ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
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ア行 イの用語を ( イア - イソ ), ( イタ - イン ) に分けて紹介する。
用語一覧 ア行 イタ - イン
【 イタコン酸 】 ,
【 一液型接着剤 】 ,
【 位置規則性 】 ,
【 一次X線 】 ,
【 一次エネルギー 】 ,
【 一次構造(たんぱく質) 】 ,
【 一重項状態 】 ,
【 一酸化炭素 】 ,
【 一酸化窒素( NO ) 】 ,
【 一酸化二窒素 】 ,
【 一体成形 】
【 イッテリビウム 】 ,
【 イットリウム 】 ,
【 一般飲食物添加物 】 ,
【 一般構造用コンクリート 】 ,
【 一本鎖DNA結合タンパク質 】 ,
【 移動相 】 ,
【 イニシエーター 】 ,
【 イノシン酸 】 ,
【 5'-イノシン酸二ナトリウム 】 ,
【 イノシン一リン酸 】 ,
【 イミド 】 ,
【 イミノ基 】 ,
【 医薬品 】 ,
【 イリジウム 】
【 色温度 】 ,
【 色(色感覚) 】 ,
【 色空間 】 ,
【 色(色刺激値) 】 ,
【 陰イオン 】 ,
【 陰イオン界面活性剤 】 ,
【 陰イオンの定性分析 】 ,
【 引火点 】 ,
【 陰極 】 ,
【 印刷用粘着シート 】
【 インジウム 】 ,
【 インスリン 】 ,
【 インターネット 】 ,
【 インダクタンス 】 ,
【 インドール 】 ,
【 イントラコネクション光ファイバ 】 ,
【 イントラネット 】 ,
【 インピーダンス 】 ,
【 インプレーン巻き 】
用語の概要と関連ページ
【イタコン酸】( Itaconic acid )
メチレンコハク酸ともいわれ,麹菌による殿粉,又は粗糖発酵培養液より分離して得られたイタコン酸( 2-メチレンブタン二酸)が添加物として利用される。
関連ページ : 甘味料,酸味料,苦味料,香料
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【一液型接着剤】( one-component adhesive , one-part adhesive )
他成分の添加なしに,適当な手段(光,熱,電子線など)によって硬化する接着剤( JIS K6800 「接着剤・接着用語」)。
関連ページ : その他高分子材料
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【位置規則性】( )
関連ページ : 高分子合成反応
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【一次X線】( primary X-rays )
蛍光X線を発生させるために試料に照射するX線。一次X線源には,多くの元素の内殻電子をはじき出せるように,X線のエネルギー範囲が広く,高出力の連続X線が得られるX線管,ラジオアイソトープ線源や電子シンクロトロン放射光(日本ではスプリング 8 など)などが利用される。
関連ページ : 蛍光X線分析
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【一次エネルギー】( primary energy )
自然から採取され,変換・加工される前の物質を源とするエネルギー。
関連ページ : 生活と無機化学 エネルギーの現状と利用
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【一次構造(たんぱく質)】( primary structure )
通常のポリペプチドは,分岐のない直鎖状の分子となるため,このアミノ酸の配列はたんぱく質固有の配列となるので,この配列をたんぱく質の一次構造という。
関連ページ : たんぱく質の構造
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【一重項状態】( excited singlet state )
励起一重項状態ともいう。
関連ページ : 無機化学(吸光・発光の原理)
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【一酸化炭素】( )
一酸化炭素( CO )
関連ページ : 自動車用三元触媒
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【一酸化窒素( NO )】( )
関連ページ : 光化学オキシダント
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【一酸化二窒素】( nitrous oxide )
= 亜酸化窒素( N2O )
関連ページ : 燃焼排ガスの浄化 自動車用三元触媒
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【一体成形】( integral moulding )
二次接着や機械的接合を用いないで,部材の接合と同時に製品を一体で成形すること( JIS K7010 「繊維強化プラスチック用語」)。
関連ページ : FRP 成形法 FRP 関連用語
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【イッテリビウム】( ytterbium )
イッテリビウム( Yb ),ランタノイド系,原子番号70の元素
関連ページ : 周期表第 3 族 その1
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【イットリウム】( yttrium )
イットリウム( Y ),周期表第3族,原子番号39の元素
関連ページ : 周期表第 3 族 その 2
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【一般飲食物添加物】( )
食品衛生法第10条に「一般に食品として飲食に供されているもので添加物として使用されるもの」と定義され,「一般飲食物添加物品目リスト」に収載されている食品が対象となる。
関連ページ : 食品添加物とは
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【一般構造用コンクリート】( )
関連ページ : コンクリートの種類と劣化
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【一本鎖DNA結合タンパク質】( single-strand binding protein )
DNAの複製開始段階で機能するたんぱく質。
関連ページ : DNA , RNAとは
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【移動相】( mobile phases )
分析対象物を運ぶための気体や液体。気体を用いるガスクロマトグラフィー( GC ),液体を用いる液体クロマトグラフィー( LC ),超臨界流体を用いる超臨界流体クロマトグラフィー( SFC )に大別される。
関連ページ : イオンクロマトグラフィー
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【イニシエーター】( initiator )
DNAの複製開始段階で機能するたんぱく質。レプリケーター内の複製起点にイニシエーターと呼ばれるたんぱく質が結合し,塩基対 A と T の多い配列の巻き戻しが起こる。
関連ページ : DNA , RNAとは
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【イノシン酸】( inosinic acid )
ヒポキサンチン( 6-ヒドロキシプリン)と D-リボース(五炭糖)とリン酸各 1 分子ずつで構成されたリボヌクレオチドで,イノシン 5'-リン酸,イノシン 5'-モノリン酸,イノシン一リン酸などともいわれる。主に肉類の中に存在する天然化合物である。
関連ページ : 調味料
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【5'-イノシン酸二ナトリウム】( disodium 5'-Inosinate )
別名 5'-イノシン酸ナトリウム( Sodium 5'-Inosinate )ともいい,呈味性ヌクレオチドの1つで,鰹節に含まれるうま味成分のひとつといわれている核酸系調味料。
関連ページ : 調味料
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【イノシン一リン酸】( inosine monophosphate )
関連ページ : ヌクレオチドの代謝
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【イミド】( imide )
アンモニア( NH3 )や第一級アミン( NH2R )にカルボニル基(>C=O )が2つ結合した構造( HN(COR)2やRN(COR)2 ),すなわちイミド結合( –N{–C(O)–}2 )を持つ化合物。ポリアミド酸(ポリアミック酸)を加熱( 200 ℃以上)又は,触媒(アミン系)を用いて脱水と環化反応(イミド化)でポリイミドを得ることをイミド化という。
関連ページ : 熱可塑性・エンプラなど
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【イミノ基】( imino group )
第一級アミン( NH2R )から水素を 2 個除去したような 2 価の基( =NH ,>NH,=NR ,>NR ) をいう。
関連ページ : 置換基・特性基・官能基
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【医薬品】( medical supplies )
疾病の検査,治療,予防に関わる
関連ページ : 有機化合物の分類 生活の中の有機材料
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【イリジウム】( iridium )
イリジウム( Ir ),周期表第9族,原子番号77の元素
関連ページ : 周期表第 9 族
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【色温度】( colour temperature )
光の状態を表す一つの指標で,その光と同じ色度の放射を発する黒体の温度。量記号:TC ,単位:ケルビン ( K )
関連ページ : 無機化学(物体色の評価)
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【色(色感覚) 】( perceived colour )
有彩色成分と無彩色成分との組合せからなる視知覚の属性。
関連ページ : 無機化学(物体色の評価)
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【色空間】( colour space )
色の幾何学的表示に用いる,通常 3 次元の空間。
関連ページ : 無機化学(物体色の評価)
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【色(色刺激値)】( psychophysical colour )
三刺激値のように,算出手法が規定された 3 個の数値による色刺激の表示。
関連ページ : 無機化学(物体色の評価)
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【陰イオン】( negative ion , anion )
関連ページ : 無機化学(電気的性質)
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【陰イオン界面活性剤】( anionic surface active agent )
水に溶けたとき,陰イオンに電離する親水基を持つ界面活性剤である (家庭用品品質表示法)。 JIS K 3211「界面活性剤用語」では,アニオン界面活性剤という。石けんをはじめ,古くから多くの種類が開発・利用されてきた。現在実用される界面活性剤の約半分を占める。
関連ページ : 生活の中の有機材料 洗剤(界面活性剤)とは 陰イオン(アニオン)界面活性剤 界面活性剤関連用語 洗剤(界面活性剤)とは
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【陰イオンの定性分析】( )
関連ページ : 元素分析
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【引火点】( flash point )
空気と可燃性の混合物を作ることができる最低温度。この温度で燃焼開始するには,火源(裸火,火花など)が必要で,引火点と発火点の間の温度では,いったん引火しても火源がなくなれば消える。
関連ページ : 活性化とは
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【陰極】( cathode )
a ) 電気分解において,電気活性物質へ電子を与える電極。カソード( cathode )となる。
b ) 電池の放電において,電池活物質から電子を受け取る電極。負極,アノード( anode )となる。
関連ページ : 電極反応(はじめに)
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【印刷用粘着シート】( pressure sensitive adhesive sheet for printing, label stock )
支持体の片面に粘着剤を塗工し,はく離ライナーをはり合わせ,ロール状に巻いたもの又は板状のもの。表面に図,文字などを印刷して用いる。( JIS Z0109「粘着テープ・粘着シート用語」)
関連ページ : その他高分子材料
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【インジウム】( indium )
インジウム( In ),周期表第13族,原子番号49の元素
関連ページ : 周期表第 13 族
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【インスリン】( )
内分泌器官の一つで,膵臓のランゲルハンス島から分泌されるホルモン。
関連ページ : 主な内分泌器官
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【インターネット】( Internet )
地球上の多数の政府,学界,公共,私用のネットワークを相互接続したインターネットワーク。インターネットワーキング(internetworking)とは,コンピュータネットワークを他のネットワークと接続しネットワーク間でのやりとりを可能にすることである。企業,団体や政府などのネットワーク間の相互接続を指す場合もある。
関連ページ : インターネット 電気通信材料とは インターネット
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【インダクタンス】( inductance )
コイルなどにおいて電流の変化が誘導起電力となって現れる性質。電圧と電流変化率との比。自己インダクタンスの記号 L ,相互インダクタンスの記号 M ,単位 H(ヘンリー)を用いる。
関連ページ : 電気伝導率の測定
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【インドール】( indole )
複素芳香族化合物:6 員環のベンゼン環( C6H6 )と窒素を含む 5 員環のピロール環( C4H5N )が縮合した化合物( C8H7N )。
関連ページ : 芳香族化合物とは ホルモンとは
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【イントラコネクション光ファイバ】( )
関連ページ : 光ファイバ
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【イントラネット】( Intranet )
企業内のネットワークなど,単一の管理主体により,外部に対して閉じ,特定のユーザーしかアクセスできないインターネットワーク
関連ページ : インターネット
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【インピーダンス】( impedance )
交流電圧の最大値( Vmax )と交流電流の最大値( Imax )の比(複素数)に相当し,これを等価回路におけるインピーダンスといい,記号 Z (単位Ω)で表す。
関連ページ : 電気特性の測定原理 電気伝導率の測定
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【インプレーン巻き】( in-plane winding )
FRP の FW 成形法で用いる繊維の巻き方の一種で,回転する円筒形マンドレルの軸方向に対して巻き付けること。
関連ページ : FRP 成形法
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