメチレン】( polymethylene )
 ⇒シクロアルカン
 関連ページ : 脂肪族炭化水素   不飽和脂肪族の特徴   
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 【ε-ポリリジン】( ε-Polylysine )
 放線菌の培養液を精製(イオン交換樹脂を用いた吸着・分離)で得られるε-ポリリシンともいわれる。
 食品添加物としては,必須アミノ酸の L-リシンが鎖状に繋がった構造を持ち,ほとんどの細菌,酵母に対する増殖抑制効果はあるが,防かび効果はあまり期待できない。主な用途には,デンプン系の食品を中心に一般食品の保存料として用いられる。
 関連ページ : 保存料,酸化防止剤,防かび剤   
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 【ボルタ電池】( voltaic cell )
 硫酸水溶液(希硫酸)に,銅板と亜鉛板を浸漬し,銅板と亜鉛板を導線で結ぶと,水素を発生(亜鉛板と銅板とも)しながら亜鉛が溶解し,導線に電流が流れる。
 関連ページ : 電池   
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 【ボルツマン因子】( Boltzmann factor )
 温度 T の熱平衡状態の系で,特定の状態が発現する相対的な確率を定める重み因子をいう。
 Z :分配関数,kB :ボルツマン定数(=気体定数 / アボガドロ数),T :熱力学的温度のとき,エネルギー Ei の状態が出現する確率は Z-1 exp ( - Ei /kBT ) で表せる。指数関数の項をボルツマン因子と呼ぶ。
 関連ページ : 速度定数と活性化エネルギー   
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 【ポルトランドセメント】( portland cement )
 水硬性のカルシウムシリケートを主成分とするクリンカーに適量のせっこうを加え,微粉砕して製造されるセメント。
 関連ページ : セメントの化学   
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 【ホルミウム】( holmium )
 ホルミウム( Ho ),ランタノイド系,原子番号67の元素
 関連ページ : 周期表第 3 族 その 2   
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 【ホルミル基】( formyl group )
 ⇒アルデヒド基
 関連ページ : 置換基・特性基・官能基   
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 【ホルムアルデヒド】( formaldehyde )
 酸化メチレンともいい,IUPAC 名 メタナール (methanal) で,示性式 HCHO の最も簡単なアルデヒド。
 関連ページ : フェノール樹脂   ユリア,メラミン樹脂   
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 【ホルモン】( hormone )
 微量であるが,生体での代謝,神経伝達,発生,分化など生体活動の調節機構に密接に関与する一群の物質のうち,特定の器官または組織(分泌腺)で作られ,血液やリンパ管に分泌され,別の特定の細胞で効果を発揮(内分泌)するものをいう。
 ホルモンは,化学構造で分類すると,ペプチド(たんぱく質)系ホルモン,ステロイド系ホルモン,アミノ酸誘導体系ホルモンの 3 種に大別される。
 微量で生体活動に関連する点では,ビタミンと似ているが,ビタミンは生合成できない化合物と定義され,生合成され内分泌腺から放出されるホルモンとは定義が異なる。
 関連ページ : 有機化合物の分類   ホルモンとは   
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 【ホロカソードランプ】( hollow cathode lamp )
 → 中空陰極ランプ
 関連ページ : 原子吸光法   
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 【ホロ酵素】( holoenzyme )
 通常は不活性であるが,金属原子や補酵素と結合することで活性化する酵素をアポ酵素といい,結合して活性を持った酵素をホロ酵素と呼ぶ。
 関連ページ : 酵素(はじめに)   
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 【ボロン繊維】( boron fibre )
 無定形ボロンを主成分とする繊維。備考:通常,タングステン線を心材とし,その表面に化学蒸着によってボロンを形成させたもの。 ( JIS K7010 「繊維強化プラスチック用語」)
 関連ページ : FRP 関連用語   
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 【本漆喰】( )
 旧くから用いられてきた一般的な漆喰で,海藻のり(フノリ),麻すさ(麻の繊維)と塩焼き消石灰を工事現場で混合して作られるものである。
 関連ページ : 漆喰   
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 【ぼんてんか】( URENA, Urena )
 ウレナ(Urena lobata 及び Urena sinuata)の茎から得られる植物繊維( JIS L 0204_1「繊維用語(天然繊維)」)。
 関連ページ : 繊維とは   
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 【ポンピング】( pumping )
 レーザ発振器の媒質の励起(ポンピング)では,反転分布状態を維持できるエネルギーをさまざまな方法で与える。例えば,励起にレーザ光を用いる方法(色素レーザなど),外部から電流を注入する方法(炭酸ガスレーザ,半導体レーザなど)がある。
 関連ページ : レーザ   
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 【翻訳(たんぱく質同化)】( translation )
 一般的には,細胞内で mRNA の情報に基づいて,たんぱく質を合成する反応。
 関連ページ : たんぱく質の代謝   
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 【翻訳後修飾(たんぱく質同化)】( post-translational modification )
 翻訳後のたんぱく質の化学的な修飾。修飾では,官能基付加,タンパク質やペプチドの付加,アミノ酸の化学的性質の変換,構造の変換などが起きる。
 関連ページ : たんぱく質の代謝   
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