物理 関連用語解説 (索引)

 ここでは,物理を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 
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ニールス・ボーア(人) 】     【 二階微分 】     【 ニコルプリズム 】     【 二軸結晶 】     【 二次相転移 】     【 二色性 】     【 入射角 】     【 ニュートン(人) 】     【 ニュートン(単位) 】     【 ニュートン環 】    

ニュートンの運動の法則 】     【 ニュートンの応力公式 】     【 ニュートンの仮定 】     【 ニュートンの粘性法則 】     【 ニュートンの流体摩擦法則 】     【 ニュートンの冷却の法則 】     【 ニュートン力学 】     【 ニュートン流体 】     【 ニュートンリング

 用語の概要と関連ページ


 【ニールス・ボーア】( Niels Henrik David Bohr )
 ニールス・ヘンリク・ダヴィド・ボーア(1885年 ~ 1962年)は,デンマークの理論物理学者で,ボーアの原子模型,ボーアの量子条件,ボーア半径,ボーア磁子などの業績により量子論の育ての親として知られる。
 関連ページ : 電磁気学:磁場 ,  
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 【二階微分】( second derivative )
 二度微分ともいい,関数の導関数(一階微分したもの)をさらに微分したもので,例えば,d2 y/ dx2 で表す。偏微分の二階微分は,𝜕2 y/ 𝜕x2 と表し,導かれたものを二次導関数という。
 例えば,変位の時間の一階微分は速度(変位の変化割合)を,二階微分は加速度(速度の変化割合)を意味する。
 関連ページ : 波:波動の基礎 ,  
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 【ニコルプリズム】( Nicol prism )
 関連ページ : 波:物理光学とは ,  
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 【二軸結晶】( biaxial crystal )
 ⇔ 双軸結晶
 関連ページ : 波:物理光学とは ,  
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 【二次相転移】( )
 ⇒ 相転移
 関連ページ : 熱力学:相転位,熱の移動 ,  
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 【二色性】( dichroism )
 多色性(pleochroism :たしきせい,たしょくせい)ともいわれ,JIS Z 8120 「光学用語 」で“a) 異方性物質に光が入射する場合,その進行方向,振動面の方向によって波長選択吸収が存在する現象。b) 干渉フィルタにおいて,透過光と反射光との色が異なる現象。”と定義されている。
 関連ページ : 波:物理光学とは ,  
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 【入射角】( angle of incidence )
 投射角ともいい,光線が入射するときの入射方向と境界面の法線とがなす角度をいう。
 関連ページ : 波:幾何光学とは ,  
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 【ニュートン】( Sir Isaac Newton )
 サー・アイザック・ニュートン(1643年~1727年)は,イングランドの自然哲学者,数学者,物理学者,天文学者。主な業績としてニュートン力学の確立や微積分法の発見がある。
 関連ページ : 物理学のあゆみ ,  
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 【ニュートン】( newton )
 力の単位 N(ニュートン);質量 1 kg の質点に力を加えて,加速度 1 ms‐2 を得た時の力を 1 N(=1 kg・ms‐2 )と定義される。
 1948 年に国際単位系( SI 単位)として N が採用されるまでは,力の単位として重量キログラム( kgf:kilogram-force,又はkgw:kilogram-weight )が用いられていた。  1 kgf = 9.80619920 N(≒9.8 N )
 関連ページ : 力と運動:力の基本 ,  古典力学の基礎:仕事とエネルギー ,  
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 【ニュートン環】( Newton ring )
 ⇒ ニュートンリング
 関連ページ : 波:物理光学とは ,  
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 【ニュートンの運動の法則】( Newton's equation of motion )
 ニュートン力学の運動の第二法則で,“質点の加速度 a は,そのとき質点に作用する力 F に比例し,比例係数 m (質点の質量)に反比例し,ma=F で表される”と表現される。
 ⇒ 運動の法則
 関連ページ : 物理学の主な分類 ,  力と運動:はじめに ,  力と運動:運動の法則 ,  力と運動:主な力の概要 ,  
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 【ニュートンの応力公式】( )
 ⇒ ニュートンの粘性法則
 関連ページ : 流体:流体の運動 ,  
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 【ニュートンの仮定】( )
 ⇒ ニュートンの粘性法則 , ニュートンの流体摩擦法則
 関連ページ : 流体:流体の運動 ,  
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 【ニュートンの粘性法則】( Newton's law of viscosity )
 ニュートンの応力公式とも呼ばれる法則で,流体のずれ応力,せん断応力などとも呼ばれる接線応力は速度勾配に比例する。
 関連ページ : 流体:流体の運動 ,  
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 【ニュートンの流体摩擦法則】( Newton's friction law )
 ニュートンの摩擦法則ともいい,ニュートン流体においてのみ成立する法則。流体におけるずり応力は,速度勾配に比例。
 関連ページ : 流体:流体の運動 ,  
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 【ニュートンの冷却の法則】( Newton's law of cooling )
 アイザック・ニュートン(1642 ~ 1727 年)が提案した経験則である。熱伝達に関する基本となる近似のため,第一近似ともいわれる。
 “固体と流体との温度差があまり大きくないとき( 50 K 以内)には,固体表面とこれに接する流体との間の熱の出入りは,両者の温度差に比例する。”
 関連ページ : 熱力学:相転位,熱の移動 ,  
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 【ニュートン力学】( Newtonian mechanics )
 アイザック・ニュートンが構築した力学の体系である。なお,ニュートン力学は,アインシュタインの相対性理論や量子力学などと対比するために命名されたものである。
 「絶対時間」と「絶対空間」を前提とし,ニュートンの運動の法則(運動の第1法則,第2法則,第3法則),万有引力の法則など二体間に働く力を基礎とした力学体系である。
 ニュートンの力学は,ベルヌーイ,オイラー,モーペルテュイ,ダランベール,ラグランジュ,ラプラス,コリオリ,ハミルトンなど数多くの数学者や物理学者により今日の古典力学(classical mechanics)にまとめられてきた。
 関連ページ : 物理学のあゆみ ,  物理学の主な分類 ,  力と運動:はじめに ,  
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 【ニュートン流体】( Newtonian fluid )
 ニュートンの粘性法則に従う流体をいう。すなわち,せん断応力とせん断変形速度(流れの速度勾配,ずり速度)に比例関係がある流体をいう。
例えば,気体,水,油,アルコールなどの低分子の液体は,ニュートン流体として扱えるものが多い。⇒ 粘性
 関連ページ : 流体:流体とは ,  流体:流体の運動 ,  
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 【ニュートンリング】( Newton ring )
 ニュートン環ともいい,平面ガラスの上に曲率半径の大きい(数メートル以上)平凸レンズの凸面を下にして重ね,上から単色光をあてたときできる同心円状の干渉じまをいう。
 関連ページ : 波:物理光学とは ,  
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