ここでは,物理を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
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用語の概要と関連ページ
【垂直応力】( normal stress )
法線応力ともいわれ,物体内部のある面の垂直方向に作用する応力。
垂直応力が押し合う場合を圧力(pressure),引き合う場合を張力(tension)という。
⇒ 応力テンソル
関連ページ : 力と運動:主な力の概要 , 流体:流体とは , 熱力学:熱力学第一法則 ,
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【垂直抗力】( normal reaction )
物体の接触界面を通じて作用する力で,電磁気力で説明される。基本的な力ではなく,便宜的に分類された力である。
⇒ 電磁気力
関連ページ : 力と運動:力の基本 ,
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【水底】( bottom of water )
海や河川・湖沼の底。
関連ページ : 波:重力波(表面波) ,
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【水頭】( hydraulic head )
流体の単位重量当りの運動エネルギー,位置エネルギーを長さの次元を持つ流体の高さ(高度差)で表したもの。
水頭には,運動エネルギーに相当する速度水頭(velocity head),位置エネルギーに相当する位置(高度)水頭(elevation head),圧力水頭(pressure head)がある。この他に,流路の影響(管の摩擦,曲がりなど)で失われるエネルギーを損失水頭という。これらの総和を全水頭(total head)という。
関連ページ : 流体:ベルヌーイの定理 ,
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【水平対流】( horizontal convection )
流体に水平方向の温度差が与えられた場合に水平方向の運動が生じる対流。⇒ 対流
関連ページ : 熱力学:相転位,熱の移動 ,
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【水平投射】( horizontal projection )
⇒ 放物運動
関連ページ : 力と運動:等加速度運動 , 古典力学の基礎:運動エネルギー・位置エネルギー ,
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【水面波】( horizontal wave )
⇒ 重力波
関連ページ : 波:波動の基礎 , 波:重力波(表面波) ,
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【水理学】( hydraulics )
水の動力学的性質を研究する流体力学の一分野で,ダム,河川,港湾,上下水道などを扱う土木工学では水理学,ポンプ,タービン,プロペラ,潤滑などを扱う機械工学では水力学(hydromechanics)と呼ぶことが多い。
関連ページ : 流体:流体とは ,
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【スカラー】( scalar )
長さ,時間,質量,熱量などの方向を示すことの意味がなく,すなわち特定の座標系とは無関係の量。
関連ページ : 力と運動:はじめに ,
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【スカラーポテンシャル】( scalar potential )
ベクトル場 u=(ux,uy,uz) が rot u=0 という条件を満足しているとき,u=-grad φを満足するスカラー場φが存在する。このφを u のスカラーポテンシャルという。
関連ページ : 流体:流体の運動 ,
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【スタントン数】( Stanton number )
スタントン数(記号 St )は,熱伝達率と熱容量の比を表す。
関連ページ : 熱力学:相転位,熱の移動 ,
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【ストークス】( Sir George Gabriel Stokes, 1st Baronet )
サー・ジョージ・ガブリエル・ストークス(1819年~1903年)は,アイルランドの数学者,物理学者。ストークスの式,粘度など単位,ストークス散乱などで知られる。
関連ページ : 物理学のあゆみ , 流体:流体とは , 流体:流体動力学の基礎 , 流体:流体の抵抗 ,
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【ストークスの式】( Stokes' law )
小さな粒子が流体中を沈降する際の終端速度を表す式。
関連ページ : 流体:流体の抵抗 ,
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【ストークスの定理】( Stokes' theorem )
ガウスの定理,平面のグリーンの定理などと並んで,ベクトル解析分野で最も重要な積分定理の一つである。
ストークスの定理は,三次元の閉曲面を境界とする曲面上で定義された関数の線積分と面積分を関係づける定理で,イギリスの物理学者ストークスに因み命名された。
関連ページ : 流体:流体の抵抗 ,
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【スネル】( Willebrord Snell )
ヴィレブロルト・スネル(1580年~ 1626年)は,オランダの天文学者,数学者でスネルの法則(光の屈折)で知られる。
関連ページ : 波:波動の基礎 , 波:幾何光学とは ,
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【スネルの法則】( Snell's law )
屈折の法則(laws of refraction),デカルトの法則(Descartes' law)ともいわれ,光が二つの媒質の境界面で屈折するとき,入射角の正弦と屈折角の正弦との比(屈折率)は一定で,その値は二つの媒質のみによって定まるという法則。
オランダの天文学者スネルが発見し,フランスの哲学者デカルトがまとめた法則である。
関連ページ : 波:波動の基礎 , 波:幾何光学とは , 波:物理光学とは , 電磁気学:電磁波の性質 ,
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【スピン角運動量】( spin wave function )
関連ページ : 電磁気学:電荷と帯電 ,
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【スペクトル】( spectrum )
JIS Z 8120 (光学用語)の定義では,
光を単色光成分に分解して波長の順に並べたもの,又はそれを表示したもの。
関連ページ : 波:光学とは ,
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【滑り摩擦】( sliding friction )
面上を滑って移動する時の摩擦。
関連ページ : 力と運動:主な力の概要 ,
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【ずり弾性率】( )
⇒ 剛性率
関連ページ : 波:音波(弾性波) ,
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