化学関連用語解説 (索引)

 ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 
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 カ行 コで始まる用語を  ( コア - コウセ ),  ( コウソ - コカ ),  ( コキ - コン ) に分けて紹介する。

 用語一覧  カ行  コキ - コン

黒鉛(グラファイト) 】  , 【 黒鉛化 】  , 【 黒鉛グレード繊維 】  , 【 黒鉛繊維 】  , 【 国際原子力機関 】  , 【 国際純正・応用化学連合 】  , 【 国際照明委員会 】  , 【 国際生化学分子生物学連合 】  , 【 国際連合人間環境会議 】  , 【 国連環境計画 】  , 【 固結防止剤 】  , 【 ココヤシ 】  , 【 誤差 】  , 【 個人誤差 】  , 【 故繊維(こせんい)
 
五炭糖 】  , 【 コチニール色素 】  , 【 測光標準電球 】  , 【 骨材 】  , 【 固定相 】  , 【 固定相液体 】  , 【 コドン 】  , 【 ゴニオメータ 】 【 コハク酸 】  , 【 コバルト 】  , 【 コヒーレント放射 】  , 【 コペルニシウム 】  , 【 互変異性 】  , 【 コポリマー
 
ゴム 】  , 【 ゴム系粘着剤 】  , 【 ゴム状弾性 】  , 【 ゴム弾性体 】  , 【 ゴムラテックス 】  , 【 コモンメタル 】  , 【 固有抵抗 】  , 【 コルチゾール 】  , 【 コレカルシフェロール 】  , 【 コレステロール 】  , 【 コロイド
 
コンクリート 】  , 【 コンクリート流動化剤 】  , 【 混合セメント 】  , 【 混成軌道 】  , 【 こん跡[量]分析 】  , 【 コンダクタンス 】  , 【 コンタクト型接着剤 】  , 【 コンピュータネットワーク 】  , 【 混紡 】  , 【 混和材料 】  ,

 用語の概要と関連ページ


 【黒鉛(グラファイト)】( graphite )
 炭素原子が sp3 混成軌道で結合した平面の正六角形が連なった層状構造をしている。すなわち,1 個の炭素が 3 個の価電子を使い 3 個の炭素原子と共有結合し,残りの価電子 1 個が金属結合のように挙動(半金属的)する。
 関連ページ : 混成軌道と巨大分子   
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 【黒鉛化】( graphitization )
 繊維を 2000~3000 ℃の不活性気体中(黒鉛化炉)で処理(熱処理)することをいう。
 関連ページ : FRP とは   
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 【黒鉛グレード繊維】( graphite grade fibre )
 1700 ℃(又は 2000℃)以上の温度で処理され,黒鉛に近い構造の炭素繊維( JIS K7010 「繊維強化プラスチック用語」)。
 関連ページ : FRP とは   FRP 関連用語   
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 【黒鉛繊維】( graphite fiber )
 炭素繊維を更に高温度で熱処理し,炭素化した繊維( JIS L 0204 「繊維用語」)。
 関連ページ : 繊維とは   
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 【国際原子力機関】( IAEA : International Atomic Energy Agency )
 原子力の平和的利用の促進,原子力の軍事的利用への転用防止を目的とした国際連合傘下の自治機関である。
 1953 年のアメリカ合衆国大統領のドワイト・D・アイゼンハワーによる国際連合総会演説「平和のための核」を契機に 1957 年に創立された。オーストリアのウィーンに本部,トロントと東京に地域事務所,ニューヨークとジュネーヴに連絡室がある。
 関連ページ : 原子とは   
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 【国際純正・応用化学連合】( International Union of Pure and Applied Chemistry )
 国際純正・応用化学連合( IUPAC : International Union of Pure and Applied Chemistry )は,1919年に設立された化学者の国際学術機関。原子量,有機および無機化合物の命名法,実験法などに関し協定している。現在は,国際科学会議 の傘下にあり,日本は日本学術会議が加盟している。 国際科学会議( International Council for Science )は,通常 ICSUと略称され,各国の主要な学術機関や自然科学に関する国際的な学会連合を相互に連絡調整するための組織として 1931年に発足した。
 関連ページ : 周期表   プラスチックの記号と関連用語   酵素(はじめに)   酵素の EC 番号とは   
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 【国際照明委員会】( Commission internationale de l'éclairage )
  略称:CIE
 関連ページ : 無機化学(物体色の評価)   
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 【国際生化学分子生物学連合】( International Union of Biochemistry and Molecular Biology )
 国際生化学分子生物学連合( International Union of Biochemistry and Molecular Biology :IUBMB )
 関連ページ : 酵素(はじめに)   酵素の EC 番号とは   
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 【国際連合人間環境会議】( United Nations Conference on the Human Environment )
 1972 年 6 月に環境問題に関する初めての大規模な政府間会合
 関連ページ : 環境問題の国際的取り組み   
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 【国連環境計画】( United Nations Environment Programme : UNEP )
 1972 年 6 月に設立された国際連合で環境問題を扱う機関
 関連ページ : 環境問題の国際的取り組み   
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 【固結防止剤】( anticaking agent )
 粉末,粉状物質が吸湿,加圧などで固まるのを防ぐ薬剤。肥料などには界面活性剤が用いられる。( JIS K 3211「界面活性剤用語」)
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
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 【ココヤシ】( COIR, Coco )
 ココナツヤシ (Cocos nucifera) の外皮から得られる植物繊維。
 関連ページ : 繊維とは   
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 【誤差】( error )
 測定値から真の値を引いた値( JIS Z 8103「計測用語」)。→ 不確かさ
 関連ページ : 検量線を用いた定量   
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 【個人誤差】( personal error )
 測定者固有のくせによって,測定上又は調整上生じる誤差( JIS Z 8103「計測用語」)。個人誤差には,読み取りミス,記録ミス,有効数値の桁間違い,数値の丸め方の誤りなど原因の特定が可能な誤差。
 関連ページ : 検量線を用いた定量   
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 【故繊維(こせんい)】( recovered fiber )
 糸くず,織物くずなどをほぐして再び繊維状にしたもの。再製繊維,回収繊維ともいう( JIS L 0204 「繊維用語」)。
 関連ページ : 繊維関連用語   
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 【五炭糖】( Pentose )
 組成式 CnH2nOn で表される単糖の n=5 のもの。
 関連ページ : 直鎖構造の単糖   ヌクレオチドとは   
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 【コチニール色素】( Cochineal extract )
 スペイン南部や中南米のサボテンに寄生するカイガラムシ科の昆虫エンジムシの乾燥体から水やアルコールで抽出して得られる。主成分はカルミン酸( Carminic acid )で,橙~赤紫色を示し,清涼飲料水,酒精飲料,冷菓,菓子,食肉製品,かまぼこなどの着色料として用いられる。
 関連ページ : 着色料   
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 【測光標準電球】( photometric standard )
 安定性,再現性が優れ,測光量が表示されている測光用の白熱電球。
 関連ページ : 無機化学(物体色の評価)   
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 【骨材】( aggregate )
 モルタル又はコンクリートをつくるために,セメント及び水と練り混ぜる砂,砂利,砕砂,砕石,スラグ骨材,その他これらに類似の材料
 関連ページ : コンクリートとは   
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 【固定相】( stationary phases )
 カラムと呼ばれる管の中に保持(固定)され,分析対象物と相互作用する物質。利用される相互作用には,分配(化学成分の相への移行性),吸着(化学成分と相表面との吸着力),分子排斥(分子サイズに依存する浸透性),イオン交換などがある。
 関連ページ : イオンクロマトグラフィー   
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 【固定相液体】( liquid phase )
 ガスクロマトグラフィーの充填カラムやキャピラリーカラムの固定相に用いられる不揮発性液体をいう。
 関連ページ : クロマトグラフィーの原理   
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 【コドン】( codon )
 mRNA の 3 ヌクレオチド単位で,これにより一つのアミノ酸を指定できる情報を有していいる。⇒翻訳(たんぱく質同化)
 関連ページ : たんぱく質の代謝   DNA , RNAとは   
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 【ゴニオメータ】( goniometer )
 X線源,試料面,及び検出器はローランド面に接するように移動できる装置
 関連ページ : X線回折   
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 【コハク酸】( succinic acid )
 飽和ジカルボン酸(二価),貝類のうま味成分の酸としてよく知られている有機酸がコハク酸である。食品添加物のコハク酸は,マレイン酸などを原料に合成されたものである。独特の酸味とうま味を有し,合成酒(清酒),味噌,醤油などの味調整に使われるが,酸味料より酸味を持つ調味料としての利用が多い。
 関連ページ : カルボン酸とは   甘味料,酸味料,苦味料,香料   クエン酸回路(TCA回路)    
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 【コバルト】( cobalt )
 コバルト( Co ),周期表第9族,原子番号27の元素
 関連ページ : 周期表第 9 族   
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 【コヒーレント放射】( coherent radiation )
 放射の伝ぱん路中の任意の 2 点間において,電磁振動の位相差が一定に保たれている単色放射
 関連ページ : レーザ   
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 【コペルニシウム】( copernicium )
 コペルニシウム( Cn ),周期表第12族,原子番号112の元素
 関連ページ : 周期表第 12 族   
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 【互変異性】( tautomerism )
 二つの化合物間の素早い相互変換
 関連ページ : 置換反応   
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 【コポリマー】( copolymer )
 ⇒共重合体
 関連ページ : 高分子材料   
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 【ゴム】( rubber )
 ベンゼン,メチルエチルケトン,エタノール・トルエン共沸混合物などの沸騰中の溶剤に本質的には不溶性(しかし,膨潤できる)の状態に改質できる原料ゴム,又は既に改質されているエラストマー材料。注記 1:改質後のゴムの状態では,加熱及び圧力を加えても容易に恒久的な形状に再成形できない。注記 2 :ゴムは,改質され,かつ,希釈剤を含有していない状態では,室温( 18℃~29℃)においてその長さを 2 倍に伸ばし,かつ,緩める前に 1 分間そのままに保持しても,1 分以内に元の長さの 1.5 倍未満に収縮する。 ( JIS K 6200「ゴム‐用語」)
 関連ページ : ゴム(エラストマー)とは   ゴム関連用語   
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 【ゴム系粘着剤】( rubber pressure sensitive adhesive )
 ゴム(天然ゴム,合成ゴム)に粘着付与剤を混ぜ合わせて粘着剤としたもの。溶剤系,水系,ホッ トメルト系及びカレンダー形がある。 ( JIS Z0109「粘着テープ・粘着シート用語」)
 関連ページ : その他高分子材料   
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 【ゴム状弾性】( rubber-like elasticity )
 ⇒エントロピー弾性
 関連ページ : ゴム(エラストマー)とは   
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 【ゴム弾性体】( rubber elasticity body )
 室温付近の温度範囲で,小さい力で大きく変形(弾性率が小さい)でき,変形の範囲すなわち弾性限界が非常に大きい物質。
 関連ページ : ゴム(エラストマー)とは   
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 【ゴムラテックス】( rubber latex )
 ゴム粒子が,コロイド状に水に分散しているラテックス( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
 関連ページ : ゴム関連用語   
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 【コモンメタル】( common metal )
 レアメタル以外の金属はコモンメタル(汎用金属)という。
 関連ページ : 分類:その他   
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 【固有抵抗】( specific resistance )
 → 電気抵抗率
 関連ページ : 無機化学(電気的性質)   
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 【コルチゾール】( cortisol )
 ステロイド系ホルモンの副腎皮質ホルモンの一種で,糖質(炭水化物),脂質,及びたんぱくの代謝を制御する糖質コルチコイドである。
 関連ページ : 主な内分泌器官   
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 【コレカルシフェロール】( cholecalciferol )
 C27H44O ,ビタミン D3
 関連ページ : 脂溶性ビタミン   
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 【コレステロール】( cholesterol )
 動物の細胞膜に見出される脂質(誘導脂質,中性脂質)。誘導脂質のステロイドのステロールに属する有機化合物の一種,ステロイド系ホルモンの原料として用いられる。
 関連ページ : ホルモンとは   
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 【コロイド】( colloid )
 コロイドとは,分散質(コロイド粒子)が分散媒(均質な媒質)中に分散している状態にある系(分散系という)についていう。
 コロイド粒子とは,直径 1 ~ 500 nm ( 10-9 ~ 5 × 10-7 m ) 程度の微粒子あるいは巨大分子をいう。
 分散系は,分散媒と分散質の状態(気体,液体,固体)により,分散媒が気体の場合は,エアロゾル( aerosol ,エーロゾルともいう)と称し,分散媒が液体のものを総称してゾル( sol )又はコロイド溶液( colloidal solution )と称す。分散媒が固体のものを総称して,固体コロイドと称す。  コロイド溶液は,疎水コロイド,親水コロイド,分子コロイド,会合コロイドに分類される。
 関連ページ : コロイドとは   疎水コロイド   親水コロイド   
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 【コンクリート】( concrete )
 セメント,水,細骨材,粗骨材及び必要に応じて加える混和材料を構成材料とし,これらを練り混ぜその他の方法によって混合したもの,又は硬化させたもの。
 関連ページ : 建築・土木材料について   コンクリートとは   コンクリートの種類と劣化   
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 【コンクリート流動化剤】( superplasticizer )
 主としてレデーミクストコンクリートに用いられ,減水性とスランプロス防止性の機能をもつ混和剤( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
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 【混合セメント】( blended cement )
 ポルトランドセメントに,高炉スラグ微粉末,シリカ質混合材,フライアッシュなどの混合材をあらかじめ混合したセメント
 関連ページ : セメントの化学   
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 【混成軌道】( hybrid orbital )
 例えば,炭素は,3 つの p 軌道に 2 個の不対電子しかないが,4 個の水素と共有結合できるのは,s 軌道の電子 1 個が空の p 軌道に移動(昇位:promotion )し,4 つの軌道を持つ sp3 混成軌道(四面体形)を形成するためである。
 主な混成軌道(形状)
 s 軌道と p 軌道の混成軌道: sp 混成軌道(直線),sp2 混成軌道(平面三角形),sp3 混成軌道(正四面体形)
 d 軌道の関与する混成軌道: dsp2 混成軌道(平面正方形),dsp3 混成軌道(三角双錐形),d2sp2 混成軌道(四角錐形:ピラミッド形),d2sp3 混成軌道(八面体形),d4sp 混成軌道(三方柱形),d4sp3 混成軌道(三角十二面体形)
 関連ページ : 電子雲の重なり   混成軌道と巨大分子   不飽和脂肪族の特徴   
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 【こん跡[量]分析】( )
 試料量の多少にかかわらず,試料中のピコグラム( pg )レベル以下のの絶対量の成分を対象とする。
 関連ページ : 化学分析の流れ   
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 【コンダクタンス】( conductance )
 電流の流れやすさ,直流回路では電気抵抗の逆数,交流回路ではインピーダンスの逆数の実数部,記号 G (単位 S ジーメンス)を用いる。
 関連ページ : 無機化学(電気的性質)   電気伝導率の測定   
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 【コンタクト型接着剤】( contact adhesive )
 両方の被着材に塗付し,溶媒を乾燥した後,タックのあるうちに軽い圧力ではり合わせることによって,高い初期接着強さを発現する接着剤( JIS K6800 「接着剤・接着用語」)。
 関連ページ : その他高分子材料   
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 【コンピュータネットワーク】( Computer network )
 通信インフラとも呼ばれ,複数のコンピュータを接続する技術である。ネットワークの規模により,PAN ,LAN ,CAN ,MAN ,WAN ,GAN などに分類される。
 関連ページ : インターネット   
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 【混紡】( mixed fibre spinning ,mix spinning )
 混紡(こんぼう)とは,原料種類の異なった繊維を混ぜて紡績すること( JIS L0209「紡績用語」)。混紡糸(こんぼうし:blended yarn , union yarn)とは,異種の繊維を混合して紡績した糸( JIS L0205「繊維用語(糸部門)」)。
 関連ページ : 繊維関連用語   
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 【混和材料】( admixture )
 セメント,水及び骨材以外の材料で,コンクリートなどに特別の性質を与えるために,打込みを行う前までに必要に応じて加える材料。
 関連ページ : コンクリートとは   
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