防食概論:防食の基礎

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          【ライニング方法】

 有機ライニングの被覆方法には,例えばポリウレタンライニングのように塗装による方法とポリエチレンライニングのように連続押出し法に分けられる。
 ポリウレタンライニング(塗装)  
 鋼管のポリウレタンライニングは,一般的には次の手順で行われる。
 1)下地処理
 原管に付着している油分の脱脂,ミルスケール,さびなどはブラスト処理による除去を行う。
 2)プライマーの塗装
 下地とライニング皮膜との付着性確保目的のプライマーを塗装する。
 3)ポリウレタンの被覆
 二液内部混合形塗装機を用い,異物の混入,ピンホール,塗りむら,塗りもれなどが生じないように塗装する。
 4)管端未被覆部の処理
 管端の未被覆部には,一次防せい塗料を塗装する。なお,管端未被覆部とは,現場溶接を行うための部位で,現地で溶接後にジョイントコートで防食される。
 5)ポリウレタン被覆の養生
 被覆は,硬化乾燥するまで自然養生を行う。
 
 ポリエチレンライニング(押出し法)
 下地処理と管端未被覆部の処理は,ポリウレタンライニングと同様の方法で行う。
 ポリエチレンの被覆については,管の口径により異なり,下図に示すように,大口径の管には Tダイ方式が,小口径から中口径の管にはクロスヘッドダイ方式が採用される。
 下地処理した原管を加熱した後,プライマー塗布,ポリエチレンの連続押出で被覆する。被覆後に,水冷などで冷却し,被覆欠陥(ピンホール)の検査を実施する。

大口径管のライニング法(Tダイ方式)

大口径管のライニング法(Tダイ方式)
出典:新日鉄住金(株) 2012年版カタログ「配管用鋼管」P.25より抜粋

小・中口径管のライニング法(クロスヘッドダイ方式)

小・中口径管のライニング法(クロスヘッドダイ方式)
出典:新日鉄住金(株) 2012年版カタログ「配管用鋼管」P.25より抜粋

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