化学関連用語解説 (索引)

 ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 
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 タ行 テで始まる用語を  ( テア - テロ ) ,  ( テン )  に分けて紹介する。

 用語一覧  タ行  テン

転移 RNA 】  , 【 転移酵素 】  , 【 転移熱 】  , 【 転位反応 】  , 【 電界イオン顕微鏡( FIM ) 】  , 【 電解液 】  , 【 電解質溶液 】  , 【 電解ニッケルめっき(ワット浴) 】  , 【 電界放射顕微鏡( FEM ) 】  , 【 電解めっき(電気めっき) 】  , 【 添加剤
 
電荷保存則 】  , 【 電気陰性度 】  , 【 電気泳動 】  , 【 電気化学 】  , 【 電気活性物質 】  , 【 電気加熱原子吸光分析 】  , 【 電気事業 】  , 【 電気通信 】  , 【 電気抵抗 】  , 【 電気抵抗率 】  , 【 電気伝導度 】  , 【 電気伝導率 】  , 【 電気二重層 】  , 【 電気分解
 
電極 】  , 【 電極電位 】  , 【 電極反応 】  , 【 典型元素 】  , 【 テンサイ 】  , 【 電子イオン化法( EI ) 】  , 【 電子雲 】  , 【 電子軌道 】  , 【 電磁気分析 】  , 【 電子求引性 】  , 【 電子供与性 】  , 【 電子顕微鏡 】  , 【 電子衝突の影響
 
電子シンクロトロン放射光 】  , 【 電子親和力 】  , 【 電子スピン共鳴分光法( ESR ) 】  , 【 電子遷移 】  , 【 電子プローブマイクロアナライザ 】  , 【 電子伝達系 】  , 【 電子伝導体 】  , 【 電子捕獲型検出器 】  , 【 転写(たんぱく質同化) 】  , 【 展色剤 】  , 【 展性 】  , 【 転相
 
伝送装置 】  , 【 伝送路 】  , 【 電束密度 】  , 【 電池 】  , 【 電池活物質 】  , 【 伝導帯 】  , 【 伝導度 】  , 【 天然ガス 】  , 【 天然香料 】  , 【 天然ゴム 】  , 【 天然繊維 】  , 【 電場 】  , 【 デンプン 】  , 【 電離定数 】  , 【 電離度 】  , 【 伝令 RNA

 用語の概要と関連ページ


 【転移 RNA】( transfer RNA )
 ⇒tRNA
 関連ページ : たんぱく質の代謝   
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 【転移酵素】( transferase )
 トランスフェラーゼとも呼ばれ,一方の基質から他方の基質へ原子団〈転移基〉を移動させる反応の酵素である。転移酵素は転移基の種類で分けられる。
 関連ページ : 酵素(はじめに)   酵素の EC 番号とは   
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 【転移熱】( heat of transition )
 化合物の状態変化(相変化)に伴う転移熱(蒸発熱,凝集熱,昇華熱などの潜熱)。
 関連ページ : 反応熱とは   
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 【転位反応】( rearrangement reaction )
 原子や原子団の結合位置を変えて,分子の骨格構造が変化する反応が転位反応である。分子の骨格構造に変化を与えずに結合位置を変える場合は,日本語の読みは同じであるが,転移反応( transfer reaction )とよぶ。
 関連ページ : 化学反応機構による分類   
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 【電界イオン顕微鏡( FIM )】( field ion microscope )
 先端を鋭く尖らせた金属の針状試料に高電圧を印加することで,試料表面に生ずる極めて高い電界により,試料表面から放出される電子又はイオンを用いて表面状態の拡大像(投影型顕微鏡)を得る機器。
 関連ページ : 表面・局所分析   
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 【電解液】( electrolyte )
 電気分解に用いる電解質溶液。
 関連ページ : 電極反応(はじめに)   
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 【電解質溶液】( electrolyte solution )
 水などの溶媒に溶けてイオン化し,その溶液が電気伝導性をもち,電流を通すと電気分解現象を起こすイオン性物質(電解質,いわゆる塩)の溶解で生じた正と負のイオン間に強い静電相互作用が働き,独特の挙動を示す溶液をいう。
 極性溶媒は,イオンの周りを溶媒分子で取り囲み,イオンの電荷を遮蔽する。これにより,正・負イオン間の静電相互作用の力を相対的に弱めることができ,イオン性物質を陽イオン,陰イオンに安定的に解離して溶解(電離)することができる。
 関連ページ : 液体への溶解現象:溶解現象とは   電極反応(はじめに)   
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 【電解ニッケルめっき(ワット浴)】( electroless nickel plating )
 被めっき物に金属ニッケル皮膜を作成する表面処理の一種。硫酸ニッケル,塩化ニッケル,ホウ酸を主成分とするニッケルめっき浴をワット浴(Watts solution)という。
 関連ページ : めっき   
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 【電界放射顕微鏡( FEM )】( field emission microscope )
 先端を鋭く尖らせた金属の針状試料に高電圧を印加することで,試料表面に生ずる極めて高い電界により,試料表面から放出される電子又はイオンを用いて表面状態の拡大像(投影型顕微鏡)を得る機器。
 関連ページ : 表面・局所分析   
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 【電解めっき(電気めっき)】( electroplating )
 めっきしたい物質を含む溶液,溶融塩や固体電解質から,電導性のある対象物表面に,電気を用いて還元した物質(金属など)の薄い層を形成する表面処理法。
 電解めっきでは,陰極(カソード)に導電性のある対象物を取り付け,陽極(アノード)には,めっきしたい物質の活性電極,又は溶液中の成分を還元するための電流を流す不活性電極を用いる。
 関連ページ : めっき   
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 【添加剤】( additive )
 一つ又はそれ以上の性質を改良又は改質するために重合体に添加するいずれかの物質。(注) 狭義では,用語の添加剤は少量添加する成分のみを含む。このような場合,比較的多量に添加する成分に対しては用語の変性剤を使用する。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
 関連ページ : プラスチックの記号と関連用語   
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 【電荷保存則】( law of conservation of charge )
 閉じた系の総電気量は時間的に一定である。すなわち,反応前後で電荷の総量が変わらないことを意味する。電荷保存則は,電気量保存の法則,電気中性条件ともいう。
 関連ページ : 物質の構成   
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 【電気陰性度】( electronegativity )
 化学結合にあずかる電子(共有電子対)を引き寄せる力の強弱を表す尺度である。
 一般的には,電気陰性度の小さい元素は,陽性が強く(陽イオンになり易い),大きい元素は,陰性が強い(陰イオンになり易い)と考えてよい。
 電気陰性度の尺度を決める方法が種々提案されている。 この中で,広く用いられているのは,二原子分子の解離エネルギー,共有結合エネルギー,イオン結合エネルギーなどから求めたポーリング提案の値である。
 関連ページ : 電気陰性度   参考(イオン化)   
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 【電気泳動】( electrophoresis )
 コロイド溶液に電極を入れて,電圧をかけると,コロイド粒子は表面電荷と反対符号の極へと移動する。この現象を電気泳動という。
 この現象は,コロイドの表面の電荷,粒子の大きさ, 形状, 加えた電圧,溶液の pH ,温度などに影響される。すなわち,この現象を利用することで,異なるコロイド粒子を分離・精製できる。
 関連ページ : コロイド溶液の特徴   
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 【電気化学】( electrochemistry )
 化学変化に伴う電気的現象,又は電気の関与する化学変化について研究する化学の一部門。電池・電極反応・電離などの理論および応用を研究。
 関連ページ : 電極反応(はじめに)   電極反応とは   
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 【電気活性物質】( electrochemical active substance )
 電気化学的活性物質ともいい,電極において直接電荷を授受し得る物質を示す。
 関連ページ : 電極反応(はじめに)   
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 【電気加熱原子吸光分析】( electrothermal atomic absorption spectrometry )
 黒鉛製や耐熱金属性の電気加熱炉で乾燥,灰化,原子化する方式。
 関連ページ : 原子吸光法   
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 【電気事業】( electricity business )
 「電気事業法」に規定される電気を供給する事業(発電,送電,売電)をいう。
 関連ページ : 電気通信材料とは   
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 【電気通信】( telecommunications )
 有線,無線その他の電磁的方式により,符号,音響又は影像を送り,伝え,又は受ける設備(機械,器具,線路その他の電気的設備)を用いて他人の通信を媒介し,その他電気通信設備を他人の通信の用に供することをいう。 法的には「電気通信事業法」に規定される事業で,「放送法」に規定する事業(ラジオ,テレビなど放送業)は除かれる。
 関連ページ : 生活と無機化学   電気通信材料とは   
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 【電気抵抗】( electric resistance )
 電気抵抗(Ω)は,一般的に物質の電気の通し難さの比較に用いられる指標。
 関連ページ : 無機化学(電気的性質)   
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 【電気抵抗率】( resistivity )
 電気抵抗(Ω)は,物体の形状で変化する。そこで,物質の特性値としては,物質形状に依存しない電気抵抗率(記号 ρ)が用いられる。
 原理的には導体の材質と温度で一義的に決まる値(物性値)として扱え,比例係数ρ(= R⊿S /⊿L )を電気抵抗率あるいは単に抵抗率という。単位は,Ω m(オームメートル )である。比例係数ρは,技術分野により,呼び名が固有抵抗,比抵抗や体積抵抗率など様々である。
 関連ページ : 無機化学(電気的性質)   電解液の電気伝導率   
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 【電気伝導度】( conductance )
 電気伝導度は,一般的に物質の電気の通し易さの比較に用いられる指標。電気抵抗(Ω)の逆数で,SI 単位はジーメンス(S=Ω-1)。
 関連ページ : 無機化学(電気的性質)   電解液の電気伝導率   
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 【電気伝導率】( electric conductivity )
 溶液がもつ電気抵抗率(Ω・m)の逆数。単位は S/m溶液がもつ抵抗率の逆数で,電極間距離を電極表面積と電気抵抗との積で除した値。SI 単位は S/m(ジーメンス/メートル)。 ( JIS K 0213 「分析化学用語((電気化学部門))」)
 注記 電気伝導率,電気伝導度及び測定セルのセル定数は,次の式で示す関係にある。
      L=J×LX
 ここに,L:測定試料の電気伝導率(S/m),J:セル定数( m-1 ),LX:測定した電気伝導度(S)
 関連ページ : 電極反応とは   電極電位の測定   無機化学(電気的性質)   電気特性の測定原理   電解液の電気伝導率   
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 【電気二重層】( charge double-layer )
 粒子の表面が帯電すると,その電荷と反対の電荷を持つイオン(対イオン)が集まり,粒子表面近くの濃度が高くなる。このようにして形成したコロイド粒子周りの層を電気二重層という。
 電気二重層の構造は,特異的なイオン吸着により硬く結びついた層(スターン層,又はイオン固定層という),スターン層の外側に対イオンの豊富なイオン拡散層で構成される。
 イオン拡散層は,電界をかけた時,電界に従って移動する粒子と共に移動するイオンと,周りの溶液に取り残されるイオンとに分かれる。この境界をすべり面と呼び,すべり面の電位をゼータ電位(ζ 電位)という。
 関連ページ : 疎水コロイド   
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 【電気分解】( Electrolysis )
 略して電解ともいわれ,二次電池(蓄電池)の充電操作で代表されるように,自然に放置したのでは進まない酸化還元反応を外部からエネルギー(電圧)を与えることで強制的に酸化還元反応を進めて,化合物を分解する方法である。
 関連ページ : 電気分解   
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 【電極】( electrode )
 電気化学では,広義には金属などの電子伝導体の相と電解質溶液などのイオン伝導体の相とを含む少なくとも二つの相が直列に接触している系(電極系ともいう)。狭義にはイオン伝導体に接触している電子伝導体の相。
 関連ページ : 電極反応(はじめに)   
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 【電極電位】( electrode potential )
 JIS K 0213 「分析化学用語(電気化学部門)」では
  a ) 電極が溶液相などのイオン伝導体相と接しているとき,後者の内部電位に対する前者の内部電位。注記:この値を直接実測することは不可能である。
 b ) 注目している電極系を,ある参照電極と組み合わせてガルバニ電池を構成させたとき,注目する電極に取り付けた金属端子の内部電位から,参照電極に取り付けた同種の金属端子の内部電位を差し引いた値。
 すなわち,電極電位の絶対値を測定することは不可能で,知ることができるのは,基準とした電極との電位差である。
 関連ページ : 電極電位の測定   参考(イオン化)   
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 【電極反応】( electrode reaction )
 電極と電解質溶液,溶融塩などのイオン伝導体との間で起こる少なくとも一つの電荷移動過程,及びそれに伴って電極近傍で起こる物質移動,化学反応などの全ての過程。狭義には,電荷移動過程だけをいう(JIS K 0213 「分析化学用語(電気化学部門)」)。
 電極反応には,電極と電解質で構成される系,電極と電解質溶液で構成される 2 つの系があり。問題(研究対象)とするのは,電解質,又は電解質溶液全体で均一に進む現象ではなく,電極との界面で生じる酸化還元反応,すなわち不均一系の反応である。
 関連ページ : 電極反応(はじめに)   電極反応とは   
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 【典型元素】( typical element )
 遷移元素以外の元素の総称で,各族で縦の類似性が大きい。これが,典型の語源で,周期表の特徴をよくあらわしている。
 典型元素(周期表の第 1 族,第 2 族と第 12 族から第 18 族)の中で第 1 族のアルカリ金属( Li ,Na ,K ,Rb ,Cs ,Fr ),第 2 族の中のアルカリ土類金属( Ca ,Sr ,Ba ,Ra )を典型金属と称す。
 関連ページ : 元素の分類   分類:化学的性質   非金属元素とは   典型元素の化学   
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 【テンサイ】( Beta vulgaris Linne )
 関連ページ : 調味料   
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 【電子イオン化法( EI )】( Electron Ionization )
 試料物質に熱したフィラメントから放出される熱電子を衝突させてイオン化する。
 関連ページ : 質量分析   
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 【電子雲】( electron cloud )
 電子軌道の中の電子は,主量子数と方位量子数で決まる形に分布する。電子の分布は,軌道関数で与えられる確立に従う。ある与えられた軌道について,確率最大の領域を図示すると,明確な境界が無く,あたかも雲のように表現されるので,電子雲と称された。
 関連ページ : ファンデルワールス力   
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 【電子軌道】( electron orbital )
 電子軌道は,主量子数( main quantum number ) n ,方位量子数( azimuthal quantum number ) l (エル) ,磁気量子数( magnetic quantum number ) m で指定される。
 主量子数 n は,軌道の大きさとエネルギーを決定し,1, 2 , 3 , …の整数値をとる。これは,電子殻( K 殻, L 殻, M 殻, … )に対応する。
 方位量子数 l は,軌道の形を決定し,0 , 1, 2 , … n-1の整数値をとる。これは,s 軌道,p 軌道,d 軌道,f 軌道,h 軌道に対応する。すなわち,K 殻 ( 主量子数 1 ) では l = 1 - 1 = 0となり,s 軌道しかとりえないが, N 殻 ( 主量子数 4 ) では l = 4 - 1 = 3 となり,s 軌道,p 軌道,d 軌道をとることができる。
 磁気量子数 m は,各軌道を決定し,0 , ± 1, ± 2 , … ± l の整数値をとる。従って,s 軌道は, l = 0, m = 0 で 1 つの軌道を,p 軌道は l = 1 , m = -1 , 0 , 1 で 3 つの軌道を,d 軌道は l = 2 , m = -2 , -1 , 0 , 1 , 2 となり 5つの軌道を持つことができる。
 関連ページ : 原子の構造   
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 【電磁気分析】( electromagnetic method of analysis )
 X 線,電子線,イオンビーム,電場,磁場などの電磁気的性質を分析種に作用させて,分子,原子などに関する情報を得る分析。
 関連ページ : 元素分析   
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 【電子求引性】( electron-withdrawing )
 分子の特定の位置について,電子密度を減弱させる効果を持つ置換基の性質を電子求引性と呼び,このような効果を持つ置換基を電子求引性基と呼ぶ。
 関連ページ : 電子の移動方法に注目した分類   
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 【電子供与性】( electron-donating )
 分子の特定の位置について,電子密度を増加させる効果を持つ場合の性質を電子供与性と呼び,このような効果を持つ置換基を電子供与性基と呼ぶ。
 関連ページ : 電子の移動方法に注目した分類   
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 【電子顕微鏡】( electron microscope )
 電子線の波としての特性を利用して拡大観察する顕微鏡。
 関連ページ : 電子顕微鏡・電子線回折   
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 【電子衝突の影響】( )
 高いエネルギーを持った電子を試料に照射すると,照射された部分の表層に近い順から,二次電子,反射電子,オージェ電子,特性X線,電磁波(カソードルミネッセンス)など種々の信号が放出される。
 関連ページ : 電子衝突と局所・表面分析   
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 【電子シンクロトロン放射光】( synchrotron radiation )
 → 一次X線
 関連ページ : 蛍光X線分析   
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 【電子親和力】( electron affinity )
 電子親和力は,1個の原子(又は分子)に電子を付加する際に放出するエネルギーである。放出するエネルギーが大きいほど電子を受けとった状態(陰イオン)が安定であることを意味する。
 エネルギーがマイナスの場合は,電子を受け取るためにエネルギーが必要であることを意味し,陰イオンになり難いことを意味する。
 関連ページ : 電子親和力   
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 【電子スピン共鳴分光法( ESR )】( electron spinresonance spectroscopy )
 電子スピン共鳴現象を利用して得られたスペクトルから物質の電子の構造解析などを行う方法。
 関連ページ : 表面・局所分析   
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 【電子遷移】( electron transition )
 関連ページ : 無機化学(吸光・発光の原理)   
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 【電子プローブマイクロアナライザ】( Electron Probe Micro Analyzer )
 電子線マイクロアナライザー( EPMA ),X線マイクロアナリシス( XMA )などともいい,細く絞った電子線を試料表面に照射し,発生する特性X線を分光して元素の組成及び分布を解析する機器。
 関連ページ : 蛍光X線:特性X線   表面・局所分析   電子衝突と局所・表面分析   
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 【電子伝達系】( electron transport chain )
 代謝系の最終段階の反応系。
 関連ページ : ATP 生成とクエン酸回路    
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 【電子伝導体】( electronic conductor )
 電気を運ぶ担体が電子である物質。例えば,金属,半導体,グラファイトなどがある。(JIS K 0213 「分析化学用語(電気化学部門)」)
 関連ページ : 無機化学(電気的性質)   
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 【電子捕獲型検出器】( electron capture detector )
 キャリヤーガスに窒素を用い,電子放射線源(β線源: 63Ni など)を有し,試料(親電子性化合物)の検出部通過による電極間電位と基準電位とを補償電圧の検出で親電子性化合物の濃度を求める。 この検出方法は,ハロゲン原子,硫黄原子,酸素原子を含む化合物に対して非常に高い感度で検出できる
 関連ページ : ガスクロマトグラフィー   
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 【転写(たんぱく質同化)】( transcription )
 膨大な種類のたんぱく質を必要な時期に必要な量を正確に合成するため,DNA に記録される塩基配列と同じ配列の RNA をゲノム中で合成する過程。
 関連ページ : たんぱく質の代謝   
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 【展色剤】( vehicle )
 塗料などで,顔料を均質に分散し,物体表面に固着する揮発成分以外の液状成分。⇒塗膜形成要素
 関連ページ : その他高分子材料   
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 【展性】( malleability )
 物質に圧縮力を加えた時の変形する能力をいう。工業的な作業工程の鍛造や圧延で薄いシート状に成形できる能力をいう場合が多い。そのため展性を可鍛性(かたんせい)とも呼ぶ。
 関連ページ : 自由電子と特性   
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 【転相】( phase inversion )
 重合における転相とは,ある種類の不均一相重合,例えばゴム変性耐衝撃性ポリスチレンの調整において,転化率が一定の段階に達すると,連続相と分散相が互いに入れ替わる現象。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
 エマルションの連続相と分散相が逆転して O/W 型エマルションから W/O 型エマルションへ(又 はその逆に)変化する現象( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
 関連ページ : プラスチックの記号と関連用語   界面活性剤関連用語   
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 【伝送装置】( transmission equipment ,transmission system )
 情報を一方の装置から他の装置へ移動させる際に,別の形式(音声,画像,情報などの電圧値形式の信号と電波形式の信号とに相互変換する機器
 関連ページ : 電気通信材料とは   
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 【伝送路】( Channel )
 情報や電力の伝送のために使用される媒体(電線,同軸ケーブル,光ケーブル,導波管,無線,記憶装置など)である。
 関連ページ : 電気通信材料とは   
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 【電束密度】( electric flux density )
 電磁気学のマクスウェル方程式の一つで,ガウスの法則で定義される値。物体の誘電率εと電場 E により, D = εE で表される。
 関連ページ : 電気特性の測定原理   
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 【電池】( cell )
 一対の電極を電解質溶液に浸した系。
 関連ページ : 電池   
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 【電池活物質】( cell active material )
 電池の放電によって電極に電子の授受を行う物質を示す。
 関連ページ : 電極反応(はじめに)   
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 【伝導帯】( conduction band )
 関連ページ : 集積回路(IC)   
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 【伝導度】( conductance )
 → 電気伝導率
 関連ページ : 無機化学(電気的性質)   電解液の電気伝導率   
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 【天然ガス】( natural gas )
 天然に産する炭化水素ガスで,メタン( CH4 )を主成分とし,エタン( C2H6 )やプロパン( C3H8 )など炭素数 4 以下の分子量の小さい炭化水素を少量含む。
 関連ページ : 天然・石油ガスと燃焼   
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 【天然香料】( natural flavor )
 りんご,緑茶,乳などの動植物から得られる着香を目的とした添加物で,食品衛生法に基づき,一般に使用量が微量で,長年の食経験で健康被害がないとして使用が認められているものが「天然香料基原物質リスト」に 612 品目収載されている。
 関連ページ : 食品添加物とは   甘味料,酸味料,苦味料,香料   
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 【天然ゴム】( natural rubber )
 パラゴムノキ( Hevea brasiliensis )から得られるシス−1, 4−ポリイソプレン( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
 関連ページ : ゴム(エラストマー)とは   ゴム関連用語   
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 【天然繊維】( natural fiber )
 天然に生じた繊維で,その起源により動物繊維,植物繊維,及び鉱物繊維に分類される。
 関連ページ : 繊維とは   
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 【電場】( electric field )
 電界とも呼ばれ,電荷の周りに存在する力の場。
 関連ページ : 無機化学(電気的性質)   
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 【デンプン】( starch )
 多数の D‐グルコースがグリコシド結合で連なった高分子化合物である。従って,デンプンを加水分解するとグルコースのみを生じる。グリコシド結合の位置により,2 種類のデンプン(アミロース,アミロペクチン)が存在する。
 関連ページ : 多糖とは   
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 【電離定数】( electrolytic dissociation constant )
 電解質が水に溶解することで,陽イオンと陰イオンに電離する。弱酸や弱塩基,及びその塩では,未電離の分子とイオンとの平衡(電離平衡という)になるのが一般的である。
 化学反応が進んでも水の量変化を無視できる。そこで,[ H2O ] を定数として,平衡定数に加味した電離定数をもちいる。
 関連ページ : 平衡定数とは   電離定数   
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 【電離度】( degree of ionization )
 溶液中の電解質が実際に電離している物質のモル比を示し,0 から 1 までの値をとる。
 関連ページ : 酸・塩基の分類   
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 【伝令 RNA】( messenger RNA )
 ⇒mRNA
 関連ページ : たんぱく質の代謝   DNA , RNAとは   
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