社会資本・腐食防食関連の技術用語 (索引)

 “社会資本“,及び“腐食防食“に関連する記事を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 ここでは,カ行 “こ”の用語を  こあ~こうき,  こうく~こうす,  こうせ~こうそ,  こうた~こお,  こか~こん  に分けて紹介する。

 用語一覧 こうせ~こうそ

合成桁 】  , 【 合成構造 】  , 【 合成樹脂 】  , 【 合成樹脂エマルションペイント 】  , 【 合成樹脂調合ペイント 】  , 【 合成樹脂塗料 】  ,

構造解析 】  , 【 構造欠陥 】  , 【 高層建築物 】  , 【 構造設計 】  , 【 構造物係数 】  , 【 構造用鋼 】  , 【 構造物用さび止めペイント 】  ,

構造用鋼 】  , 【 高速自動車国道 】  , 【 高速電子線回折法 】  , 【 高速道路 】  , 【 高速度工具鋼 】  , 【 高速フレーム溶射

 用語の概要と関連ページ


 【合成桁】( composite girder )
 鉄筋コンクリート床版と鋼桁が一体となって働くように,両者を適切なずれ止め(スタッドやジベルなど)により合成した構造を有する桁をいう。
 外力に対して,鋼桁と床版とが協力して抵抗するようにした橋で,施工法から,活荷重合成桁橋と死荷重合成桁橋に分けられる。
 関連ページ : 鋼橋構造:合成桁 ,  
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 【合成構造】( composite structure )
 異種の材料からなる部材を合成して一体化した構造である。
 床版を鉄筋コンクリート,主桁を鋼桁とした合成桁が広く用いられている。
 関連ページ : 防食塗装系:鋼橋の構造例 ,  
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 【合成樹脂】( synthetic resin )
 それ自身は樹脂の特性を持っていない,反応性分から重合,縮合のような制御された化学反応によって作られた樹脂。【JIS K5500「塗料用語」】
 有機又は無機高分子化合物からなる物質の中で,重合,縮合のような制御された化学反応によって人為的に製造されたものを指す。
 合成樹脂塗料とは,合成樹脂に溶剤または乾性油を加え加熱した塗料で,溶剤を加えない「無溶剤型」,溶剤を加えた「溶剤型」,乳液状の「エマルション型」などがある。
 実用される合成樹脂塗料には,用いる樹脂種により「エポキシ樹脂」,「アルキド樹脂」,「塩化ビニール樹脂」,「アクリル樹脂」,「酢酸ビニール樹脂」,「フェノール樹脂」など様々なものがある。
 関連ページ : 防食基礎:塗料の構成 ,  防食基礎:有機高分子材料 ,  塗料概論:塗料とは ,  塗料概論:塗料の近代化 ,  塗料概論:長期防錆用塗料の登場 ,  塗料概論:塗料構成材料 ,  
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 【合成樹脂エマルションペイント】( latex paint, emulsion paint, synthetic resin emulsion paint )
 ⇒ エマルションペイント
 関連ページ : 塗料各論:塗料分類(形態別分類) ,  
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 【合成樹脂調合ペイント】( ready mixed paints (synthetic resin type) )
 着色顔料・体質顔料などを,主に長油性フタル酸樹脂ワニスで練り合わせて作った液状・自然乾燥性の塗料。【JIS K5516「合成樹脂調合ペイント」】 ⇒ 調合ペイント,アルキド樹脂,フタル酸樹脂
 関連ページ : 塗料概論:塗料の近代化 ,  塗料概論:長期防錆用塗料の登場 ,  塗料概論:分類(形態,機能) ,  塗料概論:塗料形成要素(展色材) ,  塗料各論:アルキド樹脂塗料 ,  塗料各論:長油性フタル酸樹脂塗料 ,  塗膜の評価:塗膜品質の分類 ,  防食塗装系:防食塗装に用いる塗料 ,  塗料概論:塗料の近代化 ,  
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 【合成樹脂塗料】( synthetic resin coating )
 合成樹脂を塗膜形成集要素とする塗料の総称。【JIS K5500「塗料用語」】
 関連ページ : 塗料概論:塗料の近代化 ,  
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 【構造解析】( structure analysis )
 物質の中の原子の3次元的な配列を決定すること。当初,結晶のX線解析像を使っていたので,結晶構造解析,またはX線結晶解析という言葉が使われてきた。その後電子線 (→電子ビーム ) や中性子線の解析や,電子顕微鏡,核磁気共鳴 NMR,その他の分光学的手段も使われるようになった。
 関連ページ : 防食基礎:腐食試験・化学分析 ,  
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 【構造欠陥】( structural defect )
 広義では格子欠陥も構造欠陥の一つであるが,ここでは,構造欠陥を金属表面の機械的加工で生じた表面の結晶の乱れを示す用語として用いる。
 関連ページ : 腐食基礎:金属構造欠陥 ,  腐食基礎:腐食の開始について ,  腐食基礎:金属表面:はじめに ,  
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 【高層建築物】( high-rise building )
 高さによって建築物を区分する際の一区分。高さについては種々の定義がある。一般には6階以上の建築物を高層建築物と呼ぶことが多い。
 都市計画等の実務上,1~2階を低層,3~5階を中層,6階以上を高層とされる。建築基準法第三十四条(昇降機)では,高さ 31m を超える建築物には昇降機(エレベータ)の設置が義務付けられる。消防法(第8条の2)では,高層建築物を「高さ31mを超える建築物」と定義している。地方公共団体の条例などで高層の定義を決めていることもある。
 関連ページ : 社会資本:建築 ,  社会資本:地震と高層建築 ,  
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 【構造設計】( construction design, structural design )
 構造物の具体的な形状・寸法を設定すること。【鉄道構造物等設計標準・同解説(鋼・合成構造物)】
 関連ページ : 橋梁関連の基礎用語 ,  
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 【構造物係数】( structure factor )
 構造物の重要度,限界状態に達した時の社会的影響等を考慮するための安全係数。【鉄道構造物等設計標準・同解説(鋼・合成構造物)】
 関連ページ : 橋梁関連の基礎用語 ,  
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 【構造用鋼】( steel for structure, structural steel )
 建築,橋,船舶,車両,及びその他の構造物用として強度及び必要に応じて溶接性を重視して製造された鋼材。【JIS G 0203「鉄鋼用語(製品及び品質)」】
 構造用鋼材は,車両,機械部品などに用いられる機械構造用炭素鋼(mechanical structural carbon steel),橋梁,建築物,船舶などに用いられる構造用合金鋼(structural alloy steel)に分けられることもある。
 関連ページ : 鋼の腐食:鋼材の選定 ,  
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 【構造物用さび止めペイント】( heavy-duty anticorrosive paints for metal structures )
 JIS K55512018 「構造物用さび止めペイント;Heavy-duty anticorrosive paints for metal structures 」では,橋りょう(梁),タンク,プラントなどの鋼構造物,及び鉄,鋼,ステンレス鋼,アルミニウム,アルミニウム合金の建築などの金属部分の塗装に用いる構造物用さび止めペイント。
 関連ページ : 塗料各論:非鉛系さび止めペイント ,  塗料評価:下塗り塗料 ,  塗料評価:構造物用さび止めペイント ,  塗膜の評価:下塗り塗料 ,  防食塗装系:防食塗装に用いる塗料 ,  
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 【構造用鋼】( steel for structure, structural steel )
 建築,橋,船舶,車両,及びその他の構造物用として強度及び必要に応じて溶接性を重視して製造された鋼材。【JIS G 0203「鉄鋼用語(製品及び品質)」】
 構造用鋼は,車両,機械部品などに用いられる機械構造用炭素鋼(mechanical structural carbon steel),橋梁,建築物,船舶などに用いられる構造用合金鋼(structural alloy steel)に分けられることもある。
 関連ページ : 鋼の腐食:鋼材の変遷 ,  塗装概論:新設塗装工程 ,  
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 【高速自動車国道】( expressway )
 高速道路の一種で,高速自動車国道法第四条第一項に規定する国道をいう。⇒ 高速道路,国道
 関連ページ : 防食塗装系:鋼道路橋の維持管理 ,  
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 【高速電子線回折法】( high energy electron diffraction method )
 HEED と略され,高エネルギー(加速エネルギーが 10 keV 以上)の電子線を入射し,得られる回折像を解析する方法。【JIS K 0215「分析化学用語(分析機器部門)」】
 関連ページ : 防食基礎:腐食試験・化学分析 ,  
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 【高速道路】( expressway, high-speed way, freeway )
 一般的には,自動車の高速運転を安全に維持するために造られた道路と認識されている。日本の法では,次のように定義されている。
 高速道路株式会社法
 第二条(定義) この法律において「道路」とは,道路法第二条第一項に規定する道路をいう。
 2 この法律において「高速道路」とは,次に掲げる道路をいう。
 一 高速自動車国道法第四条第一項に規定する高速自動車国道
 二 道路法第四十八条の四に規定する自動車専用道路並びにこれと同等の規格及び機能を有する道路。
 高速自動車国道法
 第四条第一項(高速自動車国道の意義及び路線の指定) 高速自動車国道とは,自動車の高速交通の用に供する道路で,全国的な自動車交通網の枢要部分を構成し,かつ,政治・経済・文化上特に重要な地域を連絡するものその他国の利害に特に重大な関係を有するもので,次の各号に掲げるものをいう。
 一 国土開発幹線自動車道の予定路線のうちから政令でその路線を指定したもの
 二 前条第三項(高速自動車国道の予定路線)の規定により告示された予定路線のうちから政令でその路線を指定したもの
 関連ページ : 社会資本:道路網 ,  防食塗装系:鋼道路橋の維持管理 ,  
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 【高速度工具鋼】( High speed tool steel )
 SKH材と記され,金属を高速度で切削加工する工具の材料として,高炭素鋼に,クロム(Cr) ,バナジウム(V),タングステン(W),モリブデン(Mo),コバルト(Co)を添加した合金鋼。熱間圧延又は鍛造によって造られた高速度工具鋼鋼材については,JIS G 4403「高速度工具鋼鋼材:High speed tool steels」に規定されている。
 関連ページ : 金属概論:鉄鋼製品JIS ,  
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 【高速フレーム溶射】( high velocity flame spraying )
 燃焼炎を熱源とするフレーム溶射法の一種。燃焼室の圧力を高めることによって,連続燃焼炎でありながら爆発炎に匹敵する高速火炎を発生させる。【JIS H8200「溶射用語」】
 高圧の酸素と炭化水素系燃料ガスなどの燃焼炎を利用したフレーム溶射法の一種.燃焼室の圧力を高めることにより,連続燃焼炎でありながら爆発溶射炎に匹敵する高速火炎を発生させることができ,溶射粉末が高速度で基材に衝突しち密な膜を形成する。
 連続的に皮膜が形成されるので爆発溶射法より皮膜形成速度が大きくできる。
 HVOF(high velocity oxy-fuel)法とも呼ばれる.高圧酸素に代えて圧縮空気を用いる方法をHVAF(high velocity air fuel)法と呼び区別することがある.爆発溶射法同様,サーメットなどの耐磨耗皮膜形成に優れた性能を示す。
 一般には粉末材料が用いられるが,最近では溶射材料として線材を用いることができる装置も開発されている。【日本溶射学会・溶射用語集より】
 関連ページ : 防食基礎:金属溶射 ,  防食基礎:溶射方式