化学関連用語解説 (索引)

 ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 
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 ア行 アの用語を  ( アア - アト ) ,  ( アナ - アリ ) ,  ( アル - アン ) に分けて紹介する。
 

 用語一覧  ア行 アル - アン

アルカリ 】  , 【 アルカリ金属 】  , 【 アルカリ骨材反応 】  , 【 アルカリ土類金属元素 】  , 【 アルカリ硫酸塩腐食 】  , 【 アルカン 】  , 【 アルカンスルホン酸ナトリウム 】  , 【 アルキド樹脂 】  , 【 L-アルギニン
 
アルキル基 】  , 【 アルキルジメチルアミンオキシド 】  , 【 アルキルスルホン酸ナトリウム 】  , 【 アルキルトリメチルアンモニウム塩 】  , 【 アルキルフェノール 】  , 【 アルキルフェノール(ポリ)エトキシレート 】  , 【 アルキルベタイン 】  , 【 アルキルベンゼン 】  , 【 アルキル硫酸エステルナトリウム
 
アルキレートガソリン 】  , 【 アルキレン基 】  , 【 アルキン 】  , 【 アルケン 】  , 【 アルコーリシス 】  , 【 アルコール 】  , 【 アルコールエトキシサルフェート 】  , 【 アルコールエトキシレート 】  , 【 アルコキシド 】  , 【 アルデヒド基
 
アルドース 】  , 【 アルドール縮合 】  , 【 アルドール反応 】  , 【 アルドステロン 】  , 【 アルパカ 】  , 【 アルファオレフィン 】  , 【 アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム 】  , 【 α壊変 】  , 【 アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム 】  , 【 α置換反応 】  , 【 αへリックス 】  , 【 アルブミン
 
アルミナ繊維 】  , 【 アルミニウム 】  , 【 アルミニウム族元素 】  , 【 アルミネート層 】  , 【 アレーン 】  , 【 亜瀝青炭 】  , 【 アレニウス酸・塩基 】  , 【 アレニウスの式 】  , 【 アレニウスプロット
 
泡安定剤 】  , 【 泡切り剤 】  , 【 合わせガラス 】  , 【 泡立ち 】  , 【 泡立て剤 】  , 【 泡立て増進剤
 
アンゴラ 】  , 【 安息香酸 】  , 【 アンチコドン 】  , 【 アンチ配座 】  , 【 アンチモン 】  , 【 安定同位体 】  , 【 アントラセン 】  , 【 アンドロゲン 】  , 【 暗反応 】  , 【 アンモニア

 用語の概要と関連ページ


 【アルカリ】( alkali )
 アルカリ( alkali )は,中世ヨーロッパの錬金術に大きな影響を与えたアラビアの哲学者,科学者アブー・ムーサー・ジャービル・イブン・ハイヤーン(西暦 700 年代)の創設した概念(元来は植物の灰を水に溶かした時の性質)である。
 アルカリとは,水に溶解して塩基性( pH > 7 )を示し,酸と中和する物質の総称をいい,典型的なものにはアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物がある。これらは,水に溶解すると水酸化物イオンを生じるアレニウス塩基に相当する。
 他に,アンモニア,アミン,アルカリ性の水溶液やアルカリ金属を単にアルカリと呼ぶこともある。
 関連ページ : 酸・塩基の定義   
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 【アルカリ金属】( alkali metal )
 周期表第 1 族の水素( H )を除くリチウム( Li ),ナトリウム( Na ),カリウム( K ),ルビジウム( Rb ),セシウム( Cs ),フランシウム( Fr )の総称である。
 関連ページ : 分類:化学的性質   周期表第 1 族   
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 【アルカリ骨材反応】( alkali aggregate reaction )
 アルカリ金属イオンとの反応性をもつ骨材(オパール,クリストバライト,トリジマイトなど)が,セメントなどに含まれるアルカリ分と長期にわたって反応し,コンクリートに膨張ひび割れ,ポップアウトを生じさせる現象。アルカリシリカ反応( alkali silica reaction )ともいう。
 関連ページ : コンクリートの種類と劣化   コンクリートの種類と劣化   
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 【アルカリ土類金属元素】( alkali earth metal )
 周期表第 2 族のベリリウム( Be ),マグネシウム( Mg )を除く元素で,性質が類似しているカルシウム( Ca ),ストロンチウム( Sr ),バリウム( Ba ),ラジウム( Ra )をいう。
 関連ページ : 周期表第 2 族   分類:化学的性質   
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 【アルカリ硫酸塩腐食】( )
 → 高温腐食( Na2SO4 ,K2SO4 などによる腐食)
 関連ページ : ボイラ事故と排煙処理   
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 【アルカン】( alkane )
 鎖式の飽和脂肪族炭化水素で,一般式 CnH2n+2 で表される鎖式飽和炭化水素で,メタン系炭化水素,パラフィン系炭化水素や脂肪族化合物などとも呼ばれる。なお,パラフィン( paraffin )といった場合は,炭素原子の数が 20 以上のアルカンを指すのが一般的である。
 関連ページ : 分子構造による分類   脂肪族炭化水素   
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 【アルカンスルホン酸ナトリウム】( )
 ⇒アルキルスルホン酸ナトリウム
 関連ページ : 陰イオン(アニオン)界面活性剤    
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 【アルキド樹脂】( alkyd resin )
 多塩基酸と多価アルコールの縮合によって得られる高分子エステル。
 関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど   不飽和ポリエステル樹脂   
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 【L-アルギニン】( L-arginine )
 2 つ以上のアミノ基を持つα-アミノ酸(塩基性アミノ酸)
 関連ページ : ヒドロキシ酸・アミノ酸   調味料   アミノ酸の構造   
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 【アルキルアミノ脂肪酸ナトリウム】( alkylamino fatty acid sodium )
 アミノ酸系の両性イオン系界面活性剤(両性界面活性剤)。N-アルキル-β-アラニン型の構造で,R‐NH‐CH2CH2COONa → R‐NH2‐CH2CH2COO となる弱酸弱塩基型の界面活性剤である。主な補助剤としての用途には,シャンプー,殺菌剤,帯電防止剤,柔軟剤などがある。
 関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは    陽イオン(カチオン),両性界面活性剤   
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 【アルキルアミンオキシド】( alkylamine oxide )
 アミンオキシド系の両性イオン系界面活性剤(両性界面活性剤)。アルキルジメチルアミンオキシドともいわれ,一般式 R‐N(CH3)2O の R 部が 炭素 12 の N,N-ジメチルドデシルアミ ン=N-オキシド(AO)が代表的なものである。起泡力や洗浄性を高めるとともに,手あれ原因(蛋白質変性)防止目的で台所用の液体洗剤に配合されている。他に洗濯用や住居用の洗剤に補助剤として用いられている。
 関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは    陽イオン(カチオン),両性界面活性剤   
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 【アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム】( )
 高級アルコール系(陰イオン)の陰イオン系界面活性剤(アニオン界面活性剤) 。ポリ(オキシエチレン)アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム,アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム,アルコールエトキシサルフェート( Alchol Ethoxy Sulfates, AES )などとも呼ばれ,略して AES と記載される。一般的に利用される AES は,一般にラウレス硫酸ナトリウム( SLS )と呼ばれるポリ(オキシエチレン)=ドデシルエーテル硫酸エステルナトリウムで,洗濯用洗剤,台所用洗剤,シャンプー,歯磨き剤の発泡剤,起泡剤,業務用洗剤,脱脂剤などに利用されている。
 関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは    陰イオン(アニオン)界面活性剤    陰イオン(アニオン)界面活性剤    
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 【アルキル基】( alkyl group )
 直鎖のアルカンの末端から水素を 1 つ取り除いた一般式 -CnH2n+1 で表される一価の置換基で,n=1 のメチル基( -CH3 ),n=2 のエチル基( -C2H5 )などがある。
 関連ページ : 置換基・特性基・官能基   
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 【アルキルジメチルアミンオキシド】( )
 ⇒アルキルアミンオキシド
 関連ページ : 陽イオン(カチオン),両性界面活性剤   
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 【アルキルスルホン酸ナトリウム】( )
 ノルマルパラフィン系の陰イオン系界面活性剤(アニオン界面活性剤)。アルカンスルホン酸ナトリウムともいわれ,一般式 R-S(O2)ONa で表される飽和炭化水素のスルホン酸塩である。略して SAS と記載される。一般式を見ると,AS(アルキル硫酸エステルナトリウム)と似ているが,AS は高級アルコールとのエステルで,製造工程が全く異なる。
 関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは    陰イオン(アニオン)界面活性剤    
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 【アルキルトリメチルアンモニウム塩】( )
 第四級アンモニウム塩系の陽イオン系界面活性剤(カチオン界面活性剤)。アンモニウム( NH4 )の H をすべてアルキル基などで置換した第四級アンモニウムの塩で,陽イオン界面活性剤として用いられる。実用されるものには,親油基の主鎖となるアルキル基を 1 つ,メチル基( CH3 )を 3 つ有する第四級アンモニウムの塩素や臭素等との塩,一般式 R-N(CH3)3 Cl ,R-N(CH3)3 Br がある。塩化物は,柔軟剤,リンスなどに用いられている。
 関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは    陽イオン(カチオン),両性界面活性剤   
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 【アルキルフェノール】( alkylphenol )
  ベンゼン核の水素原子の 1 個を水酸基,残りの水素原子の 1 個以上をアルキル基で置換した化合物。主として炭素数 8 又は 9 のアルキル基 1 個で置換したものはノニオン界面活性剤の原料として用いられる。( JIS K 3211「界面活性剤用語」)
 関連ページ : 非イオン(ノニオン)界面活性剤   界面活性剤関連用語   
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 【アルキルフェノール(ポリ)エトキシレート】( )
 ソルビタン脂肪酸エステルに酸化エチレン( C2H4O )を付加したエステル・エーテル型の脂肪酸系界面活性である。ソルビタン脂肪酸エステルよりも親水性が大きく,安全性の高い界面活性剤である。
 関連ページ : 非イオン(ノニオン)界面活性剤   
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 【アルキルベタイン 】( )
 ベタイン系の両性イオン系界面活性剤(両性界面活性剤)。アルキルカルボキシベタインともよばれ,皮膚や目に対して低刺激性で起泡力を高めるとともに他の界面活性剤との相容性が良いという特徴がある。一般式 R‐N(CH3)2CH2COO と,酸性環境で陽イオン,中性以上の pH 環境で両性イオンとなる。
 関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは    陽イオン(カチオン),両性界面活性剤   
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 【アルキルベンゼン】( alkylbenzene , alkylbenzen )
 ベンゼン核の水素原子の 1 個以上をアルキル基で置換した炭化水素類の総称。主として炭素数 12 のアルキル基 1 個で置換したものはアニオン界面活性剤の原料として用いられる。( JIS K 3211「界面活性剤用語」)
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
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 【アルキル硫酸エステルナトリウム】( )
 高級アルコール系(陰イオン)の陰イオン系界面活性剤(アニオン界面活性剤) 。略して AS と呼ばれる高級アルコール硫酸エステルナトリウムで,一般的に界面活性剤として利用される AS には,ラウリル硫酸ナトリウム( sodium lauryl sulfate ;SLS )とも呼ばれるドデシル硫酸ナトリウム( sodium dodecyl sulfate :SDS , NaDS )が用いられる。
 関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは    陰イオン(アニオン)界面活性剤    
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 【アルキレートガソリン】( )
 関連ページ : 石油製品と燃焼   
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 【アルキレン基】( alkylene group )
 直鎖のアルカンから水素を2つ取り除いた一般式 - CnH2n ,= CnH2n-1 で表される置換基をアルキレン基( alkylene group )といい,n=1 のメチレン基,n=2 のエチレン基などがある。
 関連ページ : 置換基・特性基・官能基   
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 【アルキン】( alkyne )
 鎖式の不飽和脂肪族炭化水素の中で,分子内に三重結合を一つも一般式 CnH2n-2 で表される鎖式不飽和炭化水素で,アセチレン系炭化水素とも呼ばれる。広義には分子内に非環式および環式の炭素・炭素の三重結合を持つ化合物全般を指す。
 関連ページ : 脂肪族炭化水素   不飽和脂肪族の特徴   
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 【アルケン】( alkene )
 鎖式の不飽和脂肪族炭化水素の中で,分子内に二重結合を一つも一般式 CnH2n で表される鎖式不飽和炭化水素で,エチレン系炭化水素,オレフィン( olefin ),オレフィン系炭化水素とも呼ばれる。環状の構造のアルケンをシクロアルケン( cycloalkene )という。
 関連ページ : 分子構造による分類   脂肪族炭化水素   不飽和脂肪族の特徴   アルケンの特徴   
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 【アルコーリシス】( )
 関連ページ : 置換反応   
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 【アルコール】( alcohol )
 脂肪族炭化水素の水素原子をヒドロキシ基( -OH :水酸基やヒドロキシル基ともいう)で置き換えた化合物で,一般式 R–OH で表される。
 関連ページ : 脂肪族炭化水素   アルコールとは   
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 【アルコールエトキシサルフェート】( alchol ethoxy sulfates )
 ⇒アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
 関連ページ : 陰イオン(アニオン)界面活性剤    
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 【アルコールエトキシレート】( )
 アルキルフェノール
 関連ページ : 非イオン(ノニオン)界面活性剤   
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 【アルコキシド】( alkoxide )
 アルコールの共役塩基であるアニオン( R–O )。
 関連ページ : 置換反応   アルコールの特性   
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 【アルデヒド基】( aldehyde group )
 ホルミル基( formyl group )とも呼ばれ,一般式 −CHO で表される 1 価の特性基
 関連ページ : 直鎖構造の単糖   置換基・特性基・官能基   
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 【アルドース】( aldose )
 単糖の構造にアルデヒド基を持つ糖をいう。すなわち,炭素鎖の末端に酸素原子と二重結合(アルデヒド基)を持つ糖,HO‐CH2 (‐CHOH‐)n CHO
 関連ページ : 糖質と炭水化物   直鎖構造の単糖   
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 【アルドール縮合】( )
 関連ページ : クエン酸回路(TCA回路)    
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 【アルドール反応】( aldol reaction )
 α位に水素を持つアルデヒドを塩基で処理した場合,その生成物はアルデヒド基( –CHO )を持つアルデヒドとβ位にヒドロキシ基( –OH )を持つアルコールの化合物(β‐ヒドロキシアルデヒド)が得られる反応で,アルドール縮合反応ともいう。
 関連ページ : 置換反応   求核付加反応   
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 【アルドステロン】( aldosterone )
 ステロイド系ホルモンの副腎皮質ホルモンの一種で,腎臓におけるナトリウムの再吸収など,電解質バランスを調節する機能を持つ鉱質コルチコイドである。
 関連ページ : 主な内分泌器官   
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 【アルパカ】( ALPACA, Alpaga )
  ラマ科アルパカ (Lama pacos) の毛嚢から得られる動物繊維。
 関連ページ : 繊維とは   
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 【アルファオレフィン】( α− olefin )
 末端の炭素−炭素結合が二重結合である炭化水素。炭素数が 10~20 の混合物はスルホン化,中和してアニオン界面活性剤として用いられる。( JIS K 3211「界面活性剤用語」)
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
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 【アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム】( )
 アルファオレフィン系の陰イオン系界面活性剤(アニオン界面活性剤) 。α位に二重結合,すなわち末端に二重結合を持つアルカン(α–オレフィン:R-CH=CH2 )を原料に製造したスルホン酸塩である。略して AOS と呼ばれる。二重結合の位置は,反応過程でシフトするため,化合物の一般式は( R-CH=CH-(CH2)n-S(O2)ONa )となる。
 関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは    陰イオン(アニオン)界面活性剤    
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 【α壊変】( alpha decay )
 原子核から放出される粒子がα粒子(ヘリウムの原子核)の放射性壊変。
 関連ページ : 放射性壊変とは   
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 【アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム】( )
 脂肪酸系(陰イオン)の陰イオン系界面活性剤(アニオン界面活性剤) 。( CH3(CH2)n CH(S(O2)ONa)COOCH3 )である。略して MES-Na と呼ばれる。
 関連ページ : 洗剤(界面活性剤)とは    陰イオン(アニオン)界面活性剤    
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 【α置換反応】( α- substitution reaction )
 カルボニル化合物において,カルボニル基の隣の位置(α位)の水素が,求電子剤によって置換される反応
 関連ページ : 置換反応   
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 【αへリックス】( alpha helix )
 骨格となるα-アミノ酸のアミノ基(‐NH2 )は 4 残基離れたカルボキシル基(‐COOH )と水素結合を形成できる場合に,バネに似た右巻きのらせん形を作る。この構造をαフェリックスという。
 関連ページ : たんぱく質の構造   
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 【アルブミン】( albumen )
 卵白の構成タンパク質のうちの約65%を占める主成分タンパク質(卵アルブミン)に対して命名され,水に溶けやすいなど卵アルブミンに似た生化学的性質を有するタンパク質の総称として用いられる。
 関連ページ : たんぱく質とは   
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 【アルミナ繊維】( alumina fibre )
 アルミナ ( Al2O3 ) を主成分とする繊維( JIS K7010 「繊維強化プラスチック用語」)。耐火材や断熱材の用途に用いられる。セラミック繊維ともいわれる。
 関連ページ : FRP 関連用語   繊維とは   
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 【アルミニウム】( aluminium )
 アルミニウム( Al ),周期表第13族,原子番号13の元素
 関連ページ : 周期表第 13 族   
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 【アルミニウム族元素】( )
 周期表第 13 族のホウ素( B )を除くアルミニウム( Al ),ガリウム( Ga ),インジウム( In ),タリウム( Tl )の総称である。
 関連ページ : 分類:化学的性質   
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 【アルミネート相】( aluminate phase )
 アルミン酸三カルシウム( 3CaO・Al2O3 :記号 C3A )
 関連ページ : セメントの化学   
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 【アレーン】( arene )
 芳香族性を示す単環や複数の環(縮合環)から構成される炭化水素。
 関連ページ : 分子構造による分類   芳香族化合物とは   
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 【亜瀝青炭】( subbituminous coal )
 関連ページ : 石炭と燃焼   
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 【アレニウス酸・塩基】( Arrhenius acid,base )
 スウェーデンの科学者スヴァンテ・アレニウス( 1859 ~ 1927 ,物理化学の創始者)が 1884年に定義した酸・塩基。
 関連ページ : 配位結合   酸・塩基の定義   酸・塩基反応とは   
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 【アレニウスの式】( Arrhenius equation )
 1884年にスウェーデンのスヴァンテ・アレニウスが提唱した化学反応の速度を予測する式である。活性化エネルギーはアレニウスパラメータとも呼ばれる。
  アレニウスの式:k = A exp ( - Ea /RT )
 関連ページ : 速度定数と活性化エネルギー   
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 【アレニウスプロット】( )
 横軸に熱力学的温度の逆数( 1/T ),縦軸に速度定数の対数( ln k )をとり作図(アレニウスプロット)すると直線が得られる。この直線の傾き( Ea /R )から当該化学反応の活性化エネルギーを求めることができる。
 関連ページ : 速度定数と活性化エネルギー   
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 【泡安定剤】( foam stabilizer )
 ⇒気泡安定剤
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
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 【泡切り剤】( foam breaker )
 ⇒消泡剤
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
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 【合わせガラス】( laminated glass )
 複数枚の板ガラスの間に樹脂などを挟み,接着したガラスで,衝突などの大きい衝撃を受けた場合にも貫通や飛散を防止することを主目的にするガラスである。
 関連ページ : ガラス   
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 【泡立ち】( foaming )
 泡ができること,また,それが持続する状態( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
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 【泡立て剤】( foaming agent )
 ⇒起泡剤
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
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 【泡立て増進剤】( foam booster )
 ⇒起泡力増進剤
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
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 【アンゴラ】( ANGORA, Angora )
  アンゴラうさぎ(兎) (Oryctolagus cuniculus) の毛嚢から得られる動物繊維。
 関連ページ : 繊維とは   
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 【安息香酸】( benzoic acid )
 芳香族カルボン酸
 関連ページ : カルボン酸とは   カルボン酸の製法   芳香族化合物とは   
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 【アンチコドン】( anticodon )
 たんぱく質同化(合成)において,mRNA のコドンと水素結合を作るための 3 ヌクレオチド単位。
 関連ページ : たんぱく質の代謝   DNA , RNAとは   
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 【アンチ配座】( anti )
 ⇒配座異性体
 関連ページ : ジオステレオマー(幾何異性体)   
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 【アンチモン】( antimony )
 アンチモン( Sb ),周期表第15族,原子番号51の元素
 関連ページ : 周期表第 14 , 15 族   
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 【安定同位体】( stable isotope )
 陽子の数が同じ(同じ原子番号)で,中性子数の数が異なる同位体のうち,放射性壊変せずに安定して存在できるものをいう。
 関連ページ : 放射性壊変とは   
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 【アントラセン】( anthracene )
 芳香族炭化水素(縮合環化合物)
 関連ページ : 芳香族化合物とは   
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 【アンドロゲン】( androgen )
 ステロイド系ホルモンの副腎皮質ホルモンの一種で,雄性ホルモン,男性ホルモンとも呼ばれる性ホルモンである。
 関連ページ : 主な内分泌器官   
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 【暗反応】( dark reaction )
 明反応でつくられた 3 分子の ATP および 2 分子の NADPH を用いて,二酸化炭素から糖を生成する回路反応で,炭酸固定回路(カルビン=ベンソン回路:Calvin-Benson's cycle ,カルビン回路や還元型ペントースリン酸回路ともいう)といわれる。
 関連ページ : 糖の光合成   
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 【アンモニア】( ammonia )
 分子式 NH3 の無機化合物。常温常圧で無色の気体,水溶液(アンモニア水)として使用されることが多い。
 関連ページ : 水素結合と分子の凝集   アミノ酸の代謝   
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