化学関連用語解説 (索引)

 ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 
  ☆ “ホーム” ⇒ “生活の中の科学“ ⇒ “化学(目次)“ ⇒


 カ行 カの用語を  ( カア - カキ ),  ,  ( カク - カチ ) ,  ( カツ - カリ ) ,  ( カル - カン ) に分けて紹介する。

 用語一覧  カ行  カル - カン

カルシウム 】  , 【 カルシトニン 】  , 【 カルニチン 】  , 【 ガルバニ電池 】  , 【 カルビン回路 】  , 【 カルボカチオン 】  , 【 カルボキシペプチダーゼ 】  , 【 カルボキシメチルセルロース 】  , 【 カルボキシメチルセルロースナトリウム 】  , 【 カルボキシラートアニオン
 
カルボキシル基 】  , 【 カルボニル化合物 】  , 【 カルボニル縮合反応 】  , 【 カルボニル基 】  , 【 カルホルニウム 】  , 【 カルボン酸 】  , 【 カルボン酸エステル 】  , 【 カルボン酸塩 】  , 【 カルボン酸誘導体
 
カレンダー形粘着剤 】  , 【 カロテノイド 】  , 【 感圧型接着剤 】  , 【 簡易ボイラ 】  , 【 環境汚染物質 】  , 【 環境基本法 】  , 【 環境問題 】  , 【 還元 】  , 【 還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸 】  , 【 還元型ペントースリンサン回路 】  , 【 還元剤 】  , 【 解こう(膠)剤
 
環式化合物 】  , 【 乾式排煙脱硝装置 】  , 【 乾式排煙脱硫装置 】  , 【 干渉 】  , 【 緩衝液 】  , 【 干渉計 】  , 【 環状脂肪族型エポキシ樹脂 】  , 【 岩石繊維 】  , 【 完全弾性衝突
 
完全ふっ素化樹脂 】  , 【 乾燥後残さ 】  , 【 乾燥ゴム分 】  , 【 カンゾウ抽出物 】  , 【 寒中コンクリート 】  , 【 感度 】  , 【 官能基 】  , 【 γ崩壊 】  , 【 甘味料 】  , 【 貫流ボイラ 】  , 【 顔料 】  , 【 緩和時間

 用語の概要と関連ページ


 【カルシウム】( calcium )
 カルシウム( Ca ),周期表第2族,原子番号20の元素
 関連ページ : 周期表第 2 族   
 用語一覧へ
 
 【カルシトニン】( calcitonin )
 甲状腺から分泌されるペプチド系ホルモン。血中のカルシウム濃度に依存して分泌され,骨,腸,腎臓の3箇所の臓器に作用し,カルシウムの放出を抑制し,骨へのカルシウムとリン酸の沈着を促進する。
 関連ページ : 主な内分泌器官   
 用語一覧へ
 
 【カルニチン】( carnitine )
 生体の脂質代謝に関与するビタミン様物質(アミノ酸から生合成される誘導体)。
 関連ページ : 調味料   
 用語一覧へ
 
 【ガルバニ電池】( galvanic cell )
 一対の半電池から構成した電池。
 関連ページ : 電池   
 用語一覧へ
 
 【カルビン回路】( Calvin-Benson's cycle , reductive pentose phosphate cycle )
 カルビン=ベンソン回路ともいわれる光合成反応における代表的な炭酸固定回路。
 関連ページ : 環状構造の単糖   糖の光合成   
 用語一覧へ
 
 【カルボカチオン】( carbocation )
 炭素原子上に正電荷を持つカチオン(陽イオン)をいう。
 関連ページ : アルケンの特徴   
 用語一覧へ
 
 【カルボキシペプチダーゼ】( )
 C 末端から分解するエキソペプチダーゼ。
 関連ページ : たんぱく質の代謝   
 用語一覧へ
 
 【カルボキシメチルセルロース】( carboxymethylcellulose )
 セルロースとグリコール酸とのエーテルのナトリウム塩。アルカリセルロースとモノクロロ酢酸ナトリウムとの反応で得られる。( JIS K 3211「界面活性剤用語」)
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
 用語一覧へ
 
 【カルボキシメチルセルロースナトリウム】( sodium carboxymethylcellulose )
 繊維素グリコール酸ナトリウムや略称の CMC などとも呼ばれ,植物繊維成分のセルロースを水酸化ナトリウムなどで処理して製造される。水に容易に溶け,粘性,保護コロイド性などの特性を持ち,アイスクリーム,シャーベット,ソース,めん類などの増粘安定剤として用いられる。
 関連ページ : 増粘安定剤,乳化剤,膨張剤   
 用語一覧へ
 
 【カルボキシラートアニオン】( carboxylate )
 R–COOをカルボキシラートアニオンといい,陰電荷が 2 つの酸素に非局在化することで安定化する。
 関連ページ : カルボン酸の酸性度   
 用語一覧へ
 
 【カルボキシル基】( hydroxyl group )
 カルボキシ基ともいい,カルボニル基(>C=O )とヒドロキシ基( –OH )からなる官能基である。
 関連ページ : 置換基・特性基・官能基   カルボン酸とは   アミノ酸の構造   
 用語一覧へ
 
 【カルボニル化合物】( )
 カルボン酸をはじめ,カルボニル基( >C=O :carbonyl group )を持つカルボン酸誘導体,アルデヒド( R–CHO ),ケトン( R–C(O)–R’ )などの化合物。
 関連ページ : 脂肪族炭化水素   カルボニル化合物の反応   
 用語一覧へ
 
 【カルボニル縮合反応】( calbonyl condensation reaction )
 二つのカルボニル化合物の反応。生体内のほとんどの分子(タンパク質,炭水化物,脂質,核酸など)は,カルボニル縮合反応を含む経路で生成されている。
 関連ページ : 置換反応   
 用語一覧へ
 
 【カルボニル基】( carbonyl group )
 一般式 −C(=O)− で表される 2 価の特性基で,ケト基とも呼ばれる。
 関連ページ : 置換基・特性基・官能基   
 用語一覧へ
 
 【カルホルニウム】( californium )
 カルホルニウム( Cf ),アクチノイド系,原子番号98の元素
 関連ページ : 周期表第 3 族 その 3   
 用語一覧へ
 
 【カルボン酸】( carboxylic acid )
 分子中に少なくとも一つのカルボキシ基( –C(=O)OH ,一般には –COOH で表す)を持つ化合物で,一般式 R – COOH で書き表す。脂肪酸,飽和カルボン酸,不飽和カルボン酸,芳香族カルボン酸に分けられる。
 関連ページ : 脂肪族炭化水素   カルボン酸とは   置換反応   
 用語一覧へ
 
 【カルボン酸エステル】( carboxylate ester )
 カルボン酸とアルコールから成るエステル化合物
 関連ページ : 不飽和ポリエステル樹脂   
 用語一覧へ
 
 【カルボン酸塩】( carboxylate )
 カルボキシル基 (−COOH ) をもつ有機化合物の塩の総称( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
 用語一覧へ
 
 【カルボン酸誘導体】( carboxylic acid derivative )
 一般的に,カルボン酸の水酸基が金属以外のヘテロ原子( hetero atom )と結合した化合物をいい,カルボン酸( R–C(O)–OH ),酸無水物( R–C(O)–O–C(O)–R’ ),エステル( R–C(O)–O–R’ ), アミド( R–C(O)-N R’R” ),ハロゲン化アシル( R–C(O)– X :酸ハロゲン化物ともいう),チオエステル( R–C(O)–SR’ ),アシルりん酸( R–C(O)–O–PO32- )などで,置換反応において脱離基として機能(電気的に陰性)できる原子や置換基(緑色で示した部分)にアシル基が結合している。
 関連ページ : カルボニル化合物の反応   置換反応   ポリウレタン樹脂   
 用語一覧へ
 
 【カレンダー形粘着剤】( calendered pressure sensitive adhesive )
 無溶剤形の粘着剤。カレンダーによって塗工する粘着剤( JIS Z0109「粘着テープ・粘着シート用語」)。
 関連ページ : その他高分子材料   
 用語一覧へ
 
 【カロテノイド】( carotenoid )
 カロテノイド色素,カロチノイド,カロチノイド色素などとも呼ばれ,黄色~橙色から赤褐色などを示す天然色素の一群である。 カルテノイドは,微生物,動物,植物などから 750 種を超えるものが発見されている。食品添加物として実用例の多いものに,アナトー色素,ディナリエラカロテン,ニンジンカロテン,ウコン色素などがある。
 関連ページ : 着色料   
 用語一覧へ
 
 【感圧型接着剤】( pressure sensitive adhesive )
 常温で圧力を加えるだけで接着する接着剤( JIS K6800 「接着剤・接着用語」)。
 関連ページ : その他高分子材料   
 用語一覧へ
 
 【簡易ボイラ】( simplified boiler )
 簡易容器ともいい,労働安全衛生法の規定に基づく労働安全衛生法施行令で,取り扱うための資格などの関係で,圧力,伝熱面積,及び胴の内径の大きさによるボイラの分類。
 関連ページ : ボイラの化学   
 用語一覧へ
 
 【環境汚染物質】( environmental pollutant )
 大気・水・土壌・生体中の化学物質で,人間の生存に直接・間接に悪影響を与える濃度で存在するもの。
 関連ページ : 光化学オキシダント   
 用語一覧へ
 
 【環境基本法】( Basic Environmental Law )
 1993年(平成 5 年)に公害対策基本法を廃止し,環境の保全についての基本理念を定めた環境基本法が制定され。日本の環境政策の根幹を定める基本法で,具体的施策は規定の趣旨に基づく個別の法制上および財政上の措置により実施される。
 関連ページ : 日本の環境問題   
 用語一覧へ
 
 【環境問題】( environmental problem [issue] )
 人口増加,エネルギーと資源の大量消費により,地球の自律・自浄能力を超え,地球生態系のバランスの崩れ始めたことにより環境変動の影響が顕在化。環境問題のキーワードには,「持続可能な社会」,「持続可能な開発」が挙げられる。このための施策としては,“生物多様性の保全”,“低炭素社会の構築”,“循環型社会の形成”,“大気・海洋・水・土壌環境の保全”,“化学物質の環境リスクの管理”が挙げられる。
 関連ページ : 生活と無機化学   環境問題の国際的取り組み   
 用語一覧へ
 
 【還元】( reduction )
 原子が電子を受け取ることで電子密度が高くなった状態である。受け取った電子の数を負 ( - ) の酸化数とする。
 関連ページ : 分子内結合   
 用語一覧へ
 
 【還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸】( nicotinamide adenine dinucleotide phosphate )
 脱水素酵素の補酵素,酸化型(NADP+),還元型(NADPH)の2つの状態を有する。
 関連ページ : 糖の代謝   糖の光合成   
 用語一覧へ
 
 【還元型ペントースリンサン回路】( pentose phosphate pathway )
 略号 PPP で表され,解糖系のグルコース-6-リン酸から出発して,解糖系のグリセルアルデヒド-3-リン酸へとつながる経路。
 関連ページ : 環状構造の単糖   糖の光合成   
 用語一覧へ
 
 【還元剤】( reducing agent , reductant )
 対象とする物質を還元する為に使用する物質をいう。すなわち,注目した物質を還元させることを目的とした場合に,意図的に選択した酸化還元反応において,電子を放出し酸化される物質(電子供与体)である。
 関連ページ : 酸化還元とは   酸化剤・還元剤   
 用語一覧へ
 
 【解こう(膠)剤】( peptizer , deflocculation )
 凝結したコロイドの沈殿又は固体ゾルをコロイド溶液の状態に戻すために用いられる薬剤( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
 用語一覧へ
 
 【環式化合物】( cyclic compound )
 結合が環状につながる化合物で,環式化合物は,環状の結合が単一の元素(有機化合物では炭素のみ)によって構成される単素環式化合物( homocyclic compound ),2 種類以上の元素(例えば炭素と酸素など)で構成される複素環式化合物( heterocyclic compound )に分けられる。
 関連ページ : 分子構造による分類   
 用語一覧へ
 
 【乾式排煙脱硝装置】( dry type NOx removal equipment )
 ボイラの排煙脱硝装置の一種で,触媒を用いて,排ガス中の窒素酸化物( NOx )を乾式で処理する装置。
 関連ページ : ボイラ事故と排煙処理   
 用語一覧へ
 
 【乾式排煙脱硫装置】( dry type flue-gas desulfurization equipment )
 ボイラの排煙脱硫装置の一種で,排ガス中の硫黄酸化物( SOx )を,活性炭などを用いて乾式で処理する装置。
 関連ページ : ボイラ事故と排煙処理   
 用語一覧へ
 
 【干渉】( interference )
 障害物が多数存在する場合は,それぞれで回折した波の衝突が起き,ある場所では波が弱め合い,異なる場所で強め合う
 関連ページ : X線回折   
 用語一覧へ
 
 【緩衝液】( buffer solution )
 緩衝作用のある溶液をいう。緩衝液の用途には,多少の濃度変化でも pH 変化を抑えられる pH 標準液,pH 変化で酵素機能の変化が影響する細胞や微生物の培養液,pH 変化の影響を受けやすいクロマトグラフィーや電気泳動の溶媒などがある。
 関連ページ : 緩衝液   
 用語一覧へ
 
 【干渉計】( interferometer )
 光の干渉を利用して光路差などを測定する機器をいい,マイケルソン干渉計,マッハ・ツェンダー干渉計,フィゾー干渉計などがある。
 関連ページ : 赤外分光分析装置   
 用語一覧へ
 
 【環状脂肪族型エポキシ樹脂】( )
 芳香環を含まないため,耐候性,耐アーク性,耐トラッキング性に優れ,電気絶縁材料として使用される。
 関連ページ : エポキシ樹脂   
 用語一覧へ
 
 【岩石繊維】( rock fibers )
 玄武岩や安山岩などの岩石を溶かして繊維状にし,石綿の代替品として,耐火用充填材などに用いられる。
 関連ページ : 繊維とは   
 用語一覧へ
 
 【完全弾性衝突】( perfectly elastic collision )
 運動している 2 つの物体が接触し,短時間に力を相互に及ぼし合う物理的現象を衝突という。
 2 つの物体が衝突した時,衝突前の一方の物体の相対速度をνとすると,衝突後の相対速度ν’は,ν’= - e νとなる。e は反発係数と呼ばれ,0 から 1 の間の値を取る。
 e = 1 であれば運動エネルギーが保存されるので,この場合を完全弾性衝突という。完全弾性衝突以外は,運動エネルギーの一部が熱などに変換される。
 関連ページ : 気体の圧力:気体分子の熱運動   
 用語一覧へ

 【完全ふっ素化樹脂】( )
 エチレンの水素がすべてふっ素に置換された略号 PTFE の四ふっ素化樹脂,ポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene)をいう。
 関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど   
 用語一覧へ
 
 【乾燥後残さ】( residue after drying )
 試験条件で,揮発せずに残った物質の量を質量分率で表した値( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
 関連ページ : ゴム関連用語   
 用語一覧へ
 
 【乾燥ゴム分】( dry rubber content )
  ラテックス又はゴム溶液中に含まれるゴム量を,ラテックス 100 質量部当たりの質量分率で表したもの( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
 関連ページ : ゴム関連用語   
 用語一覧へ
 
 【カンゾウ抽出物】( Licorice extract )
 別名 カンゾウエキス,グリチルリチン,リコリス抽出物ともいわれ,ウラルカンゾウ,チョウカカンゾウ,ヨウカンゾウ,又はそれらの近縁植物の根若しくは根茎から得られた,グリチルリチン酸を主成分とするる甘味料である。甘さは砂糖の約200倍で,塩味を和らげる塩なれ効果や旨味出し効果があり,しょう油,みそ,漬物,つくだ煮,清涼飲料水,魚肉ねり製品,氷菓,乳製品など広範囲で使われている。
 関連ページ : 甘味料,酸味料,苦味料,香料   
 用語一覧へ
 
 【寒中コンクリート】( cold weather concreting )
 日平均気温が4 以下になることが予想されるときに用いられるコンクリート。
 関連ページ : コンクリートの種類と劣化   
 用語一覧へ
 
 【感度】( sensitivity )
 統計的な概念の一つで,定義は分野で異なるが,一般的には刺激と応答の関係を示す指標。
 関連ページ : 化学分析の流れ   
 用語一覧へ
 
 【官能基】( functional group )
 物質の化学的属性( chemical profile )や化学反応性( chemical reactivity )に着目した概念で整理されているので,有機化合物の特性による分類は,官能基の種類による分類
 関連ページ : 置換基・特性基・官能基   
 用語一覧へ
 
 【γ崩壊】( gamma decay )
 励起した原子核が,電磁波(γ線)を放出してエネルギー状態を安定化させる現象。
 関連ページ : 放射性壊変とは   
 用語一覧へ
 
 【甘味料】( sweetener )
 食品の風味や外観を良くするための食品添加物。砂糖が代表的な甘味食品であるが,砂糖は酵母(イースト)の栄養源になりやすく,食品の品質劣化に影響する。そこで,保存性を高めるために用いられる砂糖以外の甘味料が指定されている。最近は,糖尿病,肥満,虫歯などの予防を目的に砂糖の代替品としても用いられている。
 関連ページ : 食品添加物とは   甘味料,酸味料,苦味料,香料   
 用語一覧へ
 
 【貫流ボイラ】( once-through boiler )
 給水を管の一端からポンプで押し込み,管の他端から蒸気を取り出す水管ボイラ。
 関連ページ : ボイラの化学   
 用語一覧へ
 
 【顔料】( pigment )
 
 関連ページ : 生活の中の有機材料   
 用語一覧へ
 
 【緩和時間】( relaxation time )
 一般的には,系が非平衡から平衡まで変化するときに要する時間の目安。核磁気共鳴法の測定結果においては,磁気モーメントを持つ分子集合体が磁場の中で平衡(基底)状態に戻るまでの時間で,分子運動性に関する情報を得ることができる。
 関連ページ : 核磁気共鳴分光装置   核磁気共鳴分光分析法   
 用語一覧へ
 

  ページの先頭へ