社会資本・腐食防食関連の技術用語 (索引)

 “社会資本“,及び“腐食防食“に関連する記事を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 ここでは,タ行 “と”の用語を  とあ~とせ,  とそ~とほ,  とま~とん  に分けて紹介する。

 用語一覧 とそ~とほ

塗装 】  , 【 着色塗装亜鉛めっき鉄線  】  , 【 塗装足場 】  , 【 塗装系(一般) 】  , 【 塗装構造物 】  , 【 塗装工程 】  , 【 塗装作業 】  , 【 塗装作業性 】  ,

塗装発祥の記念碑 】  , 【 塗装板(アルミニウム及びアルミニウム合金の塗装板及び条) 】  , 【 塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯  】  , 【 塗装ライン 】  , 【 塗着効率 】  ,

特許第一号 】  , 【 都道府県道 】  , 【 塗覆装 】  , 【 土木学会規準 補修材料(表面被覆材)

 用語の概要と関連ページ


 【塗装】( coating, application, painting, finishing )
 物体の表面に,塗料を用いて塗膜又は塗膜層を作る作業の総称。
 備考:ISO 用語規格では,塗料は“coating material”,塗膜は“coat”と定義しているが,ここに記載する塗装に対応する用語は規定されていない。また,BS 用語規格では,同様に“coating material”を塗料,“coat”を塗膜とするほか,“coating”を塗装として定義している。
 しかし,ASTM 用語規格では,“coating”は塗料として,また,塗ることは“paint(vb)”として定義されている。そのほか,CED には,塗装の意味の用語として“application”が記載されている。
 ここでは,対応英語は,“coating”,“application”その他を併記している。【JIS K5500「塗料用語」】
 関連ページ : 防食設計:防食法の概要 ,  防食基礎:環境遮断(塗料・塗装) ,  防食基礎:工業塗装 ,  防食基礎:塗装技術 ,  防食基礎:有機ライニングとは ,  防食基礎:ライニング方法 ,  塗装概論:はじめに ,  塗装概論:塗り付け技術(刷毛塗り) ,  塗装概論:塗り付け技術(エアレススプレー塗り) ,  塗装概論:新設時塗装管理(塗装作業) ,  塗料評価:塗装作業性 ,  防食塗装系:はじめに ,  
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 【着色塗装亜鉛めっき鉄線 】( Precoated color zinc-coated steel wires )
 主にひし形金網に使用される着色塗装亜鉛めっき鉄線について,JIS G 3542「着色塗装亜鉛めっき鉄線:Precoated color zinc-coated steel wires」に規定されている。なお,SWMGS材に塗装したものをSWMCGS材と記し,SWMGH材に塗装したものをSWMCGH材と記す。
 関連ページ : 金属概論:亜鉛めっき鋼の種類 ,  
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 【塗装足場】( scaffolding )
 塗装作業に適し,高所作業を行うための仮設の床などの支持構造物。河川上,道路上,線路上などの橋梁塗装では,吊り足場(hanging type scaffold)が用いられる。
 関連ページ : 防食塗装系:塗替え塗装 ,  
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 【塗装系(一般)】( coating system, paint system )
 塗装される又は既に塗装されている塗料の塗膜層の総称。塗装の目的・効果を満足するように作った,地肌塗りから上塗りまでの塗り重ね塗膜の組合せを総称する用語。
 備考:塗装系は,通常,乾燥又は硬化に必要な適切な間隔をおいて,指定の順番で,別々に塗装された複数の塗膜から構成される。ある種の塗料では,例えば,ウエットオンウエット吹き付け塗りのような多少とも連続する塗装工程によって適切な膜厚と隠ぺい性をもつ塗装系を作ることができる。この場合,塗装系のどの部分も,上記の意味で別々の塗膜とはいえない(CED)。【JIS K5500「塗料用語」】
 関連ページ : 防食基礎:塗料の構成 ,  塗装概論:新設時塗装管理(塗装作業) ,  塗装概論:塗替え塗装管理(塗装準備) ,  防食塗装系:はじめに ,  防食塗装系:塗装系記号(道路) ,  
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 【塗装構造物】( coated structure )
 鋼材の防食,美装を目的に塗装された構造物をいう。なお,塗装は,鋼材の防せい・防食方法として最も広く用いられている。この理由として,構造上の制約が少ないこと,色彩選択の自由度が大きいことが挙げられる。
 関連ページ : 鋼橋製作:塗装構造物 ,  
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 【塗装工程】( painting process, coating process )
 塗装系を作るための工程。塗装の目的,塗ろうとする物体の素地,形状,数,用いる塗料の性質,塗装場所の条件などによって,素地の処理,塗料の塗り方,乾燥の方法,塗膜形成後の処理方法などを選定して,工程を設計する。
 備考:ISO 用語規格では,”coating process”は,浸し塗り(※1),吹付け塗り(※2),ローラーコーティング,はけ塗り(※3)など,塗料を素地に塗装する過程を説明する一般用語としている。
 (※1)浸し塗りとは,塗料を入れた槽の中に被塗物を浸した後引き上げる塗り方です。余分の塗料は滴下して除きます。
 (※2)吹付け塗りとは,スプレーガンで塗料を微粒化して吹き付けながら塗る方法です。
 (※3)はけ塗りとは,はけ(ハケ)で塗料を塗る方法です。【JIS K5500「塗料用語」】
 関連ページ : 塗装概論:はじめに ,  塗装概論:新設塗装工程 ,  塗装概論:塗替え塗装工程 ,  塗装概論:塗装工程(塗り付け:歴史) ,  塗装概論:塗装施工管理 ,  塗料各論:塗料分類(工程別分類) ,  
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 【塗装作業】( coating operation )
 ⇒ 塗装
 関連ページ : 塗装概論:塗り付け方法 ,  塗装概論:新設時塗装管理(塗装作業) ,  防食塗装系:新設時塗装方法 ,  防食塗装系:塗替え塗装 ,  
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 【塗装作業性】( )
 試料を製品規格に規定する方法で塗装して,塗装作業に支障がないかどうかを調べる。
 関連ページ : 塗料評価:はじめに ,  塗料評価:品質試験の項目と手順 ,  塗膜の評価:品質試験 ,  
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 【塗装発祥の記念碑】( )
 1854年(安政元年)に来航したペリーと幕府の役人とが会見した談判所(横浜 本覚寺境内)に,ペリーが持参した油性塗料を漆塗り職人の町田辰五郎が塗装した時とされている。この史実を元に,1958年(昭和33年)に,神奈川県が“塗装発祥の記念碑”を横浜市元町公園内に建立している。
 関連ページ : 塗料概論:歴史(日本の油性塗料) ,  
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 【塗装板(アルミニウム及びアルミニウム合金の塗装板及び条)】( Painted aluminium and aluminium alloy sheets and strips )
 主に建築に使用するアルミニウム及びアルミニウム合金の焼付け塗装した板及び条について,JIS H 4001「アルミニウム及びアルミニウム合金の焼付け塗装板及び条:Painted aluminium and aluminium alloy sheets and strips」に規定されている。
 関連ページ : 金属概論:アルミ関連JIS規格 ,  
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 【塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯 】( Prepainted hot-dip zinc-coated steel sheet and strip )
 CGC材と記され,冷間圧延原板を用いた溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯(SGC材)に,耐久性又は,耐久性及び日射反射性のある合成樹脂塗料を両面又は片面に均一に塗装し,焼き付けた塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯並びに板について,JIS G 3312「塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯:Prepainted hot-dip zinc-coated steel sheet and strip」に規定されている。
 関連ページ : 金属概論:亜鉛めっき鋼の種類 ,  
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 【塗装ライン】( coating line )
 工業塗装において,一連の塗装工程を効率よく実施できるように設計された設備をいう。
 関連ページ : 防食基礎:工業塗装 ,  
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 【塗着効率】( coating efficiency )
 塗装に使用した塗料の量と実際に被塗物に塗着した塗料の比率。
 関連ページ : 塗装概論:塗り付け方法の変遷 ,  塗装概論:塗り付け方法 ,  塗装概論:塗り付け技術(エアレススプレー塗り) ,  
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 【特許第一号】( )
 1885年(明治18年)は,漆工芸の権威であった堀田瑞松(ほったずいしょう)が,油性さび止め塗料に対抗して,漆を利用した日本の特許第1号「堀田錆止塗料及ビ其塗法」(日本初の特許)を出願している。
 関連ページ : 塗料概論:歴史(日本の油性塗料) ,  
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 【都道府県道】( prefectural road )
 ⇒ 国道,道路
 関連ページ : 防食塗装系:鋼道路橋の維持管理 ,  
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 【塗覆装】( coating )
 読み「とふくそう」,金属材料の防食法の一種で,環境と材料との絶縁を目的とした方法。一般的には,有機被膜によるライニング工法についていう。
 関連ページ : 防食基礎:ライニング鋼管の設計施工 ,  塗料各論:ふっ素樹脂塗料 ,  
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 【土木学会規準 補修材料(表面被覆材)】( )
 コンクリートの品質規格および試験方法等に関して,JIS 規格(日本産業規格)の実用上の不足を補うために,関連する技術分野に関し,公益法人 土木学会(JSCE)が独自に定めた規準。
 なお,表面被覆材に関する規準には,①表面被覆材の耐候性試験方法(案)(JSCE-K511-2013),②表面被覆材の酸素透過性試験方法(案)(JSCE-K521-2013),③表面被覆材の透湿度試験方法(案)(JSCE-K522-2013),④表面被覆材の透水量試験方法(案)(JSCE-K523-2013),⑤表面被覆材の塩化物イオンの浸透深さ試験方法(案)(JSCE-K524-2013),⑥表面被覆材の付着強さ試験方法(案)(JSCE-K531-2013),⑦表面被覆材のひび割れ追従性試験方法(案)(JSCE-K532-2013),⑧コンクリート片のはく落防止に適用する表面被覆材の押抜き試験方法(案)(JSCE-K533-2013) がある。
 関連ページ : 防食塗装系:道路:塗装系コンクリート面用