ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
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カ行 カの用語を ( カア - カキ ), , ( カク - カチ ) , ( カツ - カリ ) , ( カル - カン ) に分けて紹介する。
用語一覧 カ行 カツ - カリ
【 活性化エネルギー 】 ,
【 活性化剤 】 ,
【 活性型ビタミンD 】 ,
【 活性剤 】 ,
【 活性炭素繊維 】 ,
【 活性電極 】 ,
【 褐炭 】 ,
【 カップリング剤 】 ,
【 カップリング反応 】 ,
【 活量・活量係数 】 ,
【 カテコール 】 ,
【 カテコールアミン 】 ,
【 過電圧 】 ,
【 価電子 】 ,
【 価電子帯 】 ,
【 カドミウム 】 ,
【 ガドリウム 】
【 加熱硬化 】 ,
【 加熱発生ガス-質量分析法 】 ,
【 加ねん 】 ,
【 可燃性 】 ,
【 ガフ・ジュール効果 】 ,
【 カフェイン(抽出物) 】 ,
【 カプセル型接着剤 】 ,
【 カプトン 】 ,
【 貨幣金属 】 ,
【 壁材 】 ,
【 過マンガン酸カリウム 】 ,
【 カミンスキー触媒 】 ,
【 ガムディップ 】 ,
【 ガムベース 】
【 可溶化 】 ,
【 可溶型酵素 】 ,
【 カラギナン 】 ,
【 ガラクトース 】 ,
【 ガラス 】 ,
【 ガラス状態 】 ,
【 ガラス繊維 】 ,
【 ガラス繊維強化プラスチック 】 ,
【 ガラス転移温度 】 ,
【 ガラス転移点 】 ,
【 ガラス転移 】 ,
【 ガラスフィルター 】 ,
【 カラム 】 ,
【 カラメル色素 】
【 カリウム 】 ,
【 ガリウム 】 ,
【 ガリウムひ素結晶( GaAs ) 】 ,
【 カリガラス 】 ,
【 カリ石けん 】 ,
【 加硫 】 ,
【 加硫剤 】 ,
【 加硫促進剤 】 ,
【 加硫遅延剤 】 ,
【 加硫戻り 】 ,
【 加硫ラテックス 】 ,
【 火力発電 】
用語の概要と関連ページ
【活性化エネルギー】( activation energy )
物質がある状態から他の状態に変わる時,乗り越えなければならないポテンシャル障壁の高さをいう。化学反応における反応物の状態(基底状態)から,生成物の状態(基底状態)に変化する際に,変化過程で通る最もポテンシャルエネルギーの高い遷移状態まで励起するために必要なエネルギーである。
関連ページ : 活性化エネルギー
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【活性化剤】( activator )
促進剤の効果を増大するために少量使用する物質。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
関連ページ : プラスチックの記号と関連用語
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【活性型ビタミンD】( active vitamin D )
カルシトリオール,1,25‐ジヒドロキシコレカルシフェロールとして,血中のカルシウム( Ca2+ )濃度を高める作用がある。
関連ページ : 脂溶性ビタミン
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【活性剤】( activator )
加硫促進剤の効果を増強するために,少量用いる配合剤( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
関連ページ : ゴム関連用語
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【活性炭素繊維】( activated carbon fiber )
FRP の補強材料ではなく,活性炭より高い比表面積を有するフィルターなどの吸着材料として用いられる。
関連ページ : FRP とは
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【活性電極】( active electrode )
電極反応に直接関与して溶解又は析出するような電極。
関連ページ : 電気分解
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【褐炭】( brown coal )
石炭の中でも石炭化度が低く,水分や不純物の多い低品位なもの。
関連ページ : 石炭と燃焼
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【カップリング剤】( coupling agent )
樹脂マトリックス(母材)と強化材の境界面における一層強い結合を促進し又は達成する物質。(注) カップリング剤は強化材に塗布,又は樹脂に添加,又はその双方が行われる。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
関連ページ : プラスチックの記号と関連用語 FRP 関連用語
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【カップリング反応】( coupling reaction )
2つの化学物質を選択的に結合させる反応を指す。アゾ染料合成における芳香族第一級アミンとフェノール類や芳香族アミン類とのカップリング反応は,芳香族求電子置換反応でありジアゾカップリングといわれる。ジアゾ成分とカップリング成分の組合せを変えることで多種類の染料を合成することができる。
関連ページ : 着色料
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【活量・活量係数】( activity ,activity coefficient )
活量は,ギルバート・ニュートン・ルイス( Gilbert Newton Lewis )によって導入された物理量で,a と表される。活動度と呼ばれる場合もある。
反応の平衡や速度を議論するときに使われる濃度の有効値を指す。なお,一般的には,簡便のため,活量をつぎのように扱うことが多い。
1)希薄溶液において,イオン,分子もその活量は,濃度(モル分率)に等しいとしてよい。すなわち,活量係数 γ = 1 として扱われる。
2)希薄溶液において,溶媒の活量を 1 として差し支えない。
3)溶液と平衡状態にある純粋の固体又は液体の活量を 1 として差し支えない。
4)溶液と平衡関係にある気体の活量は,その気体の分圧に等しい。
5)混合液体の平衡を考える場合,その一成分の活量は,そのモル分率に等しい。
理想とする数値(活量)からのずれを表す指標として,活量係数γが定義される。i 成分の活量 ai と理論上のモル分率χi の間には次の関係にある。
a i = γi χi
ギルバート・ニュートン・ルイスは,アメリカ合衆国の物理化学者( 1875 ~ 1946年)で,共有結合の発見(ルイスの電子式),ラジカル(不対電子対)の定義,酸・塩基の定義(ルイス酸・塩基),熱力学の再構築による化学熱力学の提唱,光化学実験,光子( photon )の命名などで知られる。
関連ページ : 希薄溶液の性質:はじめに
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【カテコール】( catechol )
フェノール類,示性式 C6H4(OH)2
関連ページ : ホルモンとは
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【カテコールアミン】( catecholamine )
一般にチロシンから誘導されたカテコールとアミンを有する化学種をいう。
関連ページ : ホルモンとは
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【過電圧】( overpotential , overvoltage )
単一電極において,ある値の電流が流れているときのその電極の電位と平衡電位との差。
作用電極に電流 i が流れているとき,その電極の電位を E( I ) とすれば,過電圧 E( I ) = E( 0 ) – I R で表す。
ここに,E( 0 ) : I = 0 のときの E( I ) の値,R :溶液の抵抗( JIS K 0213 )
関連ページ : 起電力と電気量
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【価電子】( valence electron )
原子内のもっとも外側の電子殻に入っている最外殻電子などは,原子のイオン化や共有結合する際に重要な役割を果たす。この電子を価電子という。
関連ページ : 分子内結合
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【価電子帯】( valence band )
関連ページ : 集積回路(IC)
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【カドミウム】( cadmium )
カドミウム( Cd ),周期表第12族,原子番号48の元素
関連ページ : 周期表第 12 族
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【ガドリウム】( gadolinium )
ガドリウム( Gd ),ランタノイド系,原子番号64の元素
関連ページ : 周期表第 3 族 その 2
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【加熱硬化】( heat setting , heat curing )
不飽和ポリエステルの硬化(架橋)では,60~80 ℃で硬化させる中温硬化系,100 ℃以上で硬化させる高温硬化系に分けられる。中温硬化系は,常温硬化で用いるナフテン酸コバルトなどの代わりに,黄変せずに完全硬化が期待できる促進剤(t-ブチルパーオキシ‐2‐エチルヘキサノエートなど)を用いたもので,外観が問題となる用途(人工大理石,化粧板,テーブルトップなど)に用いられる。高温硬化系は,100℃以上の高温,加圧下で成形する機械や金型などを用いた製品に適した材料で,用途による種々の触媒(ベンゾイルパーオキサイドなど)が選択される。 なお,加熱によって硬化する接着剤( JIS K6800 「接着剤・接着用語」)を加熱硬化型接着剤という。
関連ページ : 不飽和ポリエステル樹脂 その他高分子材料
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【加熱発生ガス-質量分析法】( Temperature Programmed Desorption-Mass Spectrometry )
TPD/MS ともいい,温度コントローラ付き特殊加熱装置に質量分析計( MS )が直結され,試料から発生する気体の濃度変化を温度または時間の関数として追跡する手法。
関連ページ : 有機化合物の分析
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【加ねん】( twisting )
繊維束又は糸に,よりをかけること( JIS L0209「紡績用語」)。
関連ページ : 繊維関連用語
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【可燃性】( flammability )
特定の試験条件のもとで,火炎を上げて燃焼する材料又は製品の能力。(注) 広義では,可燃性は点火の比較的容易なこと及び燃焼を持続する能力に関係する特徴を含む。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
関連ページ : プラスチックの記号と関連用語
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【ガフ・ジュール効果】( Gough-Joule effect )
ひずみを与えた状態で,温度を上げると加硫ゴムが収縮し,下げると元に戻る現象( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
関連ページ : ゴム関連用語
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【カフェイン(抽出物)】( Caffeine (extract) )
アカネ科コーヒーの種子(コーヒー豆)又はツバキ科チャの葉より,水又は二酸化炭素で抽出・分離・精製して得られる苦味料である。抽出物の主成分はカフェイン( 1,3,7-トリメチルプリン-2,6-ジオン )である。
関連ページ : 甘味料,酸味料,苦味料,香料
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【カプセル型接着剤】( encapsulated adhesive )
特定成分を保護皮膜(マイクロカプセル)に内包し,適当な手段(圧力,熱など)によって皮膜を破壊するまでは安定性を保持できる接着剤( JIS K6800 「接着剤・接着用語」)。
関連ページ : その他高分子材料
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【カプトン】( kapton )
芳香族ポリイミドの商標。
関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど
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【貨幣金属】( coinage metal )
【銅族元素】 参照。
関連ページ : 分類:化学的性質
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【壁材】( wall material )
壁材は,内装に用いる材料(内壁材,間仕切壁材)と外装に用いる外壁材に分けられる。用いられる材料には,木材,紙(壁紙),漆喰(しっくい),土,石,コンクリート,ガラス,石膏ボード,断熱材(グラスウール,ウレタンフォーム)などが用いられる。
関連ページ : 建築材料
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【過マンガン酸カリウム】( potassium permanganate )
化学式 KMnO4 の無機化合物。過マンガン酸塩の一種で,強力な酸化剤である。
関連ページ : 酸化剤・還元剤
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【カミンスキー触媒】( Kaminsky catalyst )
ポリエチレン合成の触媒として知られる遷移金属触媒で,シクロペンタジエニルアニオン (C5H5−) 2個をη5-配位子として有する有機金属化合物のメタロセン (metallocene) の一種である。
関連ページ : ビニル樹脂(ポリエチレンなど)
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【ガムディップ】( gum dipping )
繊維をゴムのりに浸すことによって,ゴムを含浸させる工程( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
関連ページ : ゴム関連用語
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【ガムベース】( Gum base )
チューインガムの基材となる物質で,酢酸ビニル樹脂,光沢剤として用いられるシェラック,キョウチクトウ科ジェルトンの幹枝から得られるジェルトン( Jelutong :ポンチアナックともいう),アカテツ科サポジラの幹枝より得られるチクル( Chicle , Chiquibul , Crown gum , Nispero :ニスペロともいう)などの他に,既存添加物のみでも 37 の添加剤がある。
関連ページ : 栄養強化剤,製造用剤,ガムベース
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【可溶化】( solubilization )
溶媒に難溶な物質が,界面活性剤のミセル中に溶解することによって溶媒に溶けたようになる現象( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。界面活性剤など可溶化のために用いられる薬剤を可溶化剤という。
関連ページ : 界面活性剤関連用語
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【可溶型酵素】( membrane enzyme )
たんぱく質である酵素は,他のたんぱく質と同様に,細胞内で合成される。この中で,水への溶解性が高い物を可溶型酵素といい,細胞質に分散して留まる酵素と合成後に細胞外に分泌されるもの(分泌型酵素)に分けられる。可溶型酵素は,外部には親水性アミノ酸,内部に疎水性アミノ酸が集まる球形構造のものが多い。
関連ページ : 酵素(はじめに)
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【カラギナン】( Carrageenan )
直鎖含硫黄多糖類の一種で,D-ガラクトース(又は 3,6-アンヒドロ- D -ガラクトース)と硫酸から構成される陰イオン性高分子化合物で,食品添加剤の増粘安定剤として用いられる。ミリン科キリンサイ属の全藻を,乾燥・粉砕して得られたもの,紅藻類から水(アルカリ性水溶液)で抽出・精製して得られたものなどがあり,ゼリー,ジャム,プリン,アイスクリーム,ドレッシングなどに利用されている。
関連ページ : 増粘安定剤,乳化剤,膨張剤
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【ガラクトース】( galactose )
六員環構造の単糖で,乳製品,甜菜,ガムなどで見出される。人の体内でも合成され,糖脂質,糖タンパク質の一部を形成する。グルコースとともに二糖類のラクトース(乳糖)を構成する。
関連ページ : 環状構造の単糖 脂質とは
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【ガラス】( glass )
物質のある状態をガラス状態といい,ガラス状態の物質に対し物質の種類を表す言葉。けい酸塩ガラスは,組成によりソーダ石灰ガラス,硼珪酸(ほうけいさん)ガラス,カリガラス,クリスタルガラス,石英ガラス,水ガラスなどに分けられ,特性による分類には,フロートガラス,強化ガラス,耐熱ガラス,防耐火ガラス,複層ガラス,合わせガラス,反射防止ガラス,赤外線反射ガラス,赤外線吸収ガラス,防弾ガラスなどがある。なお,ガラス状態をとりうる物質は,けい酸塩の他に,ホウ酸塩,リン酸塩などの無機塩,硫黄,セレンなどの単体,ゴム,アクリル,ポリエステル,ポリエチレンなどの有機高分子材料がある。
関連ページ : ガラス
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【ガラス状態】( vitreous state , glass state , glassy state )
適当は条件で液体を急激に冷却すると,融点以下でも固体にならない過冷却状態を経由して,ある温度で急激に粘性が大きくなり,液体状態の粒子配置(無秩序な配列)が保持された状態で固化(非晶質)した状態をガラス状態という。
関連ページ : ガラス ゴム(エラストマー)とは
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【ガラス繊維】( glass fiber )
溶融ガラスを延伸して得られるテキスタイル形状の繊維( JIS L 0204 「繊維用語」)。ガラスを溶融紡糸し,繊維化したもの( JIS K7010 「繊維強化プラスチック用語」)。一般的には,シリカ( SiO2 )などのけい酸塩( silicate )を主成分とするけい酸塩ガラスを融解,牽引して繊維状にしたものである。
関連ページ : 繊維とは
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【ガラス繊維強化プラスチック】( glass fibre reinforced plastic )
ガラス繊維を強化材とし,熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂をマトリックスとする複合材料。略称 GFRP( JIS K7010 「繊維強化プラスチック用語」)。繊維強化プラスチック用途のガラス繊維は,1600 ℃程度の高温窯で溶融したガラスを,白金ノズルから毎分約3,000mのスピードで引き出し,直径 10~24 μm のガラスの単繊維として得られる。
関連ページ : 生活の中の有機材料 不飽和ポリエステル樹脂 FRP とは FRP 関連用語
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【ガラス転移温度】( glass transition temperature )
ガラス転移が行われる温度範囲のほぼ中間点。ガラス転移温度( Tg )は,測定のため選んだ特定の特性とその試験方法及び試験条件によって著しく変化する。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
関連ページ : プラスチックとは ゴム(エラストマー)とは
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【ガラス転移点】( glass transition temperature )
ガラス状態の物質(非晶質の固体)を加熱してゆくと,ある温度(狭い温度範囲)で急激に剛性や流動性が変化し,液体やゴム状態に変わる。この温度をガラス転移点( Tg )という。
関連ページ : ガラス
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【ガラス転移】( glass transition )
非結晶性重合体又は部分結晶性重合体の非結晶領域における粘性状態又はゴム状態から(又はへ)硬質でかつ比較的もろ(脆)い状態へ(又はから)の可逆的変化。 (JIS K 6900「プラスチック―用語」)
関連ページ : プラスチックとは
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【ガラスフィルター】( glass filter )
ろ過を目的とする直径 1 μm以下の極細線に加工された特殊用途ガラス繊維を用いた製品。
関連ページ : FRP とは
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【カラム】( column )
主に試料成分の分離が行われる充塡剤が充塡された管,又はキャピラリー管。キャピラリー管の内壁には,固定相が保持されたもの及び内面処理を施したものがある。ガスクロマトグラフィーでは,試料を分離する目的の違いによりプレカラム,ガードカラム,分離カラムに分けられる。
関連ページ : イオンクロマトグラフィー ガスクロマトグラフィー
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【カラメル色素】( Caramel )
原料の“でん粉加水分解物,糖蜜又は糖類の食用炭水化物”を熱処理して得られる色素である。処理方法の違いにより,カラメルⅠ ,カラメルⅡ,カラメルⅢ,カラメルⅣに分けられる。カラメル色素は,しょう油やソース,清涼飲料水,乳飲料,菓子,漬物,つくだ煮などの着色料の他に,ウイスキーの製造用剤として品質調整などにも使用される。
関連ページ : 着色料
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【カリウム】( Kalium )
カリウム( K ),周期表第1族,原子番号19の元素
関連ページ : 周期表第 1 族
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【ガリウム】( gallium )
ガリウム( Ga ),周期表第13族,原子番号31の元素
関連ページ : 周期表第 13 族
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【ガリウムひ素結晶( GaAs )】( gallium arsenide )
化合物半導体の代表的な材料で,結晶内の電子の移動がけい素( Si )より早いので,半導体レーザや超高周波デバイスなどに使用されている。
関連ページ : レーザ
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【カリガラス】( potash glass )
ソーダ石灰ガラスのナトリウムをカリウムに置き換えたような組成を持ち,透明度や屈折率が高く,工芸品などに用いられていたがガラスで,ボヘミアンガラスともいわれる。
関連ページ : ガラス
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【カリ石けん】( soft potassium soap , potash soap )
高級脂肪酸のカリウム塩。軟石けんともいう( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは
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【加硫】( vulcanization ,cure )
化学構造を変化させ,架橋することによって,ゴム弾性を付与,回復若しくは改良したり,又は広い温度領域にわたって,弾性を付与された状態に変化させる工程。注記 硬質化するまでの工程をいう場合もある( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
関連ページ : ゴム(エラストマー)とは ゴム関連用語
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【加硫剤】( vulcanizing agent ,curative ,curing agent )
ゴムに架橋を生じさせる配合剤( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。生ゴムの加硫剤には,一般的に硫黄( S )が用いられ,硫黄を用いる場合を硫黄加硫系( conventional sulfur vulcanizing system )などと呼ぶ。
関連ページ : ゴム(エラストマー)とは ゴム関連用語
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【加硫促進剤】( accelerator )
加硫速度の増大及び/又は加硫物の物性を向上させるために,加硫剤とともに少量用いる配合剤( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
関連ページ : ゴム(エラストマー)とは ゴム関連用語
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【加硫遅延剤】( retarder )
ゴム配合物の加硫速度を遅くさせるために用いる配合剤( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
関連ページ : ゴム関連用語
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【加硫戻り】( reversion )
空気が遮断された状態で,過加硫による加硫物のモジュラス及びモジュラス関連の性質が低下する現象( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
関連ページ : ゴム関連用語
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【加硫ラテックス】( prevulcanized rubber latex )
粒子が部分的に加硫されたラテックス。注記: フィルム及び一部の製品は,このラテックスを単に乾燥して作られる。( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
関連ページ : ゴム関連用語
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【火力発電】( thermal power generation )
石油・石炭・天然ガスなどの燃料の反応熱を用いて発電する方法。
関連ページ : 石炭と燃焼
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