ここでは,物理を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
☆ “ホーム” ⇒ “生活の中の科学“ ⇒ “基礎物理(総目次) ⇒
カ行 け で始まる用語を紹介する。
用語一覧 カ行 け
用語の概要と関連ページ
【系】( system )
物理学や化学における系とは,一定の相互作用や相互連関のもとにあるものから成る全体を意味する。
関連ページ : 熱力学:熱力学とは , 熱力学:熱力学第一法則 ,
用語一覧へ
【蛍光】( fluorescence )
JIS Z 8120 (光学用語)の定義では,
励起後約 10−8s 以内しか持続しないルミネセンス。
関連ページ : 波:光学とは ,
用語一覧へ
【形状抵抗】( form drag )
圧力抵抗と摩擦抵抗は,物体の形状に依存するのでまとめて形状抵抗ともいわれ,一般的には速度のほぼ2乗に比例する例が多い。
関連ページ : 力と運動:等加速度運動 , 流体:流体の抵抗 ,
用語一覧へ
【携帯電流】( )
⇒ 運搬電流
関連ページ : 電磁気学:電位と電流 ,
用語一覧へ
【ゲイ=リュサック】( Joseph Louis Gay-Lussac )
ジョセフ・ルイ・ゲイ=リュサック(1778年~1850年)は,フランスの化学者,物理学者。シャルルの法則の発見者の一人,化学分野では気体反応の法則(ゲイ=リュサックの第二法則)でも知られる。
関連ページ : 物理学のあゆみ , 熱力学:熱力学とは , 熱力学:気体の基礎 ,
用語一覧へ
【ゲイ=リュサックの法則】( Gay-Lussac's law )
フランスの化学者ジョセフ・ルイ・ゲイ=リュサックに因んで命名された 2 つの法則をいう。
第一法則は,「気体の熱膨張は温度に正比例し,その膨張係数(1/273)は気体の種類に関係なく一定 ⇒ 圧力が一定のとき,理想気体の体積は熱力学(的)温度に比例」でシャルルの法則とも呼ばれる。第二法則は,2 種以上の気体が関与する化学反応に関する法則で,気体反応の法則と呼ばれる。
一般的に,単にゲイ=リュサックの法則という場合は,第二法則「気体反応の法則」を指す。
関連ページ : 熱力学:気体の基礎 ,
用語一覧へ
【K.・オネス】( Heike Kamerlingh Onnes )
ヘイケ・カメルリング・オネス(1853 ~ 1926年)は,オランダの物理学者で,ヘリウムの液化,超伝導の発見などの低温物理学の先駆者として知られている。
関連ページ : 電気回路:電気回路の基礎 ,
用語一覧へ
【撃力】( impulsive force )
衝突や打撃などのきわめて短時間だけ作用する力をいう。撃力では,力もそれが作用している時間も測れないので,物体の運動の状態変化から(力×働いた時間)のベクトル量(力積)を直接求めて表す。⇒ 力積
関連ページ : 古典力学の基礎:運動量保存の法則 ,
用語一覧へ
【結晶光学】( crystal optics )
結晶による光の複屈折や旋光などを扱う光学。⇒ 物理光学
関連ページ : 波:光学とは ,
用語一覧へ
【結像系】( image forming system )
関連ページ : 波:幾何光学とは ,
用語一覧へ
【結像公式】( )
ガウスの結像公式(Gaussian formula)
関連ページ : 波:幾何光学とは ,
用語一覧へ
【結露】( bedewing , dew condensation )
⇒ 凝縮
関連ページ : 熱力学:相転位,熱の移動 ,
用語一覧へ
【ケプラー】( Johannes Kepler )
ヨハネス・ケプラー(1571年 ~ 1630年)は,ドイツの天文学者で,天体の運行法則を唱え,理論的に天体の運動を解明したことで知られる。天体物理学の先駆的存在といわれている。
関連ページ : 力と運動:はじめに , 古典力学の基礎:惑星の運動 ,
用語一覧へ
【ケプラーの法則】( Kepler's laws )
ヨハネス・ケプラーが発見し惑星の運動に関する法則。過去の観測記録などから太陽に対する火星の運動を定式化した次の 3 つの法則をいう。
第1法則(楕円軌道の法則:1609年):惑星は,太陽をひとつの焦点とする楕円軌道上を動く。
第2法則(面積速度一定の法則:1609年):惑星と太陽とを結ぶ線分が単位時間に描く面積は一定である(面積速度一定)。
第3法則(調和の法則:1619年):惑星の公転周期の2乗は,軌道の長半径の3乗に比例する。
関連ページ : 力と運動:はじめに , 古典力学の基礎:円運動・剛体の運動 , 古典力学の基礎:惑星の運動 ,
用語一覧へ
【ケルヴィン】( William Thomson, 1st Baron Kelvin OM )
初代ケルヴィン男爵 ウィリアム・トムソン(1824年~1907年)は,イギリスの物理学者。爵位に由来するケルビン卿(Lord Kelvin)の名で知られる。絶対温度(熱力学(的)温度,ケルビン)の導入,クラウジウスとは別に熱力学第二法則(トムソンの原理,ケルヴィンの原理)の発見,ジュール=トムソン効果の発見,ケルビンの渦定理など,古典的な熱力学の開拓者の一人。
関連ページ : 物理学のあゆみ , 熱力学:熱力学とは ,
用語一覧へ
【ケルナー】( Kellner )
略号K :顕微鏡用に開発された 2 群 3 枚の接眼レンズ。
関連ページ : 波:幾何光学とは ,
用語一覧へ
【ケルビンの法則】( Kelvin statement , Kelvin's expression of second law of thermodynamics )
トムソンの法則ともいう⇒ 熱力学第二法則
関連ページ : 熱力学:熱力学第二法則 ,
用語一覧へ
【弦】( string )
弦は,発音体として弦楽器に用いられる(動・植物・金属製)糸,弓のつる,半月(下弦・初弦・上弦の月),直角三角形の斜辺(正弦・余弦)などの意味で用いられる。
関連ページ : 波:音波(発音体の振動) ,
用語一覧へ
【原子】( atm )
原子は,直径 10–15 ~ 10–14 m の原子核(atomic nucleus)とそれを取り巻く電子(electron)で構成される。
元素の種類で異なるが,電子を含んだ原子の大きさは,概ねで直径 10–10 m ( 1Å ,0.1nm )である。すなわち,原子に占める原子核の領域は非常に小さく,ほとんどが電子の運動領域で占められていることが分かる。
関連ページ : 電磁気学:電荷と帯電 , 電磁気学:磁場 ,
用語一覧へ
【原子エネルギー】( atomic energy )
⇒ 原子核エネルギー
関連ページ : 古典力学の基礎:仕事とエネルギー ,
用語一覧へ
【原子核】( atomic nucleus )
⇒ 原子
関連ページ : 電磁気学:電荷と帯電 , 電磁気学:磁場 ,
用語一覧へ
【原子核エネルギー】( nuclear energy )
核エネルギー,原子力(atomic power),原子エネルギー(atomic energy)などともいい,原子核の変換や核反応に伴って放出される多量のエネルギー。
関連ページ : 古典力学の基礎:仕事とエネルギー ,
用語一覧へ
【原子熱】( atomic heat )
原子熱容量ともいい,原子量と比熱の積で表され,1 モルの物質の温度を 1K 上げるための熱量をいう。
関連ページ : 熱力学:熱膨張,比熱容量 ,
用語一覧へ
【原子物理学】( atomic ../physics )
ニュートン力学が成立せず,量子力学が必要となる原子レベルのサイズ( 10-10m )における物理学である。
関連ページ : 物理学の主な分類 ,
用語一覧へ
【原子分極】( atomic polarization )
⇒ イオン分極
関連ページ : 電気回路:電気回路の基礎 ,
用語一覧へ
【原子力】( atomic power )
⇒ 原子核エネルギー
関連ページ : 古典力学の基礎:仕事とエネルギー ,
用語一覧へ
【減衰自由振動】( )
関連ページ : 波:波・波動とは ,
用語一覧へ
【減衰振動】( damped vibration )
抵抗などのように振幅を減少させる制動力も働くときの振動をいう。
単振動は,空気抵抗や摩擦などの外力を無視した理想状態の振動をいい,実際には質点に抵抗力が働き減衰振動となる。
関連ページ : 波:波・波動とは , 熱力学:熱力学第二法則 ,
用語一覧へ
【減衰比】( damping ratio )
関連ページ : 波:波・波動とは ,
用語一覧へ
【減衰力】( damping force )
関連ページ : 波:波・波動とは ,
用語一覧へ
【検電器】( )
関連ページ : 電磁気学:電気・電荷・磁気とは ,
用語一覧へ
ページの先頭へ