第一部:化学と物質構造 元素と周期表

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  周期表

 広く利用されている周期表は,ロシアの化学者メンデレーエフによって提唱された。メンデレーエフは,当時発見されていた 63種の元素を単体や化合物の性質で分類し,原子量順に整理することで,未発見の元素性質を予言している。

 現在使用されている周期表には,長周期型周期表と短周期型周期表の 2種類がある。長周期型は,1族~ 18族で分類するのに対し,短周期型は,1族~ 8族に分類し,各族はさらに A, Bに分けられる。また,長周期型の 8 ~10族は,短周期型では 8B族(鉄族などとも称される)にまとめられている。
 長周期型は,国際純正・応用化学連合 ( IUPAC ) が推奨する もので,現在の日本高校教育で採用している。米国では,今でも短周期型が一般的である。過去に日本高校教育で短周期型を採用していたため,日本の科学論文等では,短周期型と長周期型が混在している。
 主な元素の特徴については,無機化学の基礎で紹介する。

周期表

周期表(2015年)


 【参考】
 メンデレーエフ( Dmitrij Ivanovich Mendelejev )(ドミトリ・イヴァーノヴィチ・メンデレーエフ)
 ロシアの化学者 ( 1834~ 1907 ),現代の周期表の提唱者,当時発見されていた 63種の元素を単体や化合物の性質で分類し,原子量順に整理することで,未発見の元素性質を予言している。
 国際純正・応用化学連合( International Union of Pure and Applied Chemistry ) ( IUPAC:アイユーパック )
 IUPAC は,1919年に設立された化学者の国際学術機関,元素名や化合物名についての国際基準( IUPAC命名法)を制定している。

 2015年以後に変更された情報
 原子番号 113:ニホニウム( nihonium,Nh )は,2004年日本理化学研究所が合成を報告,暫定名称ウンウントリウム( Uut )を 2016年から改名。
 原子番号 115:モスコビウム( Moscovium,Mc )は,2003年にロシアとアメリカ合衆国のチームが合成を報告,暫定名称ウンウンペンチウム( Uup )を 2016年から改名。
 原子番号 117:テネシン( Tennessine,Ts )は,2010年にロシアとアメリカ合衆国のチームが合成を報告,暫定名称ウンウンセプチウム( Uus )を 2016年から改名。
 原子番号 118:オガネソン( Oganesson, Og )は,2002年にロシアとアメリカ合衆国のチームが合成を報告,暫定名称ウンウンオクチウム( Uuo )を 2016年から改名。
 なお,2020年現在で,未発見であるが,核融合の実験などを通じて合成の可能性が考えられる元素として,周期表第 8周期(原子番号 122 )まで報告されている。

周期表

周期表(2020年)
出典;文部科学省「一家に1枚 元素周期表(第12版)」

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