ここでは,物理を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
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用語の概要と関連ページ
【レイノルズ】( Osborne Reynolds )
オズボーン・レイノルズ(1842年~1912年)は,アイルランド生まれのイギリスの物理学者。レイノルズ数,レイノルズの輸送定理などで知られる。
関連ページ : 物理学のあゆみ , 流体:流体とは , 流体:流体動力学の基礎 , 流体:流体の抵抗 ,
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【レイノルズ数】( Reynolds number )
流体のとの比で定義され,記号 Re で表される。粘性流体の流れにおける慣性力と粘性力の比を表わす。この概念はストークスが提唱(1851年)したが,イギリスの物理学者オズボーン・レイノルズ(Osborne Reynolds,1842年~ 1912年)の業績に因んでレイノルズ数と命名された。
レイノルズ数の小さい流れは,粘性の影響による減衰効果が大で,安定した流れである。一方,レイノルズ数が大きい流れは,一般に不安定で乱流になりやすい。
一般的に,一様な流れの中に円柱を固定した場合は,Re 1 を超えると渦が発生し始め,Re 40 を超えるとカルマン渦の発生,Re 1000 以上で乱れた状態(乱流状態)になるといわれている。
関連ページ : 流体:流体動力学の基礎 , 流体:流体の抵抗 , 熱力学:相転位,熱の移動 ,
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【レイリー数】( Rayleigh's number )
レイリー数(記号 Re )は,グラスホフ数とプラントル数の積である。
関連ページ : 熱力学:相転位,熱の移動 ,
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【レウキッポス】( Leukippos )
レウキッポス(紀元前440年~430年頃)は,古代ギリシアの自然哲学者。デモクリトスの師として原子論(全ての物体は原子と呼ばれる不滅不分割の粒子で構成されている)を創始。
関連ページ : 物理学のあゆみ ,
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【レジスター】( resistor )
⇒ 抵抗器
関連ページ : 電気回路:電気回路の基礎 ,
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【レジスタンス】( resistance )
⇒ 電気抵抗
関連ページ : 電気回路:電磁気学の基本法則 , 電気回路:交流回路とインピーダンス ,
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【レプトン】( lepton )
電荷‐e を持つ 3 種の荷電レプトン(電子,μ粒子,τ粒子),電荷を持たない 3 種のニュートリノ(電子ニュートリノ,μニュートリノ,τニュートリノ)がある。
⇒ 素粒子
関連ページ : 電磁気学:電気・電荷・磁気とは ,
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【レベル】( level )
ある量とその量の基準の量との比の対数。対数の底,基準の量及びレベルの種類を明記する必要がある。
備考:レベルの種類は,着目した量を表す用語と組み合わせて示す。例えば,音圧レベル,音響パワーレベルなど。
関連ページ : 波:音波(弾性波) ,
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【レンズ作用】( )
関連ページ : 波:幾何光学とは ,
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【レンズの公式】( )
関連ページ : 波:幾何光学とは ,
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【連続体力学】( continuum mechanics )
対象物をなめらかで,空間的広がりを持ち,力を加えることで変形する連続体と理想化し,力学的挙動を解析する物理学の一分野である。
関連ページ : 物理学の主な分類 , 流体:流体とは ,
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【連続の方程式】( equation of continuity )
連続方程式,連続の式,連続式などといい,「突然現れたり消えたりすることはない」という考え方を表す。一般には,流体力学における質量保存の法則を表わす偏微分方程式をいう。
関連ページ : 波:重力波(表面波) ,
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【連続波】( continuous wave )
⇒ 波動
関連ページ : 波:波動の基礎 , 波:音波(発音体の振動) ,
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【レンツ】( Heinrich Friedrich Emil Lenz )
ハインリヒ・レンツ(1804年 ~ 1865年)は,ロシア帝国の物理学者で,レンツの法則で知られる。
関連ページ : 電磁気学:電流と磁場 ,
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【レンツの法則】( Lenz's law )
ロシアの物理学者ハインリヒ・レンツが発見した電磁誘導に関する法則で,“誘導電流の方向は誘導電流の原因を妨げる方向と一致”するという法則である。例えば,コイルの軸方向に棒磁石を近づけると,誘導電流は,棒磁石の接近を妨げる向きの磁場が発生する方向に流れる。
関連ページ : 電磁気学:電流と磁場 ,
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