社会資本・腐食防食関連の技術用語 (索引)

 “社会資本“,及び“腐食防食“に関連する記事を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 ここでは,ア行 “あ”の用語を  ああ~あお,  あか~あた,  あち~あつ ,  あて~あも,  あら~あるま ,  あるみ~あん  に分けて紹介する。

 用語一覧 あて~あも

アトマイザー 】  , 【 孔あき鋼板ジベル 】  , 【 アノード 】  , 【 アノード反応 】  , 【 アノード反応分極曲線 】  , 【 アノード分極曲線測定 】  , 【 アノード防食 】  ,

油絵具 】  , 【 油変性ポリウレタン樹脂塗料 】  , 【 油ワニス 】  , 【 アブレーダブル溶射 】  , 【 アボガドロ定数 】  , 【 あまに(亜麻仁)油 】  ,

アミド結合 】  , 【 アミノアルキド樹脂塗料 】  , 【 アミノ基 】  , 【 アミン 】  , 【 アミンアダクト 】  , 【 アミン類 】  , 【 】  , 【 アモルファス金属

 用語の概要と関連ページ


 【アトマイザー】( atomizer )
 液体を霧状にして放出する装置で,噴霧器,霧吹きともいう。
 関連ページ : 塗膜の試験規格:耐中性塩水噴霧性 ,  
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 【孔あき鋼板ジベル】( perforated steel dowel )
 合成桁のずれ止めの一種で,等間隔に丸孔のあいた鋼板を,ずれに抵抗する方向に平行に配置したずれ止めである。
 関連ページ : 鋼橋構造:合成桁 ,  
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 【アノード】( anode )
 電流が電極から電解質に向かって流れ,酸化反応が行われる電極。陽極ともいう。【JIS Z0103「防せい防食用語」】 ⇒ 電極
 関連ページ : 腐食基礎:腐食と電気化学 ,  腐食基礎:原子のイオン化 ,  腐食基礎:腐食反応 ,  腐食基礎:異種金属接触腐食の程度 ,  腐食基礎:腐食開始と継続 ,  鋼の腐食:湿食 ,  鋼の腐食:水質の影響 ,  鋼の腐食:淡水中の局部腐食 ,  鋼の腐食:土壌腐食(マクロ腐食) ,  防食設計:防食法の分類 ,  防食基礎:電気防食(陰極防食) ,  防食基礎:陽極防食(排流法) ,  塗膜の試験規格:膨れの等級 ,  
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 【アノード反応】( anodic reaction )
 電極反応において,アノードで起きる酸化反応。
 関連ページ : 腐食基礎:腐食と電気化学 ,  腐食基礎:原子のイオン化 ,  腐食基礎:腐食し易さとは ,  腐食基礎:酸素拡散律速とは ,  鋼の腐食:淡水中の金属腐食 ,  防食設計:防食法の分類 ,  防食基礎:電気防食(陰極防食) ,  
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 【アノード反応分極曲線】( anodic polarization curve )
 略してアノード分極曲線ともいい,電流を電極上で酸化反応(アノード反応)がより優位になる方向に流すと電極電位が正の方向にずれる。これをアノード分極(anodic polarization)といい,電流密度と電極電位を両軸にとって描いた電流密度―電位曲線をアノード反応分極曲線という。⇒ 分極,分極曲線
 関連ページ : 防食基礎:電気防食(陰極防食) ,  
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 【アノード分極曲線測定】( making anodic polarization measurement )
 不動態化の難易及び不動態の安定性を調べるため,20%又は5%硫酸溶液中におけるアノード分極曲線を求める試験。ステンレス鋼の電気化学的な腐食試験として用いられる。【JIS G 0202「鉄鋼用語(試験)」】
 関連ページ : 防食基礎:陽極防食(排流法) ,  
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 【アノード防食】( anodic protection )
 陽極防食ともいい,電極電位を上げて不働態領域に保つことで目的を達成する電気化学的防食法をいう。
 関連ページ : 防食設計:防食法の概要 ,  防食基礎:電気防食 ,  
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 【油絵具】( )
  油絵(oil painting),油彩画を描くのに用いる顔料(鉱物質,植物質,動物質)を乾性油(あまに油,けし油,テレビン油など)で練って作られる絵具で,乾性油の酸化硬化で定着する。
 関連ページ : 塗料概論:塗料のはじまり ,  
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 【油変性ポリウレタン樹脂塗料】( )
 油変性アルキド樹脂の二塩基酸(フタル酸など)を,イソシアネート基(-N=C=O)を複数持つ化合物(例えばジイソシアネート)で置換し,分子内にウレタン結合を形成したウレタン化アルキド(ウレタン化油ともいう)である。
 このタイプは,1液形の塗料として,長油性フタル酸樹脂塗料などのアルキド樹脂塗料(alkyd resin coating)と同じく,大気中の酸素による酸化重合(oxidation polymerization)で硬化する。
 関連ページ : 塗料各論:ポリウレタン樹脂塗料分類 ,  
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 【油ワニス】( oleoresinous varnish, oil varnish )
 塗膜形成要素として,乾性油と樹脂又はビチューメンなどを用い,加熱融合して炭化水素系溶剤でうすめて作った塗料。溶剤の蒸発,乾性油の酸化とこれに伴う重合とによって,乾燥する。樹脂又はビチューメンに対する乾性油の比の大小によって,長油ワニス・中油ワニス・短油ワニスに分ける。【JIS K5500「塗料用語」】
 油変性樹脂,又は油性系ワニスにおいて,含有脂肪酸量をトリグリセリドに換算した値を百分率(%)で表したものを油長(oil length)という。油長 45%以下を短油,油長 45~58%を中油,58%以上を長油ということがある。油ワニスでは,短油,中油,長油をそれぞれ短油ワニス,中油ワニス,長油ワニスという。
 関連ページ : 塗料各論:塗料分類(形態別分類) ,  
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 【アブレーダブル溶射】( abradable spraying )
 削られやすい特性を有する皮膜を得る目的で行われる自己摩耗型衝撃緩衝材(アブレーダブル材)の溶射。
 関連ページ : 防食基礎:金属溶射 ,  
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 【アボガドロ定数】( Avogadro constant )
 アボガドロの法則( Avogadro's law )「同一圧力,同一温度,同一体積のすべての種類の気体には同じ数の分子が含まれる」に基づき,物質量 1 mol とそれを構成する粒子の個数との対応を示す比例定数をアボガドロ数( Avogadro's number )と命名された。記号 NA で表し単位は mol−1 である。
 その後,アボガドロ数は,1969年のIUPAC総会でアボガドロ定数( Avogadro constant )に改称された。
 主要な物理定数の見直しは,国際学術連合会議の科学技術データ委員会( CODATA )に 設置された基礎物理定数作業部会( Task Group on FundamentalPhysicalConstants )によって,不定期であるが,10年程度の間隔で実施されている。
 現在の推奨値( 2010年)は,NA = 6.02214129 ( 27 ) × 1023 mol−1 である。なお( )内の数値は最後の 2 桁に対する不確実さを示している。
 関連ページ : 鋼の腐食:水質(温度)の影響 ,  
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 【あまに(亜麻仁)油】( linseed oil )
 あまに種子(含油分35~40%)から得られる液状植物油。リノレン酸を主成分とし,乾性油の代表的な油脂。あまに種子は,カナダ,アルゼンチンなどの寒帯地域で生産される。塗料,印刷インキ,油ワニス,リノリウムなどに用いられる。生あまに油,精製あまに油,ノンブレークあまに油などがある。【JIS K5500「塗料用語」】
 カナダ,アルゼンチンなどの寒帯地域で主に生産されれているアマの種子を圧搾,つぶして溶媒抽出で得たα-リノレン酸,ω-3脂肪酸,リノール酸,オレイン酸をはじめとする不飽和脂肪酸に富む乾性油で,塗料・油ワニス・リノリウム・印刷インク・油布・軟石鹸(なんせつけん)などの原料とされてれいる。
 関連ページ : 防食基礎:有機高分子材料 ,  塗料概論:塗料形成要素(展色材) ,  
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 【アミド結合】( amide bond )
 アミンとカルボン酸の脱水縮合反応で生成されるカルボン酸アミド( R–C(=O)–N R'R")の構造のうち,C(=O)–N のカルボニル基と窒素との結合部。
 関連ページ : 塗料各論: JIS ジンクリッチ塗料 ,  塗料各論:エポキシ樹脂塗料概要 ,  
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 【アミノアルキド樹脂塗料】( amino alkyd resin coating )
 塗膜形成要素として,アミノ樹脂とアルキド樹脂とを用いて作った塗料。
 多くは加熱によって両樹脂の共縮合反応が起こって塗膜ができる。アミノ樹脂として尿素,メラミンなどアルデヒドとの縮合物又はそのアルキルエーテル化合物が用いられる。【JIS K5500「塗料用語」】
 JIS K 5651「アミノアルキド樹脂塗料」参照
 関連ページ : 塗料概論:塗料の近代化 ,  塗料概論:塗料の分類(材料) ,  
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 【アミノ基】( amino group )
 アンモニア( NH3 ),第一級アミン( NH2R ),第二級アミン( NHRR" )から水素を除去した 1 価の基( -NH2 ,–NHR ,–NRR' ) をいう。
 関連ページ : 塗料各論:エポキシ樹脂塗料概要 ,  
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 【アミン】( amine )
 アンモニアの水素原子を炭化水素基または芳香族原子団で置換した化合物の総称。
 エポキシ樹脂の常温硬化剤としては,ジエチレントリアミン( DETA ),トリエチレンテトラミン( TETA )などの脂肪族ポリアミンが用いられている。
 ポリウレタンの橋かけに用いられる硬化剤には,ジクロロジアミノジフェニルメタン( MBOCA ),ジエチルトルエンジアミン( DETDA ),ポリメチレンポリフェニレンポリアミン( MDA )などのアミン類が用いられる。
 関連ページ : 塗料各論:エポキシ樹脂塗料概要 ,  塗料各論:ポリウレタン樹脂とは ,  
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 【アミンアダクト】( amine adduct )
 ポリアミンエポキシ樹脂アダクトともいわれ,エポキシ樹脂に過剰の DETA(ジエチレントリアミン)などのポリアミンを反応させて得られた残留アミノ基の活性水素を持つ化合物。エポキシ樹脂の硬化剤として用いられる。
 関連ページ : 塗料各論: JIS ジンクリッチ塗料 ,  塗料各論:常温硬化形エポキシ樹脂塗料 ,  塗料各論:ポリウレタン樹脂塗料(ポリオール硬化形) ,  
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 【アミン類】( )
 アミン化合物には,アンモニア(NH3)の H が炭化水素に 1個置換された一級アミン,2個置換された二級アミン,3個置換した三級アミンに分類される。また,1分子中のアミンの数でモノ-アミン,ジ-アミン,トリ-アミン,ポリ-アミンに分類される。
 さらに,炭化水素の構造種類により,脂肪族アミン,脂環族アミン,芳香族アミンに分類される。
 関連ページ : 塗料各論:エポキシ樹脂塗料概要 ,  
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 【雨】( rain )
 ⇒ 酸性雨
 関連ページ : 鋼の腐食:酸性雨の現状 ,  
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 【アモルファス金属】( amorphous metals )
 非晶質金属ともいい,結晶化していない金属,すなわち,原子が数原子以上の広範囲にわたって規則的な配列をしていない金属。 【 JIS H 7004「アモルファス金属用語:Glossary of terms used in amorphous metals」】
 関連ページ : 腐食基礎:金属表面:はじめに ,  
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