物理 関連用語解説 (索引)

 ここでは,物理を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 
  ☆ “ホーム” ⇒ “生活の中の科学“ ⇒ “基礎物理(総目次) ⇒

 ア行  で始まる用語を紹介する。

 用語一覧  ア行  あ

RLC 直列回路 】     【 RLC 並列回路 】     【 RL 直列回路 】     【 RL 並列回路 】     【 I 型半導体 】     【 アインシュタイン(人) 】     【 アクセプタ 】     【 圧縮性流体 】     【 圧縮率 】    
 
圧電効果 】     【 圧電体 】     【 アッベ 】     【 圧力 】     【 圧力水頭 】     【 圧力抵抗 】     【 圧力波 】     【 アドミッタンス 】     【 アナログ 】     【 アナログ回路 】     【 アナログ-デジタル変換回路 】    
 
アボガドロ(人) 】     【 アボガドロ定数 】     【 アボガドロの法則 】     【 アモルファス磁性 】     【 アモントン(人) 】     【 アモントンの法則 】     【 荒波 】     【 マランゴニ対流 】     【 アリストテレス(人) 】    
 
アルキメデスの原理 】     【 アルキメデス(人) 】     【 アルファ線 】     【 アンペア毎メートル 】     【 アンペール(人) 】     【 アンペールの力 】     【 アンペールの法則 】     【 アンペール・マクスウェルの式 】    

 用語の概要と関連ページ


 【RLC 直列回路】( )
 回路素子として,抵抗 R ,コイル L ,コンデンサ C が直列に結合された交流回路。
 関連ページ : 電気回路:交流回路とインピーダンス ,  
 用語一覧へ

 【RLC 並列回路】( )
 回路素子として,抵抗 R ,コイル L ,コンデンサ C が並列に結合された交流回路。
 関連ページ : 電気回路:交流回路とインピーダンス ,  
 用語一覧へ

 【RL 直列回路】( )
 回路素子として,抵抗 R ,コイル L が直列に結合された交流回路。
 関連ページ : 電気回路:交流回路とインピーダンス ,  
 用語一覧へ

 【RL 並列回路】( )
 回路素子として,抵抗 R ,コイル L が並列に結合された交流回路。
 関連ページ : 電気回路:交流回路とインピーダンス ,  
 用語一覧へ

 【I 型半導体】( )
 ⇒ 真正半導体
 関連ページ : 電気回路:電気回路の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【アインシュタイン】( Albert Einstein )
 アルベルト・アインシュタイン(1879年~1955年)は,ドイツ生まれの理論物理学者。特殊相対性理論,一般相対性理論,相対性宇宙論,揺動散逸定理など多数の業績があり,20世紀最大の物理学者,現代物理学の父とも呼ばれる。
 関連ページ : 物理学のあゆみ ,  
 用語一覧へ

 【アクセプタ】( acceptor )
 JIS C 5600「電子技術基本用語」では,“P 形半導体を作るための不純物元素で,半導体中でイオン化して価電子帯から価電子を授受し正孔を作り,自らは負に帯電する不純物及び欠陥。”と定義している。
 関連ページ : 電気回路:電気回路の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【圧縮性流体】( compressible fluid )
 圧力によって密度が変化する流体をいう。
 関連ページ : 流体:流体とは ,  流体:ベルヌーイの定理 ,  
 用語一覧へ

 【圧縮率】( compressibility )
 液体の圧力に対して体積がどの程度変化するかを表す。なお,圧縮率は,体積弾性率の逆数である。
 関連ページ : 波:音波(弾性波) ,  
 用語一覧へ

 【圧電効果】( piezoelectric effect )
 ⇒ 圧電体
 関連ページ : 電気回路:電気回路の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【圧電体】( piezoelectrics )
 常誘電体を除く誘電体で,外力を加えて応力変形を与えると分極する誘電体で,逆に外部電場で誘電分極を生じさせると,物質に外部電場に比例した機械的変形を生じる。この現象を圧電効果(piezoelectric effect)やピエゾ効果という。イヤホン,マイクロホン,振動センサ,発振子などに利用されている。
 関連ページ : 電気回路:電気回路の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【アッベ】( Abbe )
 略号A :顕微鏡用に開発された接眼レンズ。高い光学性能を有するので,オルソスコピック(整った像の意味,Orthoscopic,略号Or , OR , O )とも称されている。
 関連ページ : 波:幾何光学とは ,  
 用語一覧へ

 【圧力】( pressure )
 垂直応力が押し合う場合,すなわち,物体の表面あるいは内部の任意の面に向かい垂直に押す単面積当たりの力をいう。
 ⇒ 垂直応力
 関連ページ : 力と運動:主な力の概要 ,  流体:流体とは ,  流体:ベルヌーイの定理 ,  熱力学:熱力学第一法則 ,  
 用語一覧へ

 【圧力水頭】( pressure head )
 ⇒ 水頭
 関連ページ : 流体:ベルヌーイの定理 ,  
 用語一覧へ

 【圧力抵抗】( pressure drag )
 圧力抵抗は慣性抵抗ともいわれ,物体表面に垂直に働く圧力の合力から成る抵抗で,概ね速度の 2 乗に比例する。
 圧力抵抗と摩擦抵抗は,物体の形状に依存するのでまとめて形状抵抗(form drag)ともいわれ,一般的には速度のほぼ2乗に比例する例が多い。
 関連ページ : 力と運動:等加速度運動 ,  流体:流体の運動 ,  流体:流体の抵抗 ,  
 用語一覧へ

 【圧力波】( pressure wave )
 ⇒ 地震波
 関連ページ : 波:波動の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【アドミッタンス】( admittance )
 インピーダンスの逆数をいう。
 ⇒ インピーダンス
 関連ページ : 電気回路:交流の基礎 ,  電気回路:交流回路とインピーダンス ,  
 用語一覧へ

 【アナログ】( analog )
 情報を,長さ,回転角,電流などの連続的に変化する物理量で示すこと。例えば,連続した音(圧力変化)の情報を連続した電圧の変化に対応付けて表現し,保存・伝送する方式などが挙げられる。
 JIS X 0001「情報処理用語−基本用語; Glossary of terms used in information processing − Fundamental terms 」では,“連続的に可変な物理量,連続的な形式で表現されたデータ及びそのデータを使う処理過程又は機能単位に関する用語。”と定義している。
 JIS X 0005「情報処理用語(データの表現); Glossary of terms used in information processing (Representation of data )では,アナログデータ(analog data)を“連続的に変わりうると考えられる物理量によって表現されたデータであって,その大きさが,そのデータ又はそのデータの適切な関数に正比例するもの。
 備 離散的データの対語。”と定義している。
 関連ページ : 電気回路:直流電気回路の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【アナログ回路】( )
 関連ページ : 電気回路:直流電気回路の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【アナログ-デジタル変換回路】( )
 関連ページ : 電気回路:直流電気回路の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【アボガドロ】( Lorenzo Romano Amedeo Carlo Avogadro )
 アメデオ・アヴォガドロ(1776年 ~ 1856年)は,現在のイタリアの物理学者,化学者で,分子の研究,アボガドロ数,アボガドロの法則で知られる。
 関連ページ : 熱力学:気体の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【アボガドロ定数】( Avogadro's constant )
 アボガドロ数ともいい,記号 NA で表され,CODATA の推奨値は,2010年の推奨値 6.022 141 29 ( 27 ) × 1023 mol−1 ,2014年の推奨値 6.022 140 857(74) × 1023 mol−1 と CODATA の改訂で僅かであるが変るので,使用する際には推奨値の改訂年を明示するのが望ましい。
 関連ページ : 熱力学:気体の基礎 ,  熱力学:気体の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【アボガドロの法則】( Avogadro's law )
 同一圧力,同一温度,同一体積のすべての種類の気体には同じ数の分子が含まれる。
 関連ページ : 熱力学:熱力学とは ,  熱力学:熱力学第一法則 ,  熱力学:気体の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【アモルファス磁性】( amorphous magnetism )
 関連ページ : 電磁気学:磁場 ,  
 用語一覧へ

 【アモントン】( Guillaume Amontons )
 ギヨーム・アモントン(1663年 ~ 1705年)は,フランスの物理学者で,温度計,圧力計,湿度計を考案,温度目盛は確立されていなかったため定量性に欠けるが,気体の膨張に関する法則(アモントンの法則)を発見した。
 摩擦に関する研究で業績を挙げ,接触面に作用する摩擦力に関するアモントンの法則を発見した。
 一般的にアモントンの法則といった場合は,摩擦に関するアモントン―ニュートンの法則を指す場合が多い。
 関連ページ : 熱力学:気体の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【アモントンの法則】( Amonton's law )
 物体の接触面に働く摩擦に関する経験則で,「物体の接触面に働く摩擦力は,接触面に垂直な垂直抗力に比例」する。
 クーロンの摩擦法則と合わせた,次の 3 つの経験則は,摩擦の法則,アモントン-クーロンの法則とよばれる。
 アモントンの第一法則:摩擦力は荷重に比例する。
 アモントンの第二法則:摩擦力は見かけの接触面積に依らない。
 クーロンの摩擦法則:動摩擦力は最大静摩擦力より小さく滑り速度に依存しない。
 関連ページ : 熱力学:気体の基礎 ,  
 用語一覧へ

 【荒波】( wild waves , rough sea )
 荒れ狂う波,激しい波,激浪
 関連ページ : 波:波・波動とは ,  
 用語一覧へ

 【マランゴニ対流】( )
 不均一な表面張力で流体の流れが駆動される対流。 ⇒ 対流
 関連ページ : 熱力学:相転位,熱の移動 ,  
 用語一覧へ

 【アリストテレス】( )
 アリストテレス(紀元前 384年~ 322 年)は,古代ギリシャの哲学者,「万学の祖」と呼ばれ,多くの領域に関し研究を行い,著書『自然学』で自然学研究群の基礎を構成した。また,アリストテレスの 4 元素説,“物体は,単純物体である火・空気・水・土を構成要素とし,乾・冷・湿・温の作用で互いに変換する”は,現代化学の基礎となる錬金術の発展に大きな影響を与えている。
 関連ページ : 物理学のあゆみ ,  
 用語一覧へ

 【アルキメデスの原理】( Archimedes' principle )
 紀元前 220年にアルキメデスが発見した“静止状態の流体中の物体は,その物体が排除した流体の重さに等しい鉛直上向きの力を受ける”という原理である。この押上げる力を浮力(buoyancy)という。
 関連ページ : 流体:流体とは ,  
 用語一覧へ

 【アルキメデス】( Archimedes )
 アルキメデス(紀元前287年頃~212年)は,古代ギリシアの数学者,物理学者,技術者,発明家,天文学者。「てこの原理」や浮力の大きさは物体の排除した流体に働くべき重力に等しいという「アルキメデスの原理」の発見,投石機や揚水装置(アルキメデスの螺旋)などの機械類の発明,円周率の近似値を求めるなど多方面で活躍した。
 関連ページ : 物理学のあゆみ ,  流体:流体とは ,  
 用語一覧へ

 【アルファ線】( alpha ray )
 ⇒ 放射線
 関連ページ : 電磁気学:電磁波の性質 ,  
 用語一覧へ

 【アンペア毎メートル】( )
 磁場(の強さ)H ,磁化 M のSI 単位。 A・m‐1
 関連ページ : 電磁気学:磁場 ,  
 用語一覧へ

 【アンペール】( André-Marie Ampère )
 アンドレ=マリ・アンペール(1775年 ~ 1836年)は,フランスの物理学者,数学者で,アンペールの法則を発見し,電磁気学の創始者の一人といわれている。
 関連ページ : 電磁気学:電流と磁場 ,  電磁気学:電磁波 ,  
 用語一覧へ

 【アンペールの力】( )
 導線 A の電流 iAの作る磁束密度 B の中に置かれた電流素片 i dS が受ける力。
 関連ページ : 電磁気学:電流と磁場 ,  
 用語一覧へ

 【アンペールの法則】( Ampère's circuital law )
 フランスの物理学者アンペールが発見した電流のまわりにできる磁場の関係をあらわす法則である。電流のSI単位アンペア(A)は,アンペールの業績にちなんで用いられている。
 関連ページ : 電磁気学:電気・電荷・磁気とは ,  電磁気学:電流と磁場 ,  電磁気学:電磁波 ,  電気回路:電磁気学の基本法則 ,  
 用語一覧へ

 【アンペール・マクスウェルの式】( Ampère's law with Maxwell's addition )
 電流の磁気作用についてのアンペールの法則ともいい,電場の時間変化と電流とで磁場が生じることを示す式である。式は,電流によって磁場が生じることを示すアンペールの法則に電場の時間変化を加えたものである。
 ⇒ マクスウェルの方程式
 関連ページ : 電磁気学:電磁波 ,  
 用語一覧へ

  ページの先頭へ