防食概論:防食の基礎

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           【被膜厚み,鋼板厚みの評価】

 試験片のみならず,実構造物などの塗膜厚み,めっき厚み,さび層厚み,及び鋼板の厚みなどの寸法を現地で計測できる方法には,次のものがある。

皮膜厚みの計測
 電磁式膜厚計:母材が鋼などの磁性体表面に付着する塗膜,めっき,さびなどの非磁性被膜の厚みを計測できる。
 渦電流式膜厚計:母材が電気良導体表面に付着する塗膜,さびなどの電気絶縁性被膜の厚みを計測できる。母材がアルミニウムや亜鉛めっき鋼など非磁性の材料においても導電性があれば計測できる。
 参考:電磁式膜厚計と渦電流式膜厚計を組み合わせることで,塗装した溶融亜鉛めっき鋼の塗膜厚みと亜鉛めっき厚みを別々に求めることもできる。

板厚みの計測
 電気抵抗法: 4 電極式の電気抵抗計を用いた板厚測定,板厚 5mm以上で 2%程度の誤差で計測可能である。
 超音波法:超音波の板材底面から反射した超音波エコーの時間差から厚みを計測,平滑な面では,1~2%の誤差で計測できるが,腐食などにより凹凸が大きいと精度が落ちる。
 渦電流法:誘導コイルを金属体に近づけたときに発生する渦電流は,厚みや内部の欠陥の影響を受ける。渦電流の影響を誘導コイルのインピーダンス変化として検知し,金属体の厚み,欠陥の程度,腐食程度などを検知できる。
 放射線法:X線やγ線を透過させ,透過量の違いから厚みや内部欠陥を検知する。小型部品の三次元での断面観察が可能な装置( X線 CT )もある。

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